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【大ヒット上映中!!】『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』主演キャスト 島﨑信長さん×浦 和希さんのスペシャル対談を大公開!!

『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』大ヒット上映中!! 公開を記念して、本作の主演である島﨑信長さんと浦 和希さんの特別対談を大公開しちゃいます! 人気声優2人が語る『ブルーロック』のぶっちゃけトークにご注目!!

 

●劇場版公開記念特別企画
『ブルーロック』W主人公超エゴイズム対談!!

原作コミックスは、累計発行部数3000万部突破!!
 “史上最もアツく、最もイカれたサッカーマンガ”が2024年春、ついにシリーズ初の映画化‼ 本編『ブルーロック』に対するもう一つの正史物語『ブルーロック-EPISODE  凪-』を原作として“青い監獄”での戦いを、もう一人の主人公、凪 誠士郎の視点から大スクリーンで描く!!

 

潔や凪をより身近に感じながら演じられた『-EPISODE 凪-』

――『劇場版ブルーロック ‒EPISODE 凪‒』では、TVシリーズとは異なる視点でストーリーを描いています。演じることに難しさはありませんでしたか?


島﨑:声優を長く続けていても、同じ作品を2つの視点から演じるという経験はなかなかできないんですよね。だからこれまでの経験を生かして突破できるというモノではなかったかも(笑)。その分、本当に貴重な経験をさせていただきました。


浦:確かに。僕もTVシリーズで演じていた「挑戦者」としての潔ではなく、大きな壁として「立ちはだかる側」の潔を演じなきゃいけない。そういった面で監督やスタッフの方からいろいろオーダーをいただいていたんですが、演じていてちょっと変な気持ちになるというか。

 

島﨑:えっ! そうだったの?


浦:実は内心は……(笑)。それと潔を演じる者として言わせてほしいのは、「潔は『‒EPISODE 凪‒』でも主人公っぽいな!」っていうこと。声を当てている立場からすると、すごく誇らしかったです。

 

島﨑:凪たちが“青い監獄”に来る前のストーリーもそうだけど、キャラクターが深堀りされたから、凪や潔がより身近に感じられるようになったんじゃない?


浦:それはあります! 人間性を感じられたからこそ、「やっぱり潔ってヒーローじゃん!」みたいな(笑)。凪も彼のバックグラウンドが分かったからこそ、あのちょっとダルそうなキャラが引き立ちますね。

 

『-EPISODE 凪-』だと物語の見方が180度変わる

――島﨑さんは『‒EPISODE 凪‒』の視点だからこそ、モノ申したいことがあると伺いましたが?


島﨑:そうそう、TVシリーズの時って、みんなが潔の視点からこの“青い監獄”の世界を見てますよね。それがよく分かるのが、一次選考でチームZの久遠 渉が凪と(御影)玲王に八百長を持ちかけるシーンだと思うんです。


浦:あっ、それ僕も思ってました。


島﨑:TVシリーズだと、みんな「久遠、テメェ……!」って気持ちで見ていて、潔たちに特に思うところはないでしょ? でも今回は凪の視点だから「いやいや潔たちもいきなり『お前らに勝つ人間だ!』と啖呵を切る前に謝れよ!」ってなった(笑)。


浦:なんなら凪と玲王は八百長をちゃんと断ってますし(笑)。


島﨑:「ちょっと潔、監督不行届じゃない!?」とか思ったり(笑)。


浦:TVシリーズでは当たり前のようにあったセリフが、視点が変わるだけでこんなにも捉え方が変わるんだって思わされたワンシーンでした。

▲本編『ブルーロック』(右)と『ブルーロック ‒EPISODE 凪‒』(左)の全く同じシーン。

 

島﨑:それとTVシリーズであまりスポットが当たらなかったキャラクターたちの活躍も見てほしいよね。特に僕のお気に入りは雷市(陣吾)。劇場版は尺が限られているから一次選考はどうしてもテンポの良い描き方になっているんだけど、チームZの得点シーンは雷市が活躍しているシーンが多く残っていて、実はキーパーソンだったんだなと思わされた。

 

――ちなみに『‒EPISODE 雷市‒』があったら……?


島﨑:絶対観る!(笑)僕が1番待望するエピソードですよ。泥臭いエピソード多めだし、毎日仕事を頑張っているサラリーマンの方とかにウケそう。浦くんならどの『‒EPISODE ◯◯‒』が観たい?


