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FZMZ 2nd Single “Danger Danger”発売記念「FZMZ × 硬梨菜 × 一翔剣 超スペシャル対談!!!」

TVアニメ「シャングリラ・フロンティア」オープニングテーマを2クール連続で務めた、5人組覆面アバターバンド「FZMZ」
ゲーム・VRといったデジタルカルチャーと繋がりの深い5人が集結し、昨年10月に「BROKEN GAMES」で鮮烈デビュー。
アニメファンのみならず、ロック・バンドファンや海外にまで活動の幅を広げているFZMZが、2nd Single “Danger Danger”の発売を記念し「シャングリラ・フロンティア」の原作者である硬梨菜先生と、ニッポン放送のアナウンサー・吉田尚記が演じるバーチャルMC/アナウンサー、一翔剣の2名を迎え、FZMZよりHONNWAKA88, KAMATAとの豪華な対談を開催!

「シャンフロ」ファンのみならず、FZMZにまつわる音楽の話や、ゲーム・VRといったカルチャーへの造詣も深い4名による濃密なトークセッションを是非お楽しみください!

 

▼対談本編映像

youtu.be

 

一翔剣:
「FZMZとTVアニメ『シャングリラ・フロンティア』の話をさせていただきます。ということで、世界一の雑食系バーチャルMC一翔剣です。おそらくこの世界で進行というお仕事を専門にやっている結構珍しいタイプだと思います。なので、今日こちらに呼んでいただきましたが、漫画、アニメが大好きで、なおかつVRも今の時代だとやっぱり好きだよねということで今日こちらにお邪魔させていただいて、進行役をやらせていただくことになりました。ではここからですね、本日の主役たちにご登場いただきたいと思います。まず、FZMZからKAMATAさんです。どうぞ。」

 

KAMATA:
「KAMATAです。ドラムです。よろしくお願いします。」

 

一翔剣:
「よろしくお願いいたします。KAMATAさんはアバター深海魚なんですよね?」

 

KAMATA:
「そうですね。深海魚をモチーフに。」

 

一翔剣:
「FZMZはみんな深海魚をモチーフにしていて、KAMATAさんは何の姿ですか?」

 

KAMATA:
「えっと、深海ザメのラブカっていうのがいるんですけど、それが元になっていますね。」

 

一翔剣:
「ラブカ。深海魚ってものすごくいろんな特殊な才能というか生態をもっているのが多いじゃないですか。そこにこだわりがあった?」

 

KAMATA:
「『シン・ゴジラ』のモデルにもなっているんですよね。ラブカが。」

 

一翔剣:
「え!そうなんですか?」

 

KAMATA:
「そうなんですよ。名前のKAMATAも第2形態の蒲田くんからきているっていう。」

 

一翔剣:
「蒲田から上陸しますもんね、『シン・ゴジラ』で。」

 

KAMATA:
「そうなんですよ。あと僕お酒好きなんで、蒲田ってお酒飲むところいっぱいあるじゃないですか。」

 

一翔剣:
「ありますね。あの500円でべろべろになれたりしますよね。」

 

KAMATA:
「もう完全に合ってるなと思ってそうしたっていう流れですね。」

 

一翔剣:
「なるほど。ということで、ハイパードラマーでありつつお酒とゴジラが好きなことが伝わってきました。よろしくお願いいたします。」

 

KAMATA:
「そうですね(笑)伝わればいいなと思ってます。」

 

一翔剣:
「そしてもう一方、HONNWAKA88さん。」

 

HONNWAKA88:
「はい。FZMZベースのHONNWAKA88です。よろしくお願いいたします。」

 

一翔剣:
「高ーい。声高い。」

 

HONNWAKA88:
「はい。ありがとうございます。」

 

一翔剣:
「HONNWAKA88さんも、深海魚だと思うんですけど、HONNWAKA88さんは何ですか?っていうのも変な言い方ですけど。」

 

HONNWAKA88:
「HONNWAKA88はですね、あの、リュウグウノツカイといいましてですね、深海魚なんですかね。リュウグウノツカイのモチーフを頭にのせてやっております。」

 

一翔剣:
「そしてベースなのと、あと結構楽曲の編曲とか担当されてますよね?」

 

HONNWAKA88:
「そうですね、アレンジのほうもやらせていただいております。」

 

一翔剣:
「ということで、今日お二人に入っていただいているのですが、FZMZって、直接会うことってあんまりないんですか? リアルで会うことは。」

 

HONNWAKA88:
「あんまりないと思いますね。あったのか?」

 

KAMATA:
「全員揃ったことは、多分一度もないんじゃないですか?」

 

一翔剣:
「おお、じゃあリアルで揃ったことはまだ一度もない?」

 

HONNWAKA88:
「そうですね。なんかオフ会的な感じで、日常のところで会ったりはもちろんあったりはするんですけど、メンバー全員が一堂に会してオフラインでっていうのはまだ一度もなくてですね。基本的に制作もオンラインベースと申しますか、各々の家から作るですとか、リモートベースがメインになっていますので、まだ一度も会えてないメンバーもいますね。」

 

一翔剣:
「すげえ。さすがのメタバースバンド。そして正確にはネタバースというんですよね? みんなが深海魚だから、寿司っぽいらしいですよ。ネタバースから活動されているということですが。今日はFZMZの話ももちろんさせていただくのですが、もうお一方、なかなかお話を聞くことができない貴重な方にご登場いただきたいと思います。『シャングリラ・フロンティア』の原作者、硬梨菜先生です。よろしくお願いします。」

 

硬梨菜:
「よろしくお願いします。『シャングリラ・フロンティア』の原作者の硬梨菜です。」

 

HONNWAKA88:
「よろしくお願いします!」

 

一翔剣:
「硬梨菜先生は、タマネギ?」

 

硬梨菜:
「タマネギですね(笑)」

 

一翔剣:
「タマネギに目がついている。」

 

硬梨菜:
「もともと硬梨菜っていう名前が『DARK SOULS』に出てくるタマネギ剣士のカタリナっているじゃないですか。」

 

HONNWAKA88:
「あー! いた!」

 

硬梨菜:
「あそこから由来の一つでもらってるのと、この目玉って『ポケモン』のダンバルっているじゃないですか。あれの目なんですよ。」

 

HONNWAKA88:
「色々オマージュしてたんだ。」

 

硬梨菜:
「そうなんです。日頃からメタグロスになれたらなって。メタグロスってスパコン並みの頭脳あるじゃないですか。あれ欲しいなって言ってたから。じゃあまだメタグロスじゃないから、ダンバルにしようっていうことで合体した感じです。」

 

HONNWAKA88:
「(笑)なんか見覚えあると思ったら、カタリナのジークマイヤーか。そうか、そうか。腑に落ちました。」

 

硬梨菜:
「そうですね。」

 

一翔剣:
「なるほど。ものすごい、HONNWAKA88さんの食い付きっぷりがやばい。」

 

HONNWAKA88:
「いやいや、すごく好きなゲームですので、なるほどって思っちゃいました。」

 

一翔剣:
「でもそうですよね。実際に『シャングリラ・フロンティア』って、ゲーム好きな人がすごい細かいところまで見てると思うんですけど、ゲーム好きであればあるほど唸る物語だったりしませんか。」

 

HONNWAKA88:
「しますね。なんか、元々自分もオンラインゲームですとか、MMORPGにどっぷり浸かっていた人間ですので、結構その頃の感覚というか、「こうだったらいいな」とか、「こういうところがあったら面白いのに」みたいなところが作中にたくさん出てくる瞬間があるので、他人事じゃない感じというか、見ててすごく没入感があって楽しいですね。」

 

一翔剣:
「そしてその、『シャングリラ・フロンティア』が漫画になった時の絵のクオリティがやばいなって思ってたら、そのクオリティのままアニメ化されて、絵ももう二クール分すごいテンションのまま走り切ったなというところで今日はお話をお伺いできているのですが、この作品性とそこから始まったプロジェクトFZMZが、今後どんなことを考えているかみたいな話を皆さんにしていただきたいと思います。」

 

一同:
「よろしくお願いします。」

 

一翔剣:
「まずなんですけど、『シャングリラ・フロンティア』とFZMZがどこでどう繋がったのか。これはKAMATAさんに話してもらうのがいいんですか。どうですか?」

 

KAMATA:
「HONNWAKA88さんの方が詳しいです。」

 

一翔剣:
「そうなんですね。」

 

HONNWAKA88:
「えっとですね、まあ、大人が繋いでくれたというところに尽きるんですけど。」

 

KAMATA:
「大人が繋いでくれたんですよね(笑)」

 

HONNWAKA88:
「大人が繋いでくださった縁ということで全て片付いちゃうんですけど。あの、元々メタバースバンドやろうやっていうお話が上がって、私もHONNWAKA88としてネット民をやっていた頃から声をかけていただいて、メタバースバンドFZMZっていうのをやるので何か楽曲作ろうよってなった時に『シャングリラ・フロンティア』さんというものを教えていただいて。こちらのオープニングを君たちはやるんだよって言われて、「ひゃー!」ってなって。あのもうやるしかってところで、バンド組んで初めて作った曲が『シャングリラ・フロンティア』さんの一期オープニングの『BROKEN GAMES』というところからなので、生まれたその瞬間から『シャングリラ・フロンティア』さんがそこにあったというか。」

 

一翔剣:
「そうなんだ。さっき大人という風におっしゃいましたけど、正直仕事としては大人なのかもしれないけど、この「細かいところで、いや、やりたいようにやるんです」っていう感じって、大人だけど子供の人の発想よねって思いながら見てましたね。」

 

HONNWAKA88:
「そうですね。」

 

一翔剣:
「だってまず、メタバースでバンド作ろうって考えても、面倒くさいから普通やらないし、乗ってくる人たちも好きじゃなきゃこれやんないよなって思いながら話聞いてたというか、こういう活動をしてんだなって思って見てたわけなんですけど。
ちなみに硬梨菜先生は、FZMZがまず音楽担当するってなった時に、FZMZっていうバンドもその段階ではまだ存在していないわけじゃないですか。どう思われましたか?」

