「MGP(マガジングランプリ)」は新人漫画家に向け、毎月開催している新人賞。
「MGP」1月期は、前代未聞の佳作3本・奨励賞13本でした!
その映えある佳作に輝いた作品をご紹介します!
「MGP」1月期の佳作は、外ノさん、西井さん、モトナリさんの三名が受賞しました!
『ライバル』外ノさん
絵:7
キャラクター:7
ストーリー:6
構図・コマ割り:5
独創性:5
合計:30
編集部コメント:
新人漫画家青春譚。マンガ専門学校を舞台に、漫画家を目指す若者二人の苦悩と希望が、せつなく、時に痛々しく超リアルな物語として描かれている。友人が新人賞を先に受賞したシーンでの、主人公の妬み、置いて行かれてしまう喪失感、努力していない自分への苛立ちなど、作者自身の本音や思いも込められているのかと思うほど!
特に「ライバルに勝つためだけの漫画を描くな!」は、心に刺さる決め台詞! 構成も良い。読後感良好の秀作です。
『quarter』西井 聡太郎さん
絵:6
キャラクター:8
ストーリー:4
構図・コマ割り:5
独創性:7
合計:30
編集部コメント:
日常感と緊張感、相反する2つの感情を同時に伝えられる巧みな演出が光りました!
飛行機が墜落する絶望的な場面から始まりながら、キャラクターが非常に前向きで力強く、掛け合いも見事。飽きさせない展開も良かったです。
デッサンやアクションも描けており、良い表情もたくさんありましたが、一方で線の強弱が薄く読みづらい画面も目立ちました。全体的に絵にムラがある点が惜しかったです。18歳とは思えぬ完成度。次回作も楽しみです。
『恋路は意地でも這っていけ』モトナリさん
絵:7
キャラクター:5
ストーリー:6
構図・コマ割り:6
独創性:5
合計:29
編集部コメント:
幽霊である主人公“テケテケ”は、失った自分の下半身を捜しながら、人を驚かすことで鬱憤を晴らしていた。しかしある日、むしろ興味を示し一緒に下半身捜しを手伝ってくれる少年と出会う。
暗く重くなってしまいかねない内容の物語を、小気味のいいコメディで巧みに読ませる良作。絵柄の好感度も高く、最後にはドラマもある。しいて言えば“変人”と呼ばれる少年の方の事情やドラマにも踏み込んでキャラの関係性を作れるとベスト。
そのほかの受賞作は「マガジン公式サイト」で!
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講談社 週刊少年マガジン「月期MGP」係
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