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マガジンライズ6月期結果発表『WILD BROTHERS』、『白い桜が散る頃の』、『恋の運命やいカニ』の3作品がゴールド賞を受賞!

「マガジンライズ」は新人漫画家に向け、毎月開催している新人賞。
今回は6月開催のマガジンライズの結果を発表します!

 

▼ゴールド賞(賞金30万円)

『WILD BROTHERS』50P
横居碧人(19)

父が再婚。イカつい兄貴がやってきた――!!
父の再婚相手で新たな兄が、そいつがめっちゃマッチョで強面のとんでもない奴で!? 良い意味で異常にくだらなく、異常にカッコよく、あっという間に読んでしまいました。しっかりとした画力が説得力を生み出している力作です。冒頭とは裏腹な兄弟の絆にほろりとくる感じは、まさに笑って泣ける物語で少年漫画の王道を描ける才能を感じました。この調子で才能をどんどん爆発させていってください!!

この作品はマガポケで公開予定!!

 

『白い桜が散る頃の』50P
矢口 輝(23)

学校一の嫌われ者が幽霊のお悩み解決に奔走する!!
端正な画力で描かれた地縛霊のヒロインは非常に魅力的で作品の大きな魅力になっています。正しさに拘る狭量な主人公が地縛霊であるヒロインとの出会いによって成長してゆくストーリーは素直に胸が熱くなりました。表現したいことをセリフだけでなくしっかり絵柄で表現する力はすでにプロレベルだと思います! 連載につながる設定やキャラクターを考えたり、自分がプロの世界で頭一つ抜け出ることができる武器を探してみてください。

この作品はマガポケで公開予定!!

 

『恋の運命やいカニ』48P
汐宮 雫(21)

先生と彼女…そして僕の三角関係――。
ヒロインの表情と青春の甘酸っぱさ、そして“かに”という異分子が奇妙に混ざり合って心地良いバランスを生み出しています。特に表情の部分はキャラの感情をうまく乗せていて、すでに連載作家レベルにあると言っても過言ではありません。作品の展開も高校の先生まで巻き込んで恋愛していくという躍動っぷりでぐいぐい読ませました。線が細いということもあり画面が淡泊になりがちなので、そこは今後の課題です。今から次回が楽しみです!

この作品はマガポケで公開予定!!

 

▼シルバー賞(賞金5万円)

『スタートアップ』58P
哉未 文月(22)

漫画家を目指す青年の奮闘が熱かったです! 挫けそうになりながらも、もがき続ける主人公を応援したくなりました! 読者に最後まで楽しく読み進めてもらうためにはどうすればよいかという意識を次回作では更に持っていただけると嬉しいです!

 

『PPQ』55P
ナイハラ(20)

世界で起きている奇妙な現象のことではなく、主人公のキャラだけでストーリーを展開しているところにとても技量を感じました。家族の話に興味を持たせ徐々に情報を共有していく構成も上手です。と言いつつも、この世界や現象のことも気にはなるのでもう少しバランス良く描写してもらえるとよかったかもしれません。

 

『障子のメアリー』50P
ミヤギユウ(23)

祖父の守護霊・メアリーのキャラがとてもよく、主人公との掛け合いだけで面白く読める作品でした! 障子と一体化している、という設定は終盤まで引っ張らず彼女にもう少し自由度を与えてもよかったかもしれません。

 

『‐PHOBIA-』50P
魁 都(22)

「恐怖」という感情が失われた世界で「恐怖」を取り戻そうと立ち回る主人公が格好良かったです! 特に画力や演出が素晴らしかったです! 主人公の「恐怖」を取り戻そうという部分に共感しづらかったため、次作では主人公に寄り添って読めるように意識してみてください!

 

『PSYCHO DIVER』51P
大田 修平(24)

洗脳テロと闘うサイコダイバーのお話…彼らが操るウォールマンがとても魅力的で、動いて何かしているだけで楽しめた。特にラストのアクションは、勢いが良くて気持ちよく読めます! ただキャラも設定も多く感じるところはあり、もっと描きたいポイントを絞るといいかと!

 

▼ブロンズ賞(賞金3万円)

『高嶺のレイラ』43P
白辺リタ(25)

生徒思いな主人公の純粋さが真っ直ぐに伝わる学園ストーリーでした! 適度に力の抜けたキャラクターのノリと会話のテンポ感も抜群で、読みやすく好感の持てるお話です。次回作では是非見せ場のアイデアにもう一工夫を意識していただけますと幸いです!

