TVアニメSeason2が好評放送中で、ますます加速する『WIND BREAKER』旋風!
そんな熱狂の最中、さらにボルテージをぶち上げる企画が……ついに爆誕!!!
『WIND BREAKER』ベストバウトアンケートの投票が開始されました!!!
数々の名バトルの中から、あなたの心を一番震わせた“ベストバウト”を大募集!!!!!
『WIND BREAKER』は、街を守る自警団・防風鈴(ボウフウリン)として生まれ変わった風鈴高校を舞台に──
主人公・桜遥(さくら はるか)が「てっぺん」を目指して突っ走っていく! 新世代の青春ヤンキーマンガ!
だがしかし……そんな桜の前に、超強力なライバル&強敵たちが立ちはだかります!
「ケンカでてっぺん獲りに来たんだぜ?」
入学初日、1年1組に配属された桜が教室で名乗りを上げたその瞬間──
ぶっ飛んできたのはまさかの机!!!?
その机をぶん投げたのは──
“てっぺんの狂信者”、杉下京太郎(すぎした きょうたろう)!
中学時代から風鈴に出入りしていた杉下にとって、「てっぺん」を軽々しく口にする桜の存在は許しがたかった……!
その怒りが込められた──
杉下の拳! 拳!! 拳!!!
けれども、その猛攻をひらりと交わし、桜が繰り出す──
アクロバットな反撃一閃!!!
自分以外の誰かを信奉するような、1人じゃ何も決められないやつに俺がやられるわけない──。
“孤高”を背負ってきた桜の矜持が、まっすぐに杉下を撃ち抜いたのです……!!!
“てっぺん”という言葉の意味と、その重みをめぐる物語はここから始まった!!!
桜遥vs杉下京太郎──
互いの信念が火花を散らす、これが始まりのベストバウトです!!!
というわけで今回は――
今だからこそ見返したい──
魂を揺さぶる『WIND BREAKER』のベストバウトを、ライター主観で厳選ピックアップ!!!
あなたの「推しバウト」を見つけて、熱い一票を投じちゃってくださいねっ!!!
●桜遥vs.十亀条(とがめ じょう)! 拳と拳で語り合う魂のベストバウト!!!
「力って、なんだろう?」
拳を交えながら心が交わる瞬間があるとしたら……それはきっと、こんな戦いの中にあるのかもしれません。
最初にご紹介するのは、“拳で語る”この2人──
桜遥vs.十亀条、魂のベストバウト!
ボウフウリンの一員となった桜が、日課の見回りで出会ったのは──
“力の絶対信仰”を掲げるヤバすぎる集団・獅子頭連!!!
中学生を追い回している現場に居合わせた桜は即介入!
そして現れる──
獅子頭連の副頭取・十亀条!!!!!
仲間にすら「負けたら制裁」を加える冷酷な姿を見て桜は言います──
「力の絶対信仰が聞いてあきれる」
けれども──
その言葉を聞いてなお、十亀が浮かべる不気味な笑み……。
それだけなのに、背筋がゾクッとするようなこわさがありますね……!
結局、この一件がきっかけとなり──
獅子頭連の頭取・兎耳山丁子(とみやま ちょうじ)は風鈴高校に宣戦布告!
獅子頭連が拠点にしている廃墟となった映画館で、5対5のタイマン勝負をすることが決まります。一戦目、二戦目と勝負は進み、ついに──
桜遥vs.十亀条、激突!!!
開幕早々、怒涛のスピードで襲いかかる十亀!
だが、それでも桜は──
「お前ぇには 死んでも負けらんねぇわ」
拳を振るうたび、桜の闘志は確実に力強さを増していくのです……!
「“力”の重さが違う」──
そう十亀が叫んでも、桜はまったく怯みません!
「“弱いものいじめクラブ”に改名しろよ」
とんでもないカウンターで真っ向からぶった斬る!!!
桜にとって、“力”は自分を証明する手段なんですよ!
弱いものいじめのために力を振るうようなやり方は、とうてい受け入れられないのです!
ところが、その言葉を聞いた十亀は意外な反応を見せます。
”弱いものいじめ”に加担した味方への制裁……!?
その異様な振る舞いに、ふと覚える違和感──
──こいつ、本気じゃない?
