「マガジンライズ」は新人漫画家に向け、毎月開催している新人賞。
今回は6月開催のマガジンライズの結果を発表します!
▼ゴールド賞(賞金30万円)
『バウンティ・ボルタ』52P
ZERO8(21)
賞金稼ぎ(バウンティハンター)志望の少年が仲間のために覚醒する!!
まるで新連載の1話目を読んでいるかのようでした。このままつづきの2話目を読ませてくれ、と思わせるほどの完成度です。主人公のボルタと仲間の3人、そして敵役と、主要5人のキャラクターをそれぞれ的確に描いていて文句なし。クライマックスの能力開花・覚醒シーンも、気持ちのいい勝ちっぷりで、爽快感のある終わり方です。オリエンタルなムードの、街並み、建物の内装、各キャラの服装など、世界観にぶれがないのも見事です。
▼シルバー賞(賞金10万円)
『バツバツ』44P
柿沼 拓巳 (26)
オタク霊媒師が祓う!! 除霊バトルアクション!!
フィギュアオタク霊媒師の活劇! キャラの立て方や物語のひっくり返しの作り方など、確かな地力を感じる! やや用意したストーリーをなぞっている感が惜しい。謎が解けたり敵を倒したりなど物語が盛り上がるシーンはキャラの努力や機転など、キャラの活躍由来で発生させ、キャラの行動によって物語を動かすことを意識してみて!
『ツッコミ症候群』55P
笹宮 にたか (25)
お笑いが繫ぐ男女の友情物語!!
幼なじみを笑顔にしたいと神頼みしたら、全ての人にツッコむ呪いにかかってしまう。この題材と設定でありながら、キャラのドラマや人間関係を下敷きにストーリーが展開され、単なるコメディー一辺倒になっていないのがすごい。作中作お笑いはサムくなりがちだが、あくまでキャラを中心としている織り込み方が巧みだった。
『DO SUE』50P
星 千風 (22)
殺し屋姉×姉を追う妹 ハートフル殺し屋ストーリー!!
殺し屋姉妹の絆と成長を描いた作品、筆致の勢いもあり読み応えのあるものでした。キャラクターの表情も多彩で好印象でしたが、全体として雑に感じてしまう部分もあるので、見開きの画面毎に丁寧さをより意識して作品をつくってみましょう! 妹が弱点を克服し、殺し屋として一人立ちする流れだったり、姉を越えようとする展開も見てみたかった!
▼ブロンズ賞(賞金3万円)
『ペア』50P
三城 葵(28)
機械(アンドロイド)×少年! 生命を超えた絆の物語!!
アンドロイドと少年との友情ドラマ。後半のアクションシーンが派手で華がありました。一方、前半は喋っているだけのシーンが多すぎて画面に飽きてしまうので、アクションを絡めたシーンで情報を見せることを心掛けましょう。
『PLASTIC LOVE』33P
黒沢 はくと(20)
プラスチック人間×ノコギリ女のアクションラブ!!
プラスチックで作られた人間とノコギリ女と呼ばれる女の子とのハードボイルドな世界観。作画へのデザイン的な意識の高さを感じます。主人公以上に女の子の活躍が見応えあったので、次回は主人公の見せ場が設定できるといいですね!
『似た二人』55P
オカケン(21)
遭難宇宙人×転校少女 勇気湧き立つ物語!!
キャラの表情が魅力的! コミカルなやり取りも楽しく、キャラの好感度の高い作品! 二人のどちらの視点に立って読めばいいのか分かりづらい点が惜しい。誰に感情移入してほしい物語なのか明確することを意識してみて!
▼アイアン賞(賞金1万円)
『JC、力は欲しくない』34P
正野 羽馬(25)
『見えない、祓えない』31P
片井 りんと(22)
『兎ト亀』35P
橘 末吉
『忠犬トシロー』54P
山下 跡(19)
『空洞少女』49P
桜田 夏丸(21)
▼ネクストライズ賞(賞金5000円)
『JESTER』中垣 智賀(21)
『先輩をふりむかせてみせます』泣餓鬼 雪八(21)
次回以降、更に上の賞を取ると「ライズボーナス」として段階ごとに+1万円贈呈!
●作画部門 才気あふれる絵を放つ英傑!!
▼ゴールド賞(賞金30万円)
『妖怪変化と幻の日々』51P
斎宮 太郎(24)
▼ブロンズ賞(賞金3万円)
『RISE』4P
西條 れな(25)
たくさんのご応募ありがとうございました!
さらに進化(ライズ)した投稿お持ちしております!!
マガジンライズ9・10月期は10月31日締め切り!! ※当日消印有効
皆さまからの投稿をお待ちしています!
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ぜひ周りの人にも教えてあげてください!