ある日突然、異能力に目覚める者が全世界にあらわれて……。
なんてワクワクする説明から入る漫画の第１話。よくありますし、皆さんもお好きですよね？
でも、ごめんなさい！（ﾃﾍﾍﾟﾛ）
今回紹介する作品は、そんな王道ストーリーとはちょっと……いや、かなり違いまして……！
“罪を犯した人間だけ”が、異能力「罪（シン）」を手に入れてしまう……！
あまりにも理不尽すぎる世界の物語なんです！
いや、それってもう、世界が悪人だらけになって詰んでない？
そんなのめちゃくちゃ気になるじゃん！ というそこのアナタ、それがこの作品――
マガポケで好評連載中の『K-9~警視庁公安部公安第9課異能対策係』なんです!!!
2025年４月の連載開始以来、息をつかせぬ展開の連続が反響を呼び、このたび８月７日（木）に記念すべき第１巻を発売！
本記事では、そんな『K-9~警視庁公安部公安第9課異能対策係』のあらすじとともに、個性あふれるメインキャラクター4人の紹介をしていきたいと思います！
●『K-9~警視庁公安部公安第9課異能対策係~』はこんなお話！
皆さん、想像してみてください。
ただでさえ危険な思想をもつ犯罪者が、全身岩だらけの身体で暴れていたら……。
身体を煙のようにできるうえ、ナイフを自由自在に操ってきたら……？
そして、もっと想像してみてください。
犯罪を通報されて駆けつける警察、ちょっと大変すぎやしませんか???
だって最初に言いましたよね、異能が使えるのは罪を犯した人間だけ……
つまり、正義の味方である警察の人間は異能を発現できないんですよ!??
無能力のまま、未知の能力をもつ犯罪者たちと日々戦わなくてはなりません……。
そんなの絶対に勝てないじゃん!!!
と思っちゃいますよね？
でも大丈夫!!!!
どうやらこの世界の警察は、理不尽な現実に打ち勝つ手段として、“とある組織”を結成したようです！
その名も「警視庁公安部公安第9課異能対策係」!!!
この作品は、そんな異能専門の対策係に配属されたコンビを中心に、予測不能のストーリーが展開されていく物語なのです！
それではここから、ぶっ飛んだ初登場シーンで読者の心を動かす「警視庁公安部公安第9課異能対策係」のメインキャラクター４人を一緒にチェックしていきましょう！
●能力者を蹴り飛ばす無能力者!? クールな女性刑事、緋月恋（ひづき れん）
ある日、炎の身体になる強力な異能を手にい入れ、街で暴れまわる犯罪者がおりました。
しかし、その場に駆けつけた警察官の上段蹴りによって、一撃で気絶!!!
その警察官の名前は、緋月恋。
女性でありながらも捜査一課に配属され、持ち前の驚異的な身体能力を駆使して、異能持ちの凶悪犯罪者をバッタバッタとなぎ倒す超有能な刑事です！
異能力者の魔の手にかかり、両手を拘束されてしまっても関係なし！
とにかく、蹴る。
蹴って、蹴って、蹴りまくる！
的確に相手の顔面をぶっとばしていく数々のシーンに、毎回スカッとせざるをえません！
上司や同僚からも認められる「捜査一課のエース」でしたが、異動の打診を受けると、すぐに前述の『警視庁公安部公安第9課異能対策係』への転属を決意します。
恋が危険な職場である「公安第9課」への異動を即決し、異能力者へ全力で立ち向かおうとするのには、とある理由がありました……。
それは記憶の中、恋の学生時代にさかのぼります。
彼女が帰宅した際に待っていたのは、あまりにも受け入れがたい光景でした……。
「罪」を持つ犯罪者の手により……恋の家族が……。
現時点では、彼女の過去について多くは語られていません。
しかし、彼女が誰よりも「罪」を憎み、正面から戦い続ける理由が、少し理解できたような気がします。
恋なら、きっとこの世界にはびこる犯罪者たちを一掃してくれるはず！
超シリアスなクールでカッコいい女性刑事。
そんなイメージが恋からはプンプンと漂っています……
が!!!
なんかいきなりスッ転んだ!!?
どうやら恋は、常にニコチンを摂取していないと身体に力が入らない体質のようです（笑）。
ニコチン切れを起こすと、犯罪者の前だろうがなんだろうが、こんな「ぐにゃあ…」「ふにゃあ…」みたいな表情になっちゃう！
クールに見えて、かわいらしい弱点もある……そんな魅力に溢れた緋月恋。
そんな彼女ですが、公安9課に異動したところでとある相棒ができます！
それが次に紹介する――
●血液を操る「罪」を持つ危険な“ペット”、朧悠士郎（おぼろ ゆうしろう）
異動初日。恋が「警視庁公安部公安第9課異能対策係」の扉を開けた先に待っていたのは……。
本に埋もれたイケメンが!?
公安9課の一員でしょうか？
彼の名前は朧悠士郎。
どうやら恋の部下にあたる人物のようですが、自分のことを臆病と表現していますし、恋と会ってからもなんだかずっとヘラヘラしています。
ほら、やっぱり恋も疑ってる！
公安9課は、異能力持ちの犯罪者を相手にする係なんですよ！ 本当に大丈夫なんですか!?
