常態化した残業……。積み上がるタスク……。たまりまくるストレス……。
くっそー！ 落ちこぼれの僕だって、エレガントに仕事を終わらせてスカッと帰宅したーーーい!!!
……が、そう簡単にはいかないのが世の常――
とりあえず爽快な気分だけでも味わって、テンションを上げたいなぁ……
そこでオススメなのが、連載100話を迎え、ますます絶好調な『魔術ギルド総帥～生まれ変わって今更やり直す２度目の学院生活～』！
この漫画には、スカッと爽快なわからせシーンが盛りだくさん！
皆さんも、これを読んでモヤモヤを吹き飛ばしちゃいましょう～～～！
物語の舞台は、人類が魔族に支配されている異世界――
主人公は、“生ける伝説”とも呼ばれた大賢者セドリック。
魔術ギルド総帥であり、圧倒的な魔動の力によって、皇帝陛下にも継ぐ権力をふるっていました。
ところが――
部下の裏切りにより、悲運の死を遂げます。
しかし、大賢者であるセドリックがやられっぱなしで終わるはずがありません！
20年の歳月をかけて完成させた「転生の法理」を使い、この世に転生！
赤ちゃんから人生をやり直して、と思いきや……？
“とある青年”の体に転生しちゃった!?
いささか想定外ではあったものの、若い肉体を手に入れたセドリックは、この青年として人生を再スタートさせます。
ところが、体の持ち主であったアルフレッド＝ベイリアルはひどいいじめに遭っていました……。
自分の人生に限界を感じたアルフレッドが「悪魔召喚の儀式」を行い、自らの命を捧げてまで呼び出したのが、大賢者セドリックだったのです。なんたる巡り合わせ！
つまり、魔法学院で最弱いじめられっ子が、ある日突然、最強の大賢者になってしまったのです！
セドリックは、体の持ち主であるアルフレッドの"最期の望み”を遂げるべく、いじめっ子たちに復讐を開始……！
それも……ただの復讐ではありません！ 圧倒的かつエレガントに！
さあ、それでは……ならず者どもをアルフレッドの体に転生したセドリックがエレガントに懲らしめるシーンをご紹介しましょう！
●これは元のアルフレッドとの約束！ いじめっ子へのエレガントな復讐
まずは、生前アルフレッドをいじめまくっていた同級生から、わからせなくてはなりません！
ひとり目は、坊主頭がトレードマークのミカエル。いじめっ子の１人です。
それは学院内での模擬試験でのひと幕。アルフレッドの正体にまったく気づいていないので、めちゃくちゃ舐めまくっています！
これまでに一番多くアルフレッドを殴ってきたというミカエル。
殺す気満々でアルフレッドに後ろ反り投げを食らわそうとしますが……
魔力で肉体を硬化して防御！ 攻撃だけが戦いじゃない！
最初は、アルフレッドの体に刻まれた恐怖の記憶から身動きができなかったのですが、セドリックの心の強さにより、その震えを止めます。
そこからは一気に反撃開始!!!!
次々に繰り出される攻撃にミカエルは、なすすべもありません。気持ちいい～～～～！
相手が学生でも一切手加減ナシ！ 完膚なきまでに叩き潰す！
そこまでやらなくても……いえいえ、そんなことはございません！
なぜなら、いじめっ子たちへの復讐はアルフレッドとセドリックが交わした“約束”！
この一件で、ミカエルは生涯魔法を使えない体に。
戦闘魔術師の名家に生まれた彼にとって、それは人生を奪われたにも等しい結末でした……。
２人目は、チャド。ミカエルのように反撃されるかも知れないと恐れた彼は、大貴族の長男であるコネを使って、裏で暗殺ギルドを動かし、アルフレッドをいためつけようとします。卑怯な手を！
……しかし、わざわざ魔法行使を阻害する毒を盛って、アルフレッドの魔法を使えなくした上で暗殺者ギルドを差し向けたのに――
アルフレッドは、素手で暗殺者をいとも簡単にフルボッコ！
魔術がなくても十分強かったんかい！
エレガント～～～!!!
“食後の腹ごなし“と言わんばかりに、魔術を使わずに素手でボッコボコです。なんでも彼は、東方の武術を極めていたそうです。納得！
もちろん、首謀者のチャドも制裁！ 制裁!! 制裁!!!
