みなさん、「ゲーム実況動画」は好きですか?
ゲームの攻略方法が分かるし、配信者のリアルな反応も見聞きできるし、僕はとっても大好きです!
配信者のビビりっぷりに一緒に驚いたり、視聴者同士で妙な連帯感がわいたりして、観始めるとつい何時間も経ってしまいます……!
そんな“実況”のドキドキハラハラ感をリスナー気分で楽しめる、異色の漫画がマガポケでスタートしました!
その作品が――
『リスナーに騙されてダンジョンの最下層から脱出RTAすることになった』です!
この作品、実況好きとしては見逃せません……!
●『リスナーに騙されてダンジョンの最下層から脱出RTAすることになった』はこんなお話!
物語の舞台は、限りなく現代日本に近いものの、ダンジョンが存在し、「ダンジョンに潜る際は配信すること」と義務付けられた世界。
主人公の世迷言葉(よまい ことは)は、17歳の新人ダンチューバー。
(※ダンチューバーとは、ダンジョンに潜りながら実況する配信者のこと)
言葉が新人講習を終え、「東京ダンジョン」で初配信にチャレンジするところから、物語はスタートします。
「堅実にコツコツと」がモットーの言葉は、ダンジョン1階でスライムを3匹討伐するという無難な目標を掲げ、順調に進んでいくのですが――
憧れのダンチューバー・ユキカゼがコメント欄に現れたことで、状況が一変します……!
ユキカゼから「白く輝く魔法陣」に入ってみるようコメントをもらった言葉は――
警戒心ゼロで魔法陣にイン!!
その結果、前人未踏の溶岩エリアに飛ばされてしまいます!!
実は、白く輝く魔法陣とは、「絶対に踏んではならない転移魔法陣」。
ダンチューバーの常識であり、ユキカゼは「それを知らない人はいない」と考えたうえでネタとしてコメントしていたのです……。
誰もが知っている常識をなぜ言葉が知らなかったのかというと、新人講習で寝ていたから。完全に自業自得です……!
言葉が潜っている東京ダンジョンの人類の踏破記録は46階層まで。
しかし、言葉が飛ばされた場所は……500階層!
前人未踏のダンジョン奥地でド新人の自分がひとりきり――。
この状況に、一度は死を覚悟する言葉ですが――
憧れのユキカゼが非難されないように、なんとかして生き延びることを決意!!
一方、地上では、この転移事故がニュースで取り上げられ、言葉の配信チャンネルが国内外から注目を浴びる事態になっていました。
あっという間に同接数が40万人を超えたことを受け、言葉はリスナーに協力してもらい、このピンチを乗り越えていくことに!
(※同接数とは、同時接続者数の略で、リアルタイム視聴者数のこと)
こうして、「新人が500階層からの生還を目指す」という、前代未聞の無謀すぎる配信生活が始まったのです!!
というわけで今回は、全世界が見守る配信者・世迷言葉の魅力を深掘りしていきます!
●リスナーの心をくすぐる! 応援したくなる素直さ!
言葉の魅力のひとつは、とにかく素直なところ。
リスナーの言うことを信じてモンスターに腕を喰われたり――
懲りずにリスナーの言うことを信じてマグマに手を突っ込んだり――
素直すぎるあまり、危険な目に遭うこともしばしば。
ですが、協力してほしいときにはリスナーに頭を下げることができるのも、言葉の素直さがあってこそ。
リスナーから、からかわれることもありますが……
なんだか放っておけず、ついつい見守りたくなる魅力があります!
言葉の真っすぐな姿勢に、リスナーも自然と協力しようという雰囲気になるのですね!
●思わずリスナーも興奮! 狙ってないエンタメ力が面白い!
いくら言葉が素直でいい子だとしても、“ダンチューバー”としては、エンタメ要素がないとリスナーからの協力は得られません。
いい子すぎる言葉は大丈夫なのでしょうか……?
心配ご無用! 言葉には、狙ってないのに面白いというエンタメ力があるのです!!
