TVアニメ『ガチアクタ』CBC/TBS系全国28局ネット「アガルアニメ」枠(毎週日曜夜11時30分~)にて放送中!! 今回は、菅沼監督&キャストインタビューを大公開しちゃいます!
●TVアニメ『ガチアクタ』
CBC/TBS系全国28局ネット「アガルアニメ」枠(毎週日曜夜11時30分~)にて放送中!
STAFF
監督:菅沼芙実彦
シリーズ構成:瀬古浩司
キャラクターデザイン・総作画監督:石野聡
サブキャラクターデザイン・総作画監督:松本よしの
斑獣デザイン:山森英司
人器デザイン:保科有沙
美術デザイン:小木斉之
美術監督:伊藤友沙(草薙)
色彩設計:中野尚美(ステラ)
動画監督:羽田智織
撮影監督:池上真崇
3DCG監督:三宅拓馬
編集:髙橋歩
音響監督:郷文裕貴
音響効果:上野励
音楽:岩﨑琢
プロダクション・スーパーバイズ:ボンズ
アニメーション制作:ボンズフィルム
製作:「ガチアクタ」製作委員会
CAST
ルド:市川蒼
エンジン:小西克幸
ザンカ:松岡禎丞
リヨウ:花守ゆみり
レグト:森川智之
ジャバ―:新祐樹
MUSIC
OP:「HUGs」/Paledusk
ED:「灯火」/DUSTCELL
▼メインビジュアル公開!
公式X・Instagram・TikTok・YouTube:@gachiakuta_PR
©裏那圭・晏童秀吉・講談社/「ガチアクタ」製作委員会
●菅沼監督インタビュー
――原作を読んだ印象はいかがでしたか?
菅沼:最初に見たのは、まだ一巻が出た時くらいです。まずは、表紙の「画」でがっちり摑まれて、これは「何かあるな」と思いました。同時に、この作品は「画」を大事にしていかないといけないなというプレッシャーも受けました。ストーリーに関して言うと、先が読めないということが、楽しみであり、構えるところだと感じました。
――アニメ化にあたって裏那さんや晏童さんと、どのような会話をされましたか?第一印象も教えてください。
菅沼:裏那先生の第一印象は「ピンク色」です。当時、たしか革ジャンに革靴でパンクファッションというスタイルに加えて、髪色がピンクだったんです。お隣におられた晏童さんも身長が高くて、力強さを感じました。良い意味で尖りを感じて、この漫画(『ガチアクタ』)描きそうだなぁって思いました。
先生たちとは、最初に設定関係のお話をして、今後のストーリーなどのバックグラウンドも伺っていきました。その時、裏那先生に「ご自身を一番投影しているキャラクターは誰ですか?」って聞いたことがあって、先生が「ザンカです」と言われたのは、意外に感じました。尖った見た目の裏側に、泥臭いことを積み重ねてこられた努力があるんじゃないかなと。これは僕の想像ですけど、特に「画」に関して相当ストイックにやってこられたんじゃないかと思っています。
――本作品で最も描きたいことを教えてください。
菅沼:どの作品にも言えるのですが、原作を預かっている以上、純度高くそれを映像に落とし込むことが、僕のやるべき一番の仕事だと思っています。その上で、作者の伝えたいことを代弁して魅せていきたいです。
――最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。
菅沼:作品の勢いと共に、見てくださる方々もノッてもらって、一緒に駆け抜けましょう。少しでも生きていく上での力になったり、ポジティブに「一発くらわしてやるぞ」という気持ちになってもらえたら良いなと思います。
●キャストインタビュー
――「命が宿ったらいいな」と思う物はありますか?
市川:僕はスマホですね。僕はいろんなことを忘れちゃうんですよ。誰かと約束していても、どうだったっけと。明日だよねと言われて思い出す、ということがけっこうあるので。それを全部管理してほしい。
花守:それは秘書だね。
市川:秘書的な感じですね。
花守:明日10時からガチアクタの取材がありますよって。
市川:全部教えてほしいです。
松岡:僕は家ですかね。もし家に命があると仮定したら、なんだか優しくなれる気がします。すべてのものに対して。
花守:体内で生かしてもらっているというような。
市川:怒らせたら溶けちゃうとか。
小西:今日のお風呂チクチクするな…みたいな。
花守:わたしは小さい頃からの夢なんですけど、人形ですね。『トイ・ストーリー』みたいに、寝てる間に動いていたりしないかなと、小さい頃に思ってました。小人の靴屋みたいに、細かいことをやっていてくれたらいいなと思いますけど。で、いるかもと思いたい。
松岡:起きたら台本をチェックしてもらいたいな。
花守:ちゃんとマーカーまで引いてくれてる! って。
市川:いろいろ書いてくれたらいいですよね。
花守:結局、秘書がほしいのかな、わたしたちは(笑)。
小西:僕は冷蔵庫ですね。冷凍しても勝手に解凍してくれたりとか。賞味期限が切れそうなものを教えてくれたりとか。勝手に氷をつくってくれたりとか。
花守:結局秘書が欲しいんだよね(笑)。
市川:管理されたいんでしょうね。
――裏那先生に、今後こんな人器を出してみてほしい! というものがあれば是非リクエストを聞かせてください。
花守:わたしは万年筆とシーリングスタンプが好きなんですけど、人器になったらグロそうだなと思います。
小西:万年筆は? パッと触るとパラパラと本みたいになって……。
一同:(笑)
花守:それで記憶を垣間見る……って、別の作品になっちゃいますよ(笑)。シーリングスタンプは、溶かしたロウで相手を溶かしちゃう。焼いてジュッとする、みたいな。
小西:万年筆で何をしようか?