 

硬梨菜:
「そうですね。本当に一番最初に思ったことは「誰?」でしたね」

 

一同:
(笑)

 

一翔剣:
「まあそうですよね(笑)」

 

硬梨菜:
「まず最初に思ったのは、「誰だろう?」ですけど、新しくできたグループだと知って。『シャングリラ・フロンティア』のアニメも一話からスタートなので、そういうもの全然良いなって思って。そもそも『シャングリラ・フロンティア』のオープニングって何? って気持ちがアニメ化の時からあったんですよ。」

 

一翔剣:
「どういうことですか?」

 

硬梨菜:
「このアニメにつくオープニングってどんなのなの?っいうのがずっと思ってたんですよ。どういうオープニングになるんだろうって。で、まあ最初のオープニングのサンプルとかをいただいて、あ、こういうのか!という納得がすごかったです。」

 

HONNWAKA88:
「なるほど。」

 

一翔剣:
「昔、藤子不二雄先生が、大山のぶ代さんの声を初めて聞いたときに「ドラえもんってこういう声だったんですね」っていう風に言ったって聞いたことあるんですけど、その感じ?」

 

硬梨菜:
「それに近いですね。」

 

一翔剣:
「じゃあ硬梨菜先生は一番初め『シャンフロ』って、いわゆるネット小説スタートですよね? 書き始めた時はアニメになってオープニングがつくというのは全然想像してなかった?」

 

硬梨菜:
「そうですね。結構早い段階で書籍化のことを考えずに、もうやたらめったらに書き始めていたので。」

 

一翔剣:
「すごい。文章で物語を書いているのに書籍ってものをそもそも想像していないっていう次元なんですね」

 

硬梨菜:
「そうですね。最初の頃は一章をライトノベル一冊分にしようと思っていたんですけど、こういうのもあれなんですけど、段々面倒くさくなっちゃって。もう好きに書いちゃえって書いてて、色々あって『マガジン(週刊少年マガジン)』さんにお話しいただいたって感じです。」

 

一翔剣:
「じゃあもう『マガジン』で連載するっていうのも晴天の霹靂だったし、みたいな。」


硬梨菜:
「そうですね。本当に突然でしたね。」

 

一翔剣:
「不二(不二涼介)さんの絵がまためちゃくちゃすごいですもんね。」

 

硬梨菜:
「そうです。この人はどうでしょう? って最初に紹介されたのが不二先生だったので、この人しかおらんやろって感じで、大正解でしたね。」

 

一翔剣:
「本当に。漫画としてこんなに躍動感のあるゲームの世界が描けるんだっていうクオリティで、マガジンの看板連載のひとつになっていると思いますけど、その物語がアニメ化されるとなったら、まあアニメスタッフもすごい大変だと思うんですよ。」

 

硬梨菜:
「本当にアニメ制作の方には苦労ばっかり掛けてしまって。」

 

一翔剣:
「苦労を掛けたという実感があるんですか?」

 

硬梨菜:
「ありますね、正直(笑)」

 

一翔剣:
「なんかじゃあ、苦労をかけたっていうのは、オーダーを出したとか、そういうことがあったんですか?」

 

硬梨菜:
「オーダーを出したっていうか、監修とかがいっぱいくるので、そういうのを返す時にたまに編集さんから「あれの件なんですけどどうなってますかね?」って、忘れてたりしてたので。「すみません、すみません」と平謝りしながら。」

 

一翔剣:
「漫画だと一枚絵だったりしますけど、アニメだと背中側からぐるっと回りこんで、背中側がどうなってるかわかってないといけなかったりとかありますもんね。」

 

硬梨菜:
「そうですね。所謂モブキャラみたいなものにもちゃんと立ち絵みたいなものがあって、しかもこの装備はこうなっていますよみたいなのとかも全部書いてくださっているので。」

 

一翔剣:
「窪岡監督って有名なところだと『THE IDOLM@STER』のキャラクターデザインとかですけど、アニメ監督としては『ベルセルク』の映画版の方のアニメとか作ってらっしゃる方でして。異様なクオリティのファンタジー世界を作れちゃう方が今回『シャングリラ・フロンティア』の世界を作ってらっしゃって。正直、アニメファンとしてはすげえなと思いながら毎話毎話見てたんですけど、硬梨菜先生はどんな感じでご覧になってましたか?」

 

硬梨菜:
「すごい細かいところまで監修を出してくださってて。それこそ、最初のサンラクが見ているゲームウィンドウの武器の説明とかをちょっと考えてくれませんか? みたいなのもくるんです。だからすごい細かい部分まで突き詰めてくださっていて、俺の知らない『シャンフロ』のシーンがあるみたいなの結構思いましたね。」

 

一翔剣:
「でもそれはゲームの運営とプレイヤーに近いかもですね。運営はこういうこと考えていたけど、プレイヤーがそれを超えるプレイをしてきた、みたいな感じなのかもしれないですね。それでアニメーションはものすごいクオリティで二クール分走り切りまして、そのオープニング、一期も二期もFZMZがやってたわけですが、今の話を聞いてると『シャングリラ・フロンティア』ゲーム好きな人には本当に刺さるところがいっぱいだったと思うんですけど、HONNWAKA88さんは自分もゲームプレイヤーだったわけじゃないですか。『シャングリラ・フロンティア』は物語としてはどう見てましたか?」

 

HONNWAKA88:
「なんていうんですかね。「あるある」っていうところが下地にめっちゃあるので、まず、その一ゲーマーとして非常に、「あ、ここ、ここ」ってところの、かゆいところに手が届き続けるニッチ感というか、そう思って結構冒頭から、こういうゲームの世界に自分がいるんだっていう風に、すぐにすっと入っていけましたから、というところと、すごく親近感を持って世界に入っていけたというのもあるんですけど。
といいつつも、登場人物は結構まともじゃないと言うとあれですけど、癖のある人が多いので、そこにはちゃんと翻弄されるというか、引っかき回されながら見ていたので、結構「わかる~」っていう瞬間と、逆に、良い意味で置いてけぼりにされる瞬間があったりして、すごいジェットコースター感というか、はちゃめちゃな人物像の中で巻き込まれながら読んでいく感じがすごく面白かったので。
でも、本当に先ほど言ったように、自分が昔ゲームが好きで、それこそ本当に昔のころなんて、色んな妄想するわけですよ。オンラインゲームっていっぱいプレイヤーがいて、同じようなプレイヤーの一人って自分も思ってるけど、でも、もしかしたらある日、バグとかが起きたりとかして、自分だけ特別な状況下に置かれてしまうみたいなことが、もしかして起きるんじゃないかみたいな、どこかそういうイレギュラーが起きるんじゃないかみたいなところ、という妄想を持ちながらゲームしたことがすごくあったので、そのころは満たされなかった、心の中にちょっとあった、「こうだったらいいな」っていう感覚というか、気持ちを代わりにストーリーが昇華してくれてる感じがしてとても見ていて気持ちが良かったんですね。」

 

一翔剣:
「なんかHONNWAKA88さんの方がもうすでに原作者なんじゃないかみたいな。」

 

一同:
(笑)

 

一翔剣:
「硬梨菜先生こういうの伝わってるのなんか嬉しいですか?」

 

硬梨菜:
「嬉しいですよ。」

 

HONNWAKA88:
「良かった。嬉しい。」

 

一翔剣:
「昨今、ゲーム実況ってすごい勢力あるじゃないですか。今もう世界中の動画配信の数十%ぐらいの部分はゲーム実況が占めてるみたいな時代になってるそうなんですけど、あの面白さが小説だったりとか漫画だったりとかアニメになってる、もしかしたら初めての例なんじゃないかなって僕なんかは思ったりするんですけど。
だって普通に同じゲームしているだけなのに、あの人の配信って魅力的だよねっていうのが『シャンフロ』にはそれが似た感覚があるなって思うんですけど、硬梨菜先生も動画配信でゲームやっている方とかご覧になるんですか?」

 

硬梨菜:
「そうですね。動画配信とかは結構見てますし、やっぱりそれこそ、友達の家に行って、友達のゲームを後ろから見るだけでも楽しいじゃないですか。だからVRゲームものって結局根っこの部分はそれなんじゃないかなってちょっと思ってて。友達じゃなくて主人公がやってるのを後ろから見てるみたいなものだと思っているので、VRゲームものを書く時にはゲーム実況みたいな、ちょっとハイテンションというか、やってる人が楽しそうというのは意識して書いてます。」

 

一翔剣:
「サンラクめちゃめちゃ楽しそうですもんね。でも実際のところ今おっしゃっている通りで、ゲーム実況の根本のところの楽しさっていうのが作品になっているなと思って、それがHONNWAKA88さんにはめちゃめちゃ伝わってたんだなっていうのが改めてよく分かったんですけど、そうなると、先ほどFZMZがまだリアルで会ったことないというのを聞いて思ったのが、制作体制って具体的にはどうなっているんだろう?みたいなのがかなり気になるんですけど。どうやって段階踏んで作ってるんですか?」

 

HONNWAKA88:
「もうLINEグループで、できたら送ってくるっていうスタイルを取ってます。」

 

一翔剣:
「お互いに出来上がったトラックのファイルを送り合ってるみたいな感じなんですか?」

 

HONNWAKA88:
「そうです。楽曲ができたら、今回はMAQUMAさんが書いたんですけど、「楽曲できたよ~」ってボコッて送ってきて、「あ、かっこいいね~」ってなって、「僕のほうでアレンジしてみたよ~」ってボコッて送って、「あ、かっこいいね」ってなって、「じゃあ、これギター録っといてください」って言って、「ギターできたよ~」って、「あ、かっこいいね~」っつって、「ドラム、これ録っといてくださいね」っつって、ドラム録ってくれて、「あ、かっこいいね~」っつって、というのを毎回やってますね。」

