元日本代表中澤佑二SPECIAL INTERVIEW
『DAYS』愛を語る。
ボンバーヘッドの愛称で親しまれたサッカー元日本代表の中澤佑二さんへの直撃インタビューが実現! 『DAYS」への溢れる愛や長いプロ生活からくる経験談などを、縦横無尽に熱く語ってくれた!
中澤佑二
1978年生まれ。1999年ヴェルディ川崎でプロデビュー。その後、横浜Fマリノスに移籍。惜しまれつつ2019年1月8日に現役引退。日本代表としては06年ドイツW杯、10年南アフリカW杯に出場。国際Aマッチは110試合出場。
ひたむきに頑張るつくしに、 自分を重ねた
ーー中澤さんは、元々「DAYS」を愛読していたとお聞きしました。
中澤さん:
昔からマガジンを毎週買っていたので、『DAYS』は連載が始まった時から面白いと思って読んでいました。それこそ、今まで読んできたサッカー漫画の中で、『DAYS』が一番好きです。
つくしが、サッカーの素人なのがいいんですよ。僕も下手な選手だったので、上手ではないけれど“チームのために走る"というつくしの姿には凄く共感できるんです。自分にできることを考えて、それを最大限ブレずに実行していくつくしには、僕自身いつも励まされていました。
最近は技術的に上手い選手も多くなってきて、走ることを嫌がる選手も少なからずいますけど、『DAYS』を読んでいると、改めて”走ること”の大切さを再認識させられます。部員同士のやり取りが面白いのも好きですね。とてもリアルなんですよ。サッカー部に限らず、高校生くらいの男子って大体こんなノリだよなって (笑)。
ーー 一番印象に残っているシーンは?
中澤さん:
いっぱいあり過ぎて一つを上げるのは難しいんですけど、強いていうなら梁山戦の229話です。途中から出場したつくしが、疲れた周りの選手の分もめちゃくちゃ走り回ることで、チームが鼓舞されるシーンは凄く好きでした。
また、その後ろ姿に臼井が頼もしさを感じているのも堪らない。上手くなくてもチームを引っ張れる存在になれるし、そしてその成長を仲間が認めてくれる、鳥肌モノの熱いシーンです。サッカーって、こういうスポーツだよなって、改めて思えました。
ーー好きなキャラクターは?
中澤さん:
良いキャラが多すぎて選ぶのが難しいですが、あえて選ぶなら臼井くんですね。どんな時でも冷静に状況を読みながら自信満々に相手FWと対峙する姿がカッコいいです。同じDFとして、あのクールさには憧れます。
僕は泥臭さを全面に出すファイター型で、全然違うタイプのDFだったので。ドSというキャラも面白いですし。そこも正反対ですね、僕はドMなので(笑)。あと同じ中澤繋がりということで、中澤監督にもシンパシーを感じていました(笑)。
良きDF、良き先輩、良きメンバーとしてチームを精神的にも支える臼井。
クールな自信家に見える彼も「自信なんて持ってない」とボールに食らいついていく。
スポーツの魅力は成長を実感できること
ーー中澤さんにとっての高校時代とは?
中澤さん:
プロになるためのスタートですね。プロになることしか考えていなかったので、本当にサッカーをやっていた記憶しかないです。だからこそ、今思えばもう少し勉強しとけば良かったなという後悔があります(笑)。
引退してから、講演やこうした取材など人前でお話することも増えたんですが、自分は言葉の引き出しやたとえ話のアイデアが少なかったりして、いつも勉強不足を感じるんです。もっと高校時代から机に向かう習慣を作っておけばなと、最近よく思います。
なので、今学生をしている皆さんには、君下のように文武両道をオススメします(笑)。君下は勉強も出来て頭も良いから、カッコイイセリフを連発できるんでしょうね(笑)。
水樹に対する感情はよくわからないが、「あんたを生かすのは俺でありたいーー」。
常に頭を回して試合の流れを変えていく文武両道の君下。
ーー引退後は、ラクロスで学生スポーツの方にも携わっていますが、指導するにあたって大事にしていることは?
