7月5日からアニメが始まる『荒ぶる季節の乙女どもよ。』。
アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』で有名な岡田麿里先生が原作、『それでも僕は君が好き』の絵本奈央先生が漫画とタッグを組んだ「別冊少年マガジン」の連載作品。
性に興味を持ち始めた思春期の少女たちが、性に振り回されていく。
絵本先生の柔らかいタッチのイラストが、少女たちのリアリティある描写を親しみやすいものにしています。
彼女たちの笑顔や頬を赤めた姿などは可愛らしく、つい見惚れてしまうほど!
文芸部の個性豊かな少女たち!
主人公の和紗は文芸部に所属する女の子。
ある日、「死ぬ前にしたいこと」という話題で盛り上がっていると、部員の一人が発した「セックス」という一言から、次第に自らの恋心や性欲への目覚めを意識し始めます。
文芸部の5人は個性豊かなキャラが勢ぞろい!
主人公でヒロインの小野寺和紗(おのでらかずさ)。
「特徴がないことが特徴」と言われ、いわゆる「地味子」。
学校中から「美少女」と言われている菅原新菜(すがわらにいな)。
文芸部でも「掃き溜めに鶴」と称されるほど。
客観的で、大人っぽい発言が多く、どこかミステリアスな存在。
彼女が出した「セックス」という言葉が、乙女たちを荒ぶらせます。
ほんわか女子須藤百々子(すどうももこ)。
和紗と親友。相談に乗ることも多く一番の理解者。「もーちん」と呼ばれています。
まだ恋をした経験がありません。
部長の曾根崎り香(そねざきりか)。
身長170cmのモデル体型ですが、オシャレにも恋にも興味がない様子でいつも眼鏡にひとつ結びのスタイル。
文芸部の中でも性には潔癖で、汚らわしいものだと思っています。
悪いことは悪いとはっきり言う意思の強い女性でもあります。
本郷ひと葉(ほんごうひとは)は作家を目指しており、出版社に小説の原稿を持ち込んでいます。
ただ、編集者からはリアリティに欠けると評価され、性について勉強しようとアダルト2ショットチャットに参加中。
「女だって考える」性に悩みつつも一生懸命考える姿が美しい!
彼女たちは文学を通して性に触れることはあっても、実際に異性と付き合った経験はありません。
性体験がないながらに文芸部の少女らしい「恋と愛とは何が違うのか」というそもそも論から苦悩する姿は、とってもピュア!
そんな純真無垢な少女たちが恥ずかしそうに顔を赤らめる様子は、読んでいるこちらが照れてしまうほどに初々しいです。
性への関心は、大なり小なり誰しも通る道。
つい意識したり、美化したり、汚いと思ったり……
自分の青春と重ねて恥ずかしくなってしまうかもしれません。
大人から見るとくだらないことに一喜一憂し、ひたむきに考えもがく姿が美しい!
『荒ぶる季節の乙女どもよ。』は女性の思春期を正面から描いたリアルな作品!
和紗が泉を意識するようになり恋に落ちる様子や、曾根崎の眼鏡を取ったら実は美少女だった、など少女漫画にある王道な展開に男性も女性もドキドキ!
アニメでもそんな彼女たちは荒ぶり、初々しく動き回ります!
この夏、彼女たちと一緒に恋をしてみませんか?