この一件を機に、これまで行ってきた数々の悪事がばれたチャドは、頼みの綱であった実家からも見放されて警察に逮捕。この後、恐ろしい獄中生活を送ることになります……。
最後は、かつて生前のアルフレッドが“親友だと思っていた”チャールズ。
しかし、それはうわべだけの姿でした――。
チャールズは、アルフレッドへの一方的な恨みを募らせていたのです。
チャールズは残されたいじめっ子たちを巧みな話術で誘導し、悪魔召喚の生け贄にしようと画策します！
それでいて、自分は全く無傷でいようとしているのです……。もはや、彼が悪魔のよう……。
そして、アルフレッドをおびき寄せるために、まったく罪のないアルフレッドの同級生リサ＝ウィルソンまで誘拐してしまいます。
もう、やっていることがいじめっ子の領域をはるかに越えて犯罪者！ まったくもってインエレガント！
もちろん、リサの誘拐を察知したアルフレッドが助けに向かいます！
くう～～～！ こんなセリフ、一度でいいから言ってみた～～～い！
いじめっ子たちの身体の一部を生贄に、中位悪魔（ミドルデーモン）アドラデウスを召喚したチャールズたち。見るからにヤバいヤツ出てきちゃいましたけど!?
今まで不良少年どもを相手にしていた戦いとは、ワケが違う一戦になりそう！
アドラデウスも、無力さを痛感した絶望の顔が見たいから、全力で一発くらわせてもいいよ？ ――と言うので。
スッと、人差し指を出したアルフレッドは――
瞬殺☆
……あれ？ 中位悪魔ってこんなに弱かったの????
違うんです!!! アルフレッドが強すぎるんですッ!!!!（セドリックに憧れる男子生徒のサイロスは、かなりいい勝負をしていましたよ！ バトルシーンがかっこいい！）
「なんだそりゃあああ!!!??」
って叫びたくなる気持ち、分かります。
目の前で起こっている出来事に、もう理解が追いつかないいじめっ子たち。
もう後に引けなくなったチャールズは、奥の手として用意していた上位悪魔（グレーターデーモン）デスブレイズを召喚します！
もちろん、それには生け贄の命が必要。
クラスメイトの手足だけでなく、命をも奪うことに……。
しかし、今度こそ間違いなくアルフレッドに勝てる！
……そう思ったのですが――
あれあれあれ～～～？
召喚した上位悪魔の主が、セドリックと知り合い～～～!!??
そして、ようやく気づくのです。
自分がまったく勝ち目のない相手にケンカを売っていたことに……。
いじめとは関係のない生徒たちをも巻き込み、命を奪った罪は償いきれるものではありません。
その結果チャールズは、死よりも重い裁きを受けることになるのです。
彼が奪った生徒たちの人生――1500年分の悪夢を。
すべては元のアルフレッドを死に追いやるほど苦しめた報い――
アルフレッドが自分の命と引き換えに成し遂げたかった最期の望みを、セドリックが果たしたのです！
●魔力を取り戻した圧倒的わからせ！ 悪女イザベラへのエレガントな復讐
さ、次の復讐対象は――
セドリックを裏切り死に追いやった、三聖の賢者の１人“聖炎のイザベラ”です！
セドリック本来の目的のために、全盛期の力を取り戻すべくリサとサイロスを連れて学院を出たアルフレッド。その行き先は、龍族が住まう土地・龍の里＜ヴァルノラス＞です。
その旅の途中、イザベラが私利私欲のために軍を使い、趣味の拷問のためにまったく罪のない亜人の龍族をいたぶっているという話を耳にします。
むむむ……。美人だけど、とんでもなく恐ろしい女ですね！
しかもそこには、アルフレッドの実の父であるオルグレン＝ベイリアルが関係していました。
なんとオルグレンは、三聖であるイザベラに気に入られるために近づき、彼女の指示で龍族の虐殺に手を貸します。
その現場に、旅の途中だったアルフレッドが遭遇。
オルグレンの軍を全滅させ、父であるオルグレンと対峙することに。
貴族の絶対的な家長制度を信じ込んでいるオルグレンは、自分に楯を突く息子に対して処分を言い渡します。
――が、転生したアルフレッド（中身は大賢者セドリック）には“父親”とか“息子”とかまったく関係ねぇえええ!!!
