「週刊少年マガジン」で大好評連載中の『彼女、お借りします』。
彼女にフラれた主人公、和也がやけくそで彼女を借りる有料サービス「レンタル彼女」なるものに手を出したところから始まります。
さすが、宮島礼吏先生!
スピード感ある怒涛の展開でもうキュンキュンが止まらない~。
大本命の千鶴はもちろん、出てくるレンタル彼女(通称レンカノ)たちがとにかく超絶可愛い!
そんな彼女たちがバタバタと和也に落ちてゆく~。
「俺なんてクズで~ゴミで~」とネガティブっぷり半端ない彼の魅力とは?
「俺も和也になりたい!」今回はそんなモテたい願望ありありの男性へ。
レンカノの可愛さには遠く及びませんが、“リアル女子”である私、城山ちょこが和也のモテ要素を徹底解説します!
土壇場の男気
和也はいざというときに心強い!
普段は女子に気を遣いすぎて言いたいことを我慢してしまうので、頼りない感じの和也。でも、土壇場で見せる男気がめっちゃかっこいいんです!
「女子を助けるために身を投げる覚悟ある?」
「復縁希望の元カノに嫌われるのを覚悟でバシっと反論できる?」
男らしい一面だけでもきゅんとくるのに通常モードとの振れ幅がすごすぎて更にきゅんきゅん倍増! 現状、頼りない系キャラの人はある意味ラッキー。男気を磨いてギャップ萌えを狙いましょう!
家族&友達想い
おばあちゃんのために千鶴に頭を下げたり、親友を励ますために自分の恥を暴露したり………
「かっこわるい」と思われそうなことでも、家族や友だちのためならできてしまう。
和也は、友達や家族を大切にできる人は優しく思いやりに満ちた人だということ。
「家族を大切にしている」というのは、「結婚したら自分を大切にしてくれる」
そう受け取る女性って多いんです。
マザコンとか甘えん坊と思われるのが恥ずかしい……と隠しているのなら、もったいない! 身近にいる人と良い関係性を築けるというのは成熟した人間性の証明になります。真剣に結婚を考えている女性にほど響くポイントと言えそうです。
ネガティブだけどポジティブ
ネガティブな「俺なんてどうせ」スタンスはモテない男の骨頂。
親身に心配して、「私がなんとかしてあげたい!」というお人よし女子なんて現実世界では皆無。陰気で僻みっぽい発言はただただめんどくさっと思われるだけです。
でも、自分を「俺なんて、ゴミで、クズで……」と語るネガティブな和也はモテている! それはなぜか!
和也は他者に対してはとことんポジティブだからなんです!
「ダメな俺なんかとは違うんだから大丈夫だよ!」と相手を励ます和也。
周りをポジティブな気持ちにするために、自分をネガティブに扱える。そんな相手想いのところはモテるポイントなんです。
ただの夢追い野郎で終わらない努力家
ロマンチストな男性は、一見すると女子受けしそう。
でも、女性はかなり現実的。
だから、途方もない夢を追う姿を見せられると「バカなの?」と本気でゲンナリしてしまうのです。
「絶対に実現不可能だ」と思っているから。
でも、そこに努力が伴っていればどうでしょう。
小さな芽に水をやり続けるひたむきさ、大好きな人の夢を叶えるという突拍子もない考えと実現方法を見つけるために努力を惜しまない和也。
夢を語っているだけの段階ではドン引きだった女子も努力の過程をみているうちに、応援したい、支えたいと気持ちが変化。
そして夢をバシッと叶えた暁には“夢を実現するだけの努力ができる男”と超スーパーかっこいい!と認定され、向かうところ敵なしのモテ男の地位を手に入れることができるのです。
なんだかんだ紳士
飲まされる千鶴の代わりに飲んでくれたけど潰れちゃった……
ルカからの誘い、下心ありありだったけど我慢した……
優しく安心感のある紳士的な男性はモテますが、意外や意外、このコマの和也のような「なんだかんだ」紳士的な男性はもっともっとモテます!
女子は誰でも愛されたいし尽くされたい願望を持っています。だからスマートに守られるより、頑張って頑張って何とか守ってくれたというスタンスがたまらないんです!
しかもあまりにも涼しい顔で据え膳を食わないと「私を女として見てないんじゃ?」とか「そもそもこの人女に興味ないのでは?」とあらぬ疑いをかけられることも……
王子様キャラを目指すのでなく、人間味あふれる紳士がおすすめです!
和也は「冴えない男性でもモテる!」と自信をくれる男性
カッコよくて、自信家で、なんでもできて……のようないわゆる王道モテの要素がない和也ですが、心根の優しさを起点とした魅力がいっぱい!
自分を顧みず、相手を元気づけたい、幸せにしたいという強い想い。それが女子に伝わるので、同じように強い愛情で女子たちから大切にされるのでしょう。
好きな人から愛されたいのなら、ガンガンアプローチしたり、自分アピールばかりをしたりするのではなく、相手の心に寄り添って。
相手ファーストの姿勢が彼女の心を開くカギとなるでしょう。
(城山ちょこ/ライター)
本女卒。元大手損保丸の内OL。その後広告代理店を経て、ライターの道へ。
大学時代は美学を専攻。モテについて徹底的に学ぶ。
Googirl、ハウコレ、yahoo!ライフマガジンなど多数媒体にて執筆。
美を磨くべくヨガインストラクターライセンスRYT200を取得しました。