本日1月31日は……「愛妻の日」!
愛する妻を想い、夫婦仲をあたためて幸せを再確認する日です。
日頃の感謝を伝えるもよし、一緒に美味しいものを食べるもよし、何かプレゼントするもよし! 円満な夫婦生活を送るためにとっても大事な日ですね! まあ、僕は独身ですけど……。
いいなぁ、夫婦。いいなぁ、結婚生活……。
つい心の声が漏れてしまいましたが、僕のような独身者でも「こんな夫婦、理想だなぁ」と感じてしまうのが……
マガポケで大好評連載中の『田んぼで拾った女騎士、田舎で俺の嫁だと思われている』の主人公カップルです!!
脱サラして田舎で農家をしている主人公・三田仁(みた じん)と――
仁の田んぼに異世界から転移してきた美しすぎる女騎士・セラフィム(通称:セラム)。
正確には夫婦ではなく、行き場のないセラムを仁が農作業員として雇う形で同棲しているのですが、仲睦まじく同居生活を送る2人は、傍から見れば夫婦そのもの。
怪しまれないように、外では夫婦として振る舞うことになります。
まったく違う文化で生きてきた2人は、最初こそ戸惑うことがあったものの、日々の暮らしを丁寧に紡ぐうちに、まるで本物の夫婦のようにかけがえのない関係になっていくのです。
ということで今回は、セラムと仁が織りなすいい夫婦(?)な日々を紹介したいと思います!
●新鮮野菜も日本食も初めてだらけ! 一緒に料理するうちに深まる絆
異世界から来たセラムは、日本食未体験!
仁が自分の畑で採れた野菜を使ってご飯を出してあげたときは、その品数の多さと味に大感激します!
白米の甘さに驚き――
お味噌汁の味にホッと心を落ち着かせ――
「本当に美味しい」としみじみ。出された食事を丁寧に味わい、嬉しい感想も聞かせてくれるなんて、これは作るほうも幸せですよね!
やがて2人の同居生活が始まると、料理も一緒にするようになります。
日本料理のおいしさを知ったセラムは料理に興味があるようですが、騎士の家系で育ったため、料理自体が初体験!
包丁の持ち方など、基本的なことから仁に教わります。
水道は「水の魔道具」、ガスコンロは「火の魔道具」だと思っているセラムに一から教えるのは大変だと思いますが、仁の丁寧なサポートにより、セラムの料理スキルは少しずつ上達中!
そうして一緒に料理をするうちに、2人の呼吸もぴったり合うようになっていき……
仁が「次は塩が欲しい」と思ったタイミングで、何も言われなくてもセラムがそっと差し出すコンビネーションを見せるようになります!
「一緒にお料理していたら なんとなく分かってきた」と笑うセラムから、幸せが伝わってきますね!
そして、2人で料理する時間に幸せを感じているのは、セラムだけではありません。
ずっとひとりで暮らしてきた仁も、セラムと台所に立つことを楽しいと感じるようになります。
久しぶりに1人で料理をしたときには、ごく自然にセラムへの頼み事を口に出してしまい、セラムの存在が当たり前になっていたことに気付くのです。
一緒に料理を作り、一緒に食べ、「美味しい」という気持ちを共有し合う――
そのささやかな行為の積み重ねで、2人の心の距離が自然に近付いていったのでしょう。とても理想的な夫婦関係ですね!
●畑仕事も共同作業! 一緒に汗を流した分だけ喜びも倍増!
これまで広い土地を1人で管理していた仁ですが、セラムが来たことで一緒に作業できるようになりました。これは農作業もはかどる予感!
騎士として鍛えてきたセラムは筋力や体力面においてかなり頼もしいですが、見るものすべてが新鮮なので、気になることがいっぱい!
ここでも仁が丁寧に作業を教えていきます。
仁の説明を聞いているうちに、セラムはあることに気付いた様子。それは、野菜の話をしている仁が普段より活き活きしていること。
仁が農業に誇りを持っていることを実感し、セラムもより一生懸命働きます!
そうして2人で収穫した野菜をスーパーで見つけたときには、セラム大興奮!!
頑張って作業した分、おいしそうに並ぶ野菜との再会に感動したのでしょう!
