「マガジンライズ」は新人漫画家に向け、毎月開催している新人賞。
今回は11月開催のマガジンライズの結果を発表します!
▼ゴールド賞(賞金30万円)
『故の才能』44P
M(19)
普通じゃない少年が絵画に出会った時、「天才」が生まれる…!!
問題児中学生・上村は、美術教師と鑑賞したゴッホの絵に感銘を受け…。「天才」と「普通」というテーマをゴッホを通して描いた力作! 表情の描き方が上手く、心理描写の巧みさと相まってキャラの感情が強く伝わってくるのが大きな武器! 好感の持てる絵柄も高評価! 今作は「やってみたらできた」という気持ちよさの作り方だったが、主人公がもっと高い壁や目標にぶつかり、それを突破するために何をするかをMさんが考え抜いた物語も読んでみたい!
▼シルバー賞(賞金10万円)
『ジェべ』31P
夜 千輝(24)
モンゴルの地で、少年兵が弓を引くとき、物語が動き出す!
13世紀のモンゴル、大平原を舞台に諸部族が戦いを繰り広げ…この設定だけでも心が躍ります。主人公ジルが馬上から目いっぱい弓を引く絵に、志の高さを感じました。大平原も馬群も当時の衣服も、丁寧に描いていて高評価です。課題はキャラデザ。主人公をもっとイケメンに。もっと凛々しく迫力あるシーンに仕上がったはず。惜しい。
『侠華の番い』27P
凪田 龍司(21)
二人の殺し屋は相性最悪!? アクション活劇!
極道で生きる2人の女殺し屋の話、楽しく拝見させていただきました。キャラクターの変態性を描くことが上手く、読者に興味を持たせられることが強みだと思いました。その上で、キャラクターの設定や世界観に捻りやアイデアが少なく、面白みにかけてしまっているため、描くべきドラマも単調になってしまっています。次回はそこを修正して挑戦してください!
『#スピリットフォトグラム』45P
梯本 ケイ(26)
幽霊の少女と「イムスタ映え」少女が、“バズり”を目指す!?
現世に未練がある幽霊と“映える”写真を撮ろうとするお話。とにかく主人公の好感度が高かったです。明るく活発なだけでなく、死んでしまった幽霊の女の子のことを想い涙を流す一面もあるなど、いいギャップがありました。課題は画面の白黒バランス。特に序盤は白が目立ってスカスカな印象を受けたので気を付けてみてください。
『噓つきの決闘』50P
修 左刹(24)
君たちの中にウソツキが一人いる。生き残りをかけたデスゲーム開幕!
画力とコマ割りやアングルなどの演出の見せ方が非常に多彩ですね! その分、登場人物の知力の駆け引きよりも、人物のキャラクターや才能の特徴がもう少し分かりやすく提示されるとなお惹きこまれたと思います。人物のキャラデザも魅力的な分、余計に人物の個性や能力をもっと高いレベルで求めたくなる作家さんだなと思いました。
▼ブロンズ賞(賞金3万円)
『シジフォス』50P
エグナ(22)
何千年も島を支える伝説の存在「シジフォス」。少女との出会いが、運命を変える!
島をひとりで背負っているシジフォスと少女が出会う話。設定の面白さが物語のテーマ性にまで結び付けられていてとても上手いなと思いました! キャラの心情変化が少し分かりづらいのでもっと過去の深掘りなどを見たかったです。
『退治されたくない、五木先輩』50P
森 優希(28)
幽霊退治屋の跡取りは、仕事が面倒くさい!? “やりがい”を見つけるヒューマンドラマ!
キャラの表情が魅力的! 特に女の子の表情に華があって素晴らしい! 一方でポージングは少し硬い印象かも。表情と同じくらい、身体でもキャラの感情を豊かに表現してみて! キャラの魅力が伝わる言動ももっと見たかった!
『スラムの星』50P
水井 セン(23)
スラムに住む少年の、心の拠り所「タッキュー」。悲しみを吹き飛ばせ!
スラムに住まう二人の少年が「卓球」に夢を見る物語。温かみのある絵柄とキレのあるセリフが魅力的! 希望がない世界観だからこそ、切ない形で物語を終わらせないで欲しかったです。次回作では是非「読者」を意識してみて!
『声にもならないこの声が』38P
大井勇輝(22)
吃音症の少年は、楽器と出会って世界が変わった!
テーマがしっかりと伝わり、感動する内容で心打たれます。特に主人公が成長する描写が良かったです。あとは先輩がただ嫌な奴だったので、もっとリアリティを感じられるようになぜこんなキャラなのかを描いてあげてください。
▼アイアン賞(賞金1万円)
『LUNAHADOLL』37P
川端梨太(21)
『謎ホール』50P
クォン スンギュ(24)
『七転八起』50P
京岡怜汰(21)
▼ネクストライズ賞(賞金5000円)
『gullible』夏日 月人衣(18)
『樹怪と刃桜』万田カフエ(20)
『BLACKHORN』宮野 瑞(25)
『石造』夢ノ澤へねこ(22)
『Magic cram school』岡田 渓介(25)
『同類ビート』野良 月尾(19)
『水の語り手』澤 誠(23)
『オールトの雲まで』宍戸 景都(21)
『四十万屋』弐一川 治汰(21)
『FragiCali』中村 紺(25)
『人狼 -zinRO-』羽田 正尚(24)
次回以降、更に上の賞を取ると「ライズボーナス」として段階ごとに+1万円贈呈!
●作画部門 才気あふれる絵を放つ英傑!!
▼ブロンズ賞(賞金3万円)
サネシノ(22)5P
たくさんのご応募ありがとうございました!
さらに進化(ライズ)した投稿お持ちしております!!
マガジンライズ1月期は1月31日締め切り!! ※当日消印有効
皆さまからの投稿をお待ちしています!
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ぜひ周りの人にも教えてあげてください!