マガポケにて連載中の大人気作品である「WINDBREAKER」! 今年の4月から放送開始となったアニメのSeason1は非常に大きな反響を呼び、そしてついに来年4月にSeason2が放送開始となることが正式に発表された!
今回はそれを記念して著者・にいさとる先生の特別インタビューをお届けします!
●TVアニメ『WIND BREAKER』 Season2 4月公開決定記念!
にいさとる先生スペシャルインタビュー‼
――「WIND BREAKER」は連載開始直後から反響を呼び、2024年4月から始まったアニメSeason1が大好評となりました。そしていよいよ、続編のseason2も2025年4月から開始が発表され、ファンから喜びの声が多くあがっています。
本日は、そんな作品について色々伺わせてください。よろしくお願い致します。
本日は、そんな作品について色々伺わせてください。よろしくお願い致します。
にいさとる:
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
――まず、題材について伺わせてください。不良を題材にしたマンガを描こうと思ったきっかけは何なのでしょうか? 日本には一大人気ジャンルである【不良マンガ】の長い伝統がありますが、『WIND BREAKER』は少し雰囲気や毛色が違う印象があるのですが。
にいさとる:
実は、「ヤンキー漫画を描こう」と思って始めたわけではないんですよね。
どちらかというと、描いている時は「スポーツ漫画」を描いている感覚に近いです。喧嘩がスポーツの競技のひとつである感覚といいますか。それに加え、敵を撃退し周りに感謝されるという「戦隊モノ」のテンションも入っています。だから雰囲気や毛色が違う印象を持たれているのかもしれません。
実は、「ヤンキー漫画を描こう」と思って始めたわけではないんですよね。
どちらかというと、描いている時は「スポーツ漫画」を描いている感覚に近いです。喧嘩がスポーツの競技のひとつである感覚といいますか。それに加え、敵を撃退し周りに感謝されるという「戦隊モノ」のテンションも入っています。だから雰囲気や毛色が違う印象を持たれているのかもしれません。
――それでは、どのような初期構想からこの作品は生み出されたのでしょうか?
にいさとる:
「格好いい男の子たちがたくさん出せて、読んでいて気持ちの良い作品にする」という出発点で作品を考え始めました。そこから考えていった結果、ヤンキー漫画に近い今の世界観とキャラクターたちが出来上がっていった流れになります。
「格好いい男の子たちがたくさん出せて、読んでいて気持ちの良い作品にする」という出発点で作品を考え始めました。そこから考えていった結果、ヤンキー漫画に近い今の世界観とキャラクターたちが出来上がっていった流れになります。
――ありがとうございます。世界観と同時に、それぞれ異なる経験を持つ多様で魅力的なキャラも今作の大きな魅力かと思います。一番思い入れの深いキャラクターなどはいますか?
にいさとる:
どのキャラクターも好きですし思い入れはありますが、主人公の桜は難産だったこともあって特に思い入れは強いかもしれません。最初は梅宮のようなキャラクターが描きたい思いが強くあって彼を主人公に据えていたんです。でも、中々上手くいかなくて。そこから新たな主人公になってもらうためのキャラクターとして生まれたのが桜でした。
主人公だったのもあって、バックボーンがしっかりしていないと行動や考え方が一貫していかないので「この子はどんなことが好きで嫌いなんだろう?」と、とても悩みながら作り上げていった記憶があります。でも、そのおかげで皆さんに愛されるキャラクターになってくれたので良かったですね。
どのキャラクターも好きですし思い入れはありますが、主人公の桜は難産だったこともあって特に思い入れは強いかもしれません。最初は梅宮のようなキャラクターが描きたい思いが強くあって彼を主人公に据えていたんです。でも、中々上手くいかなくて。そこから新たな主人公になってもらうためのキャラクターとして生まれたのが桜でした。
主人公だったのもあって、バックボーンがしっかりしていないと行動や考え方が一貫していかないので「この子はどんなことが好きで嫌いなんだろう?」と、とても悩みながら作り上げていった記憶があります。でも、そのおかげで皆さんに愛されるキャラクターになってくれたので良かったですね。
――そんな中で、いよいよ2025年4月に開始が決まったアニメSeason2で本格登場する梶や椿野には、とても多くのファンいます。彼らはどのように生まれたのかを詳しくお聞かせいただけますか?
