3月に連載が開始されたばかりの西木田景志先生の『キスしてくれなきゃ死んじゃう』。
あることがきっかけでギクシャクしていた幼なじみが、またあることをきっかけに少しずつ距離が縮まっていくラブコメ。
その名の通り、キスしてくれなきゃヒロインが死んじゃうんです。
マジで。
突然ですが…
この二人、付き合ってません!
小学校時代のあることがきっかけで、二人の仲はギクシャク。
しかも、主人公佐藤祐太はヒロイン上野原凛子(うえのはらりんこ)に嫌われています。
でも、キスをする。
実は凛子は「接吻障害」という難病にかかっている。
何千万人に一人がかかるという奇病で感染者は定期的に異性と性的に接触しなければならない。
つまり、キス。
自分が不治の奇病にかかっていると知り、自問自答してきた凛子。
「不条理で理不尽だけど、私は前に進みたい」
涙を貯めながらも、嫌いな祐太に頼む凛子。
そうは言っても葛藤する二人。
凛子の病気を理解して、「キスする?」と言う祐太。
しかし、祐太には好きな人がいる。
凛子は祐太、というか男性が嫌い…
「俺を人だと思わないで薬だと思え。薬は苦いもんだろ」
※こんな男らしいことを言い切れる祐太は、好きな人と話したことすらないヘタレ童貞です。
タイミリミットが迫り、キスをした2人ですが…
空気を読まず「好きな人がいる」と告げるムダに律儀な童貞。
※このあと殴られます
でも、このキスで凛子の気持ちにも変化が出てきます。
祐太の恋を手伝おうとしたり、幼なじみだった祐太の家に遊びに行ったり。
ついには、薬兼結婚相手を探そうとする父を止めようと、祐太に「父に会って欲しい」と頼みます。
しかし、市議会議員で凛子を男手ひとつで育ててきたお父さんには認めてもらえず、ボコボコに言われてしまいます。
そんな二人ですが、無情にも時間は過ぎていく。
キスをしないと凛子は死んでしまう。
祐太には好きな人がいるけれど、凛子の置かれた状況を理解して、自分なりに凛子を助けようと奮闘します。
縮まりそうで縮まらない、離れそうでも72時間以上は離れられない。
二人の距離感を見守りたくなる作品です。
ちなみに本作、二人の周りにいるキャラクターたちも魅力的。
超怖いのに、どこか可愛い凛子のお父さん。
生意気だけど超可愛い! 登場する度に顔芸を披露してくれる祐太の妹もえ。
独自の童貞街道を突っ走り、名言を繰り出してくる村田。
このほか、イケメンで文武両道なのにシャイで彼女ができない山ちゃん、祐太の好きな人でもあり凛子の親友でもある天然系男子キラーのともりんなどなど!
脇役陣も超魅力的!
『キスしてくれなきゃ死んじゃう』、「マガポケ」で連載中!
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