中澤さん:
ラクロスが楽しいと思ってもらうこと、まずはこれが一番。あとは、自分が上手くなっているという成長を実感してもらうことですね。「シュートが入るようになった」「ボールが飛ぶようになった」とか、少しでもいいから成長の喜びを知って欲しいなと思っています。
つくしも最初は下手だったのが、色んな人のアドバイスを聞いて、走る以外の技術的な部分でも少しずつ成長していくのが面白いし素晴らしいですよね。やっぱりスポーツの魅力の一つは上達していく楽しさだと思うので。
つくしも実感!
スポーツの魅力の一つは上達していく楽しさ。
大事なのは強い意志と高い志
ーープロの世界や学生スポーツの指導でたくさんの選手を見てきたと思いますが、伸びる選手と伸びない選手の違いはどこにあると思いますか?
中澤さん:
しっかりとした目標を設定している人は、どんどん成長していく印象がありますね。「将来は海外の○○のクラブに行って活躍する」のように具体的な目標を持っている選手は、そのために言葉の勉強もするし、海外で活躍するために必要な自分の課題にも黙々と取り組みます。
逆に「とりあえず試合に出たい」「同じポジションの○○君に勝ちたい」とか、目標があまり明確でない選手はあまり伸びないことが多いです。自主練をするにしても、大体何人かで集まってちょこちょことやって帰ってしまいます。
いくら才能があったとしても、「監督と合わない」「自分の良さをわかってくれない」とか、何かと理由をつけて逃げ道を作る選手も、私生活での色んな誘惑に惑わされる選手も伸びないかなと。やはり目標に向かって、真っ直ぐ進める強い意志のある選手、高い志のある選手でないとプロでは生き残れませんね。
ーーでは、そんな厳しいプロの世界で中澤さんが長く現役を続けられた秘訣は?
中澤さん:
プロは結果が全てです。いつ首を切られるかわからないという環境の中で、結果を出し続けないといけません。常にプレッシャーと危機感との戦いなんです。それこそ毎年選手が補強されるわけで、自分と同じポジションの選手が入ってくると「俺がダメだから、新しい選手を入れるんだ」と不安を感じていたし、常にピリピリしていました。
でも、だからこそ気持ちが切れることなく、長く現役を続けられたのかもしれません。僕はプロになるまでのサッカー人生で成功体験がほとんどなく、全く自信がないタイプの選手だったので、必死に練習して不安を取り除く必要がありました。その分、わき目を振らずにサッカーだけに集中できていた面はあるのかな。
あとは、人生常にプラスの状態でいられるのは当たり前だけど、悪い時でも無理してでも前向きさ、ポジティブさを失わないようにと。それこそ「DAYS」には、本当によく元気をもらっていましたよ。今後の展開も、本当に楽しみにしています。これからも僕に元気をください!そして全国のサッカー少年達に勇気を与え続けてください!
中澤佑二さん直筆サイン入り色紙を1名様にプレゼント!!
応募方法:
郵便ハガキに「週マガ」35号についている応募券を貼り、下記を明記の上に宛先まで郵送してください!
・郵便番号
・住所
・氏名
・年齢
・職業(学年)
・電話番号
・『DAYS』の感想や安田先生への応援コメント
○ 住所
〒119-0181
東京・小石川郵便局私書箱11号
週刊少年マガジン「DAYSプレゼント」係
締めきり:
8/7(当日消印有効)
※応募者多数の場合は抽選で当選者を決定いたします。
※当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。
※営利目的での転売やインターネットオークション等への出品はいかなる場合においても禁止いたします。
※雑誌公正競争規約の定めにより、この懸賞に当選された方はこの号の他の懸賞に当選できない場合があります。
※お送りいただいたハガキは企画終了後、速やかに破棄します。
さらにこのイラストを使った特製マグカップを抽選で50人にプレゼント!!
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・氏名
・年齢
・職業(学年)
・電話番号
・安田先生への応援コメント
○ 住所
〒119-0181
東京・小石川郵便局私書箱11号
週刊少年マガジン「DAYS特製マグカッププレゼント」35号係
締めきり:
8/7(当日消印有効)
※応募者多数の場合は抽選で当選者を決定いたします。
※当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。
※営利目的での転売やインターネットオークション等への出品はいかなる場合においても禁止いたします。
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