「MGP(マガジングランプリ)」は新人漫画家に向け、毎月開催している新人賞。
今回は11月開催のMGPの結果を発表します!
「MGP」11月期の佳作は、『PATCHWORKS』、『イザベラの弟子』、『ここで会ったが100年目』の3作品が受賞しました!
『PATCHWORKS』野田鉄製
絵:6
キャラクター:7
ストーリー:6
構図・コマ割り:8
独創性:6
合計:33
編集部コメント:
設定のオリジナリティ、キャラクターの愛嬌、ドラマの深さと全てがハイクオリティな作品でした! 特に意外性溢れる演出の数々は素晴らしいの一言です! カッコいいからギャグで落としたり、またはその逆だったりと、緩急の使い方が抜群に上手いと思いました! 一方で、導入部分の世界観の説明やバトルのネタに関しては、わかりづらい部分が多々ありました。読者目線でより、分かりやすく、読みやすい作品を作れるようになれば、更なる飛躍が期待できると思います! 超期待!
『イザベラの弟子』たーぼえんじん
絵:8
キャラクター:3
ストーリー:6
構図・コマ割り:6
独創性:4
合計:27
編集部コメント:
主人公は屍人形の秘密を探るスパイ。自らの甘さで師匠を危機に晒してしまうが、戦いの中で心身ともに成長していきます。丁寧でメリハリの利いた画面、多彩な表情、勢いのあるアクションなど画力が光っていました。何気ない描写からキャラの感情が読み取りやすくなっている点も素晴らしいです。一方で、かけたページ数の割にはキャラクターのドラマや関係性を描けていないのは惜しかったです。もっと掘り下げて“このキャラ達だからこそ”の部分を追求してみてください。
『ここで会ったが100年目』力久望
絵:7
キャラクター:10
ストーリー:4
構図・コマ割り:7
独創性:2
合計:30
編集部コメント:
互いが成長するにつれて立場が変わり、疎遠になってしまった友人同士の仲直り話。全くといっていいほど、新しさを感じない設定です。それなのに、描写の一つ一つが胸を打ちました。何度読んでも、ラストは目頭が熱くなります。何故か? 「顔」が素晴らしいからです。多くの感情を一つの表情に詰め込むことに成功していて、絵を見るだけでキャラの気持ちが読み取れました。素晴らしい才能です。課題は前述の通り展開や設定の独創性。担当と打ち合わせを重ねましょう。
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