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「漫画家(プロ)への花道」、ヒット作を描く先生はどうやってテーマを決めているの?

「週刊少年マガジン」の人気連載「漫画家(プロ)への花道」。

ネームやキャラの作りかた、ストーリー、コマの組み立てかたをプロの漫画家、先生にインタビュー。

先生の仕事場や使っている道具を紹介していただいたり、自身が持ち込んだ作品を先生本人に審査いただいたり……漫画家を目指す読者だけではなくファンもニヤニヤできる連載です!

本記事では、「マガポケ」にも掲載されている「漫画家(プロ)への花道」をジャンル別にまとめていきます!

今回は、テーマの決め方!

漫画家(プロ)への花道

漫画にはファンタジーやスポーツ、恋愛モノ、ホラーなどたくさんのジャンルがありますよね。先生たちはどうやってテーマを決めているのか…

自分が好きなジャンルなのか、興味があるジャンルなのか。何を基にして「このテーマについて描きたい!」と考えたのか。

その物語の世界に行きたいと思えるような世界設定を作る

 大人気作『RAVE』や『FAIRY TAIL』、少年マガジンで連載中の『EDENS ZERO』を描く真島ヒロ先生は「正解を出すのが難しい(笑)」と語っています。

 

「ただ僕が大切にしているのは、その物語の世界に行きたいと思えるような世界設定を作ることです。それはファンタジーに限らず、スポーツ漫画でも日常系の漫画でも」(真島先生)

 

そして、アイデアを作るために「年に映画を平均100本は見るようにしています」とも話してくれました。小説も選り好みせず、なんでも読む。面白いゲームと出会ったら「なんでそれは面白いのか」と考えるなどなど。

 

なぜ真島先生が「なんでそれは面白いのか」にこだわるのかも詳しく語ってくれました。

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自分のやりたいコンセプトから、少しずつ世界を膨らませていく

 大人気作『ソウルイーター』、少年マガジンで『炎炎ノ消防隊』を描く大久保篤先生は、作品世界を作る際、「漠然と何かをやろうと思っても、なかなか難しいと思うんです」と語ってくれました。

 

「だから、自分のやりたいコンセプトから、少しずつ世界を膨らませていくのが一番の近道だと思っています」(大久保先生)

 

大久保先生はまず「自分の好きなもの」、そして「よく知られたものであり、そしてまだ誰も目をつけていないものを選ぶようにしています」と語ってくれました。ただ、「誰もやらなかったことを選ぶのではなく」とも仰います。

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自分しか経験したことのないものを描こう 

「漫画家の花道」では、「週刊少年マガジン」でヒット作を描いた4人の先生たちに「題材選びの極意」をうかがったことがあります。

Q:新人賞を受賞したタイトルは、なぜあの題材にしたのですか?

 「週刊少年マガジン」で『DAYS』を連載している安田剛士先生は、「自分しか経験したことのないものを描こうと思い、題材を選びました」と答えてくれました。

 

「趣味で『自転車』に乗っていたことと、下り坂でダンシング(立ちこぎ)をしていたところ転倒し大怪我をしてしまったというアホな経験があり、これを題材にすれば誰も読んだことのない漫画ができると思ったからです」(安田先生)

 

本記事では、「週刊少年マガジン」で『ヒットマン』連載中の瀬尾公治先生や「マガポケ」で『This Man〜その顔を見た者には死を〜』を連載している恵広史先生、『ヤンキー君とメガネちゃん』を描いた吉河美希先生、『てのひらの熱を』を連載していた北野詠一先生にも極意を語っていただきました。

 

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自分が普段強く思っていることを作品にぶち込むことがオススメです

 『ブルーロック』や『神様の言うとおり』などの原作を書いた金城宗幸先生は、「僕は元々サッカーが好きで、『なんで日本はワー ルドカップで優勝出来ないんだろう』とよく考えていました」と語ってくれました。

 

「自分が普段強く思っていることをテーマにすると、どんどんアイディアが出てくるし、何よりも〝自分〟という唯一無二の人間の考えは絶対にオリジナルなので、それが糸口となって自然と〝新しい〟企画が出てくると思います」)(金城先生)

 

金城先生も、大久保先生と同じく「奇抜なだけではダメ」と奇抜さについて詳しく語ってくれました。

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設定そのものが、作品の面白さだと勘違いしてしまっていたように思います

最後に紹介する『七つの大罪』を連載中の鈴木央先生は、ご自身の失敗も踏まえてテーマ作りについて語ってくれました。

 

「僕自身もそうでしたが、新人の頃はどうしても『俺の考えた設定を見てくれ!』となりがちなんですよね。

設定そのものが、作品の面白さだと勘違いしてしまっていたように思います」(鈴木先生)

 

鈴木先生はその気づきを踏まえて、どう『七つの大罪』のテーマを考えていったのか……

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テーマ決めについて、どの先生も熱く語ってくれました。

大ヒット作のテーマは、先生たちが「この世界に入ってきて欲しい!」「どうしても好きなコレについて描きたい!」「ずっと疑問だったコレをどうにかしてみたい!」という強い想いがこもっていることが感じ取れたと思います!