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新人漫画賞、担当チーフが選ぶオススメの受賞作!

第102回新人漫画賞の募集が3/31で締め切られます。

今回はどんな漫画が投稿されるのか……

少年マガジン新人漫画賞

「ヒットマン」の読者はご存じだと思いますが、実は新人さんたちと一緒に編集者もドキドキしています。「漫画家になりたい!」と夢を持っている新人たち。自分たちは魅力を引き出せたのか……

 

今回は、第100回と第101回の受賞作を新人漫画賞担当チーフのコメントとともにご紹介します!

第100回新人漫画賞 

第100回新人漫画賞は2018年3月末に締め切られました。特別審査員は『はじめの一歩』の森川ジョージ先生、『FAIRY TAIL』『EDENS ZERO』の真島ヒロ先生にお願いし、入選2本、佳作7本の9名が雑誌、またはWebでデビューが決まりました。

 

『竜のあと』港ハナイチ

最初に紹介するのは港ハナイチさんの『竜のあと』。

港さんは第99回でも特別奨励賞を受賞し、第100回では自然の厳しさと向き合おうと葛藤する兄妹を描き、見事佳作を受賞しました。

 

新人賞チーフのコメント:

「港さんが描くキャラクターはとにかく表情がいい! 喜怒哀楽が絵だけで、どストレートに伝わってくる。空想の生物「嶽」も表情がいいんですよねぇ」

 

『ボルダー』蜜浦光

 そして、野球漫画で95回、97回、98回新人漫画賞で特別奨励賞を受賞してきた蜜浦光さん。

第100回では、テーマを「ボルダリング」に変え、高難易度の壁に立ち向かう主人公とそれを応援する仲間たちを描いた『ボルダー』を描き、佳作と森川ジョージ賞を受賞しました。

 

新人賞チーフのコメント:

「ボルダリングシーンがうまい!岩を登るときに身体のどこに力が入っているのか、そこがしっかり描けている。岩をつかむ手の力感、迫力も圧巻」

 

第101回新人漫画賞

第101回新人漫画賞は2018年9月末に締め切られました。特別審査員は『七つの大罪』の鈴木央先生にお願いし、特選1本、入選1本、佳作5本の7名が雑誌、またはWebでデビューが決まりました。

 

『瀬戸際に轟く』茅野未暮

茅野未暮の『瀬戸際に轟く』は入選、「別冊少年マガジン2019年2月号」に掲載されました。深夜、ラジオから流れてきた下ネタ満載の酷い放送。「聞き覚えがある声だ…」と思っていたら同級生の声だった…

 

新人賞チーフのコメント:

「地方の海辺の街がとても魅力的に描かれている。この街に行ってみたい! と思わせる。そして読んだあと、無性にお好み焼きが食べたくなるマンガ」

 

『凹凸』猛虎苑 

女子中学生を生々しく描いた猛虎苑さんの『凹凸』は、初投稿で特別奨励賞を受賞しました。好きな人に意地悪したくなる気持ち、大人になろうと必死になる感覚を見事に描ききっています。

 

新人賞チーフのコメント:

「これが女子中学生のリアリティーか!とオジサンである私は感嘆しました。『なんで私には チンコついてないんよ…‼』のセリフは切れ味がすごい」

第102回新人漫画賞

第102回少年マガジン新人漫画賞

第102回新人漫画賞は、『ドメスティックな彼女』の流石景先生にお願いし、6月の発表を予定しています!どんな魅力や個性が見られるのか。いまからとても楽しみです。

 

▼ 新人漫画賞の詳細は公式ページで!

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