 

一翔剣:
「それでトラックとして出来上がってくる?」

 

HONNWAKA88:
「出来上がりますね。一般的には、多分レコーディングスタジオにみんなで入ったりとかして、綿密に打ち合わせとかしながら、「ここはこうじゃない?」とかってやるところなのかもしれないんですけど、こういうバンドなので、こんな印象というか、各々基本的には好きにやってくれってとこで、上がってきたものを僕の方で一回まとめ上げて、アレンジの方で組み上げながら調整したりしてって風につくっていくので、基本リテイクっていうのもしたことないですし。」

 

一翔剣:
「え、リテイク出たことないんですか?」

 

HONNWAKA88:
「ないですね。特に楽器演奏に関して僕から出した…、あれ、僕ないんですよね?多分KAMATAさんのやつとかも、ドラムもらって、そのまま「お、かっこいい~」って言ってやってたような気がするな。」

 

KAMATA:
「現場の人数、異常に少ないですね、レコーディング。」

 

HONNWAKA88:
「(笑)要らないからね。」

 

KAMATA:
「少なっ、今日っていう。」

 

一翔剣:
「それは、多分全員が異常に腕利きだからだと思うんですけど。」

 

HONNWAKA88:
「それももちろんあると思うし、好きにやってくれっていうのをコンセプトにやった方がいいねっていうのが僕の中にあって。ある程度めちゃくちゃやってくれた方が面白いし、めちゃくちゃいきすぎた分は、アレンジとかミックスとか、その辺で帳尻合わせればいいんじゃないのかなって自分は思うので、基本、思い通りにやってくれっていうので集まってきたものを、なんとかして組み上げるっていうランダム性を楽しむバンドだなここは、って思ってますね。」

 

一翔剣:
「ランダム性ね。KAMATAさんからすると、そういうタイプのレコーディングって多くはないですよね?」

 

KAMATA:
「なかなか珍しいですけど、狙ってる意図はすごく伝わってくるし、多分そんなバンド本当にないので。」

 

一翔剣:
「というのをもうちょっと説明してもらうと、どういうことですか?」

 

KAMATA:
「基本的にはクリエイターとか、作品に対して、こういう風にしてほしいみたいなのが決まっているんですけど。それをもう、プレイヤーのスキルを最大限に生かした時に、どんなことになるのかっていう、そのパラメータを振り切ってみようっていうのをやれるバンドっていうのが、多分FZMZしかないんじゃないかなと思っていて。それは割とこの『シャンフロ』の世界観にもはまってくるんじゃないのかなっていう意図なのかなっていうのは僕感じてますけど。」

 

一翔剣:
「確かにこれ先生にも言いたいですけど、『シャンフロ』、メインになってくるキャラクター、とりあえず一期、二期に関していうと、三人って言って良かったかなと思うんですけど、メインの三人、まじで勝手ですもんね?」

 

硬梨菜:
「そうですね。基本、一緒に旅をする感じじゃなくて全員バラバラの道を歩いてるけど、たまに交差するというか、同じ目標を向くみたいな感じでやってますね。」

 

一翔剣:
「めちゃめちゃその辺って健全ですよね。」

 

硬梨菜:
「そうですかね。(笑)」

 

一翔剣:
「これはFZMZの話じゃないですけど、例えばバンドで活動するとなると、この曲はギターは演奏しなくてもいいんじゃないかみたいなことができないっていうのを昔聞いたことあるんですよ。メンバーにギターがいるんだから、この曲に関しては絶対にピアノの方がいいけど、ギターいるのにこれをシングルで出すわけにはいかないな、みたいになると。まあ、それはそうだよねと思うんですけど、FZMZの場合、なんならその選択もありなんだろうなって思わせる何かがめっちゃあるなと。」

 

HONNWAKA88:
「何でもいいんじゃないかなと、多分メンバーも思ってるんじゃないですかね。」

 

一翔剣:
「しかも、その録り方だと、例えば、全員がレコーディングスタジオ集まっちゃってると、一人がものすごいこだわりたかったからといって、スタジオの時間もあるし、この辺でやめときましょうよみたいなことになっても不思議なことはないと思うんですけど。FZMZに関しては、自分で最終的にトラックを上げてくるわけだから、こだわりたかったらプレイヤーさんたちはめちゃめちゃこだわり続けてもいいわけですよね?」

 

HONNWAKA88:
「はい。」

 

一翔剣:
「どうなんですか、実際に普通のレコーディングよりもかなり時間かけちゃったぞとかということって、KAMATAさん、HONNWAKA88さんはそれぞれあるんですか?」

 

HONNWAKA88:
「KAMATAさんはどうなんだろう? でも、レコスタでとってますもんね、KAMATAさんは。」

 

KAMATA:
「そうです。ドラムなのでレコスタで録って。でも、僕もともとレコーディングにそんな時間かけないので。突き詰めますけど、割とゴールが見えてるというか、出せることに限りがあるので、それをひたすら試していって、「うわー、ヤバい。かっこいいのできたから、これでどうですかね?」って確認取って、OKが出たら、「それで、じゃあ、好きにしてください」みたいな感じですね、レコーディングって。」

 

一翔剣:
「それでリテイク出たことないんだから、みんなの感覚が自然に同じ方向をちゃんと向いてるってことですよね?」

 

KAMATA:
「でも、みんな、多分それはあるような感じはしますね、音楽的には。」

 

一翔剣:
「ちなみにHONNWAKA88さんはもちろんアレンジもされますけど、ベースも自分でプレイされますよね?」

 

HONNWAKA88:
「はい。」

 

一翔剣:
「ベースのレコーディングに関しては?」

 

HONNWAKA88:
「ベースレコーディング、HONNWAKA88さん、これが一番短いんじゃないかっていうくらい一瞬です。一瞬っていうか、こう言うといい加減に思われそうなんですけど、デモアレンジの段階で弾いたベースのまま、そのままCDになってます。
アレンジする時に、そのアレンジの全体像を構築するために一応楽器全部弾くんですけど、ギターとかも、ベースとかも、それやったあと各プレイヤーに「こんな感じで録ってくんない?」っていう風に送るんですけど、その時のままで結局二曲ともいけちゃいましたね。
本当は色々な楽器が戻ってきてからもう一回弾き直すってやろうと思ったんですけど、結構みんなの楽器と歌の圧がすごすぎて、もう何もしなくていいやってなっちゃって。なので、二回ともデモで弾いたベースの方がむしろ初期衝動があって、めちゃくちゃ弾いてるから、こっちの方が面白いやと思ってやっちゃったので、だから、ちゃんとしたレコーディング時間っていうのはゼロなのかなっていう。」

 

KAMATA:
「(笑)確かに、全員の圧がすごいですもんね。」

 

HONNWAKA88:
「そうなんですよね。しっかりレコーディングするぞってやると、上手には弾けると思うんですけど、こんな感じかなって弾いてるときの無心な感じの方がかっこよかったりも結構するんですけどね。」

 

一翔剣:
「しかも、自分でベース弾いてから、最後アレンジャーとして完成させるわけじゃないですか。そうすると、集まってきたパーツが全部びっちり合うぜ、かっこいい、気持ちいいみたいな感じになるんですか?」

 

HONNWAKA88:
「あの、びっちり合わないので。」

 

一同:
(笑)

 

一翔剣:
「合わない?」

 

HONNWAKA88:
「みんな自由にしてくるので、合わないなりに、なんていうのかな、ギリギリ成立する、ギリギリアウトまでするのが好きというか。結構、みんな溢れるくらいやってくれちゃうので。でも、せっかくやってくれたやつ全部生かしたいから、やっていくとあっという間に音が飽和するんですけど、飽和してもいいかってくらいで、ちょっとオーバーなくらい情報量を多くして、あとはミックスでなんとかなるでしょうっていうところで構えておけばいいかくらいな。というのが、むしろ逆に、うちのバンドとしての味出てていいのかなと思っていて。
さっきの話じゃないですけど、『シャンフロ』とかも、サンラクとかみんな、ペンシルゴンとか、オイカッツォとか、一緒に行く時に、みんな勝手なことするじゃないですか、すごく。あの感じ好きだなと思ってて、うちもなんかそういう感じがありかなって思うところがあって。ピクニックに行くときに「好きなもの持ってきてね」って、みんな麦茶ばっか持ってきて、みたいな感じというか。というのがむしろ、うちはあっていいかなと思うので、一見、崩壊しちゃってるものを集めて、それがなぜかギリギリ成立してるという、ジェットコースター感って僕は言いますけど。という、はちゃめちゃ感じでこのバンドをつくっていくってところに面白味を感じていますから。」

 

一翔剣:
「予定調和じゃないんですね。」

 

HONNWAKA88:
「そうですね。」

 

一翔剣:
「みんなが自由にやってる。」

 

HONNWAKA88:
「あんまりそういう感じって一般的な案件とか商業ベースの制作だとできないことではあるので。」

 

一翔剣:
「しかも、予定調和じゃない上に、情報量は確実に他のトラックとかより多くなってる感じはするわけですよ。予定調和じゃなくて、しかも情報量が多いっていうのは、神ゲーMMORPGである『シャングリラ・フロンティア』とは見事に繋がってるなとは思うんですよね。
実際に『シャングリラ・フロンティア』って構築されてる世界、あの情報量を処理するゲームって、さすがにまだ2024年の技術じゃつくれないんじゃないかっていうレベルな感じがするんですけど、ここで先生にお話戻したいと思いますが、『シャンフロ』の歌をFZMZはこういう風に作ってたという話を今聞いて、どんな感想をまず持たれました?」

 

硬梨菜:
「なんていうか、そんなフィクションみたいなバチバチのぶつかり合いってあるんだなっていうのは思いましたね。(笑)」

 

