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『シャングリラ・フロンティア』世界の真理書 「墓守編」其の一

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『シャングリラ・フロンティア』世界の真理書
「墓守編」其の一

 

墓守のウェザエモン誕生の背景

はるかな太古、神代と呼ばれる時代に些細なすれ違いとウェザエモンのほんの気の迷いから口にした小さな噓が原因でセツナが死んでしまい、それによってウェザエモンは永い時を墓守として生きることを決意する。セツナ自身もウェザエモンの人となりを理解していたため、「彼は誰かが止めないと死んでも墓守を止めない。願わくば誰か彼を止めてくれる人を」と死の間際に願ったため、結果として「遠き日のセツナ」が誕生した。枯れた桜の木はウェザエモンがセツナの墓と一緒に植えたもので、セツナが最も好きだった花である。ウェザエモンと同じく「固定」が施されていたが、ウェザエモン本人とは違い「固定」が不完全だったため、枯れ始めてしまう。それを防ぐため、ウェザエモンはセツナが遺した論文を基にして月からの魔力を利用して空間を時間ごと「反転」させることで、墓(土に還ったセツナ)とまだ致命的なレベルで枯れていない桜の木ごと空間の裏側へ移転する。この「反転」は例えるなら「版画」である。腐り始めた版の木板が表の空間で、それを用いて作られた版画が裏の空間。裏の空間は反転した時点で時間が停止しており、残された表の空間に存在するセツナの墓標は風化の果てに消滅し、「固定」が不完全だった木は原型こそ残すが完全に枯れてしまう。しかし、桜の根元にセツナが埋められていたこと、かつて墓標があったそこは確かに「セツナの居場所」として認識されるために「遠き日のセツナ」は表空間の桜の木からスポーンすることになった。余談ではあるが、「固定」と同時に様々な半永久的延命処置が施されていた桜の木が枯れたことで、行き場を失ったそれらの処置が広範囲の植物を活性化させ、本来はほのかな光を放つ程度の苔が陽光に匹敵する光量を得たり、ただの大規模な洞窟だった場所に樹海規模の植物が生い茂り、大量の花が地面を埋め尽くすほどに増殖する原因となった。要するに、間接的にだが、「千紫万紅の樹海窟」というエリアそのものがウェザエモンによって作られたわけである。

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各形態について

■第一・第二形態
厳密には第一、第二形態は「ウェザエモン」という人物が動いているのではなく、ウェザエモンが纏うパワードスーツが「墓守」としての役割に準じて動いている。つまり、「遠き日のセツナ」のように、本人ではない意思によって動いている状態である。

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■第三形態
第三形態時点で初めて「ウェザエモン」というキャラクターの意識が復活する。それにより属性が機械からアンデッドへと移行。ちなみに鎧の中身は、ハイテクノロジーを用いて肉体を「固定」しているため、若々しいままの男性の肉体が入っている。
第三形態に突入した時点でウェザエモン本人の意識が目覚め、「固定」が解けたためにウェザエモンの肉体は急速に老化、崩壊……すなわち自壊する。それでも天晴を攻略されるまで動き続けるのは、ひとえに自壊すらねじ伏せるウェザエモンの執念によるものである。

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