 

『宇宙童貞』45P
寿司食辺郎(27)

宇宙にて遭難中という状況下で童貞をめぐる理論。それだけで話を作れるセンスに脱帽です! 小気味いいギャグを入れながらも謎に熱い展開があったりと読者を飽きさせない工夫を感じました。画力が上がれば、さらに表現できる面白さも増すはず!

 

『何回目かの恋』49P
三日月(18)

時を戻す力という設定を、しっかりと2人のラブストーリーとして感動の物語に仕上げている部分に才能を感じます。少し残念だったのは、大きなドラマや展開のために2人のキャラ性のディティールがやや淡白に感じてしまった点です。次回作はぜひ、2人だからこその物語作りを意識していただければ幸いです!


『昼寝部』47P
イケダ コウ(24)

昼寝部というユニークな設定には、ぐっと引き込まれました。部長と部員の女子二人のかけあいがとても上手に描けていて、作品の原動力になっています。作中にちりばめられてる睡眠知識も面白かった。今後もアイデアのある作品作りを続けよう。


『避難訓練マジック』16P
杉森夏樹(21)

避難訓練という設定にアイデアがあるラブコメでした! 好きな相手へのちょっかいという「あるある」がすごく自然に描写されていたことも評価ポイントです。次回はページ数を増やして肉厚な作品にチャレンジしてほしいです。

 

『ストレンジバリア』44P
ヒロミチ。(20)

オリジナル競技とその競技性を生かして活躍する主人公達にアイデアがありました! アクション漫画としてはピンチの乗り越え方が淡白で、見せ場で盛り上がり切らなかったので、ピンチとチャンスの描き方に工夫を加えてほしいです。

 

『溟海』59P
藤田 明希(14)

突如、能力に目覚め悪霊退治の仕事をすることになった主人公のキャラクターが面白い作品でした! ところどころ何が起きているかわかりづらいシーンが見受けられたため、読みやすい画面作りを次作では意識していただけると嬉しいです!

 

▼アイアン賞(賞金1万円)

『HAYASA』55P
後藤 造志(29)

 

『シリーズン』52P
坂本照英(21)

 

『赤ずきんとハラペコオオカミ』50P
マエバハチコウ(23)

 

『チャレンジャーズ』59P
奇点(24)

 

▼ネクストライズ賞(賞金5000円)に選ばれた若き精鋭達!

『かわいい税』春風翔(24)
『卒業すると好きな能力をもらえる高校』ヨイザカ。(27)
『Friend lesS.』高沼根石(29)
『龍ヶ崎さんは半ドラゴン』浦松 あばば(25)
『爪はまた伸びる』芝伍長(27)
『寄生樹』葵ソーダ(18)
『Take over』藤原 やまと(22)
『人造人間 NAKIA』佐々木 しゅん(15)
『第3棟のAntinomie』仲田 冬威(23)
『傭兵アントマン』杉浦 七海(23)
『ゴリラな姫咲さん』紫(28)
『晴雨の神』飴型(22)


次回以降、更に上の賞を取ると「ライズボーナス」として段階ごとに+1万円贈呈!

 

●ネーム部門 3人の逸材はこちら!!

▼シルバー賞(賞金10万円)

『オッパイシンドローム』49P

アンドレアス・プリン(22)

「乳房が肥大化する病気」という設定の独創性が評価ポイントでした! 起承転結が明確で読みやすかったのも高評価です。共感しにくいキャラ設定だったので、次回作は応援したくなるキャラの目的づくりを意識してほしいです。

 

▼ブロンズ賞(賞金3万円)

『導火線に火をつけて』41P
判田 郁紘(20)

妄想の中で人の恋路の邪魔をする主人公のひねくれ方が面白い! 物語の流れからすると、読者の関心は主人公がどう現実と向き合っていくか、というところにあるような気がするので、トリッキーなオチがやや肩透かしだったかもしれません。

 

『人喰い者』41P
山西 夕一(16)

学園バトルものとして超王道を、思い切り良いコマ割りで一気に読ませられました。アクションとコメディ部分も上手だった。ただ全体としてはキャラの設定も世界観もどこかで見たことのある印象があったのと、前半はもっと主人公のキャラ描写が欲しかった。

 

●作画部門 魅力ある絵を放つ5人の英傑達!!

▼シルバー賞(賞金10万円)

伊藤 星一(26)

 

木友 奏多(25)

 

▼ブロンズ賞(賞金3万円)

佐々木かゑで(21)

 

佐野 綾佑(27)


洸乃 イスキ(22)

 

マガジンライズ9月期&10月期は10月31日締切!! ※当日消印有効

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