一翔剣:
「でも、実際に『シャンフロ』の世界がもしあったら、ミュージシャンは相当やってると思いますよ。」

 

硬梨菜:
「そうですか?」

 

一翔剣:
「ええ。ミュージシャン、結構MMORPGやってる人、HONNWAKA88さん、いますよね?」

 

HONNWAKA88:
「はい、めちゃめちゃいます。」

 

一翔剣:
「そう。おうちから外には出たくないけれども冒険はしたいみたいな人、ミュージシャンは結構多いので。その人たちに多分ばっちりハマるんだと思うんですが、こうやってバチバチの物語みたいなことが現実でも展開してた。その大本は『シャンフロ』の依頼があったからっていうことになると思うんですけど。
『シャンフロ』のあの世界って今の我々から想像はできるけれども、実際にはないという絶妙なところにあると思うんですけど、先生の場合は『シャンフロ』っていうゲーム自体を妄想してスタートしたのか、それとも、サンラクみたいなプレイヤーがいてっていう、そっちの物語から想像したのか、どっちなのかなっていうのが割と両方、想像できるなと思ってて、どっちですかね?」

 

硬梨菜:
「これ結構いろんなところで言ってるんですけど、元々ゲームとして作ってなかったんです。」

 

一翔剣:
「ゲームとしてはつくってない?」

 

硬梨菜:
「世界観、元々ファンタジーで書こうとしてたんです。その世界観を全部作って、いざ主人公を考えようっていうときに、ファンタジー世界って基本、命は一つなので一回死んだら終わりじゃないですか。でも、それこそ『DARK SOULS』とかみたいな、死んでも何回でも蘇るみたいな設定にしようかなって思ったときに、じゃあ、もうゲームでいいんじゃないかっていうのがちょっと閃きまして。
それこそゲームの主人公だったら、ドラゴンに食べられようが、何に殴られようが、やっぱ、「じゃあ、次」って感じで挑めるじゃないですか。そういう感じでファンタジー世界を現実的な思考というか。なんて言うんですかね。無鉄砲さ。普通に命一個だったらできないような無鉄砲さで突っ込んでいけるのを作りたいなと思って、元々ファンタジー用としてつくっていた世界観を、そういうゲームですっていうことにして、VRゲームにしたっていう感じです。」

 

一翔剣:
「元々命一個世界のファンタジーで書いちゃうと、多分ものすごくウェットな物語になるのかなって思うんですよ。一回離れてしまったら会えないとか、そういう感じになると思うんですけど、『シャンフロ』ってめっちゃカラッとしてるとこがいいとこだと思うんですよね。」

 

硬梨菜:
「そうですね。そこを結構意識して書いてます。」

 

一翔剣:
「さっきも楽しそうだっておっしゃってましたけど、そんな感じ?」

 

硬梨菜:
「それもありますし、プレイヤーの中でも、NPCに対してちょっと入れ込んでるやつとか、「NPCはNPCでしょ」みたいなちょっとドライなやつとかも結構分けて書いてて、主人公をドライ側にするのも、ちょっと面白いなって思ったんです。
結構いろんなVR作品とかありますけど、それこそウェザエモン編のペンシルゴンみたいにNPCに入れ込むみたいな人多いんですけど、サンラクはちょっとドライ側っていうか、「NPCはNPCだよね」とは思って動いてるキャラなので。それはそれとして、NPCが困ってて、強い敵とか出てきたら、全然、力を貸すみたいな感じで、サンラクっていう主人公のキャラクターができた感じです。」

 

一翔剣:
「サンラクって先生のMMORPGのプレイスタイルと似てたりするんですか?」

 

硬梨菜:
「いや、言うほど似てはいないですね。」

 

一翔剣:
「先生、プレイヤーとしてはどんなタイプなんですか?」

 

硬梨菜:
「相手より強くなってから挑みたいんですよね、敵に。」

 

一翔剣:
「逆じゃん。」

 

一同:
(笑)

 

硬梨菜:
「そうなんですよ。『ポケモン』のジムリーダーとか、レベル20ぐらいだったら25くらいまで上げていきたいなっていうタイプなので、サンラクみたいにレベル10で挑むみたいなのはあんまりしないんです。
ただ、そういう挑み方をするプレイヤーはかっこいいなとは思ってるので。そういうかっこいいプレイヤーのイメージで固めたのがサンラクです。」

 

一翔剣:
「なるほど。憧れのゲームプレイヤーなわけですね。ちなみにHONNWAKA88さんもめちゃめちゃゲームやるじゃないですか。」

 

HONNWAKA88:
「はい。」

 

一翔剣:
「プレイヤースタイルとしては、どんな感じなんですか?」

 

HONNWAKA88:
「私もすごいゲーム好きなんですけど、ゲームは上手じゃなくて。プレイヤースキルはあんまない方なんですよ。ゲームとしての運動神経は低い方というか。
なので、常々、結構そういうロマン溢れるスタイルに憧れながら、言ったら、それに憧れてみて、そういうスタイルでやってみて、結果無理で、しょうがなく無難なスタイルというか。しっかりレベル上げて、しっかり盾を持って防御を使いながらやってみたいなところに行っちゃうので、憧れを持ちながらやってる感じですね。そういう、確かに。だから、僕もサンラクスタイルっていうのにすごい憧れるんですけど、実際はそうはいかないっていうところの現実に毎回収まってるというか。」

 

一翔剣:
「先生とパーティ組んだら、上手くいきそうですね。」

 

HONNWAKA88:
「いろんな意味で上手くいくと思いますね。理解し合えるところがあるかもしれない。」

 

一翔剣:
「実際にゲームをお二人で一緒にやったことはまだないですよね?」

 

HONNWAKA88:
「ないですね。」

 

一翔剣:
「知らないうちに出会ってる可能性はゼロではないかもしれませんけど。」

 

HONNWAKA88:
「どこかでね、メタバースとかであるかもしれないけど。」

 

一翔剣:
「そこなんですよ。そこのメタバースっていうところも、やっぱり『シャンフロ』とFZMZの面白いところ、共通の面白いところだと思うんですけど。先ほど、先生が『シャンフロ』をつくるときに、後からゲームの発想が生まれてるということは、むしろVRに対しての、なんて言うんですかね、理解っていうのが、あんな風にできてるってことがちょっと驚きだと思うんですけど、先生、VRのゲームって結構やられてるんですか?」

 

硬梨菜:
「まだVR…、Oculusは買ったんですけど、VRChatぐらいしかやってなくて。今度『SOUL SACRIFICE ソウル・サクリファイス』を作った会社の新作がVRで出るんですよ。それでVRゲームデビューしようかなっていうのはちょっと思ってます。」

 

一翔剣:
「なるほど。じゃあ、そんなにどっぷりVRでゲームやってたりはあんまりまだしないんですね?」

 

硬梨菜:
「今のところは、それこそ、VRChat内でSafari(サファリ)とか開けるやつあるじゃないですか。あれ使って景色系のワールド行って、そこで執筆してたりします。」

 

一翔剣:
「え!VR執筆やってるんですか?」

 

硬梨菜:
「やってますね。」

 

一翔剣:
「へえー!」

 

硬梨菜:
「一回、Twitterで、VR執筆やってるよっていう方を見かけて、いいなと思って、それで衝動的にちょっと買っちゃったんですよ、Oculusを(笑)」

 

一翔剣:
「へえー、そうだったんですか。実際にVR執筆やってみて、どうでした?」

 

硬梨菜:
「結構はかどりましたね。」

 

一翔剣:
「そうですよね、自分の中で一番集中できる環境を自由に選べますもんね?」

 

硬梨菜:
「そうですね。」

 

一翔剣:
「実は僕はですね、かなりVRChatをどっぷりやってる方で、色んなところを見に行ってたりするんですけど。KAMATAさん、一度、いわゆる今、パーティクルライブっていう世界がものすごい広がってて、現実世界だと演出って重力には絶対逆らえないし、当たり前ですけど、箱というものがあって、ライブをやったとしても、その箱を超えた表現っていうのはどうしたってできないわけじゃないですか。」

 

KAMATA:
「そうですね。」

 

一翔剣:
「でも、それがVRの世界だと、全ての制約から取っ払われて、イマジネーションのある人が作ると、音楽ってここまで拡張されるんだっていう世界が今広がってるんですけど、KAMATAさん、前、実はキヌさんという演出家の作品の体験、一緒にしに行ったりとかしましたけど。KAMATAさん、VRと音楽についてとかって今どう思ってます?」

 

KAMATA:
「あれ体験するとわかるんですけど、ちょっと異常な世界ですよね。現実のライブをはるかに超える何かがそこにはあるので、やっぱ衝撃がめちゃめちゃある。
だから、なんて言うんだろうな…、これを言葉で説明するのが本当に難しくないですか?」

 

一翔剣:
「もう正直、僕も「体験しろ」としか言いようがないんですよね。文字というオブジェクトが、自分を取り囲んでサイズを変えながら、次元を超えて砕けていったりするんですよ。もうこれ、その通りなんです、僕、言ってることは。」

 

KAMATA:
「そうですね。」

 

一翔剣:
「その通りなんですけど、体験しないで人類が想像することは、多分無理なんですよね。」

 

KAMATA:
「それを説明しようとすればするほど、そんなもんなんだみたいになってしまって、自分の中で。そんなはずないのにっていう、このギャップで苦しくなるんですよね、いつも。」

 

一翔剣:
「苦しくなる? なるほど。」

 

KAMATA:
「苦しくなってしまうので、「とにかくやってみてよ」って言うしかないっていう気持ちが本当にわかるっていう。」

 

一翔剣:
「そして、HONNWAKA88さんも結構、VRChatのパーティクルライブは見に行ってると聞いてるんですけど。」

 

HONNWAKA88:
「見に行ってます。もともとHONNWAKA88という名前がVRChatのユーザー名なんで。」

 