いつも当たり前のように食べていた野菜が、仁のような農家の方々の努力によって生まれていることをしみじみ理解したセラム。
お野菜を食べてくれる人の幸せそうな顔を直接見てみたいと思うようになりますが――
仁は「もう十分…俺は見せてもらってる」とセラムの横顔を見ながら思うのでした。
一生懸命働き、できた野菜を「美味しい」と笑顔で食べるセラムのことを、仁もちゃんと見つめていたんですね。この夫婦(?)、やはり尊い……!!
●「来年」の約束でセラムの心が動き始める……? 2人で一緒の夏祭り!
季節は夏。セラムの次なる「初めて」は、夏祭り!
夏祭りといえば……
やっぱり浴衣ですよね!
朝顔柄の浴衣とアップにした髪、ちょっとソワソワしているセラムがかわいすぎます!
こんなかわいい姿で登場したら、仁も見惚れちゃいますよね!
実は、あることがきっかけで人付き合いに疲れ切ってしまい、友達とも距離を置いていた仁にとって、今回の夏祭りは久しぶり。
セラムがいなければ、こうして友達と楽しく夏祭りに参加することもなかった――
仁は、セラムがいることで「楽しい」と思える瞬間が増えたことを実感します。
セラムも、夏祭りの特別な空気感を楽しんでいる様子。
金魚すくいは残念ながら失敗してしまったのですが……
仁から「また来年 再挑戦だな」と言われ、セラムの心が動き始めます。
突如異世界から来て先の見えない暮らしをしているセラムに、仁が「未来のこと」を話したのは初めてのこと。
仁にとっては他愛ない会話のひとつだったかもしれませんが、セラムは、その言葉で仁のことを意識し始めます。
そんな中、2人で見上げる、この世界の美しい花火。
花火を見ながら、セラムは何気なく「いつか自分の世界の花火も仁に見せたい」と言うのですが、今度はこの言葉が仁に刺さります。
セラムが今の暮らしをどう思っているのか気がかりだった仁は、その言葉で、セラムが元の世界に帰りたがっているのではないかと考え始めるのです。
近いけど、まだ交わらない2人の想い……。これからどうなっていくのかこちらがドキドキしてしまいます!
●セラムの恩返し⁉ 結ばれそうで結ばれない、2人の気持ち
夏祭りの帰り道、足をくじいてしまったセラムは、仁におんぶされながら考え込みます。
セラムはこれまで、騎士として民を守るために生きてきましたが、こちらの世界に来てからは仁に助けられてばかり……。
今までのような生き方ができず、どうすればいいか悩んでいました。
仁はそんなセラムの葛藤を理解し、受け止めます。
一緒にいろいろなことを探していけばいい、と言う仁の優しさに――
セラムは「仁のためなら何だってできる」と思うのでした。
そんなある日、セラムは、偶然見たテレビ番組から仁への恩返しのヒントを得ます。
ピンときたセラムは、準備をして仁の帰りを待ち――
突然パジャマを脱いで下着姿に⁉
戸惑う仁をよそに、「抱いて欲しい」と超ストレートに迫っていきます!
そうです。
セラムは「仁にならこの身体を捧げられる」と決意したのです。
セラムの熱意に押され、仁もついに受け入れてしまうかと思われた矢先、
ここでなんと、セラムは抱き枕になるつもりだったと発覚!
テレビ番組の内容を曲解し、疲れている男性を癒やすには、下着姿で一緒に眠ればいいと勘違いしていたのです!
間違ってはないけど、ピュアなセラムがまぶしい……!
身体を捧げてでも恩返しがしたかったと話すセラムに、仁はセラムへの感謝を伝えます。
異世界転移でセラムの騎士人生が変わってしまったように、セラムの存在で仁の人生も変わりました。
人とのかかわりを楽しいと思えるようになったことは、仁にとって感謝してもしきれないことだったのです。
心の距離はどんどん縮まっているのに、まだ結ばれるには先が長そうな2人。
今後本当に「夫婦」になる日はくるのか――
あたたかく見守っていきたいと思います!!
あたたかい夫婦(?)生活がうらやましい『田んぼで拾った女騎士、田舎で俺の嫁だと思われている』は、マガポケで連載中! ぜひチェックしてみてください!
●『田んぼで拾った女騎士、田舎で俺の嫁だと思われている』
単行本第3巻、大好評発売中!
ぜひ周りの人にも教えてあげてください!