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打倒“究極の殺し屋”! 『戦車椅子-TANK CHAIR-』世界一の殺意の持ち主・“先生”を迎え撃つ秘策!

※本記事はネタバレを含みます。


季節はもう春。卒業・入学シーズンが到来しました!
新生活が始まるこの時期になると、つい学園ものの作品を読みたくなる、という方も多いのではないでしょうか?

 

スポーツにラブコメ、日常系――
さまざまなジャンルで素敵な学園ものの作品が生み出されていますが……
今回は、マガポケで異彩を放っているこちらの作品を紹介させてください!

 

その作品は――

殺し屋を育成する“学園”から逃げ出した兄妹の絆が描かれる『戦車椅子-TANK CHAIR-』です!

 

『戦車椅子-TANK CHAIR-』は、事故によって意識が戻らぬ体になった元最強の殺し屋・平良凪(タイラ ナギ)が、

 

強い“殺意”を向けられると一時的に意識を取り戻す特殊体質を活かし、

 

改造した車椅子に乗りながら、妹・平良静(タイラ シズカ)とともに殺し屋の仕事をする、バイオレンスアクション!

 

2人が殺し屋の仕事をするのは、「いつかとびきりの“殺意”にさらされたときに凪が完全覚醒する」と信じているため。

 

凪が事故に遭ってからの3年間、2人は“殺意”を求めて凶悪な殺人鬼や殺し屋たちと戦ってきました。これまでもさまざまな殺意を浴びてきましたが、“とびきりの殺意”を求めるならば避けては通れない人物がいます。

 

その人物とは――

孤児を一流の暗殺者に仕立て上げる組織・“学園”の“先生”。

 

“学園”の子どもたちは“先生”の支配下にあり、「殺しの能力」でランク付けがされています。

凪と静は、かつて“学園”の生徒でした。凪は最も能力の高い「A組」の首席でしたが、静は落ちこぼれが集まる「F組」。F組の生徒は人知れず“卒業”させられるため、凪は静を連れて“学園”から逃げ出していたのでした。

 

しかし、“学園”が超優秀な凪を放っておくはずがなく――

“先生”の指示によって、凪の奪還計画がスタートします。

 

凪と静は、“先生”が持つ最強の殺意を浴びて凪が覚醒することを期待し、戦うと決意しますが――

“先生”は不死の体を持っている“究極の殺し屋”。
漏れ出した殺意で鳥が死んでしまうほどの強い力を持っています。最強の“先生”と対峙するには、念入りに準備しておかなければなりません!

 

ということで今回は、凪たちが“先生”を迎え撃つために用意した最強の秘策を紹介していきます!

 

●秘策その1! 操縦は凪専用! 負け知らずの戦闘機、戦車椅子!

凪は殺意を感じたときにだけ一時的に意識が回復しますが、それでも足を動かすことはできません。

 

そんな凪の身体の一部となり、戦闘を可能にしているのが……

凪専用に改造した車椅子、通称“戦車椅子”!

 

戦車椅子は、「乗ったまま殺しあえる車椅子」という静のリクエストによって特注で作られたもの。目的や敵に応じて戦い方を変えられるよう、さまざまなタイプが用意されています!

 

タイヤにスパイクを出現させて壁を走ることができるものや――

 

刀を使った立ち回りに特化したものなど――
複数の戦車椅子を駆使した戦闘が可能!

 

殺しの天才・凪と戦車椅子の相性は抜群で、事故に遭ってからの3年間、一度も負けることなく強敵を葬ってきました。

 

戦車椅子は、凪にとってなくてはならないアイテム。“先生”との対決でも活躍を見せてくれるはずです!

 

●秘策その2! 戦車椅子の生みの親! 天才科学者、Dr.ラヂオ!

戦車椅子を設計した科学者、 Dr.ラヂオ!
10代にして科学省の企画室長に就任した天才科学者です!

 

Dr.ラヂオの専門は「応用機械工学による身体機能の補完及び特殊介護・介助の研究」。
脳波によって動物を遠隔操作(ラヂオコントロール)することから、Dr.ラヂオと呼ばれています。

 

その才能と研究成果をフル活用し、Dr.ラヂオは「身体機能を補完して戦闘する」戦車椅子を開発しました。

そんな天才が静の依頼を受けた理由は、「15年前に兄を殺した人物」へ復讐するため。静から「犯人を暗殺する代わりに、戦車椅子を作ってほしい」と持ち掛けられ、承諾したのでした。

 

戦車椅子を作った後も、2人のことをいつも気にかけていたようで、“先生”と戦うと宣言する2人に逃げるよう伝えますが――

固い決意に感化され、新たな戦車椅子の開発に着手します!