一翔剣:
「そっちが先なんですね、アーティスト名よりも。」

 

HONNWAKA88:
「はい。そこから来てるくらいなので見てましたし、結構何回かイベントでも出させてもらって、VRChatのイベントとかやってましたけど、やっぱ、凄まじい世界ですよね。
それこそ、先ほど皆さんがお話ししてた、キヌさんとかは、対バンじゃないけど、同じオンラインライブで出演したことがありまして。そこでやっぱり現地で一回見て、なんて言うんだろう、頭の中で思いつく全部が実現できる空間っていうか。」

 

KAMATA:
「そうですよね。自分がいる空間でさえ、ガラッと変わって、どんどん変化していくし、今地上にいたのが急に宇宙に飛び立っていってみたいなのが平気で起きちゃうっていう。時空が歪んでみたいな、これ何次元の世界だっけみたいな。」

 

HONNWAKA88:
「そうですね。」

 

一翔剣:
「映画でいうと『インセプション』が近い?」

 

一同:
「あー。」

 

HONNWAKA88:
「そうですね。」

 

KAMATA:
「あれが、実際に自分がその場にいるみたいな感覚で、しかもものすごい速度で展開していって、そこに音楽が付随しているみたいなのがイメージしやすいですけど。まあ、それ以上のことが起きてますよね。」

 

HONNWAKA88:
「そうですね。ものすごいワクワクはあったな。小学校、中学校のときとかに、授業中、集中できなくてグラウンドを見てて、なんかこう、「グラウンドで恐竜が急にでてきたらいいのに」みたいな、そういう妄想をしたりして過ごしてたんですけど、あれの上位互換版みたいなのが実際目の前で発生してる感じというか。」

 

KAMATA:
「しかも、それが実現できちゃうっていう。」

 

HONNWAKA88:
「そうなんですよね。」

 

一翔剣:
「先生は、ちなみにパーティクルライブって言われる、いわゆるVRの世界での音楽ライブって、まだ体験したことないですか?」

 

硬梨菜:
「まだ体験したことないんです。」

 

一翔剣:
「今度お連れしますよ、タイミングが合ったら。」

 

硬梨菜:
「そのときは、ぜひお願いします。」

 

一翔剣:
「そして、今のお話を聞いててすごい思ったのが、今ですね、VRのサービスを自分でビジネスとして作っている社長さんに話聞いたことあるんですけど、その社長さんが、VRの仕事をなんで始めようかと思ったら、「現実はクソだから」って言ってたんですよ。」

 

HONNWAKA88:
「(笑)一番強い動機ですね。」

 

一翔剣:
「ですよね。現実がクソなんだけど、現実がクソな最大の理由は何だろうって考えていったら、ものすごい頭のいい人なので、最後は物理法則がクソだってことになったんですよ、その方からすると。」

 

HONNWAKA88:
「なるほど。Gがある。」

 

一翔剣:
「そうなんです。物理法則と全く関係ない世界っていったら、もうVRやろうっていって、自分でVRサービスを始めたっていう方が実はいらっしゃったりもするんですけど。
事実、ほんとに間違いなく音楽はVRによって次に進化するなっていう風に、僕は実はユーザーとして思っていて。で、そこに対応した初めての存在がFZMZだなって実は思っている。もうすでにVRの世界で活動してる方はいっぱいいらっしゃるんですけど。」

 

HONNWAKA88:
「いっぱいいます、いっぱいいます。」

 

一翔剣:
「ただ、この規模で、それこそ良い意味で大人を巻き込んでやれてる人たちは、多分FZMZが初めてだったりして。だからFZMZもあれですよね、この音楽の拡張であるパーティクルライブとかってもう考えてるんですよね?」

 

HONNWAKA88:
「やりたいねっていうのはずっと話してましたよ。だし、その一回目をやるんだったら、僕はVRChatですとか、メタバース空間から発信していくというスタートではありたいなという風には思いますし、そういう話もよく上がったりしてますね。」

 

一翔剣:
「この先としては、絶対にFZMZとしてはやりたいことですよね?」

 

HONNWAKA88:
「そうですね。なんかすごい、どっちも思うところがあって。めちゃくちゃ新しい場所で、すごいスケール感でやれてることへの感謝があるので、せっかくの機会なので、これをちゃんと有効活用して、何か新しいステージまで、メタバースっていう文化もそうだし、音楽表現というところも引き上げていけるバンドになれればとも思っていますし。
同時に、一ネットユーザーとしてとか、一メタバース住民という感覚も自分の中にはあるから、そこで仲良くしたいなって思いも同じだけあって。だから、いきなり、すごいスケール感で、すごい予算感を投じたバンドがパッてやってきて、荒らして帰ったってなるとつまらないなって思うから。
だから、僕個人はいろんなメタバース上の対バンとかにいっぱい出演したいなって思ってて。「FZMZさまが来たぞ、おらー」だけじゃなくて、元からやられてるバンドとか、ヒップホップシンガーとか、そういう方がいっぱいいらっしゃるので、VRChatとかにも、そういう人たちと一緒にライブしたりとか、あるいは、お邪魔していって、若手バンドとして、しのぎを削っていくみたいな、そういう未来もあったらいいなっていう風には妄想してますね。」

 

一翔剣:
「実際にHONNWAKA88さんの場合は、プレイヤーとしてVRChatで演奏したりとかもしてますもんね?」

 

HONNWAKA88:
「はい、してます。」

 

一翔剣:
「この感覚って、現実のライブやるのとはやっぱ違いますか?」

 

HONNWAKA88:
「うん。なんか…。でも、やってる間の没入感とか、目の前にちゃんとお客さんいるんだなって感じとかは結構地続きというか、ライブってものの高揚感は結構同じものありますよ。同じものがあって。でも、シチュエーションとか、できることが段違いに多いので、何でもあり感というか、そこは生身とは違うんだろうなという風に思いますけど。」

 

一翔剣:
「ちなみにKAMATAさんはまだドラムをVR空間で叩いたことはないですか?」

 

KAMATA:
「今のところないですね。」

 

一翔剣:
「でも、これは実現するんだったら、ちょっとやってみたいですよね?」

 

KAMATA:
「ぜひやってみたいです。」

 

一翔剣:
「ちなみに世の中のアプリの中には、ドラムセットって自宅に置くの大変じゃないですか。」

 

KAMATA:
「はい。」

 

一翔剣:
「なので、ドラムセットを自宅に置かなくても、ヘッドセットとハンドルを持っていれば、そこにフルのドラムセットがあるっていう状態でドラムを叩けるアプリとかもあるんですよね。」

 

KAMATA:
「へえー。」

 

一翔剣:
「実は。でも、プロの人ほど感覚が違って難しそうな気もしますけど。」

 

HONNWAKA88:
「難しそうですね。」

 

一翔剣:
「VRに関していうと、僕はなぜか司会者をやろうと決めたのは何かというと、音楽って一つの時間軸をみんなで共有する行為じゃないですか。本当に面白いのが、もちろんミュージックビデオみたいに、ミュージックワールドっていうものが存在するのは面白いんですけど、これ絶対、友達と一緒に体験したほうが面白いんですよね。だから、VRになったとしても、人間って自分と時間軸を共有してくれる存在がいることっていうのが、現実だろうとVRだろうとかなり大切な要素なんだなっていうのが感じられて。時間軸をコントロールする仕事の司会をVRでやってみようかなって実は思ったっていうのがあって、今でもやってるんですけどね。楽しくやってるんですけど。
でも、それってMMORPGもそうだと思うんですよ。僕、『シャングリラ・フロンティア』の中で、これ硬梨菜先生にいきなり話を聞きますが、MMORPG、お前はなんでやってんだよと、作品の中で、「それだったら、お前一人用のRPGやってろよ」みたいなセリフ出てきますよね?」

 

硬梨菜:
「ありますね、はい。」

 

一翔剣:
「ですよね。あれ聞いたときに、この作品の本質の一つはこれだなってちょっと思ったんですよ。やっぱり、先生は一人でやるゲーム、多分お好きなんだと思うんですけど、MMORPGならでは楽しさみたいのもすごい表現されてると思うんですけど。」

 

硬梨菜:
「そうですね。」

 

一翔剣:
「やっぱり、他の人がいるゲームの良さってどういうとこだと思いますか?」

 

硬梨菜:
「でも、一人用ってやっぱり自分が主人公じゃないですか。MMOって、主人公ではあるんですけど、同時に世界の中の「その他の一人」みたいな感じで、他の人と組んで動くみたいな楽しさがあると思うんですよ。それこそTRPGってあるじゃないですか?」

 

一翔剣:
「テーブルトークRPGですね?」

 

硬梨菜:
「はい。あれみたいな楽しみだと思うんですよね。自分のキャラクターを作って、他の人が作った主人公と協力したり、殴り合ったりみたいな、そういう楽しさをやるのがMMOかなみたいなところは思ってて。それこそ、たくさんいるプレイヤーの中で「俺が最強だ」を目指すでもいいですし、友達百人できるかなみたいな感じでフレンド申請を送りまくってもいいと思いますし、そういう楽しさ。
だから、一人プレイみたいな主人公を楽しむんじゃなくって、ほんとに世界観というか、その世界にいる人たちとの交流を楽しむのがメインだとは思ってます。」

 

一翔剣:
「じゃあ、もちろんストーリーもあるしクエストとかもあるけれど、このクエストとかも、それは他の人とのコミュニケーションを楽しむための具であるみたいな存在でも、ある意味、ありますよね?」

 

硬梨菜:
「そうです。それこそ、もう全然チャットとかもせずに、エモートでちょっと手、「どうも」みたいにやって、戦って別れるだけみたいな。それこそ『モンハン』みたいなやつでも、それも楽しみ方の一つだと思いますし、そういう色んな主人公をやる以外の楽しみを見いだせるのがMMOのいいところかなと思います。」

 