その瞬間から、桜の中で芽生え始めたのは「怒り」ではなく、「こいつのことが知りたい」という思い…。
実は十亀の奥にはくすぶり続ける、とある”本音”があったのです。
十亀が本当に求めていたの“もの”は──
かつての獅子頭連頭取・兎耳山丁子の輝き。
しかし、兎耳山は頂点に立ったことで目標を失い、暴走。
仲間を踏みつけ、弱者を見捨てる男へと変わってしまったのです……。
十亀はその暴走を真正面から止めることができず──
ただ兎耳山を庇うことしかできなかった……。
でも本当はわかっていたんです。こんなやり方は間違っているということを……。
だからこそ、桜の言葉が十亀の胸を打つんです……!
「どんなに強いやつが相手でも 自分を曲げたりしねぇ!!」
まっすぐに―― ひたむきに――
嘘偽りのない拳をぶつけてくる桜に──
十亀はついに、心を開いて──。
そう、これは──
ただ「己の力」を誇示するだけの殴り合いじゃない。
拳と拳で語り合う、“魂の対話”なんですよ!!!!!
「力とはなにか」「てっぺんとはなにか」
その意味に、桜がはじめて気づくきっかけになった魂の“原点バトル”は見逃し厳禁です!
●梶蓮(かじ れん)vs.名取慎吾(なとり しんご)! 本能と理性がせめぎ合う覚醒のベストバウト!
抑え込んできた“獣”が、仲間のために牙を剥く……!?
次にご紹介するのは──
梶蓮vs.名取慎吾、”獣覚醒”のベストバウト!!!!
事の発端は──
1年1組の仲間、杏西雅紀(あんざい まさき)の幼なじみ・長門淳史(ながと あつし)が、不良チーム・KEEL(キール)に加入してしまったこと!
犯罪まがいの活動にも手を染めるKEEL。
そんな場所に身を置く長門を心配した杏西は、たったひとりで連れ戻しに行こうとするのですが──
それを止めたのは、ボウフウリンの仲間たち!!!
そしてもちろん、決まった行き先はただひとつ!!!
KEELのたまり場へ……!!!!
桜たちはクラス全員でKEELに殴り込みをかけたのです!
しかし、そこで待ち構えていたのは──
圧倒的な数のKEEL構成員!?
もはや勝ち目ゼロに思えるほどの数……。当然ながら──
戦局は見るからに劣勢……。
そんな絶望的な状況の中、その空気を変えたのが──
梶が率いる風鈴高校2年1組だったのです!!!
梶はアクロバティックな動きと抜群の戦闘センスを持つ、頼れる先輩!
普段はゆるっと構えた態度に見えるけど──
梶が発する怒りの覇気は、場を凍らせるほどの迫力……!!!
その圧に乗じて、桜はKEELのトップを叩こうと動き出しますが──
そんな桜を梶が一喝!!!!!!
仲間を守らずに、何が“級長”だ――
梶に諭された桜は、すぐさま仲間の元へ駆けつけます!
そして、KEELのリーダー・名取が静かに口を開くと──
2人の視線が交わり、空気は一変……。
梶蓮vs.名取慎吾の開戦です!!!
名取は、恐怖で人を支配する男。
「誰も逆らわないって 最っ高に気持ちいいよね」なんて言っちゃうタイプ……!
そして、続けて名取が放った言葉は、梶の核心を突くものでした──。
「なんでそんなにいい子ぶりたいの?」
実は、梶は幼い頃から──
本能の“獣”だったのです。
カッとなると、敵も味方も見えなくなる――
暴れて、壊して、誰かを傷つけてしまう――
しかし、風鈴高校には──
そんな梶を温かく迎えてくれた仲間たちがいたんです!(涙)
恐れるどころか、「自分たちが悪かった」と謝ってくれた……。そんなかけがえのない仲間を得て、梶は“獣”から“人間”になれたんです!!!
だけれども――
名取がえぐるのは“そのトラウマ”…!!!
襲いかかってくる名取の猛攻に、梶はボコボコにされてしまいます……。
その拳に揺さぶられて目を覚ましたのは──
梶の中に眠っていた“獣の本能”!!!