浦:今後、本編で描かれるかもしれないけど『‒EPISODE 絵心‒』かな。だってここまで話が進んでいるのに、「結局絵心さんって何者なの?」ってところがほぼ分からない(笑)。あと、絵心さんから見た僕らの成長とかも、もっと深く知れたら面白そうですね。

 

凪と潔から学んだ「100%」の真実

――おふたりが好きな原作のシーンを教えてください。


浦:うわー待ってください、いっぱいある……。うーん、しいて言うなら……カイザーにシュートを決められて、潔が『お前だけは100%殺す』って言うシーンかな。それまでも潔って、強い言葉を使っていたり、強い感情を持っていたけれど、その最高潮が表れた瞬間なんじゃないかなって。

 

島﨑:ちょっと潔に恐れさえ感じるくらいの印象的なシーンだよね。

 

浦:今まで“青い監獄”で積み重ねた気持ち全てが詰まっている潔のシーンだと思うんですよ。精神的な潔の戦いを僕はどう演じようかと、すごく楽しみだし、早く演りたい!


島﨑:それなら僕はちょっとニガいシーンを……。「再現性のない成功体験に価値はない…」。

 

浦:あーーー!! 待ってください、それ僕が苦しくなってきた(笑)。


島﨑:言っていることは分かるのよ。まぐれみたいな成功体験を積んでしまうと、今まで培ってきたフォームみたいなものが崩れる。凪は自覚的に1から10までのフローを踏んでそこに至ったんじゃなくて、ミラクルを起こしただけ。でもその体験を嚙み砕いて、咀嚼して飲み込むことで僕は糧になると思う。今はダメでも、今後も「再現性がない」かはまだ分からない。この先、凪と玲王がどうなっていくのか一段と楽しみになったシーンだったな。


浦:凪にとって、たとえミラクルでも「潔に勝った」という事実は、喜びを嚙みしめて燃え尽き症候群っぽくなるぐらいの出来事ですもんね。

 

島﨑:このシーンって僕たち役者にも、きっとサッカープレーヤーにも実際に当てはまることだと思う。本番でよく「120%の力が出せました」と言うことがあるよね。そうじゃなくて、僕らはいつだって本番で100%までしか出せない。だからそのミラクルプレーも、自身の実力のうちの100%で実現したものなんだって思うんだ。


浦:そうそう。潔だって、ダイレクトシュートが自分の武器だと気付いたから重要なシーンで超絶ゴールを決められた。周囲から見たらまさにミラクル、120%の力なのかもしれない。でもこれまでの積み重ねがもたらしたものだから、結局あのダイレクトシュートも100%の実力なんですよね。

 

単なるスピンオフじゃない『-EPISODE 凪-』

――漫画『ブルーロック ‒EPISODE 凪‒』はどのくらいのタイミングで読まれていましたか?


島﨑:僕と玲王役の内田雄馬くんは、TVシリーズのアフレコが始まってすぐくらいのタイミングでした。スタッフさんから「おふたりにはぜひ『‒EPISODE 凪‒』も読んでアフレコに臨んでいただけたら。凪はこの背景を知って演技してほしいんです」という熱い言葉をいただきまして。


浦:僕も同じくらいのタイミングで読み始めているけれど、やっぱり島﨑さんや内田さんが凪と玲王のストーリーを知って演技するのと、そうじゃないのとでは大きな差がありそう。


島﨑:実際に読んでみたところ、スタッフさんの言う通りで。「『‒EPISODE 凪‒』は単なるスピンオフじゃない!」と思わされたね。『ブルーロック』全体に対する理解が深まる効果があるというか。


浦:こんなに面白い部分がまだまだ隠れていたんだ! っていう発見ですよね。先ほど島﨑さんが「雷市を見る目が変わった」と言ってましたけど、凪と玲王が主軸になることによってそれ以外のキャラクターにも目を向けたくなってしまう、そんな素敵な作品です。

 

――最後に、おふたりから読者へメッセージをお願いします。


浦:週刊少年マガジンには『ブルーロック』が連載されていますから、『ブルーロック』本編のファンの皆さんがこの記事を読んでくださっているのだと思います。一方、『‒EPISODE 凪‒』は別冊少年マガジンの連載なので『‒EPISODE 凪‒』を読んだことがない方もいるかもしれません。そんな方々にぜひ、『‒EPISODE 凪‒』を読んだ世界はこんなにも面白いんだということを伝えたいですね。そして劇場版は、その面白さをぎゅっと閉じ込めた90分になっています。映画から観てもよし、漫画から入ってもよし。ぜひ新たな視点を追加したうえで、『ブルーロック』の世界をとことん楽しんでいただきたいです!


島﨑:言いたいことは浦くんがほとんど言ってくれました。あえて付け加えるならば、今回の劇場版は「制作する側」に興味が向くきっかけになり得るかもしれません。TVシリーズの『ブルーロック』と劇場版『‒EPISODE 凪‒』、同じシーンを描いていてもカメラを置く位置が、視点が変わるだけで、絵作りも演出も芝居も何もかもがここまで違うものになるのは、まさにもの作りの面白さが表れているなと。今作を観てくださった方が「作品づくりって面白そう」と感じてくれて、そこから将来創作の道に進む人が生まれてくれたらすごく嬉しいなと思います。よろしければぜひ、劇場に足を運んでみてください!

 

撮影:神保達也 
取材執筆:プロダクションベイジュ/山口真央

 

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