一翔剣:
「なるほど。物語見てるとサンラクってめちゃくちゃ主人公感あるんですけど、サンラク以外のキャラクター、そしてメインの三人以外のキャラクターたちも、それぞれのゲームプレイがあるんだろうなっていうのをめちゃくちゃ想像させてくれるんですけど、書いてない部分にもかなり色んな事件が起きてるってことを先生は想像されて書いてらっしゃいますか?」

 

硬梨菜:
「そうですね。それこそ原作のほうの話になっちゃうんですけど、基本、原作はサンラク視点なんです。だから、サンラクが知り得ないことは描写されないんですよ。なので別に他の人たちがサンラクより劣ってるとかじゃなくて、全然、自分の強みに合った装備とかを作ってますし、それこそサンラクが最強かっていうと別にそうでもないので、相性次第。範囲攻撃とかは当たったら普通にサンラクがピンチになるので、別にサンラクだけじゃなくて、他の人たちもそれぞれの主人公としての動きをやってるんだぞみたいなのを考えてます。」

 

一翔剣:
「色んな人たちが集っている場でサンラクに寄り添っているけど、今回それだけじゃない感じを、FZMZの今回の二曲は両方ともあったと思うんですけど、特に歌詞とかすごいそうだったなって思うんですよね。すみません。歌詞って今回、あれ? これはMAQUMAさんが書いてるんでしたっけ?」

 

HONNWAKA88:
「これはMAQUMAさんが基本書いて。ゲストボーカルさんのとこ…、ボーカルの人がボーカルの自分が歌う場所を書いてるっていう。」

 

一翔剣:
「そういうことになってるんですね?」

 

HONNWAKA88:
「そうですね。」

 

一翔剣:
「じゃあ、もうコライト用…、コライトよりも更に自分の主張が出てる感じかもしれないですね。」

 

HONNWAKA88:
「それぞれのパートはそうですね。それぞれで作ったっていうスタイルなので。逆に言うと、だから、HONNWAKA88とKAMATAさんは歌詞書いてないぜってなっちゃいますけど、でも、すごい見てて作品性っていうとこにちゃんと落とし込みながら、それぞれ言いたいことを言ってくれてる感じが気持ち良かったですね。」

 

一翔剣:
「硬梨菜先生も歌詞はご覧になってると思うんですけど。」

 

硬梨菜:
「はい。」

 

一翔剣:
「やっぱり、作品に寄ってるなみたいなことって感じられました?」

 

硬梨菜:
「このシーンをイメージしてくれたのかな?みたいなのは感じますよ。」

 

一翔剣:
「この答え合わせは今日のメンバーだとできないんですね。」

 

HONNWAKA88:
「(笑)でも、割とここの詞はこういうイメージですっていう風に補足して送ってくれるメンバーもいるので、それこそMAQUMAさんとか。結構、作品のこの場所っていうイメージでみんな結構書いてくれると思いますよ。」

 

一翔剣:
「やっぱり、JACKさんもそうなんですよね、きっと?」

 

HONNWAKA88:
「うん、だと思います。すげえラップかっこいいリズムしてるけど、言ってることは芯食ってることも結構あったりして、僕は好きなんですけど。」

 

一翔剣:
「そして、もう早くも二曲目のほう、二曲目のほうのタイトルが『Danger Danger』。」

 

硬梨菜:
「『Danger Danger』。」

 

HONNWAKA88:
「はい。」

 

一翔剣:
「『Danger Danger』だと、もうすでにゲストボーカルが入って来てるじゃないですか?」

 

HONNWAKA88:
「はい。」

 

一翔剣:
「icyさんが入ってますけど、『Danger Danger』の方もご自分で書いてきてくれてるってことなんですか、その部分は?」

 

HONNWAKA88:
「そうですね。メロディーだけざっくり最初はMAQUMAさんがラフ作って、この辺はicyパートかなってやつを指定してもらって、この場所はメロディーこのままでもいいし、むしろ積極的にいじってもいいよっていう前提で本人に送って、icyちゃんサイドの方でメロディーも結構変えてもらったりとか、何回かやり取りして、結構一回、元のメロディーのままで詞を入れて歌ってくれたんだけど、MAQUMAさんが「いや、もっと好きにやってくれていいよ」ってなって、という応酬はありましたね。
なので、結局メロディーも、もっと自分らしく変えたいってことで変えてくれましたし、そこに詞も入れてくれてという感じですね。」

 

一翔剣:
「みんなディレクションが丸めてくれとか合わせてくれじゃなくて、どんどん行っちゃえって背中を押すディレクションばっかりなんですね?」

 

HONNWAKA88:
「そうですね。基本的にもっと好きにやってくれっていうことしか言わないっていう。」

 

一翔剣:
「そうすると、アレンジャーとしてもHONNWAKA88さんは好きにやりたくなったりするんですか?」

 

HONNWAKA88:
「やりたくなりますから、やりたいままにやってますね。」

 

一翔剣:
「今回、『Danger Danger』って二期のオープニングになってるじゃないですか?」

 

HONNWAKA88:
「はい。」

 

一翔剣:
「二期のほうだと、もう話としてはウェザエモンとの決戦がまあまあ核になってるところだと思うんですけど、あれよく聴くと刀の音とか入ってません?」

 

HONNWAKA88:
「入れました、入れました。まさに。」

 

一翔剣:
「あれは入れたのはHONNWAKA88さん?」

 

HONNWAKA88:
「私です。」

 

一翔剣:
「入れたかったんですか?」

 

HONNWAKA88:
「あそこは入れたいですよね。ウェザエモン編、僕もめっちゃ好きなので、そのイメージで入れたいなと思って、結構わかりやすく音で表現するシーンもあっていいかなと思って、いっぱいサンプルというか、刀の音の素材を探してきて。一番、ウェザエモンっぽい音どれかな?ってやつを、乱打シーンあるやつをいっぱい聴いて、「あ、これかなー?」とか、でも、二刀流の軽い感じもいいなみたいなとか、色々妄想しながら、自分なりにサンラクとウェザエモンが鍔迫り合いしてる感じというか、死闘を繰り広げてるようなイメージの音っていうのを調整したりして、配置しましたね。」

 

一翔剣:
「しかも、元々がね、スリーボーカルに結果的になってるわけですけど、それはサンラク、カッツォ、ペンシルゴンがいるからみたいな感じもありますしね。ものすごくそこも作品に寄っている。」

 

HONNWAKA88:
「結果的にすごいしっくりくる感じになりました。」

 

一翔剣:
「めちゃめちゃ『シャンフロ』からインスピレーションを受けてるんだなっていうのがわかりますけど、硬梨菜先生は今の刀の音とか、スリーボーカルのこととか、感じるものってありました?」

 

硬梨菜:
「初めて聴いたときに、「なんかシャキーン言った!シャキーン言った!」ってすごい興奮しましたね。」

 

一同:
(笑)

 

硬梨菜:
「「刀の音かこれ!?」ってなりましたからね、やっぱり。」

 

HONNWAKA88:
「嬉しい。」

 

一翔剣:
「どっちかというと、ゲームプレイヤーの耳って感じしますね。」

 

硬梨菜:
「そうですね。普通に二クール目のオープニングかなと思ってたところに、めちゃくちゃウェザエモン編をピンポイントで狙うかのような音がしたので大興奮でしたね。」

 

HONNWAKA88:
「良かった。」

 

一翔剣:
「ただ、それは元々のウェザエモン編があったからだと思うんですけど、僕、あれを…、言ってしまえば、ちょっとしたボス戦なわけじゃないですか?」

 

硬梨菜:
「そうですね。」

 

一翔剣:
「ボス戦をあの密度で、まず物語としてあるのもすごいし、漫画もすごいし、アニメもすごいしって、全部ヤバいなって思ったんですけど、大本はあの緊迫感のあるものを文章で表現できてた硬梨菜先生にあると思うんですけど。
それこそ、昔、僕、『ソードアート・オンライン』の川原先生にお話聞いたことあるんですけど。川原先生って頭の中でキャラクターたちが実際に戦ってるんですって。戦ってて、一番良い方法は映像にすることなんだけど、自分の他に誰にも映像は見えてないから、仕方ないから実況解説する、スポーツの実況みたいな感じでずっと小説書いてるって言ってたんですよ。野球だったら、「ピッチャー投げた、打った」みたいな感じでずっと剣劇を書いてるみたいなことをおっしゃってたんですけど、硬梨菜先生も頭の中にはサンラクたちがウェザエモンと戦ってるとことかがあるわけですか?」

 

硬梨菜:
「やっぱりそこら辺はイメージしながら書いてましたし、ウェザエモン編を書くときで結構悩んだのが、あれは書き始めだったのもあったんですけど、「三十分間人は戦えるのか」っていうのがあったんですよ。フルタイムVRって、ゲーム内とはいえ自分で体を動かすわけじゃないですか。だから、「三十分間限界まで人は戦えるのか」っていう疑問を感じながら書いていたので、実際に投稿したあとに結構好評いただいて、感想とかを読んでくうちに、「多分行けるだろう」っていうことになったので、後々の展開とかでも、長期戦を書こうっていうきっかけというか、踏み切れたのがウェザエモン戦なんです。川原先生みたいに頭の中にイメージがあるっていうのはそうなんですけど、「このイメージ通りに戦闘したら何分かかるんだ?」っていうのはちょっとあったんです。ボスのクリアタイムっていうか。それを最初に考えさせられたのがウェザエモンでした。」

 

一翔剣:
「確かにフルタイムじゃないと、もう結構デカめのボスになったりすると三十分を超えるボス戦は十分にあり得ますよね?」

 

硬梨菜:
「あります。」

 

一翔剣:
「今だと、まだまだVR機器も発展途上だから、三十分被ってるとほんとにフラフラになっちゃったりすることもあるかもしれないですけど、『シャンフロ』が実現してる世界だったらそれも含めて、そうやらせてくれる『シャンフロ』が神ゲーなのよねっていう感じの説得力もちょっと感じますけどね。」