にいさとる:
キャラを考えるときはビジュアルから入るパターンと役割や内面から入るパターンの主に2通りなんですが、梶はまず最初にビジュアルから入ったキャラクターですね。
最初はクール目のキャラクターのつもりでビジュアルを考えたんですが、結果的にはクールとは程遠いキャラになりました。笑
キャラを考えるときはビジュアルから入るパターンと役割や内面から入るパターンの主に2通りなんですが、梶はまず最初にビジュアルから入ったキャラクターですね。
最初はクール目のキャラクターのつもりでビジュアルを考えたんですが、結果的にはクールとは程遠いキャラになりました。笑
――柊との関係もとても読者からの人気が高いと思いますが、その設定は最初からあったのでしょうか?
にいさとる:
柊の後輩だということや、恩人でありとても慕っていたから柊についてきたという大枠の設定は最初から決まっていましたね。細かいエピソードは徐々に膨らませていった形ですが。
柊の後輩だということや、恩人でありとても慕っていたから柊についてきたという大枠の設定は最初から決まっていましたね。細かいエピソードは徐々に膨らませていった形ですが。
――そうだったんですね。では、次に椿野の生い立ちを聞かせてもらえますか?
にいさとる:
椿野に関しては連載を始める前からしっかり構想があったキャラです。四天王の中でもキャラとして固まっていた度合いは深かったと思います。男子校設定が決まった時に、ビジュアルが女の子らしいキャラがいてもいいんじゃないかなと思ったことが構想の始まりです。
そこからキャラクターを深堀りしていったんですが、個人的にもとても気に入っています。
椿野に関しては連載を始める前からしっかり構想があったキャラです。四天王の中でもキャラとして固まっていた度合いは深かったと思います。男子校設定が決まった時に、ビジュアルが女の子らしいキャラがいてもいいんじゃないかなと思ったことが構想の始まりです。
そこからキャラクターを深堀りしていったんですが、個人的にもとても気に入っています。
――とても可愛いものが好きだったり、梅宮のことがとても好きだったりと印象的で特徴的なシーンが多いキャラクターですよね。
にいさとる:
そうですね。「可愛くて綺麗でいた方が自分の気分がアガって楽しくいられる。だから常にそうしていたい」ということが椿野というキャラの軸のひとつなので。
とはいえ、椿野の性自認は男性です。好きなものだったり服装だったりがただ女性らしいものが多いというだけです。梅宮のことが大好きなので恋愛対象は男性ですが、そのことに対する自己嫌悪もありません。その恋が実らないことも受け入れています。ただ、自分の「好き」に真っすぐなキャラクターというイメージです。
そうですね。「可愛くて綺麗でいた方が自分の気分がアガって楽しくいられる。だから常にそうしていたい」ということが椿野というキャラの軸のひとつなので。
とはいえ、椿野の性自認は男性です。好きなものだったり服装だったりがただ女性らしいものが多いというだけです。梅宮のことが大好きなので恋愛対象は男性ですが、そのことに対する自己嫌悪もありません。その恋が実らないことも受け入れています。ただ、自分の「好き」に真っすぐなキャラクターというイメージです。
――次に、普段の作業に関しても教えていただければと思います。連載スケジュールに対しての1週間の平均的な工程はどのような感じですか?