梶は「人間」に戻してくれた仲間たちへの罵倒が許せなかった……!
そして勢いを増して振り抜かれる梶の拳は──
名取の顔面を撃ち抜いたのです!!!!
そんなカッコよすぎる梶先輩を味わいたいみなさんは、ぜひこのバウトを推しちゃってください!
●椿野佑(つばきの たすく)vs.硯秀平(すずり しゅうへい)! 寄り添う気持ちが心を動かすベストバウト!
笑われても、否定されても、バカにされたってかまわない。
それでも信じたい。だってそれが──
アタシの“好き”だから──!!!
次にご紹介するのは、“好き”を信じ抜く覚悟が火花を散らす──
椿野佑vs.硯秀平、“寄り添う強さ”のベストバウト!!!!!
風鈴高校四天王のひとり・椿野佑!!!
ロングヘアに真っ赤な口紅、ポールダンスが得意なオシャレ番長☆
今でこそ“自分らしさ全開”の椿野ですが、その道のりは決して平坦じゃなかったんです……!
「男だから……」
そんな言葉に縛られて、ずっと“好き”を押し殺してきた過去を持つ椿野。その運命が変わったのは──
とある出来事をきっかけに出会った老夫婦。そのおばあさんに口紅を引いてもらったとき……。
そのときから、椿野の世界はカラフルに彩られることになったのです!
その“自由”を信じ続けてきた椿野の前に、立ちはだかったのは──
街の傭兵集団・GRAVEL(グラベル)のリーダー、硯秀平!!!!
あるとき、椿野のショーパブ仲間の成田(なりた)しずかがGRAVELに狙われる事件が発生!
桜たちも巻き込んだ大乱闘に発展する中で──
「自分が行けば済む」と、ひとりで行こうとするしずか……。
けれども椿野は彼女に問いかけます。「あなたはどうしたいの」と。
その言葉を聞いたしずかから──
「みんなと一緒にいたいよ」
と本音が溢れ出します。
この言葉を聞いたからには、黙って行かせるわけにはいきません!!!
仲間のため、信じるもののため。椿野は硯に──
真っ向勝負を挑みます!!!
普段の優しさをたたえた目が、静かに燃える闘志で変わっていったのです!
しかし、それでも──
硯は椿野の価値観をまるごと否定……!!!
「好き」やら「夢」やらで現実は変わらない。
メイクなんていう「無駄」なことをするやつが、俺に勝てるわけがない……と。
それに対する椿野の答えは、たったひとつ……!!!
どんなに笑われても、“好き”はアタシを強くする!
曲げることのできない信念が椿野を──
高みへと引き上げていくのです!!!
けれど、硯にもまた“譲れない過去”がありました。
貧困街で生き抜くために、夢も希望も切り捨ててきた……。
周りは誰も助けてくれなかった……。
だから“奪う”――
彼は、それしか選べなかったのだから……。
そんな硯の“痛み”を、椿野は否定しません。
ただまっすぐに、硯を見つめて問いかけます。
「なんでそんなに苦しそうなの?」
自分のことを知ろうとしてくる椿野に、「わかってたまるか!」と反発する硯。
確かに他人の痛みを理解するのは非常に難しいことです。
でも──
理解できなくても、「向き合う」ことはできる……!!!
そこにあったのは、拳でねじ伏せるだけの“強さ”じゃありません!
痛みを知る椿野だからこそ持てる、“寄り添う強さ”だったのです!!!
そして、包み込むような椿野のぬくもりは、じわじわと硯の心を溶かしていって──
好きなものを、胸を張って「好き」と言うこと。
それは時に、人を救ってしまうほどに強い思いになるんです……!!!!
そんな椿野の生きざまを感じたいなら──このバウトをチェックしない手はありませんよ!
●梅宮一(うめみや はじめ)vs.焚石矢(たきいし ちか)! “破壊”の奥に眠る、“無邪気な笑顔”のベストバウト!
“混沌の化身”としてやってきた、元・風鈴最強の男……!
街の平和を守るために立ち上がった、現・風鈴最強の男……!
最後にご紹介するのは、全読者の魂に火をつけること間違いなし──
梅宮一(うめみや はじめ)vs.焚石矢(たきいし ちか)──
最強×最強の頂上決戦……!!!!
