
暑い……暑すぎる!!!!
このうだるような暑さの中、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
この暑さを少しでも和らげるためにやりたいこと……
そう、夏と言えば「怪談」ですよね!!
その舞台は「学校」――
そして、テーマは「友情」――

読んだら背筋がゾクッ……とするような、「理不尽な恐怖」にページを読む手が止まらない!

美しい人形に“試される”ホラーサスペンス漫画、『ともだちづくり』がマガポケで連載中です!
本記事では、この漫画のあらすじと見どころをじっくりご紹介いたします!!
●『ともだちづくり』はこんなお話!

主人公の女子高生・望月朋子(もちづき ともこ)。
とある出来事がきっかけで、同級生からいじめの対象にされてしまった女の子です。

元々友達を作るのが苦手な性分で、必死になりすぎるあまりクラスメイトから引かれてしまうことも……。
そんなこともあり、朋子は常に孤独を感じていたのですが――

ある日の学校からの帰り道。伏せていた目をふと上げると、花壇の茂みの隙間から、目だけをのぞかせている人形と視線が重なります。

びっくりした彼女でしたが、それを引っ張り出すと、とても立派な球体関節人形だということがわかりました。
家に持ち帰ってきれいにした後、落とし主が見つかることを願い、SNSに投稿したのですが――

翌日、朋子がいつも通りに登校すると……スクールバッグの中に、入れたはずのないその人形が入っていることに気付きます!
寝ぼけて持ってきてしまったとも思ったのですが、信じがたいことですね……。

このことが自分をいじめているクラスメイトにバレたら大変だ……と、朋子は必死にその人形を隠そうとするも、残念ながら見つかってしまいます。
そしてなんと、人形を濁ったプールに投げ入れられてしまいます!
人形を諦めようかとも思いましたが、結局プールから救出して、ずぶ濡れで帰宅することに……。
そもそも、朋子はなぜいじめられているのでしょう?
それは以前、とあるトラブルにより朋子たちのクラスが文化祭を辞退するハメになってしまったことに由来していました。
そして、そのトラブルの原因が朋子だと思われてしまったのです。

実際、朋子はまったく悪くないのですが、それを証明することもできないまま……。
そんな悲しみに涙をこぼしつつ、「もう私の友達はあなただけだね」と人形に語りかけます。

そして、「みんなも人形だったらよかったのかな」と朋子が思いを吐露すると――

どこからか「いいよ」という返事が!!!?

それは人形から発せられた声で、「みんなともだちにしてあげる」と朋子に語りかけていたのです。こ、怖すぎる!!
こうして、謎の人形がもたらす恐怖の「ともだちづくり」が幕を開けたのです!
●恐怖の始まり!? クラスメイト・崎口龍也(さきぐち たつや)の失踪

人形がしゃべったのは、疲れからきた錯覚だったのではと思い直し、人形をクローゼットにしまう朋子。
しかし、本当の恐怖はこの翌日から始まります――

翌朝学校に来てみると、クラスメイトの崎口龍也が行方不明になっていることがわかりました。
崎口は昨日、人形をプールに投げ入れた、いじめグループのひとりです。
同級生たちは「崎口はヤンキーだから、どうせサボりだろう」と思っていました。
しかし――

昨日の夜、崎口は夜の森で何者かに襲われていたようなのです……!
ヤンキー同士の抗争に巻き込まれた? それとも……?

一方、何も知らず帰宅し、家の前に到着した朋子。
ふと自宅の窓を見上げると、自室の窓に崎口らしき金髪の姿を目撃します!

恐る恐る自室に向かってみても、部屋には何の姿もありません。
別の部屋だったかと思い部屋をあとにしようとするのですが、ふと違和感を覚えます。

あれ、何かが……ある……?

今朝、クローゼットに閉まったはずの人形が、血まみれで外に出ているではないですか!!!
それだけでも恐ろしいのですが……
その人形の横には……(ブルブル)
このあとの身の毛もよだつシーンは、ぜひ本編でご覧いただきたいです!
さぁ、夏の暑さも少し和らいだでしょうか?
畳みかけるように続いていく、「理不尽な恐怖」をご紹介します!
●絶対に捨てたはずなのに……朋子の元に戻ってくる人形の恐怖――

恐ろしい出来事に直面した朋子。
帰宅してきた父親と一緒に部屋に戻ると、怪異の痕跡がほぼ消えていたので「白昼夢を見たのかな」と悩む朋子。

それでも結局は怖くなってしまい……。逡巡の末、その人形を捨てることにします。
人形がゴミ収集車に入れられるところまで、しっかり見届けました。
この後、ものすご~く恐ろしいことが起こりますが……。
それは本編を読んでのお楽しみとさせてください……!

