『ランウェイで笑って』TVアニメ放送開始記念！
今回は、主演のお二人に原作者の猪ノ谷言葉先生を交えて、特別座談会を開催しちゃいました！
それぞれの第一印象についてや、モデルやデザイナーになるなら？ などを交えてモデル、デザイナー選べるとしたならばなど、ここでしか聞けないトークが満載です！
育人役：花江夏樹さん
声優。趣味・特技は、テニス、デザイン画、ワープロ、歌、音声編集、靴ひもを１秒で結ぶこと。 出演作に『鬼滅の刃』竈門炭治郎役、『四月は君の嘘』有馬公生役など、多数。
千雪役：花守ゆみりさん
声優。趣味・特技は卓球、ゲーム、テニス！ 出演作に『転生したらスライムだった件』シズ役や、『かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～』早坂愛役など、多数。
原作者：猪ノ谷言葉先生
漫画家。少年マガジン新人漫画賞にて特選を受賞しデビュー後、初連載作『ランウェイで笑って』を絶賛執筆中。趣味・特技は、ゲームと猫を可愛がること。
それぞれへの印象は!?
――TVアニメ『ランウェイで笑って』のキャスティングは、ファンにも大評判です。猪ノ谷先生は、お２人にどんな印象を持っていましたか？
猪ノ谷先生：
元々花江さんは大変存じ上げていて、初めてレギュラー出演された作品も観ていましたし、初主演の『凪のあすから』（13～14年）から、お名前も認識していました。
自作キャラの声のイメージは無い方なのですが、アシスタントさんと「もしキャスティングできるなら？」という話をしたときに、唯一「育人は花江さんがいいな」と言っていたんですよ。
花江さん：
すごく嬉しいですね。光栄なことです。
猪ノ谷先生：
花守さんは、いま最も注目を集める若手の方だと思います！
僕の好きな『アイドルマスター シンデレラガールズ』シリーズに出演（佐藤心役）されていて、オーディションテープを聴いたときも「千雪」っぷりにシックリきました。
……でも、育人のことをずっと「とむらくん」（※正しくは「都村＝つむら」）と間違えていらっしゃって（笑）。
花守さん：
ごめんなさい！
一同 （笑）
猪ノ谷先生：
いえいえ！ よかったんですよ、アイディアに繫がって！
――作中では、佐久間美依が「とむらくん」呼びですね（笑）。
猪ノ谷先生：
花守さんがきっかけです！
花守さん：
まさかそんなところで、作品に影響を与えてしまっていたなんて……（笑）。
猪ノ谷先生：
今はもう、お２人のプロの仕事の素晴らしさにただただ衝撃を受けています！
――逆に、お２人は猪ノ谷先生と初めて会って、どんな印象でしたか？
花江さん：
ガチガチに尖った服を着ていらっしゃるのかな、と思っていたんです。
でも、実際はオシャレだけれど好青年な外見で（笑）。親しみやすい先生だなと安心しました。僕と猪ノ谷先生、雰囲気が似てるって言われるんですよ。
花守さん：
実際似ていますよね（笑）。
私は元々漫画を読ませていただいていて、心理描写がすごく細やかで、絵も繊細で綺麗なので、女性だと思っていたんです。
猪ノ谷先生：
ペンネームもわりと中性的なので、よく言われます（笑）。
花守さん：
お会いしたら男性で、しかもすごくお若いので二重に驚きました。
笑顔が素敵で、気さくに話しかけてくださって。ギャップを感じつつ感動しましたね。
花江さん：
アフレコの現場に来ていただくこともあって、アニメの現場で原作者の先生とお話しすることはあまりないので、すごくありがたくて。
プロのお芝居ってすごい！
――育人の声は花江さんをイメージしていたということですが、花守さんの声も、凛としていてときに儚げな部分もある千雪にぴったりですね。
猪ノ谷先生：
第１話から既にウルっとさせられました！ あとは単純に「かわいいな」とも思いました（笑）。同級生に育人のことを聞かれたときに、嬉しそうに話すシーンが本当にかわいくて。
花守さん：
作中の女性キャラのなかで、性格的には特に強くなければいけないと思うんですけど、心ちゃんとの対比で、いきすぎでもいけないなと。
育人くんは繊細でかわいいところもあるけれど、芯があってかっこいい部分も大きいので、逆に千雪は、常にサバサバしているけれど、年相応の少女らしさも出ればいいなと考えています。
先生、育人くんについてはいかがですか？
猪ノ谷先生：
実は一番衝撃を受けたのが、コメディパートの演技なんです。
