甲子園の暑い夏がやってきました! 昨年は残念ながら開催中止となってしまいましたが、今年はバッチリ開催中。全47都道府県49代表による夏のドラマが始まります!
そんな激アツ甲子園のおともには、やっぱり野球漫画でしょ! ということで、マガポケで連載中の野球漫画2作品をピックアップ。二重人格の天才投手が高校野球界に殴り込みをかける『デュアルマウンド』、そして弱小校×不良集団の予測不能な最凶野球を描いた『イレギュラーズ』。超個性的なマガポケ野球漫画は、読み始めたらページをめくる手が止まらない!? ぜひ甲子園と一緒に楽しんじゃってください!
●主人公は二重人格のスイッチピッチャー!? 『デュアルマウンド』
平凡を絵に描いたような少年・恋村咲太郎(こいむら さくたろう) のとある1日から物語は始まります。
ただの凡人であったはずの彼ですが、ある出会いによって、彼の運命は大きく変化することになるのです。
はじまりは、ほんのささいな出来事でした。いつものバッティングセンターで打撃練習をしていた咲太郎は、突然、フードをかぶった怪しげな男から声をかけられます。
自分は投手だと名乗る彼は、河川敷のグラウンドで練習しないかと咲太郎を誘います。少々いぶかしりながらも二つ返事でOKを出した咲太郎がグラウンドに向かうと、そこには意外な人物が…!?
広岡中の春原ミコト(はるばら みこと)。
中学野球で知らない人はいないと言われる超有名選手。頭脳的な配球と鉄壁の守りで味方の失点を許さないその姿は「最強の砦」と呼ばれていました。
「そんな人物が、なぜ…?」と疑問を抱く咲太郎。しかし、さらにびっくり仰天な事実が判明!!
咲太郎を誘った“怪しげな男”は、天才投手と言われた火燈紅助(ほとぼし こうすけ)。
両投げのスイッチピッチャーであるだけでもすごいのに、左腕から放たれるのは目にも止まらぬ豪速球! スカウトのまなざしを一身に集める大注目のスター選手だったのですが――
事件が起こったのは県予選の決勝戦。彼はエラーした味方の内野手を殴りつける暴挙に出ます…! この暴力事件がきっかけで、火燈は“狂獣”の汚名を着せられ、野球の表舞台から姿を消してしまったのです――。
咲太郎の目の前いるのは、そんな“狂獣”。自然と警戒心も高まります。ところが――
めっちゃいいやつ!?
世間で噂されるイメージとはまったく違い、火燈は平身低頭で温和な男。
目をキラキラさせてピッチングに打ち込む姿に、 “狂獣”の面影はありません。そんな彼に異変が起こったのは、あやまって咲太郎にデッドボールをぶつけてしまったとき…。
いきなり暴言を吐く火燈……。
おどろく咲太郎に、とある事実が明かされます。なんと彼は――。
二重人格!?
しかも、その“左腕”から放たれるボールは凶悪凶暴な豪速球!!!
“左腕”と“右腕”で性格が豹変する、二重人格ピッチャーの火燈紅助。
彼と同じ高校に入学した咲太郎ですが、さっそく“左腕の火燈”の狂獣ぶりを見せつけられます。
狂獣というか、性獣…!? どうも“オモテ”の火燈が勝手に無名の公立高校への入学を決めたことで、ご機嫌斜めなご様子です。
それに振り回されるのは相棒捕手の春原ミコトです。彼は火燈のことを「推し」と呼んで溺愛する“火燈ヲタ”。
だからこそ、“ウラ”の彼が好き放題することが許せないのです。
しかしその一方で、“ウラ”の火燈が現れたことに重い責任を感じているようで――。
火燈と春原の語られざる過去の因縁、そして火燈の“オモテ”と“ウラ”の激突……ますます盛り上がりを見せる『デュアルマウンド』をぜひチェックしてみてください!
●嫌われ者の野球譚! 『イレギュラーズ』
本作の主人公は、私立常星学園の2年生、日々野塁斗(ひびの るいと)。
甲子園出場の常連校としてその名を轟かせていた私立常星学園野球部の正捕手です。しかし、学校の教育方針が、ガリ勉エリート教育に変更されてからというもの、野球部は没落の一途をたどり、今では部員4人の弱小チームに…。
そんな絶望的な状況でも、日々野は甲子園出場の夢を諦めません!
「ゲームセットまで何が起きるかわからない」。
諦めなければきっと……楽天的すぎる言葉なのに、不思議と信じてみたくなる。底抜けの明るさと一途に夢を追いかけるひたむきな情熱が日々野の類まれな魅力なのです!
その“諦めの悪さ”が、「部員不足」の壁をついに突破します。
連合チーム制度。
部員9人に満たない学校が、他校との連合チームを組むことができる仕組み。この制度を利用すれば、公式戦の出場資格が認められるのです。というわけで――。
これでやっとスタートラインに立てる! 日々野の心に希望の光が――
灯……らない!?
合同チームの相手として、日々野たちを待ち受けていたのは……
都内随一の不良校として名高い盟俠高校のみなさまがた!
盟俠高校のなかでもトップ5に名を連ねる猛獣たちです!
喧嘩上等! 目を合わせたら死んだと思え――
地与塚紅樹(ちよづか こうき)
口も上手いし手も早い! 稀代のナンパ男――
エリス・ケイト
クールな頭脳派! インテリヤクザも真っ青な――
金子和美(かねこ かずみ)
最凶の最強! 盟俠の頂点に君臨する男――
海原錦(うなばら にしき)
そして、百年に一人の逸材と言われた絶対的エース――
火狩将太朗(かがり しょうたろう)
この一癖も二癖もある猛獣たちを束ねて、日々野は新たなチームを結成することができるのか?
もちろん、彼の答えは――
「行こうよ甲子園!」
絶対に諦めない。それが彼の信条なのです。
気弱そうな外見からは想像もつかない熱い魂を宿した男――日々野塁斗のメイクドラマをぜひチェックしてみてください!
ぜひ周りの人にも教えてあげてください!