硬梨菜:
「そうです。」

 

一翔剣:
「しかも、あともう一つ、時間がかかるっていうところ、アニメだと何話かかってるんだろう、ウェザエモン戦、四話か五話くらいかかってましたっけ?」

 

硬梨菜:
「三、四話くらいはかかってたはずです。」

 

一翔剣:
「でも、かなりたっぷりかかってますよね?」

 

硬梨菜:
「そうですね。」

 

一翔剣:
「でも、それだけの価値がアニメの場合すごいあったと思うんですけど。最近、ショート動画がめちゃめちゃ流行ってるじゃないですか。それについて、ある映像制作に関わる方が言ってて、そうだなって思ったのは、ショート動画でフッと笑うとか、ちょっと気持ち良くなるっていうのは15秒でできると。だけど、例えば人間がすごく努力して、努力して、努力して、やっと達成して勝ったっていう物語は15秒の動画では絶対無理っていう話になって。だから、何のために今後アニメとか映画とか、そういうものが存在するのかっていうと、人間の心の速度は今後も変わらないから、絶対にあのボリュームが必要なんだよねっていう話を聞いて、なるほどなっていうのを最近思ったばっかりだったんですけど。やっぱり、ウェザエモンを瞬殺しちゃったら全然物語として面白くないですもんね。」

 

硬梨菜:
「そうですね。すごい装備とかを突き詰めて、二分で倒しましたとかあるじゃないですか。ああいうのができないボスにしようかなとは思ってたので、絶対三十分かかるっていう設定にしたんですよ。」

 

一翔剣:
「でも、そうしたら最後ね、みんな小説読んでたり、漫画の方もいるし、アニメの方もいると思うんですけど、アニメだと時間軸は制作側がコントロールしてると思いますけど、小説を読んでる方とかも、ほぼほぼスポーツみたいな感じで付き合ってたと思うんですよね。」


硬梨菜:
「はい、はい。」

 

一翔剣:
「だから、そこが物語の今の時代の価値なんだなってちょっと思ったりしたんですが、これが翻ってもう一つ思うのが、もうFZMZ走り始めたじゃないですか。バンドも「あのときああだったよね」っていうストーリーがあってっていうところに付き合ってくのも、音楽リスナーの面白いところというか、楽しみだと思うんですけど。FZMZ、大人が『シャンフロ』があったからやろうぜって言って始まった面はあったとしても、やり始めて他にはないバンドの手応えとかストーリーっていうのはもうでき始めてるわけですよね?」

 

HONNWAKA88:
「やっててめっちゃ面白いですよ。」

 

一翔剣:
「KAMATAさんも、そこは?」

 

KAMATA:
「そうですね。まだ誰もやってないことやれてないことをやってるんだなっていう実感はさすがにあるっていう印象。」

 

一翔剣:
「そうすると、このあと、それこそVRの世界ってめちゃくちゃ伸びしろがあると思うので、今やってる人たちが減ることはないと思うんですよね。どのタイミングでものすごく成長するかはわかりませんけど、一時期、全員がスマートフォンに変えたように、みんながヘッドセットを持つ時代っていうのが実はもう数年後に現れても全然おかしくない状況になってるって時に、『シャンフロ』のときのFZMZ見てたって結構自慢になりそうな気がもうするんですけどね。」

 

HONNWAKA88:
「そうやって思ってもらえるくらい、ちゃんと続けていけたらというふうには思ってますね、本当に。」

 

一翔剣:
「やったことないという一方で、まだみんな会ったことがなかったりするくらいなので、ある意味活動コストも低いっちゃ低いんですよね?」

 

HONNWAKA88:
「そうですね。良くも悪くもできたばっかのバンドというか、一緒の小学校の同級生で組んだバンドとか、そういうわけでもないですし。だから、ある種、ストーリーないバンドなので、うちら。それが故に、例えば『シャンフロ』さんとか、作品に全ベットした曲づくりっていうのもできますし。自分たちが真っ新だから。というのが逆に、FZMZの強みなのかなとは思うので、何でもありだし、それがメタバースとかオンライン上での活動ってところに対しても、出自がゼロなバンドではあるので、そこが故のノーNGでやれる感じというか、これはせっかくなので最大限活用して、何でもありだって場所を開拓してるバンドであればいいなという風には強く思いますね。」

 

一翔剣:
「『シャンフロ』から始まったけど、『シャンフロ』だけのためではないってことですもんね?」

 

HONNWAKA88:
「元々はバンドをやろうっていうバンドだったので、色んな場所で、色んな所で、色んなとこと交わりながらやっていくバンドであればという風には思ってます。」

 

一翔剣:
「すでにミュージシャン簡単に増やしてますもんね、すでにね。」

 

HONNWAKA88:
「そうですね。」

 

一翔剣:
「そして、『シャンフロ』がもし今後も続くプロジェクトだとするならば、そこの音楽に関しては、ちょっと渡したくない部分はありますよね?」

 

HONNWAKA88:
「何かしらをやれたら嬉しいなって思いますね。ほんととても難しいでしょうけど、ゲーム化とかしたらBGMくらい書かせてくれって思いますね。」

 

一同:
「おー!」

 

一翔剣
「硬梨菜先生、もうすでに、言ってしまうと、HONNWAKA88さん、めっちゃ売れっ子なんですけど、そう言ってくれてますが?」

 

HONNWAKA88:
「いや、ネット民なんで。」

 

硬梨菜:
「「おー!」って言っちゃいましたね、もう。」

 

HONNWAKA88:
「やりたいなー、でも。」

 

一翔剣:
「ただ、『シャンフロ』を本当に作るとしたら、1,000億とか2,000億とかかけてもつくれないんじゃないかくらいのゲームになっちゃいそうな気がしますけど、先生そういうとこ想像してますか?」

 

硬梨菜:
「『シャングリラ・フロンティア』というコンテンツがもうすでに自分の想像を超えちゃっているので、何が来ても「はぁ~、はい」としか言いようがないんですよ。(笑)」

 

一翔剣:
「もしかしたら、世界的なゲーム会社が、『シャンフロ』はほんとにデザイン素晴しいと思うので、このまんまやらせてくださいっていう人が現れたら?」

 

硬梨菜:
「「ビル7棟ですけど、大丈夫ですか?」って言わないと。」

 

一同:
(笑)

 

一翔剣:
「サーバーのサイズが確かそうなんですね? ビル7棟。」

 

硬梨菜:
「はい。以前、川原先生と対談する機会があったんですけど、『ソードアート・オンライン』なんかも、そこら辺のガジェット的な矛盾とかが出ると困るので、「すごいスペックだよ」みたいな話をされてたんです。自分もそういう、ガジェット的に、これくらいのVRをやるんだったらサーバーとかどんなもんだっていう疑問は「ビル7個くらいだから、どうとでもなるでしょ」みたいな、上限をめちゃくちゃ高く設定していたので。(笑)」

 

一翔剣:
「ビル7個建てられたら、日本のインターネット全部背負えるくらいはありそうな気がしますけどね。」

 

硬梨菜:
「そうですね。」

 

一翔剣:
「でも、『シャングリラ・フロンティア』を今、読んで見て楽しんでる人たちの共通の願望は「あのゲームやってみたい」だと思いますけどね。」

 

硬梨菜:
「そうですね。今もう、ネットマーブルさんがゲーム版『シャングリラ・フロンティア』を作っていただいてて。全然、出せる情報とかはないんですけども、「すごいぞ」とだけ。楽しみにしておいて欲しいですね。」

 

一翔剣:
「いいですね。今、未来の話出ましたけど、『シャンフロ』的には、もちろん本編というか、先生が今作っている物語のほうがあるわけじゃないですか。」

 

硬梨菜:
「ええ。」

 

一翔剣:
「ネタバレもあるので、あまり細かくは言えないと思うんですけど、今後、『シャンフロ』ってこうなっていくんだよみたいなのがあったら、お伺いしたいんですけど。」

 

硬梨菜:
「今後?」

 

一翔剣:
「はい。」

 

硬梨菜:
「原作のほうの話ですかね?」

 

一翔剣:
「そうですね。」

 

硬梨菜:
「今やることが多すぎて、あまり更新はできていないんですけど。このあとユニークモンスター戦が入りますし、その後からも一気に話が動いていく予定なので、長い目で楽しみにしておいてくださいっていう感じです。」

 

一翔剣:
「小説家の方の話って、大河小説を書いてる方は特に感じるんですけど、大変失礼な言い方をすると、プリンターみたいな仕事の方々だなと思う時があるんですよね。膨大なデータがスタックに入っていて、でも、出力のスピードは人間的な限界があるっていう。」

 

硬梨菜:
「はい、はい。(笑)そこを踏まえると、メタグロスになりたいなって感じなんですよ。スパコン並の処理能力がほしいっていう。」

 

一翔剣:
「なるほど。すげえ勢いで脳内がアウトプットできればいいのにと?」

 

硬梨菜:
「そう思うんです。」

 

一翔剣:
「こちらから、『シャンフロ』はまだまだ続いていくというか、あと十年、二十年の単位では楽しませていただけそうだなということは見て思っているのですが。FZMZに関しても今日、結構未来の話もちょっと臨んでいた感じがしますが、FZMZ、具体的には何か決まってることとか言えることって今あるんですか?」

 

HONNWAKA88:
「具体的に決まってることはあるけど、言えるどうかはわからないかもしれなくてですね。KAMATAさん、どう思います?」

 

KAMATA:
「何かしらの形でライブはやるんじゃないかなっていう。」

 

一翔剣:
「ライブやる?」

 

KAMATA:
「ライブ。これは言って大丈夫ですよね?」

 

HONNWAKA88:
「ライブするとまでは言っていい気がする。」

 

一翔剣:
「これ、普通のバンドが言う、「ライブやります」っていうお知らせとは全然違う重みがありますからね。」

 

