マガポケ読者の皆さま! 大好評連載中の新世代ヤンキー漫画『WIND BREAKER』が──
スマホゲーム『WIND BREAKER 不良たちの英雄譚』としてリリースされました~~~!!!
本作をずっと追ってきた私たちにとってはとんでもない大ニュース! めでたすぎて小躍りしてしまいそう!!!
そして漫画『WIND BREAKER』では──
元風鈴伝説の男・ 棪堂哉真斗(えんどう やまと)との出会いから始まった──
“国崩大火編”がついにクライマックスへ……!
かつて風鈴高校で超武闘派の組織を作り上げていた棪堂と、現役の風鈴生たちがぶつかり合う全面戦争は、街中を巻き込んで激しく燃え上がり──
主人公・桜遥(さくら はるか)と棪堂が激突ッッ!
さらに戦いの火花は──
桜を覚醒へと導いていく……!?
というわけで今回は、桜が成長する“ターニングポイント”を追いかけながら、その「強さの理由」に迫っていきます!
●ターニングポイント① 風鈴高校入学と梅宮一(うめみや はじめ)との出会い
桜は「てっぺん」を目指して風鈴高校に意気揚々と乗り込んできた新入生。
しかし、一悶着生じたチンピラたちに囲まれ、追い詰められたとき──
桜を助けてくれたのは、風鈴高校の先輩だったのですッッ!
桜は混乱します……! 風鈴高校は最強の不良が集う”喧嘩上等”な学校のはず……? それなのに、こいつらはなぜ”誰かを守るため”に戦っているんだ!?
じつは、数年前まで荒れ果てていた風鈴高校は、梅宮一の手によってまとめられ、町の治安を守る自警団「防風鈴(ボウフウリン)」へと生まれ変わっていたのです!
それは桜にとって理解不能な事態でした。なぜなら──
桜にとって喧嘩は“オレ”の存在証明!
オッドアイと黒白の髪という見た目のせいで、みんなから避けられてきた桜……だからこそ、拳を振るい、力を示すことが彼にとっての「てっぺん」だったのです!!!
ところが──
ボウフウリン総代・梅宮一との出会いが、桜の価値観を根底から覆すことに!
風鈴高校の頂点に立つ男・梅宮一。
圧倒的なカリスマと強さを持ちながら、彼が放った言葉は……
「てっぺんは一人じゃなれねーだろ?」
確かに、梅宮という男は──
圧倒的な強さを誇る風鈴高校最強の男。
しかし、その拳は──
相手をより深く知るためのものッッ!!!
そんな梅宮にとって、「てっぺん」は最強の証明などではなく──
みんなと笑って飯を食うための手段でしかない……!
そのためなら、どんな理不尽にも、不条理にも負けないという梅宮の覚悟に──
桜は強く心を揺さぶられることになるのです!
「てっぺん」には“仲間”が必要だ──。
これまで他人から拒絶され、他人を拒絶してきた桜に、「何のために拳を振るうのか」という問いを突きつけた梅宮との出会い。それこそが、桜にとって最初のターニングポイントになったのです!
●ターニングポイント②級長就任、反省の多いKEEL戦
さて、第2のターニングポイントは──
桜の“級長就任”でしょう!!!
クラスの「てっぺん」とも言える級長に推されたこの出来事は、桜に「仲間」とのつながりを考えさせる成長のターニングポイントになったのです!
これまで、桜の心にはずっと拭えない考えがありました。
落ちたら誰も助けてくれない──。
幼い頃から誰にも受け入れられず生きてきた桜のなかには、世界に対する根深い不信感が植え付けられていたのです……。
仲間を信じて裏切られるのが怖い──。
その一心から、誰にも頼れずにいた桜。そんな桜を変える出来事が訪れます。それが──
不良チーム・KEEL(キール)への殴り込み……!
クラスメイトである杏西の幼馴染を、KEELから連れ戻そうとした桜たちは、KEELのたまり場に殴り込みをかけたのです。しかしそこで──
桜はKEELのリーダーをぶっ飛ばすことで頭がいっぱいに……。
そのとき加勢に駆けつけた2年1組の級長・梶蓮(かじ れん)は、頭に血が上っている桜を一喝……ッ!