案の定、２人で捜査に出かけると、恋の不安が的中し――
現場でもアタフタが止まらない！
キョロキョロとあたりを見回し過ぎて不審がられたり、不注意で怪我をしたり、頼りなさすぎる!!
そんな様子の朧の身を案じた恋からも、「9課 降りたほうがいいんじゃないか？」と諭すように言われてしまう始末！
流石に同意せざるを得ません……。
そんな頼りない相棒と共に調査を進めていると……異能力者に不意を突かれ、２人とも大ピンチの状況に陥ってしまいます!!!
めちゃくちゃな数の犯罪者に囲まれて、もはや絶体絶命の状況！
こんな時に頼れる男の人いないんですか～!?
はい。案の定、恋に全力で守られてしまう朧。
この相棒、お姫様ポジションじゃないか！
と思いきや!?
ドン！ と身体を張って恋を守ることに成功！
やればできるじゃん!!!!
ん？ どうした朧??
え、何を????
急に態度が豹変した朧。
「飼われるなら」って……どゆこと!?!?!?
なんと、誰かを護るために自分の命すら懸けられる恋の姿にときめいた朧が、これまでとまったく異なる雰囲気をまとったのです……！
そして、自らの血を自由に操る「罪」を発動すると、自分の身の丈ほどもある大鎌を生成！
同じ能力者である犯罪者の集団を、圧倒的な力の差を見せつけるように切り裂いていきます。
終わってみれば、朧が１人で犯罪者たちを一網打尽！
いや～、めちゃくちゃ頼りになる男だったんですねぇ！
……いや、ちょっと待って！ なんで「罪」を使えるの!?
朧も犯罪者だったってこと!?
そう。何を隠そう、恋が移動した「警視庁公安部公安第9課」とは――
犯罪者を使って、犯罪者と戦うための組織だったのです!!!
つまり、そのバディとなった恋は、犯罪者である朧に対する首輪……飼い主ってことだったんですね！
朧がどんな罪を犯したかについては、まだ詳しくは語られていません。
しかし、とある資料から死刑判決を受けた重犯罪者であることがわかっています……。
が、正体を明かしてからは、どこか掴めないひょうひょうとした性格に変化！
そして、恋の従順なペットとして犯罪者たちとともに戦う存在になっていきます。
朧の過去に隠された罪と、彼の底知れぬ力から目が離せません！
●ド天然に見えて、取り扱い要注意!? 篝雪都（かがり ゆきと）
異能力者すら投げ飛ばす、飛び抜けた格闘センスを持つ恋の投げ技！
……を、するっと回避しているこの人は……？
恋や朧と同じく、公安9課の同僚・篝雪都。
人間離れした身体能力を持ちながら、投げられた相手に助けを求めるという天然な側面を見せるのが特徴です！
……うん、なんか真面目な顔でゴミ箱にハマってる。
と思ったら、えええええええ!!!?
斬った？ ゴミ箱を一刀両断!?
一見抜けているように見えますが、どうやら臨戦状態になると、雰囲気が一変してしまうタイプのようです！
彼の得物を見るに、腰から下げた日本刀を振るって戦うのでしょうか？
……っていうか、刀を抜いてないってことは、真っ二つにしたゴミ箱は箒で斬ってます??
これだけでも只者でないことは伝わりますし、狂犬っぽさがありますが――
間違っていたことはすぐに謝れるいいヤツでもあるみたい！
彼のバディとともに、今後の活躍に期待が持てますよね！
●真っ赤なトサカ（赤髪）が目印！ ブチギレ注意、藤丸仁（ふじまる じん）
そんな雪都とバディを組むのは、あまりにもイカつい見た目が特徴の藤丸仁（ふじまる じん）。
「あなた、警察官……ですよね？」
思わず、そう聞きたくなるような刺々しいオーラが出ています……！
実際に、声をかけた女子高生から全力で逃げられる始末（笑）。
しかし、戦闘モードに入った雪都を一声で制止するシーンも！
朧に対する恋みたいなポジションなんでしょうか？
このように、完全に雪都の手綱を握っており、公安9課の中ではむしろ常識人的なポジションかも？
そういうギャップ……最高だよね！
しかし、自慢の赤髪をバカにされた日にゃ……
文字通り、“トサカ”にキちまうよ……!!（ﾋﾞｷィｯ）
雪都同様、彼にも何かしらの秘密がありそうな気はしますが、それは本編の続きを読めば、自ずとわかるはず……！
そして、この個性的な公安9課の４人は、未成年者が連続自殺する不可解な現象の真相を探るなかで、犯罪者たちとの熾烈なバトルを展開していきます！
催眠の異能力をもつ凶悪な犯罪者と邂逅したり――
さらに、謎の異能力をもつ敵の存在も確認できたり――
果たして、公安9課の面々は無事に事件を解決できるのでしょうか!?
このストーリーの続きが気になる人は、『K-9~警視庁公安部公安第9課異能対策係~』をマガポケでチェックしてみてください！
●『K-9~警視庁公安部公安第9課異能対策係~』第１巻大好評発売中！
ぜひ周りの人にも教えてあげてください！