HONNWAKA88:
「そうそう、そうそう。」

 

KAMATA:
「そうですね。」

 

一翔剣:
「何らかの形で?」

 

KAMATA:
「はい。何らかの。」

 

HONNWAKA88:
「すごくね、すごく面白いことを今準備しているんですけど、言えないのもどかしいですけど、もうすぐ出るんじゃないかな。多分出たら、「あ、なるほどー!」って思っていただけるんじゃないかなと思うんですけど。ライブしようとしてますね。」

 

一翔剣:
「ライブしようとしている?」

 

KAMATA:
「はい。」

 

一翔剣:
「じゃあ、KAMATAさん。ライブをやろうっていう具体的なプロジェクトとしてある程度動いてるんだなっていう風に思ったんですけど、その話を聞いたときの感想を教えてください、内容の詳細はまだ聞いちゃダメだと思うので。」

 

KAMATA:
「感想ですか?(笑)」

 

一翔剣:
「感想。「ライブやろう」って言われて、まず、わかるけど、どうやってって思いますよね?」

 

KAMATA:
「うーん、はい。やっぱ、ずっとバンドはやっているので、ライブはやりたいっていうのは当然なんですけど。ただ、このバンドがどのような形でライブするんだろうっていうのはぼんやり描いていて。やっと、この形のライブがいいんじゃないかっていうのにたどり着いて、そこをみんなで、「じゃあ、実現するためにはどう持っていったらいいか」っていうのを今、いろいろ仕込んで準備してるっていう状態ですかね。だからすごく魅力的だし、FZMZらしい動き方をようやくできるなっていうような感想ですかね。」

 

一翔剣:
「ライブやろうよっていうのが絵空事じゃなくなってきたって感じ?」

 

KAMATA:
「うん。そうですね。実現に向けて動いてますね。」

 

一翔剣:
「でも、絵空事が現実になっていく瞬間が一番面白いじゃないですか?」

 

KAMATA:
「はい。」

 

一翔剣:
「まさに。硬梨菜先生はそれを実感されてるわけですよね?」

 

硬梨菜:
「そう、現在進行形ですからね、ほんとに。(笑)」

 

一翔剣:
「自分で今考えてた物語を世に出したら、どんどんすごい形になっていくっていうのが、先生、今、真っ只中ですもんね?」

 

硬梨菜:
「真っ只中です。」

 

一翔剣:
「てことは、自分の作品が関わって楽曲が生み出されたバンドが、おそらく今まで歴史上誰もやってなかったことに近いようなライブをするとなると、それもある意味、先生の妄想が生み出したものって言えるかもしれないですよね。」

 

硬梨菜:
「さっきから、ライブって何やるんだろうってずっとソワソワしてるので、楽しみですね。一ファンとして。」

 

一翔剣:
「ほんとにそう。多分歴史的なことになると思うので。おそらくそういうことになると、ものすごい勢いで体験できる人間、どうなんだろう?体験できる人間がものすごく限られることになるのか、むしろ全世界の人が誰でもできるようになるのか、両方可能性あるな。どっちにしろ、FZMZから出てくる情報は今後、聞き逃さないようにしていただきたいという感じがすごいしますね。今だったら、公式ホームページとかありますもんね、すごくデザインされたページが」

 

HONNWAKA88:
「公式、ありますね。」

 

一翔剣:
「とかね。Twitterとか、今だとXですけど、ご覧いただくのがいいんじゃないかと思いますが。」

 

HONNWAKA88:
「はい、チェックしてください。」

 

一翔剣:
「はい。ちなみに硬梨菜先生も、Twitterとか、今はXですね、やってらっしゃいますよね?」

 

硬梨菜:
「やってますね。」

 

一翔剣:
「割とゲーム報告とか多いなと思いながら拝見してますけど。」

 

硬梨菜:
「そうですね。今は『ドラゴンズドグマ』の話題ばっかつぶやいてますね。(笑)」

 

一翔剣:
「(笑)でも、やっぱり、ゲームやらないと書けないですよね?」

 

硬梨菜:
「そうですね。」

 

一翔剣:
「こればかりはね、他のお仕事の人より誰よりも説得力ありますよ。」

 

硬梨菜:
「「取材だから」って言い訳しながらやってるので。(笑)」

 

一翔剣:
「(笑)なので、制作関係者の皆さま、硬梨菜先生がゲームやってても、そこはあまり責めないでいただきたいという風に思います。」

 

一翔剣:
「といったところで、今日は結構お話いっぱいお伺いしたなっていう感じがいたしますので、一旦このあたりでお別れしたいと思いますが、ただ、こんなに『シャングリラ・フロンティア』にしても、FZMZにしても、未来が開かれてるプロジェクトって日本中どころか世界中を見渡してもそんなにいないと思うので、ワクワクしたい人は今後も付いてきてもらいたいなっていう感じがしました。
個人的にも、そのライブだけは絶対に、万難を排して体験したいっていう風に思っておりますので、そのときはどうぞよろしくお願いいたします。」

 

HONNWAKA88:
「お願いします。」

 

KAMATA:
「よろしくお願いします。」

 

一翔剣:
「一旦このあたりで締めさせていただきたいと思います。てことで、今回はですね、『シャングリラ・フロンティア』の原作者・硬梨菜先生、そして、FZMZからKAMATAさん、HONNWAKA88さん、どうもありがとうございました。」

 

一同:
「ありがとうございました!」

 

■配信情報
FZMZ feat. icy – Danger Danger
TVアニメ「シャングリラ・フロンティア」第2クール オープニングテーマ
作詞 : MAQUMA, JACK, icy
作曲 : MAQUMA, JACK, icy
編曲 : HONNWAKA88


好評配信中!
▼Linkfire

kmu.lnk.to

 


■商品情報
FZMZ 2nd Single 「Danger Danger」 
2024年2月28日リリース

 

◆初回生産限定盤 (CD+グッズ)
・ブリスターパッケージ仕様
・しまぐちニケ描き下ろしFZMZトレーディングカード 2封入 (全7種類からランダム1枚封入)
・ステッカーパック封入
・デジタルアイテム引き換えシリアルコード封入(2024年12月31日まで有効)
※SNFTマーケットプレイスでの取得となるため、サイトへの会員登録と、日本国内IPアドレスからのアクセスが必要となります。

 

品番:KSCL-3486~3487
価格:\3,600(tax in)
<収録曲>
Danger Danger
Danger Danger (Anime Size)
Danger Danger (Instrumental)

 

◆通常盤
品番:KSCL-3488
価格:\1,300(tax in)
<収録曲>
Danger Danger
Danger Danger (Anime Size)
Danger Danger (Instrumental)
※通常盤初回仕様のみアニメスリーブ付き

 

▼ストアリンク

kmu.lnk.to

 

■FZMZ
ゲーム・VRといったデジタルカルチャーと繋がりの深い5人のアーティストが覆面アバターとなって結成された “FZMZ”
世界を股にかけて活動する5人が集結したスペシャルバンド!

 

"FZMZ" is a special band formed by five artists deeply connected to digital culture such as gaming and VR.
A special band formed by five individuals who cross the world!

 

FZMZ are
MAQUMA (Vo.) / JACK (Rap) / GAVI (Gt.) / HONNWAKA88 (Ba.) / KAMATA (Dr.)

 

・Official WEB : https://fzmz.jp/
・Official YouTube Channel : https://www.youtube.com/@FZMZ_Official
・X : https://twitter.com/FZMZ_Official
・Instagram : https://www.instagram.com/fzmz_official/
・TikTok : https://www.tiktok.com/@fzmz_official
・Discord:https://discord.gg/wAPKMMK4Dx

 

■硬梨菜
WEB小説投稿サイトで連載中の『シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』が、「週刊少年マガジン」でコミカライズされる。漫画は不二涼介が担当。同作は第47回講談社漫画賞少年部門を受賞し、TVアニメ2nd Seasonを2024年10月から連続2クール放送で予定している。


■一翔剣
ニッポン放送アナウンサー吉田尚記と声と経験を全て共有する、「部下」。
毎週日曜23:30から放送中のメタバースラジオ『ミューコミVR』パーソナリティ。
YouTube一翔剣ちゃんねるでは、毎週(日)-(木)22:30からワンオペ生配信中。
デザインはHoneyWorksのヤマコさん。

 

★YouTubeチャンネル

www.youtube.com


★Xアカウント
https://twitter.com/ishouken

 

★番組HP

www.allnightnippon.com


■TVアニメ「シャングリラ・フロンティア」
<作品概要>
貴方はなんのためにゲームをしますか? 世に100の神ゲーあれば、世に1000のクソゲーが存在する。クソゲーを愛し、クソゲーに愛された男“陽務楽郎”が、クソゲーの対極である神ゲー「シャングリラ・フロンティア」に挑む物語。原作WEB小説は累計7億PVを超え、小説の書籍化を経ずして行われた異例のコミカライズは「週刊少年マガジン」で連載を開始。60年以上の歴史を持つ雑誌において、読者アンケート史上初となる四冠を達成! 誰もが持ちうるゲーム体験を通じ、新感覚のファンタジーを描く本作は、かつての思い出に浸る大人たちと、テクノロジーの最先端で生きる若者たちに、新たなる冒険の興奮を呼び覚ましている。1人の“クソゲーハンター”が、神ゲーに挑む、至高の“ゲーム×ファンタジー”冒険譚、開幕!!

 

<放送日程>
2023年10月1日からMBS/TBS系全国28局ネットにて毎週日曜午後5時〜連続2クール放送開始

 

<リンク>
公式HP : 

shangrilafrontier.com


公式Twitter :
https://twitter.com/ShanFro_Comic

 

●『シャングリラ・フロンティア』
最新単行本第17巻4月17日発売!! 「エキスパンションパス」も同時発売!!

<通常版>

kc.kodansha.co.jp

 

<特装版>

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