力こそが全て！ そして、力とは己の意を通す強さだと、父親に向かって説教！
これでアルフレッドは完全にオルグレンと対立関係に！
実の親子同士で確執が生まれてしまいましたが、まあオルグレンもどうしようもないクズなので、しょうがないでしょう！
その後目的地に到着したアルフレッドは、真祖の吸血鬼・オフィーリアに預けていた龍石を受け取りました。
なんとこれで、全盛期の60％くらいまでの魔力を取り戻します！
ていうか、今までフルパワーじゃなかったのにあんなに強かったのね……（汗）。
これで、イザベラを復讐（分からせる）準備は整いました！
……と、一方その頃、イザベラと仲間になったと思っていたオルグレンは……
あっさりイザベラに裏切られ、窮地に追い込まれていました。
最初から捨て駒だったんですね……。（ちなみに、この後オルグレンはサイモン（元執事のおじいちゃん）にとっ捕まえられて監獄入り。チャドと同じく酷い目にあっているとか、いないとか――）
しかし、そんなイザベラの行動もアルフレッドにはお見通しで――
イザベラが通るであろう峡谷に、オフィーリアとデスブレイズを待ち構えさせます！
これは相当なバトルが行われるんだろうなぁ……
って２ページで終わった!??!?!?
というか戦闘描写一切なし!?!? あまりにもエレガントすぎやしないか!!!!
と思いきや――
なんと！ オフィーリアたちの前にいたのは“イザベラの影武者”！
この女、自分の妹たちまで欺き、そして裏切って……裏切り尽くしじゃありませんか!!!
これじゃあ、全部彼女の思うつぼ。ところが――
当然！ そんなイザベラの行動も、アルフレッドは一切合切、まるっとお見通しだったのです！
そして、イザベラはようやく目の前の青年が――自分がよく知る“あの人物”であることに気づきます。
そう！ いま自分が相手にしているのは、かつては自分の師匠でもあった、魔術ギルド総帥セドリック！
気づいたところで、時すでに遅し……！
イザベラはそれでも必死に攻撃を行いますが、アルフレッドには全く通用しません！
そして、彼に「これまで奪った命に懺悔の言葉はないのか？」と問われますが――
これほどに追い込まれても、イザベラが反省する様子は１ミリもありません！
禁忌とされた時を止める魔法で脱出を試みるも――
魔力を取り戻したアルフレッドには、イザベラの動きなど止まって見えるよう。
時を止めたはずなのに、むしろイザベラが止まっているように見えるなんて――
これぞエレガントなわからせだ～～～～！
もちろん一撃で命を奪うこともできましたが、アルフレッドはイザベラにこう告げます。
イザベラを滅ぼすのは、彼女の拷問によって命を奪われた少女たちであるべきだと。
苦しみの中で命を奪われ、成仏もできず行き場を失った魂となった少女たちの霊が、イザベラの前に姿を現します……。
その結果、自分が彼女たちにした酷い拷問をその身で受けることに――
こうして、復讐をエレガントに進めることができたのでした。
●裏オークションで魅せたチームプレー！ 仲間たちとのエレガントな大捕物
オルグレンが退場した後、ベイリアル家の当主となったアルフレッド。
エレガントな仕事ぶりでサクサク業務をこなします。そして、貴族として民の労働を搾取するだけではなく、良い政治を行おうとします。
そんな中、ベイリアル家の領地で非人道的な闇オークションが行われていると知ります。
しかも、その中には、セドリックの因縁相手でもあるエゼキエルが関与していることもわかりました！
もちろん、アルフレッドが自領地内での非合法行為を見過ごすはずがありません！
制服から夜会服にエレガントにチェンジし、闇オークションの会場へと潜入します！
サイモンとリサ、デスブレイズ（幼女）と一緒です！
そのオークションで行われていたのは、なんとも悪趣味な奴隷たちの殺戮ショー！ そのショーに、リサとサイロス、デスブレイズが参加!?
どうやら、オークションに参加するための条件が必要だったらしく、参加させられる羽目に。サイロスやデスブレイズはともかく、リサがこんな危険なところに入って生きて帰ってこられるんか!?
しかし、アルフレッドが課した鍛錬（時間の流れを操作し、１年間ほどS級ダンジョンで修行）を乗り越えてパワーアップしていたリサたちには、戦闘奴隷との戦いなんて朝飯前！ エレガントに無力化していきます！
一方のアルフレッドは、闇オークションの参加者を断罪します！
あくまでエレガントに！
領主様直々に！ 全員現行犯逮捕だ!!!