作者からすると露骨にウケを狙っているシーンなので、恥ずかしかったりもするのですが（笑）、花江さんが演じると自然なんですよね。プロはすごい！
花江さん：
育人は考えが明確なので、演じる上でそんなに難しさは感じないかも。そのなかで大変だったことを一つ挙げるとしたら、初期のエピソードを精神的に「幼く演じる」ということですね。
僕は連載も読んでいて、成長した育人の姿を知ってしまっていたので。物語が進むなかで、気づかれないくらい少しずつ、変わることを意識しています。
アフレコの現場で、特に印象に残ったことはありますか？
猪ノ谷先生：
僕、“ガヤ”（※街中や学校、会社などのガヤガヤとした声。多くの場合アドリブで収録する）の現場を見るのが好きなんですよね。
第１話の、千雪が着た育人の服がSNSでバズって「ミルネージュ」に問い合わせが殺到するシーンで、藤戸社長役の井上和彦さんが電話対応をしていたり（笑）。
花江さん：
社長自ら前線で（笑）。僕は誕生日に、猪ノ谷先生に色紙を頂いたのが本当にうれしかったです！
花守さん：
私も頂いて、本当に宝物ですね。
あとは、先生に現場に来ていただけると、「演技の答え合わせ」ができるのがありがたくて。これだけ強く凛々しく振る舞う女の子を演じる機会がなかったので、最初は不安もあったんです。試行錯誤するなかで、「よかった」と言っていただけるのは嬉しかったです。
究極の二択!?デザイナーorモデル！
――ちなみに皆さんは、デザイナーとモデル、もしなれるとしたらどちらになりたいですか？
花江さん：
僕はデザイナーですね。高校生のころ、デザインの仕事に就きたいと思って勉強していた時期もありますし、あとはできれば、人前には立ちたくないので（笑）。
花守さん：
私もデザイナーさんに憧れます。皆さんの目の前に出るものを、「どうやったら喜んでもらえるか」「驚いてもらえるか」と考えて、陰で作り込む。そういうところに楽しみを見出すタイプなんです。
猪ノ谷先生：
もしスタイルが良かったら、モデルさんに挑戦してみたいです。実際に「東京ガールズコレクション」や「東京ファッションウィーク」を取材させていただいて、身体でダイレクトに表現するのってかっこいいな、と感じて。
僕はペンを挟んで読者に届けるのですが、モデルさんにはその人自身にクリエイティブがあるというか。憧れますよね。
TVアニメ放送開始に向けて！
――1月10日の放送が迫る第１話の見所をお聞かせください。
猪ノ谷先生：
原作の１話より映像になることで情報量が増えているし、育人の生活感と、千雪のドラマが両方楽しめるので、ぜひ観ていただきたいですね。
花守さん：
１話から現実を突きつけられるシーンがたくさんあって、それを凌駕する２人の“強さ”を感じていただけると思います。原作から素晴らしいのですが、そこに映像がついて、音楽や声が乗って、またひと味違う感動をお届けできると思いますので、ぜひ注目していただきたいです。
花江さん：
どのキャラクターに感情移入するか、自分で決めることができる作品だと思うので、第１話から多くの方に楽しんでいただけると思います。ファッションやモデルという業界をあまり知らない方でも、自分に置き換えられる物語ですし、ぜひ楽しみにしていてください。
――最後に、お互いにメッセージをお願いします！
猪ノ谷先生：
千雪と育人を演じてくださって、本当にありがとうございます。今は描いていてもお２人の声が聴こえてきますし、自分だけの作品ではなくなったことが、今後漫画家として活動していく上での支えになると思います。すっかりお２人のファンになったので、一生応援します！
花守さん：
千雪の声に選んでいただいて、本当にありがとうございます！ 自分のなかでも、役者として新しい道を見つけることができましたし、元々作品を読ませていただいていたので、本当に光栄でした。アニメが終わった後も、もちろんファンとして連載を読ませていただきます！
花江さん：
僕の声をイメージしていただいていた、というのは本当に光栄ですし、それだけにプレッシャーもあるんですけど、それに負けないように、自分なりの育人を演じていきたいと思います。これだけボロボロ泣ける漫画は初めてですし、原作も続きが楽しみです。本当に身体に気をつけて、最後まで描き切ってください（笑）。
３人も太鼓判で絶対注目!!
TVアニメ『ランウェイで笑って』は1/10（金）MBS・TBS・BS-TBS”アニメイズム"枠にて放送開始!!
ぜひご覧ください！