花守:パラパラ、と相手を本みたいにして……(笑)って、本当に怒られちゃう。でもそれこそ万年筆をねじると、中にコンバーターというインクを入れる装置があるんですけど、万年筆の先で相手を刺して、コンバーターで相手の血液を吸って、そして魔法陣を書くという、悪魔的な人器はどうでしょう?
市川:僕は趣味がカメラなので、カメラの人器って出てないと思うんです。キャンバスタウンだと、絵を描くというのがありましたけど、文明系は大丈夫なんですかね……?
市川:手持ちのゴツいカメラが出たら面白いかも。
花守:相手をフィルムに閉じ込めちゃうとか。
市川:それいいですね!
小西:ここから映写して、物語にして閉じ込めちゃうとか。
――松岡さんはいかがですか?
松岡:そうですね……電球とかはどうですか?
一同:おお! いいかも。
松岡:めくらましがいいかなと思います。
――相手の目をくらまして攻撃すると。
松岡:それか逃げるかですね(笑)。どっちでも使えます。
花守:LEDじゃなくて、熱を持つ方の電球の型だと焼けるんじゃないですか?
松岡:ソーラービームみたいに、かなり広範囲の……自分すら巻き込む系の。いちかばちかで、という感じで(笑)。
小西:僕は、キャラクターとして歌姫が出てきて。マイクを使った、歌で何かできたらいいなとすごく思いますね。シンボル的な歌姫的な人がいて。歌を歌うことで何かが起きる、みたいな。
小西:それが宗教なのか分からないですが、自分たちを癒やしてくれるものなのかもしれないですが。
松岡:敵でも味方でも中立でもいけますね。
小西:そういうのもいいのかなと思います。
――いいアイディアをたくさんいただきました。
小西:これで採用されてたら「僕のです!」と言えます。
花守:こないだ言ったやつだって(笑)。
――最後に、原作ファンやこれから初めて観る方へのメッセージをお願いします。
市川:この作品って、画面の力だけでなくて、動きもそうだし、音楽もそうですが、ちゃんとアートとして昇華されて『ガチアクタ』の世界にすごく馴染んでいるなと思うので。何度見ても新しい発見がありますし、今回はここを注目して観たから、次はこっちにも注目してみようというような、いろんな楽しみ方ができる作品です。各キャラクターがすごく個性的で、いろんな意味でぶっ飛んだキャラクターがたくさんいるんで、一回じゃ見きれないと思うので、何度でも楽しんでいただきたいなと思います。よろしくお願いします。
小西:僕は原作好き勢なので、原作好き勢の方の期待を裏切らない作品になっているかなと思います。PVを観ていただけると一目瞭然だと思うんですが『ガチアクタ』という作品に色がついて動くとこうなるんだと、これが『ガチアクタ』なんだと。原作を知っていても、その期待を超えてくるので。そういうことも含めて楽しんでいただけたらと。原作を知らない人でも、とにかくクオリティが高いので。ぜひ観ていただけたらうれしいです。
花守:原作の時点から、絵の迫力や背景などが浮かびあがるような、そんな動きがある作品だと思っていたんですけど、映像化にあたって、原作の印象を損なわないどころか、むしろ塗り替えるという感じで。スタッフさんからの『ガチアクタ』というアニメを魅せるんだ、という強い意志を感じて。それはアフレコ現場からも感じますし、見せてもらったアニメからも、その姿勢が常にビリビリ感じています。これを皆さんに観ていただくのがすごく楽しみだし、ひとくち食べたら、ずっと食べ続けないと気が済まないというくらいに虜になってしまう作品なので。皆さんにも虜になってもらいたいなと思いますし、役者としてもそこに力添えできるようにこれからも頑張っていきたいなと思います。どうぞ『ガチアクタ』をひとくち食べて、虜になってください。
松岡:やはり原作に力があるので、アニメ化はなるべくしてなったというところは絶対にあると思うんです。ただ物語のストーリーを追っていくと、人によっては「ウッ」となってしまうようなところもあるかもしれません。それでもそれを乗り越える過程で、たとえキツくても“続きが観たい!”と思わせてくれるような楽しい作品になっているので。ぜひともいろんな人を巻き込んで『ガチアクタ』をみんなで観ていただけたら。よろしくお願いします。
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ぜひ周りの人にも教えてあげてください!