警察騎士団にも事前に連絡してあり、こうなってはもう言い逃れはできません！
こうして、見事なチームプレーで闇オークションの取り締まりに成功！
アルフレッドと過ごすうちに、リサたちもすっかりエレガントが板についてきちゃったみたいですね！
●貴族中心の政治を一新！ エレガントな領地経営計画！
さ～て、本記事最後の復讐は～～～？
と、ここでは復讐ではなく、国の未来を築こうとする当主・アルフレッドのエレガントな働きぶりをご紹介しましょう！
ベイリアル家の当主となったアルフレッドには、事務仕事がたっくさん！
しかし、たまりに溜まった書類も、あっという間にスッキリ！ くうぅ！ その能力、僕にもください……！
この程度の事務など、アルフレッドには造作もないのです！
でも本当にすごいのは……ここから！
これまで手書きで行われてた非効率的な業務を、汎用報告書を作成することで業務の簡略化！
強いだけではなく、もちろん頭脳もキレまくるアルフレッド。
これまで慣例となっていた業務に、エレガントにメスを入れていきます！
さらに、これまで貴族が何の疑いもなく行ってきた税金の無駄遣いを徹底的に削減！
これこそまさに“ノブレス・オブリージュ”――
高貴なる者として、民を幸せにするために動き始めます。
前領主であるオルグレンがしていた“無駄”は、これだけではありません！
ベイリアル家が蓄えていた金目のものは全部売り払っちゃえ！
ベイリアル家が有していた富を手放し、換金した金を飢餓問題の解決に充てようというのです！
しかし、社会に蔓延る諸悪の中には、お金だけでは解決できない問題が多くありました……。
それは、アルフレッドが新たに治めることになった街・ブリムクロスでの出来事。この街は犯罪の多さや治安の悪さなど、数多くの問題を抱えるスラム街だったのです。
彼は、この街で常体化している麻薬の取引を一掃しようというのです！
たとえそれが、他の10大諸侯たちの反感を買う行動だとしても、アルフレッドはベイリアル領を健全に管理しようとします。
麻薬は売るのも買うのも、ゼッタイにダメ！
当たり前のことではあるのですが……一方的な粛正を行うばかりでは、市民の意識を変え、信頼を得ることはできません！
そこでアルフレッドが取った行動というのが――
なんと、少年が妹のために買ったリンゴを、他の市民の前で堂々と窃盗!?
そんなインエレガントな行為をどうして……
なんて言いつつ、もちろんアルフレッドは策があり――
自身の窃盗を認めた上で、自らその罰を受ける姿を見せつけます！
こうすることで、領主として覚悟の姿勢をアピールしたのです！
ちょっと……エレガントが過ぎるなぁ!?
もちろん、切り落とした腕は治癒魔法で元通り！
全てを知る読者の我々から、見たら茶番に見えます……しかし、市民へ新領主の方針をアピールする上で効果は絶大でした。
そう、茶番ですらエレガントにこなすのが、我らがアルフレッドなのです！
このように、文字通り自分の身を切って改革を進める覚悟を見せつけるアルフレッド。彼には、思い描く未来がありました。
それは、ブリムクロスを城塞交易都市へと発展させ、人々の暮らしを豊かにすること――
街の周りに強固な壁を築くことで、防衛と商業活動の両方を行い、さらに発展させていこうというのです！
そしてもう一つは、自領土内での種族間の差別をなくすこと！
これまでにも、亜人が人として扱われていない事件を多く目にしてきたからこそ、成し遂げたい野望でした。
う～ん。セドリックがアルフレッドに転生するまでの軌跡を見てきましたが――
転生から世直しまで、まさにすべてが計画通り！
お見事としか言いようがありません!!!（拍手喝采）
毎回、無双して勝って一件落着――
それなのに、まったく飽きさせないどころか、どんどん面白くなってゆく『魔術ギルド総帥』！ まさにエレガント！
もしも――もしもですよ？ 自分がインエレガントな行為をしてしまったな……思ったら、この言葉を思い出してください！
「エレガントが来るんだからね!!!!」
読むだけでスカッとできる最強大賢者の復讐劇『魔術ギルド総帥』、ぜひマガポケでエレガントにチェックしてくださいね！
●『魔術ギルド総帥～生まれ変わって今更やり直す２度目の学院生活～』単行本第10巻、大好評発売中！
ぜひ周りの人にも教えてあげてください！