風鈴高校の総代にして、街の“平和”を守り続ける男・梅宮一。
その拳に宿るのは──
「みんなを守りたい」という強い意志!
かつて両親を事故で亡くし、自責の念にとらわれていた彼を救ったのは、ある風鈴の先輩の一言でした。
「しんどいだけがいやなら ねじ伏せられるくらい 強くなるしかねぇ」
彼との出会いで、生きる力を取り戻した梅宮は──
荒れ果てた街を変えるために、風鈴の“てっぺん”をとることを決意!
校内の派閥を次々とねじ伏せ、仲間たちと笑いあえる場所に風鈴を変えてしまったのです!
そして今、彼の前に立ちはだかるのは……。
梅宮が唯一勝てなかった男──焚石矢!
かつて、“風鈴最強”と呼ばれながらも、平和になった風鈴を「つまらない」と見限り、姿を消した彼が今──
街を、そして風鈴を破壊するために戻ってきた!!!
その狙いは、ただひとつ──
かつて見た、“炎のように燃え盛る梅宮”を引きずり出すこと!?
そのために、焚石は街を混乱の渦へと叩き込み、梅宮を焚き付けたのです!
すべては、“あの頃”の梅宮と一騎打ちをするため!!!
そして、焚石の計画を知ったその瞬間──
鬼の形相で振り返る梅宮!!!!
そして、ついに──
風鈴最強の2人が激突ッッッ!!!!
拳が交わるたび、さらに燃え上がる梅宮の怒り。
普段の彼が持つ優しさなんてとうに吹き飛び、今そこにあるのは──
まさに”炎そのもの”と化した梅宮の姿!!!
その炎は誰よりも熱く、激しく……。そんな灼熱の中で、ずっと無表情だった焚石に変化が……?
それは、まるで──
世界が“色”を取り戻したかのような──!
実はずっと、焚石が見ている世界は“モノクロ”でした。誰が来ても、何をしても、全部がつまらなかった……。
なぜなら、“焚石の世界“に近づいたものは、その熱に灼かれて皆、消し炭になってしまうから……。
ただひとり──
梅宮一を除いて!!!!
だからこそ、鬼の梅宮に何度叩き伏せられても──
焚石は爆発する喜びを抑えきれないんです……!
楽しい──
楽しい──
楽しい──!!
その激しい攻防の中で、梅宮は何かを悟ったかのように焚石と向き合い──
静かに口を開きます……。
「オレが勝ったら お前のことを教えてくれ」
梅宮だって、焚石がキラキラと無邪気な喜びを爆発させるなんてことは考えられなかった。
そう、梅宮は思いがけず見つけてしまったのです……。
焚石の中に隠れていた“光”を……!!!
かつて梅宮はその光を見つけられかなった。だから焚石は街を襲った。
だからこそ、その笑顔を引き出せなかった自分へのけじめを──
ここで、拳に込めて果たすと誓う――!!!
そして、降りしきる雨に身体を打たれながらも、焚石の体はどんどん熱を帯びていくのです!
嫌いだったはずの雨が心地良いと思えるほどに……。
2人だけの間に流れる、“楽しい”このひとときが永遠に続けばいいのに──
そう願いたくなるほどの時間も──
いつか“終わり”はやってきます。
でもそれは、何も変わらなかったということではないのです。
激闘の果て、焚石の口からはこんな言葉がこぼれ落ちます。
「“人間”は 楽しいものか?」
もちろん、梅宮の回答は──。
「“人間(これ)”ほど おもしろいものはねーよ」
それは拳で語り尽くしたふたりが、ようやく“同じ景色”を見た瞬間だったのです!!!
というわけで、お届けしてまいりました! ライターが独断で選ぶ、『WIND BREAKER』ベストバウト選手権!
本編には、ここでは紹介しきれなかったアツい戦いがまだまだあります!! ぜひあなたの”推しバウト”を胸に刻み込んでくださいね!
▼ベストバウトアンケートはこちら!!
●『WIND BREAKER』最新第21巻、大好評発売中!
ぜひ周りの人にも教えてあげてください!
▼『WIND BREAKER』の記事はコチラでも!