突然ですが、マガポケで絶賛連載中の『復讐の教科書』、皆さん読まれていますか?
主人公は、学校で凄惨なイジメを受けていた高校生・黒瀬くん。
そんな黒瀬くんが担任・白鳥先生と体が入れ替わってしまい、先生という立場を利用してイジメっ子たちに壮絶な復讐をしていく姿を描く大人気サスペンス作品です。
▲手段を選ばない黒瀬くん
人の心理を利用して行われる計画の緻密さ、そしてそれがバレそうになるスリルなど、作品自体の魅力はたくさんあるのですが……
今回は内容ではなく、コミックス1巻の表紙に注目してみました。
かっこいい。
そして、とても気になるのが白鳥先生(黒瀬くん)が手にしている人面マスク…!!
マスクで「人格の入れ替わり」というメインの要素を表現し、かつ白鳥(黒瀬)の決意溢れる「目」が印象的なカバーイラストです!
これはもう……真似するしかない!!
というわけで人面マスクを作ってみました(本題)。
死者の顔を型取った「デスマスク」は割と有名かと思いますが、今回作るのは「ライフマスク」。
早速作り方を検索してみると、参考になりそうなものをいくつか発見。
(特殊メイクを扱う学校だと、授業でつくったりもするそう。)
これならわりと簡単に……
簡単……
「よくわからんな……」
……頑張って概要だけ整理すると、こんな感じのようです。
①「型取り材」を顔に塗りたくって
②その上を石こうテープ(石こうをしみこませたテープ)で固め、型取り材が固まるまで放置
③固まった「型取り材」で顔の型が取れたら、水に溶いた石こうを流し込んで
④石こうが固まったら完成!
……ん? なんかこう纏めてみると簡単そう…?
じゃあもうやっちゃおっか!!!(見切り発車)
分かんないことがあれば、その時白鳥先生に聞けばいい!
(※ここでおさらいですが、この記事のタイトルは『ライフマスクを作ってみたら、復讐(復習)だけじゃなく予習も大事なことが分かった。』です)
……というわけで、以下はちゃんと調べなくても結構なんとかなりはするけど、ちゃんと調べないと色々苦労するよという教訓込みの制作記録です。
結論から言うと確かに行程は単純ですが、後始末でめちゃくちゃ苦労します。
①下準備
まずは必要なものは「型取り材」「石こうテープ」「石こう」。
石こうテープは「石こうをしみこませたガーゼ」とかでもOKらしいですが、
初心者なので便利アイテムに頼りましょう。
ちなみにこの時点で6000円くらい。結構するな……。
それ以外は以下のとおり。大体100均で揃います。
●ブルーシート
●ボウル×2
●タオル×2(頭と首に巻くもの)
●ゴミ袋
●ハサミ
●ストロー
●ティッシュ
●ビニール手袋
●妻(お手伝い要員として頼み込んだ)
妻がいない方は友人あたりで代用してください。
身動きできない中でほぼすべての作業を代行してもらうことになるので、生殺与奪の権利を握られてもOKな人に頼むのがいいでしょう。
ちなみに万が一皆さんがマスク作る場合は、追加で
●秤(用意するの忘れたせいで、石こうとか目分量で作りました)
●水泳キャップ(タオルの代わり。というかタオルじゃダメ)
●クッション
を用意すると捗るでしょう。
私の犠牲を無駄にしないでください。
②セッティング
準備ができたら早速やってみましょう。
まずは髪と肩をタオルで保護!
ライフマスクを作ったことがある方ならお気づきかもしれませんが、これだと頭部の保護が全く足りていません。
型取り材がもう少し粘性高いイメージだったので、前髪だけ保護すればOKかと…。
それと鼻に突っ込んでいるのは、ちょっと間抜けですが私の生命線。
唯一の空気穴となるストローです。
こんな感じで優しく巻いて、鼻にINしましょう。
気休めかもしれませんが、妻がお気に入りのひと箱500円くらいする高めのティッシュを使いました。
③型取り開始
いよいよ今回の主役、型取り材を水で溶かします。
時間が経つと固まっていきますが、作業する時間は十分あるので焦らずに。
ですがここから一時間ほど手が離せなくなるので、トイレは済ませておきましょう。
▲名前がかわいいですね。今回は袋の半分(500g)使いましたが、そんなにいらなかったかも。
説明書き通りに水で溶かして……
▲500g作るなら、もっと大きなボウルがいいです。
混ぜる!!!
▲すぐペースト状に
そうしたら横になって……(ゴミ袋に穴をあけて被りました)
「じゃあ遠慮なくかけて」
妻「ドバってやっていいの?」
「OK、遠慮なウッ――」
マジで遠慮なくいかれました。
ここから一言も喋れなくなるので、筆談道具とか用意しとくといいかもしれません。
ちなみに作業担当した妻いわく、「水分多めだとどんどん流れて行っちゃうから、水分少な目でやったほうがいいかも」とのこと。
やられている側ですが、顔をすっぽりと包まれて、呼吸だけに集中する時間が結構心地よかったです。
ただ色々汚れが飛び散る関係上、フローリングの上で寝そべったのですが……腰がめっちゃ痛くなりました。
せめてクッションを体の下に敷くのをオススメします。
ちなみに上の写真右側にあるのが、石こうテープなるアイテム。
事前にいい感じの長さに切り分けておきました。
これを水に濡らして、型取り材の上からペタペタ貼れば……
これにて作業、ほぼ完了です。
石こうが固まり始めればちょっと動いても問題ないくらいにガチガチになりますが、表情筋は動かさないようにキープしましょう。
あとは型取り材が固まるまで待つのですが、固まるまでの時間は水分量や気温で多少前後するようです。
基本は30分くらいとのことですが、余裕をもって一時間待ってみました。
▲腰痛い……
④型取り終了
待つこと一時間。
上から触ってみても、ガチガチに固まっています。
型取り材を剥がしながら起き上がって、スポっとマスクを外し……
外して……
とれない。
髪の毛を巻き込んで、頭の後ろまでガッチガチに固まってしまいました。
しばらくもがいた後、なんとか剥がすことができましたが……
髪がご覧のあり様。
読者の皆さんは、ぜひ水泳キャップなどご着用の上制作に励んでください……!
▲髪にガムがついた感じ。シャワー浴びながらほぐしてなんとか取りました
⑤石こう流し込み
あとは簡単。
この顔の型に水に溶かした石こうを流し込んで1時間程放置すれば……(やり方は石こうの袋を見てください。)
▲鼻のティッシュ取り忘れてます……。
完成!
作ってみると、そのリアルさにビックリ。こんなにちゃんと型取れるんですね……
というわけで早速、表紙っぽく!
白鳥先生ほどイケメンになれないという最大の問題を抜かせば、結構それっぽくなったのではないでしょうか!
ちなみに、「表紙だと雨降ってるよ」という妻のツッコミを受け、お風呂場で雨を降らせてみたのですが……
論外な感じになったのでボツです。
今回は、表紙のライフマスクに注目しましたが、『復讐の教科書』の魅力は当然これだけではありません。
「白鳥先生」の仮面を使いこなして、復讐を完遂していく黒瀬くんの活躍!
次々明らかになっていく謎や、魅力的なキャラクターたちの思惑が錯綜するストーリー!!
絶賛連載中の『復讐の教科書』、ぜひマガポケでチェックしてみてください!
以上、復讐(復習)だけでなくて予習も大事だと分かったライターGでした。
※マスクの制作をされる際は、十分に安全性を確認した上で行ってください。
※本記事を参考にマスクを制作する等により発生したトラブル・事故等について、編集部では一切責任を負いません。
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