『ブルーロック』の金城宗幸先生、『愛しています、キョーコさん』の藤村緋二先生のタッグが描き、映画化もされた『神さまの言うとおり』はまさに神様のヒマ潰しのような一作。
退屈な日常に飽き飽きしていた高校生が、突如始まったデスゲームに巻き込まれ退屈な日常の幸せを振り返る。
突然始まった、だるまさんが転んだ
だるまさんが、「ころんだ。」?
パンッ
授業中に突如現れただるまさん。
いきなり顔が吹っ飛ぶ同級生。
主人公、瞬はいつもと同じようにそれなりの一日が始まって、それなりの一日が終わっていく退屈な人生に飽き飽きしていた……ハズだったのに。
授業中、先生の頭が爆発。
首から出てきただるまさんと死の「だるまさんがころんだ」をやるハメに。
「だるまさんの背中に見えたボタンを押せば終了するのでは?」
次々にだるまさんにチャレンジし、同級生は爆死。
残された委員長と瞬の2人が意を決して突撃。
間一髪、ボタンを押して2人は助かりました。
しかし、悪夢ははじまったばかり……
一緒に助かった委員長も爆死。
瞬だけが残されました。
もぉすぐ来るでぇネコ来るでぇ……次のゲームが始まる
助かった、でも……
友だちも仲間も失った瞬にだるまさんが語りかけてきました。
「お前はネズミや。もうすぐ来るでぇネコ来るでぇ〜早よ…体育館行きなはれ」
C組の生き残りと共に体育館に行くと……
「ネコに鈴 つけたならおわり。」の文字と、ネズミ着が!
先に到着していた先輩、後輩たちはすでにネズミ着を装着。
次のゲームに備えています。
そして、現れたネコ。
首についたバスケットゴールに鈴を入れればクリアのよう。
またしても次々と死んでいく仲間たち……
攻略法を見つけた瞬は果敢にも立ち向かっていきます。
そしてスリーポイントシュートを得意とする吉川を含めた仲間たちと連携し、見事ネコをクリ……
クリアできません。
その上、吉川も死亡し、ネコも第二形態へと変身。
瞬が見抜いた弱点も克服し、万策尽きます……
果たして瞬は生き残れるのか……
最後までノンストップで続くデスゲーム
本作は、全3作。
瞬の視点で描いた『神さまの言うとおり』、そして当日運良く?学校を休んでいた高校生たちが集められ、デスゲームに巻き込まれていく『神さまの言うとおり弐』。
デスゲームが始まる前日譚を描いた『神さまの言うとおり零』があります。
前編とも言える『神さまの言うとおり』から、後編の『神さまの言うとおり弐』までひたすら理不尽なデスゲームがノンストップで続きます。
荒唐無稽で不規則なデスゲームが瞬にも読者にも息つくヒマを与えません。
そして、デスゲームもどんどんスケールアップ。
クラスから全学年へ、全学年から全国、世界へ……
「かごめかごめ」から綱引き、徒競走、運動会、脱出ゲーム、そして1万人が街を奪い合う国盗りゲームへ……
瞬の仲間、敵もどんどん増えていく。
敵味方それぞれにも綿密なエピソードがあり、敵でも「立て!立つんだ○○○」な気持ちに……
「一体誰がこんなことを……」
「次は誰が死んでしまうのか…」
どれにしようかな、天の神さまの言うとおり。
大風呂敷を広げながらも、見事に物語をまとめていく。
金城先生ならではの荒唐無稽さを是非体感ください!
▼『神さまの言うとおり』は「マガポケ」で読める!
▼『神さまの言うとおり弐』は「マガポケ」で読める!
▼『神さまの言うとおり零』は「マガポケ」で読める!
▼金城先生と藤村先生のタッグが描いた『グラシュロス』はWebでも読める!
▼金城先生と『DAYS』の安田先生がサッカー漫画について豪華対談!