「仲間を助けろ!」
自分ひとりで全てを解決しようとしていた桜に、その言葉はまるで雷のような衝撃を与えたのです。
独断専行で仲間を傷つけてしまったという後悔──。
KEELとの戦いが終わっても、桜は自分を責め続けることに……。
けれども、そんな桜を──
温かく迎え入れてくれる1年1組の仲間たち……!(泣)
それでも自分の弱いところを見せたら、この仲間も離れていってしまうかもしれない。そんな恐怖で彼らに心を開けない桜に対して梶は言います。
「あいつらを信じろ」
この一言に背中を押されて桜は、1年1組の仲間にKEEL戦での失敗を謝罪し、自分の弱さをさらけ出すことに。
もちろん、その言葉を受け取った彼らは──
桜の弱さもまるごと受け入れて──。
桜は“仲間”という居場所をついに手に入れるのです……!!!!(涙腺崩壊)
●ターニングポイント③ 六方一座(ろっぽういちざ)編と桜の理想
KEEL戦を経て、仲間との絆を実感した桜。次のターニングポイントになったのは、「六方一座」の座長・中村幹路(なかむら かんじ)のこの一言──
「ケンカの勝ち負けなんてどうだっていい」
ケンカや揉め事が絶えない歓楽街「ケイセイ街」で、街の治安を守るために自然と結成された「六方一座」。その座長を務める中村は──
ケンカの腕前も桁違いの最強クラス!
精鋭ぞろいの六方一座ですが、あるときケイセイ街に波乱を巻き起こす事件が発生!
傭兵集団・GRAVEL(グラベル)の襲撃……!
彼らの目的は、中村の店で働く歌姫・成田(なりた)しずか。
しずかが狙われている場面に遭遇した桜たちは、GRAVELのメンバーと拳を交えることになるのですが……
多勢に無勢……!
次々に押し寄せてくるGRAVELの人数に押され、六方一座と桜たちは劣勢に追い込まれてしまいます……。
この劣勢を跳ね除け、勝つにはどうしたらいい……?
そうやって思考を巡らす桜に対して、中村は言い放つのです!
大切なものを守れたらいい。勝てなくてもいい。
中村が見せた大人の覚悟は、「ケンカは勝たなきゃ意味がない」と考えていた桜の価値観をまたひとつ変えることに!
風鈴高校四天王のひとり、椿野佑(つばきの たすく)がGRAVELリーダーの硯秀平(すずり しゅうへい)と拳で語り合うことで、騒動は終結 。
街としずかも守られることになったのですが――
なんだか桜は不満そう……!?
確かに中村の考え方は、桜の価値観を大きく揺さぶりました。でも桜にも──
譲れない信念があるのです……!
たとえ大切なものを守れても、仲間が倒れる姿を見たくない──そんな桜の想いに対して中村は……!?
100億点満点……ッ! 声に出したい漢の回答……!!!!
諦めなければその「綺麗事」だって叶うかもしれないと、桜の背中をポンと押してくれるのです!
●ターニングポイント④ 杉下とのタッグと、新たな戦い方
仲間との絆、そして大切なものを守るために戦うことの意味を知った桜。この直後、まるでこれまでの成長を“試す”かのような抗争が巻き起こります!
圧倒的な数で押し寄せる不良集団。
風鈴の反逆児・棪堂。
そして、風鈴歴代最強の男・焚石矢(たきいし ちか)。
そうそれは──
ボウフウリンに対する突然の宣戦布告……!
棪堂と焚石は、かつての荒れ果てた風鈴高校で超武闘派の派閥を築き上げた男たち。梅宮による統一を嫌って外に飛び出した彼らが、どういうわけか──
風鈴にまた混沌をもたらしにきたのです……!
彼らの目的はボウフウリンを殲滅し、街にかつての混沌を取り戻すこと。風鈴生たちは河川敷、大通り、森林公園という3つのエリアに戦力を展開……!
けれども敵の大規模な戦力に加えて、棪堂たちとともに風鈴を去った──
「烽(のろし)」と呼ばれる戦闘狂も参戦!?
桜たちは河川敷の橋に防衛ラインを築き、敵の侵攻を食い止めようとするのですが……
やってきたのは──圧倒的な怪力を誇る柱尾修士(はしらお しゅうじ)……!!
桜は入学時からずっとライバル関係だった──
杉下京太郎(すぎした きょうたろう)と一緒に迎え撃つことになります!
が、しかし──
柱尾も実力はかなりのもの……!
2人はパワーとスピードを兼ね備えた柱尾に苦戦を強いられます。
真正面からのぶつかり合いでは、埒が明かないと判断した桜。そこで桜が杉下に伝えた言葉は──!?
お前があいつを倒せ──。
ケンカが己の存在証明だった桜からは決して出てこなかったこの言葉……! 「自分」という檻から解放されることで、桜は確実にまたひとつ大きな飛躍を遂げることになります!
それは桜にとって新鮮な感覚──。
まるで盤面を俯瞰しているかのような──。
「長い腕でえげつないパワーを出せるからこそ、直線的で急に軌道を変えられない」という杉下の“武器”を瞬時に把握した桜は──
その“武器”の活用に最適な行動を瞬時に計算……!
杉下の一撃を食らわせる状況を作り出すのです!!!