1階層でスライムに対面したときは、「スライムかわいい」と盛り上がるリスナーをよそに、なんの躊躇もなくスライムを撃破! あまりの無慈悲さに、「期待の新人」と呼ばれていました。
500階層に転移してからも、油断してフラグを立て、モンスターに襲われたり――
余裕がない中でもコメントを見て、ツッコミしたり――
逃げ回りながらポーションを飲むという曲芸じみたアクションを披露したり――
とにかく見ていて飽きないんです!
「コメントに応えるのがダンチューバー」と豪語する通り、身体を張って頑張る姿がかっこいい!
予測不可能の言動に、リスナーの好感度もUPしまくりです!
明らかに絶望的な状況の中で、「もしかしたら言葉なら生き延びるかも」「面白いことをしてくれるかも」と思わせてくれるなんて、生粋のエンターテイナーですね!
今後も、このエンタメ力でリスナーを驚かせてほしいです!
●バランス感覚抜群! 意外と冷静な言葉がかっこいい!
無自覚にリスナーを魅了しているように見える言葉ですが、意外と冷静な一面もあります。
最初に転移魔法陣を踏んだときは、パニックになることもなく、「ダンジョンは自己責任」「悪いのは僕」と断言することで、ユキカゼに非難が集中するのを防いでいました。
自分の命がかかっているときにこの対応ができるなんて、かっこよすぎない……!?
そして、“ダンチューバー”としての立ち居振る舞いにも、言葉なりの考えがあります。
ダンジョン内のマグマで突然料理を始めようとした際には、リスナーたちは言葉がまた何か突飛な行動を始めたと思っていましたが、きちんと理由がありました。
それは、「変化がないとリスナーに飽きられる」ということ。
ダンチューバーが生きていくには、スパチャが必要不可欠。応援してくれる人たちに面白さを還元するためには、怖がる姿より楽しんでいる姿を見せた方が良いという戦略があったのです!
(※スパチャとは、スーパーチャットの略で、配信者への投げ銭のこと)
とはいえ、言葉はリスナーに媚びるわけではありません。
失敗したときにはリスナーから罵倒されることもありますが、「罵倒コメントは見ない」「成果をあげて挽回しようとする」という、ネット社会の上手な生き方も身に付けています!
もちろん、リスナーのアドバイスを素直に受け入れ、面白そうなことは実践する、驚異のエンタメ力は健在!!
このバランス感覚と肝の据わり方は真似できません!
●ベテランプレイヤーも言葉を応援! 頼もしい協力者たち!
言葉のリスナーの中には、ダンジョン攻略のベテランプレイヤーもおり、有益なアドバイスで言葉を助けてくれます!
まずは、Bランク探索者のユキカゼ。
狐面に短刀の二刀流というスタイルが特徴的な、言葉の憧れの人です。
言葉が転移魔法陣を踏む原因を作った張本人ですが、責任を感じたのか、ずっとお役立ち情報で言葉のサポートをしてくれています!
お次は、世界探索者ランキング6位のシエンナ・カトラル。
分かっている範囲では唯一の女性Sランク探索者で、斧で首を狩ることから『首姫』の異名を取っています!
そして、世界探索者ランキング2位のARAGAMI。
「米(アメリカ)ダンジョン50階をソロ攻略する化け物」と言われる、アメリカのビッグスターです! 50階層から先の情報も知っており、モンスターに襲われた言葉に逃げ場所を教えてくれました!
まだリスナーの詳細は明かされていない部分もありますが、こんなリスナー達が味方にいれば、言葉もきっと心強いですね!
みんなに見守られながら、言葉のダンジョン攻略配信はまだ始まったばかり。
これからどんな冒険をしてくれるのか楽しみです!
読者である僕も、リスナー気分で応援したいと思います!
ダンチューバー・世迷言葉の配信を見たくなったら、ぜひマガポケでチェックしてみてください!!
●『リスナーに騙されてダンジョンの最下層から脱出RTAすることになった』
単行本第1巻、大好評発売中!
ぜひ周りの人にも教えてあげてください!