人形を捨ててから1か月が過ぎ、朋子の日常は以前通りに戻りました。
しかし、そんな日常とは裏腹に、なぜか市内では行方不明者が続出していたのです。
確か崎口も行方不明になっていたはずですが……?

どうやら崎口は交通事故で入院していたらしいと知った朋子。しかし、すぐに戻ってくると言われていたのに、いまだに戻る気配もなく。
彼女は得も知れない不安感に苛まれていきます。

崎口がどういう状態なのか気になった朋子は、担任の西山先生に彼の入院先を聞こうと職員室に向かいました。
その際、いじめの原因についても少し触れることになり、先生は「友達だと思ってなんでも相談して」と温かい言葉をかけてくれます。
安心した朋子はその場を去り、いじめ問題はこれにて一件落着か? と思いきや――

朋子が去った後、西山先生がトイレに入ると、ドアをドンドン!と叩く音が!?
しかも、それは朋子の声で「相談があります」と語りかけるではありませんか。
あれ、これってまさか……。

はい、ご明察の通り……。
あの人形が「ともだちだよね?」と話しかけていたのです
やばい! 先生逃げて!!

しかし、声の主を朋子だと思い込んでいる先生は「めんどくさ…」と本音を漏らします。
そう……残念ながら彼女は、以前からいじめを黙認するような教師だったのです。

人形は、そんな先生に「ウソツキ」と言い放ちます。

一方、朋子は西山先生に言われたことにモヤモヤとした思いを抱えながらも、いじめグループに見つからないように離れたトイレに隠れていようとしていました。

そして、行った先のトイレには倒れた先生の姿が!?
先生の身になにが起きたのかは……ぜひ本編をご覧ください……。
ヒヤッとしますよ……(震え声)

幸い、人が駆けつけてきたことでその場は収まったものの、朋子の前に再び現れた謎の人形。
その人形も騒ぎのうちに見失ってしまい、彼女は「私のせいなの?」と苦しみ始めます……。
もう十分に恐ろしいのですが……まだまだ人形の恐怖は終わりませんよ……!
●朋子に友達ができた!? しかし、その前に現れる……

「怪異の仕業」として語られるようになった西山先生の事件から一週間。
先生は命をとりとめて入院中なので、代理として優しそうな男性教師・早栗(さぐり)先生が朋子の担任となりました。
あんな恐ろしい事件があっても、日常は続いていくのですね……。

2週間後に体育祭が開催される時期となり、ホームルームはその話題で持ち切りに。
もちろん、それぞれの種目決めをすることになるのですが、いじめられている朋子は当然仲間外れに……

と思いきや!!!?
「望月さん、一緒にやらない?」と声をかけてくれた子が!?!?

彼女たちはいじめグループではないものの、朋子に関わらないようにしていたはず……。「いったい何が起こっているの?」と朋子も戸惑ってしまいます。

そんな朋子に声をかけてくれたのは、日高恵(ひだか めぐみ)さん。
彼女は「前のように仲良しだったクラスに戻りたい」という思いを持っており、朋子が体育祭で活躍し、汚名返上すればクラスの雰囲気も元に戻ると考えていました。

その思いに応えるべく、運動が苦手な朋子は足を引っ張りつつも懸命に努力します!
しかし、友だちづくりが下手な朋子。今度もまた余計なことをしてしまうのですが……。

そんな朋子にも「大丈夫!」と声をかけ、励ます日高さんの姿……!
他のメンバーも「さすが!」ととても良い雰囲気。あぁ、友情っていいな……(涙)。

しかし、日高さんは、心の中では「めんどくさい」と思っていました(えぇええ!!?)。
ただ、朋子に対する悪印象というよりは、「もっとうまくやればいいのに」という感情です(少しだけホッ……)。

なるほど、「先生の心象を上げるチャンス」と打算的に考えていたのですね。
まあ、これならまだ友達の範疇でしょう!
あの人形も手を出しては……

はい、そんなに甘くないみたいです(涙)。

人形は前担任から奪った出席簿(クラス名簿)を持ち歩き、朋子を害そうとする存在をつけ狙っていたのです……。

「本当に?」「本当に?」「本当に?」「本当に?」
そう詰め寄る人形が……怖すぎる……。
日高さんは無事で済むのでしょうか……?
そして現在、この呪いの渦中にいる朋子は、無事に日常生活を取り戻せるのか――
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ぜひ周りの人にも教えてあげてください!