最後は、桜の成長に触発された杉下が柱尾の意表を点く一手を繰り出し──
渾身のコンビネーションが炸裂……!!!
桜は「自分」を捨て去ることで、逆に「自分」の可能性を拡げてみせたのでした。
●ターニングポイント⑤ 棪堂哉真斗戦、覚醒と覚悟――
そしていよいよ桜の激闘は、クライマックスへと導かれていきます……
立ち塞がるのはもちろんこの男、棪堂哉真斗……!
絶望的な戦力差を覆し、ボウフウリンの底力を見せつける桜たちは、そのさなかにこの“戦争”の目的を知ることになります。「烽」を中心にした不良集団が街で暴れまわっていたのは、ボウフウリンの戦力を分散させ、梅宮を孤立させるため。その先に待つのは──
棪堂と焚石による梅宮狩り……!
この“戦争”の目的を知った桜は、梅宮のいる風鈴高校へと走ります! しかし、校門前で桜が目撃したのは想像を絶する光景でした。
先に駆けつけていた椿野を、容赦なく踏みつける棪堂の暴虐……!
その非道な行いを見た瞬間、勝手に動き出す桜の身体──
電光石火の飛び膝蹴り!!!!
桜の脳裏によぎるのは椿野の言葉、そして棪堂との勝負を託してくれた仲間たちの顔。
勝つためじゃなく、大切な街を、仲間を守るために──
桜は──。
杉下とのタッグを経て、自分を俯瞰してみる能力を身につけた桜は、棪堂の動きを冷静に見極め──
棪堂と互角以上の攻防を繰り広げるのです!
しかし、それを受けてなお──
棪堂、恍惚の表情……!?
そもそも、この棪堂という男。幼い頃から天才、カリスマ、神童と称されていた傑物でした。しかし、一方で──
恐怖や歓喜の“感情”がわからないという、重大な欠落を抱えていました。
そんなとき、棪堂に生きる喜びを呼び起こしたのは──
幼少期の焚石……!
唯我独尊という言葉がふさわしい焚石に惚れ込んだ棪堂は、どんなに疎まれようとも彼に付き従い──
焚石という“神”に奉仕することを決めたのでした。
それゆえ、今回の風鈴襲撃も──
焚石を楽しませる、ただそれだけの理由……!
焚石が唯一関心を向けていた男、梅宮との戦いを用意するため、この大掛かりな襲撃を計画したのです! 当然──
桜のなかにフツフツと湧き上がるのは“怒り”!
何度倒されても棪堂に飛びかかるその姿は──
まるで猛獣のよう……!
そう、仲間を大切に想う気持ちの爆発が──
桜を“覚醒”に導いていったのです!!!
……ところが──!?
“目覚めた”のは、桜だけではなかった……!
なぜなら棪堂は、桜に焚石と“同じ輝き”を見出したから!!
けれども仲間のことを想っているようではまだ足りない。そう考える棪堂は、「俺と一緒に来るなら二度と風鈴には手を出さない」と悪魔のささやきを吹き込み──
お前のせいでみんな不幸になると、呪詛の言葉をかけるのです。
その瞬間、桜の頭のなかに溢れ、噴き出す苦々しい記憶の数々──。
そのフラッシュバックに耐えられず桜は──
棪堂に屈してしまう──!?
かのように思えたその瞬間、彼らのあいだに割って入ってきたのは──
風鈴高校の仲間たち!!!!
そう、桜はもうひとりじゃないんです!!!!
それでも自分を責め続ける桜。そんな桜には──
「喝」を入れるしかないですよねェ!!!!!
まず声をかけたのは、ケンカは弱いけれど誰よりも温かい心を持つ楡井秋彦(にれい あきひこ)!
「一緒に背負わせて下さいよ」
桜の胸に染み渡る、優しくそれでいて力強い言葉……その言葉を聞いても煮え切らない桜を見て、杉下京太郎がついにブチギレ──!!
「てっぺんになるんじゃねーのか!!」
厳しくも的確な仲間たちの言葉を受けとった桜にはもう──
”迷い”はありませんでした――。
まるで憑き物が落ちたように晴れやかな表情を浮かべる桜。彼は「てっぺん」が持つ意味をもう一度、噛みしめていました。
それは“想い”を背負う“覚悟”──。
居場所となってくれる“仲間”たちの想いに応えよう。その覚悟こそが──
「てっぺん」の“強さの理由”なのです…!
だから勝てなくていい──。
倒れなければいい──。
そう、なにがなんでも……!
桜の覚悟が試される、激闘のクライマックス!
なぜ「てっぺん」は強いのか? その答えが、ここにあります!
そんな桜の戦いの行方を、ぜひ漫画本編で見届けてくださいね! 激アツ展開の『WIND BREAKER』がマガポケで好評連載中です!
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