 

Dr.ラヂオの協力なしでは、凪たちがここまで生き延びることもできなかったはず。
凪たちを支える、心強い味方です!

 

●秘策その3! 超巨大!? 最強の戦車椅子・無號機(ノーマーク)!

“先生”を倒すためにDr.ラヂオが開発に取り掛かったのが、最強の戦車椅子・無號機(ノーマーク)!
通常の戦車椅子は凪の身体を補完する役割を担っていますが、無號機は身体を拡張する機能を持っています。

 

圧倒的なパワーで大量破壊をも可能にする一方で、操縦者への負担は大きく、長らく開発が凍結されていましたが……
究極の殺し屋である“先生”を倒すためには、無號機の完成以外に道がありません!

 

こうして、秘密裏に無號機の開発が進められていましたが――

 

“学園”の生徒・渦(ウズ)の登場によって、無號機はぶっつけ本番で出撃することに!
渦は、“先生”が凪の代わりとして作り上げた「殺意を感じれば感じるほど強くなる」存在。あまりにも強い渦を相手に、“先生”との戦いが始まる前に無號機を動かさなければならなくなったのです。

 

無號機に乗り込んだ凪は、膨大な殺意と大量のエネルギーを受け――

ビルのような大きさの無號機“極大戦車椅子(ギガント)”をついに起動!

 

大きさだけでもすごいですが……

スピードを維持したまま――

 

その巨体を活かした圧倒的なパワーを見せつけます!

 

この威力に、渦も歯が立ちません! これは先生にも勝てるのでは……!?
無號機、さすがの強さです!

 

●秘策その4! 崇拝する人へ“殺意”を捧げる⁉ 戦車椅子のファンクラブ!

そんな最強の無號機を起動するために、カギとなるものがあります。

 

それは――

「100人分の殺意を3分間凪に浴びせ続ける」こと!

 

どうすれば100人分の殺意を集めることができるのか――考えた結果、静はあることを思いつきます!

なんと、売買目的でストリートチルドレンをさらっていた悪人を倒し、解放した子どもたちを味方につけたのです!

 

こうしてできた組織が――

地下組織「ファンクラブ」!

 

ファンクラブは、戦車椅子を崇拝する組織。会員は戦車椅子の活動をあらゆる面で支え、ときには命を捧げることもいとわない覚悟でいなければなりません。

ちなみに、ファンクラブは常に会員を募集中。
戦車椅子の符号をたどった先にあるタバコ屋で合言葉を言うと、廃外郭放水路にある本部へと案内されます。

 

そこで会員たちが何をしているのかというと――

戦車椅子へ殺意を捧げる訓練……⁉
そうです。無號機起動のカギとなる殺意をいつでも引き出せるよう、常に鍛えているのです!

 

そしてついに、渦との戦いで無號機を起動させるとき――

会員たちは練習の成果を発揮して、無號機に向けて銃弾を撃ち込みます!

 

驚く方法で「殺意集め」に成功した凪たち。会員たちの殺意によって無號機を起動させ、戦いへと挑むのです!

 

●秘策その5! お互いを守るために――“学園”を裏切った黒坂兄妹

“学園”の生徒である黒坂直墨(クロサカ ナオズミ)黒坂騰子(クロサカ トウコ)は、平良兄妹と同じく兄妹ペア。

 

お互いを大切に思う黒坂兄妹は、異常な身体改造を受け入れて“学園”の中で生き延びようとしていました。

 

その結果、直墨は頭痛蛸(ずつうだこ)と呼ばれる生物を脳に寄生させて戦う能力、騰子は無理やり拡張させた肉体にガスを送り込んで戦う能力を得て、無事A組へと上がりますが……

 

凪の奪還に失敗したことで“先生”から“欠けた器”の烙印を押され、効果は大きいものの「使ったら死ぬ」アイテムが騰子へ渡されます……。

 

これを見た直墨は、騰子の命を守るべく、“学園”から逃げ出すことを決意!
渦と一緒にファンクラブ本部へ乗り込んだと見せかけて、静に助けを求めます!

 

新たに平良兄妹の仲間となった直墨と騰子は、凪が無號機を起動するまでの間、命がけの戦いを始めるのです!

 

初めは“学園”に忠誠を尽くすあまり、平良兄妹のことを憎んでいた黒坂兄妹ですが……
たったひとりの家族を大切に思う気持ちは同じ。

 

平良兄妹と黒坂兄妹の共闘がどのような結果を生み出すのか、注目です!

 

さまざまな秘策を用意して迎えた先生との戦い。
最強の殺し屋と究極の殺し屋による勝負の行方は、どうなるのでしょうか――?

 

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