みなさん聞いてください!!!(突然)
先日、こちらの記事で「松葉ガニを僕に喰らわせてください!(切実)」と書いたら、なんと編集部に鳥取県庁まんが王国官房さんから御カニ様が届きました。
嘘みたいですが、本当の話です…!
見てください。新鮮で身の詰まったカニに付くという、カニビルがついています。
しかも、憧れの「真っ赤な指輪(鳥取産を証明する安心と信頼の品質を表す目印)」もしています…
これはまごうことなく本物!!!! 本物の松葉ガニです。
うれしい、うれしいです! ありがとう鳥取県庁まんが王国官房さん!!
………ライター人生苦節XX年。
がんばっていれば、報われることがあるんだなあ。
▲この鳥取さんと同じ気持ちです
では早速、
鳥取さんの強さを証明するためにカニを喰らって(食べて)いきましょう!!!
●突然スタート! カニのさばき方講座
カニ一匹にテンション上がったものの、どうやって食べたらいいんでしょう…と思ったら、
なんと、カニの食べ方の手引きがついていました! ありがたや!
こちらを見ながらカニをさばいていきたいと思います。
まずは、御カニ様に、まな板に乗っていただいて…
三角のふんどしをはずし、そのすき間に親指をつっこんでバキィィィイっと甲羅をはずします。
甲羅の内側の薄皮を取ったら、みそを甲羅の中に集合! させます。
そして、足の付いているおなか側をキッチンはさみでカットします。
上の写真に写っている、海藻のような葉っぱのようなものは「ガニ」と呼ばれるエラです。
「カニを食ってもガニ食うな」と呼ばれる通り、食べられないので切り離して捨てますよ。
つづいて足を一本ずつばらしていきます。
「松葉ガニ」のタグを付けるには、足が1本も取れていないことが条件。確かにシッカリした足がついてますね。
爪が丸々していて、とてもいいカニ様です。
つづいて真ん中の「株」と呼ばれる部分を、真ん中でパキっと切ります。
解体し終わったのがこちら。
食べやすいように足もカットしていきますが、真ん中で切ってしまうと、鍋に入れた時、身がとりにくいんです。なので…
こんな感じで両サイドの関節をとって、タテに割れ目を入れると煮た時に身が取りやすくなって便利!
こちらで準備完了です!
●カニを喰らうならやっぱり鍋でしょう
カニを全力で味わうなら、やっぱり鍋ですよね!
昆布だしで、野菜もたっぷり用意して――
贅沢なカニ鍋でいただきます!
ぐつぐついってます…そろそろかな…
やばい! 超カニッ!! 美味い!!!
本物は出汁がとてもクリアでかつ濃厚です。
そして、殻から身があっさりはずれます。「カニ=食べにくい、面倒くさい」と思っている人! それは、本物を食べていないせいかもしれません。「いいカニは身離れがいい」んです。
身の繊維1本1本がしっかりしているので、ポン酢につけても負けません。
ひょいぱく、ひょいぱく、です。
美味い!!!!
美味すぎる!!!!!
そしてカニ鍋と言えば、最後にこれ! ごはん、ネギ、卵を用意して…
カニぞうすい!!!
美味すぎて撃ち抜かれました!!!!!
カニのエキスが染み渡ります……本物は違いますね。
「蟹取県」の名前は伊達じゃありませんでした。(実感)
●カニみそも美味いんだなあ
そうです、カニには忘れてはいけないカニみそがあります。
あぶって食べるのが良いらしいというのを聞いたので、早速!
電熱器にON!
日本酒を少し注いで、焦げないようにかき混ぜながらあぶる(約30分)と良いそうです。カニ足も一本あぶったので、一緒に食べます。
!!!!!!!!!!
「蟹味噌」と書いて「のうこう」と読みます。
酒と煮詰めたので、ミソはねっとりとした、ペースト状の舌触りに。そしてカニの風味と旨味もたっぷり。
ちょっとだけ醤油をつけて食べると、これぞ至福です!
美味すぎて泣けてきた……。
さて、ミソをいただいたところで、残った甲羅……
まだ楽しむことはできないかと思い、甲羅酒にもチャレンジ! 甲羅をカリカリに焼いて、燗した日本酒を注ぎ、適度に温めます。
カリカリに焼くことで、香ばしさがお酒に乗りますね。フグのひれ酒の、あれに近い感じになります。
この高級感…。素晴らしいです。
●鳥取は最強かもしれない(再)
松葉ガニの美味さを知ったことで、鳥取さんの強さを再確認しました。
鳥取さん、最強です!!!!!(確信)
松葉ガニ本当に美味しかった……。
鳥取県庁まんが王国官房さんごちそうさまでした!!!
……と、ここまで鳥取県の名産品を喰らってきましたが、鳥取さんの強さは名産品だけではありません!
都道府県人口ランキング47位という底辺を知っているからこその、立ち上がる強さ…!!!
他県の良いところを尊重し、正面から向き合う強さ…!!!
そんな鳥取さんの活躍を、マガポケ絶賛連載中の『四十七大戦』をぜひチェックしてみてくださいね!