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切なく胸に刺さるダークファンタジー『かつて神だった獣たちへ』

めいびい先生が描く『かつて神だった獣たちへ』のアニメが7月1日からスタートしました!

 

禁忌の技術を使い生み出された異形の兵士“擬神兵(ぎしんへい)”。戦争を終焉へ導き、英雄と称えられましたが、心を失い人々に危害をもたらす存在になってしまいます。

 

「別冊少年マガジン」で2014年から連載されている本作は、人間の弱さや愚かさ、愛情を描いたダークファンタジー作品!

 

擬神兵だった父の仇を探すヒロイン、シャールは獣となった擬神兵たちを殺す旅を続ける主人公、ハンクと出会います。
父が殺された意味を知るため、シャールは、ハンクと共に旅をすることを決意。

 

重厚な世界観が魅力な『かつて神だった獣たちへ』を改めてご紹介します!

 

擬神兵を巡る残酷で切ない物語

国のため、家族のため……

 

戦争に勝つため、モンスターの身体になってまで戦った擬神兵。
人の姿に二度と戻ることができないばかりか、人としての理性も亡くしてしまうもことも多く、戦争が終わったあとの”行き場”に悩みます。

 

心は擬神兵の力に飲み込まれて制御を保てなくなるーー
心も身体も捧げた擬神兵を暖かく迎え入れてくれる人は多くはありませんでした。

 

ただ、擬神兵たち1人ひとりには人間だった頃の想いがあり、制御を失いながらも少しの望みに執着する彼らを見ていると、切なさと悲しみが胸に溢れてきます。
ただ悪いだけの擬神兵、”人”なんていない。

 

シャールの父を殺したハンク。
彼自身も擬神兵であり、元擬神兵部隊の”隊長”として苦悩していました。
ハンクにとっては、一緒に戦場を生き抜き、背中を預けた仲間を手にかけねばなりません。

 

戦争が終わっても、心苦しい戦いを続けなくてはならない苦悩がひしひしと伝わってきます。

 

キャラクターの心情を丁寧に描く

ハンクや、自国を裏切り新たな国を建国したケイン、擬神兵を造り出した技術者、エレインの過去のエピソードが描かれ、彼等を見る目ががらりと変わってきます。

 

擬神兵誕生の秘話なども明らかになり、物語の真相に迫っていきます。

 

一つひとつのエピソードに、キャラそれぞれの想い、苦悩があり、物語が進むほどに深みが増していきます。

 

アニメもスタートし、ますます盛り上がりを見せる『かつて神だった獣たちへ』。
激情の果てにハンクはどこに行き着くのか?

 

今後の展開にもご期待ください! 

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