甲子園で奮闘する球児にエールを送っているあなたに、この夏ピッタリの「スポ根漫画」をご紹介します!
それは『AKB49~恋愛禁止条例~』(全29巻)。
2010年夏から5年半、連載していました。
現在、『彼女、お借りします』を連載中の宮島礼吏先生が描いたアイドル漫画です。
(構成協力:高橋ヒサシ、原作:元麻布ファクトリー)
その名のとおり、本作には国民的アイドル「AKB48」が登場。
でも、ただの「アイドルもの」じゃありません!
「女装男子もの」でもあるし、「芸能界サクセスストーリー」でもあるし、「一途な恋愛漫画」でもある『AKB49~恋愛禁止条例~』は「スポ根漫画」です!
もう一度言います、スポ根漫画! スポ根漫画です!
この作品、この夏に負けないぐらい、とにかくアツい!!
ぜひ、彼女たちにもエールを送ってください!!
AKBに幻の49人目がいた!?
2005年結成、秋葉原を中心に活動を開始したAKB48。
本作は4“9”人目のメンバーを追うドキュメンタリーである(フィクションです)。
AKB48、チームK所属の「浦川みのり」。
彼女は「アイドルの神に愛された女」という異名を持つアイドル。
だれもが彼女を「推し」てしまう。
しかし、彼女の正体は……
男子高校生の「浦山実」が女装した姿。
浦山実はクラスメートの「寛子」がAKBに受かるよう、手助けしたい。
そこで、女装し、「浦川みのり」としてオーディションに潜入。
しかしなんと女装姿の「みのり」も一緒に合格!
「選抜メンバー」を目指す、2人の研究生生活が幕を開けます。
みなさんご存じ、AKBは合格してもすぐTVに出られるような活躍はできません。
研究生からスタートし、劇場公演や握手会を経て正規メンバーに。
そこからシングルCDに参加できる「選抜メンバー」や、テレビに出ることができる「メディア選抜」、さらには一大イベント「選抜総選挙」……、いろんな階段や大きな壁が用意されています。
そう!
ここが「スポ根漫画」!
主人公たちが困難に真正面から立ち向かって、そして成長していく描写が、とにかくアツい!!
そして「スポ根漫画」に欠かせないのが「相棒」という存在。
それがアイドルとして覚醒していくヒロイン、寛子。
ただ、守られるだけのヒロインじゃない。
実力と魅力を手に入れ、どんどん強く美しくなっていくヒロインが魅力的!
さらに「スポ根漫画」に欠かせないのが「ライバル」。
みのりたち12期をライバル視する、11期生、岡部たち。
まだ小さい太陽たちを照らす大きな太陽、大島優子。
研究生をそっと助ける麻里子様。
絶対的センター、みのりの正体を見抜いている前田敦子。
研究生の成長を楽しみにしている秋元康氏などなど、強敵でもあり頼りになる味方でもあり、架空のアイドルから、現役・卒業の実在メンバーたちまで、魅力的な登場人物がいっぱい!
ライバルと戦い、その後お互いを称え合う……。
ああ、これを「スポ根」と言わずしてなんと言う!!
アイドルはただ可愛いだけじゃない。
たくさんの汗と涙と努力の結晶でできている。
それはきっと、どんなスポーツ選手にも負けない!
この暑い夏、アツい『AKB49~恋愛禁止条例~』のアイドルたちにエールを送ってください!