にいさとる:
まず月曜日に編集さんと打ち合わせをして、そこから水曜日までにネームを仕上げます。
木曜日からアシスタントさんが入って一緒に作画作業に移りますそれが日曜日までです。ただ、ネームが完成していない時は原稿作業と並行でネームをやっている時もあります。
…正直、だいたいそうなってしまっています。笑
まず月曜日に編集さんと打ち合わせをして、そこから水曜日までにネームを仕上げます。
木曜日からアシスタントさんが入って一緒に作画作業に移りますそれが日曜日までです。ただ、ネームが完成していない時は原稿作業と並行でネームをやっている時もあります。
…正直、だいたいそうなってしまっています。笑
――お…お休みがないですね。汗
にいさとる:
それと並行してアニメの監修やグッズの監修、ゲームの監修、単行本作業や描きおろし作業などが入ってきます。笑 ただ、これだと休みがないように見えますがちゃんとスケジュール管理はしていただいていて、休みは都度しっかり取っていますし寝ていないとかはまったくないです。寝ないと作業が出来ないタイプなので、むしろ多く寝ている方だと思います。笑
それと並行してアニメの監修やグッズの監修、ゲームの監修、単行本作業や描きおろし作業などが入ってきます。笑 ただ、これだと休みがないように見えますがちゃんとスケジュール管理はしていただいていて、休みは都度しっかり取っていますし寝ていないとかはまったくないです。寝ないと作業が出来ないタイプなので、むしろ多く寝ている方だと思います。笑
――それならよかったです…! では次に、その一連の作業工程の中で特に好きな工程はありますか?
にいさとる:
人物のペン入れをする時ですね。作画の時は、まず下書きをするのですが、まだ線があやふやなんです。そこから線を決めていくのですが、それがペン入れです。
出来上がっていくのが目に見えてわかるので。笑
人物のペン入れをする時ですね。作画の時は、まず下書きをするのですが、まだ線があやふやなんです。そこから線を決めていくのですが、それがペン入れです。
出来上がっていくのが目に見えてわかるので。笑
①下書き状態の様子
②ペン入れの様子
――また、『WIND BREAKER』は海外でも非常に人気が出ています。そんなファンの熱狂ぶりをどう感じますか?
にいさとる:
とっても感慨深いです。本当に嬉しいです。同時に、普段作品を描いている本当に小さいテーブルから、広大な世界中の人たちに届いていることは不思議な感覚にもなります。
でも、サイン会などで実際に海外のファンの方々とお会いして作品が届いていることを目の当たりにすると本当に感動します。ファンの方々には感謝しかないですね。いつも応援してくださってありがとうございます。
とっても感慨深いです。本当に嬉しいです。同時に、普段作品を描いている本当に小さいテーブルから、広大な世界中の人たちに届いていることは不思議な感覚にもなります。
でも、サイン会などで実際に海外のファンの方々とお会いして作品が届いていることを目の当たりにすると本当に感動します。ファンの方々には感謝しかないですね。いつも応援してくださってありがとうございます。
――最後に、今後の桜とボウフウリンに期待できることを少しだけ教えていただけますか?
にいさとる:
作品としてのゴールは決まっていますが、描きたい展開やキャラクターのエピソードなどはまだまだたくさんあります。なので、キャラクターたちのことはファンの皆さんに更に深く知っていただけるようになるのではと思います。どうか楽しみにお待ちいただければ幸いです!
作品としてのゴールは決まっていますが、描きたい展開やキャラクターのエピソードなどはまだまだたくさんあります。なので、キャラクターたちのことはファンの皆さんに更に深く知っていただけるようになるのではと思います。どうか楽しみにお待ちいただければ幸いです!
●漫画『WIND BREAKER』第1話はこちらから!
【あらすじ】
その拳で、街を守れ!不良高校生・桜の喧嘩英雄伝説!偏差値は最底辺、喧嘩は最強。超不良校として名高き高校・風鈴高校。この春、そんな風鈴のトップを目指して街にやってきた風鈴高校1年生・桜遥は、風鈴高校が“防風鈴”(ボウフウリン)と名付けられた街を守る集団となっていたことを知る。そして桜は、風鈴の一員として街を守るため戦い始めることに―――!
ぜひ周りの人にも教えてあげてください!
▼『WIND BREAKER』は「K MANGA」にて英語翻訳版も読める!
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