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どんなピンチも華麗な魔法で切り抜ける! 『黒猫と魔女の教室』魔術師たちが繰り出す、百花繚乱の魔法を見よ!!

突然ですが、みなさん!

 


漫画の主人公みたいにかっこいい魔法がつかえたらな~……と、常に思っているのって僕だけじゃないですよね!?
ちょっと恥ずかしいから普段は言わないだけで、絶対に心の中で思っていますよね!?
そう、思っているんです!(決めつけ)

 

だって……こんなの見たら……

 

憧れない方が無理じゃあないですか!!!!

 

そんなわけで、今回は少年心を全力解放して『黒猫と魔女の教室』で登場する、「くぁああああ! かっこいいいいいい!!!」と叫びたくなるような魔法を使用し、ピンチを切り抜けるシーンをご紹介しちゃいます!

『黒猫と魔女の教室』は、魔術師を目指す少女・スピカと、呪いをかけられた天才魔術師・クロードの師弟関係を軸に展開する、魔法学園ファンタジーです!
 

主人公は、一等級魔術師を目指す14歳の少女、スピカ・ヴァルゴ。
決して器用ではありませんが、魔術師になるという気持ちは誰にも負けない、まっすぐな少女です!

 

彼女の先生は、あの天才魔術師、クロード・シリウス!
……って、可愛いネコちゃん!???

 

なんとクロードは『輪廻の呪い』によって、魔力が切れると猫の姿になる呪いをかけられてしまったのです!
スピカが生まれながらに持つ特別な力『再生魔法』によってクロードの呪いを解くことができるのですが、その方法というのが……

 

肛門から魔力を注入。
まあ……わかりやすく言うと……おしりにキッスです♡

 

そんなわけで、奇しくも運命共同体となってしまった2人。
 

スピカの夢は、クロードのように人を助けられる強い魔術師になること。
憧れの人の指導のもと、スピカは数々の試験を乗り越え、魔術師としての才能を開花させます!
さて、その物語の中で何度もかっこいい魔法シーンが登場するのですが、特に僕の胸をアツくさせた魔法シーン3選がこちらです!

 

●美しい花には毒がある!? スピカとハナのクロス・マジック(合成魔法)!!

難関の中間試験に挑むスピカたち「クロードカヴン(普通の学校でいうクラス)」。
合格条件は怪鳥グリフォンの巣にある黄金を持ち帰ることなのですが、その鍵となるのが、今回紹介するクロス・マジック(合成魔法)なんです!

 

クロス・マジックとは、違う種類の魔法を2つ組み合わせることによって発動する魔法のこと。
異なる魔術の特性を上手く組み合わせると、1人では使えないような強力な効果を持った魔法が生み出せるのです!

 

スピカは蠍座魔法(スコルピオン・マジック)を使うハナ・サソリジョウをペアに誘うのですが……

 

「あなたとは絶対嫌」と、にべもなくお断り!!?
なんで!? めっちゃ嫌われちゃってる???

 

いえいえ! 実は、ハナがスピカの誘いを断ったのには理由があるんです!

ハナの魔法は「毒」。
その力は、時には攻撃したくない人までも危険にさらしてしまうほどに強力でした。
そして彼女には、幼い頃に友だちを自分の毒で傷つけてしまった過去があり、それが深いトラウマになっているんです……。

 

もう誰も傷つけたくないし、自分も傷つきたくない……。
ゆえにハナは、他人とは一定の距離を置くようになってしまったようです。悲しい……(泣)。

 

 

それ以来、ハナは誰かと一緒に戦うことはしない。
“1人で戦う”という覚悟は、いつしか自分を孤独に追い込んでいました……。

 

しかし、そんなハナに対してスピカは――

「私 怖くなんかないよ?」と告げます。
ハナの毒の威力を知った上でなお、ハナと組みたい気持ちは揺るがなかったんです!

 

それもそのはず、グリフォンを倒して中間試験をクリアするには、2人の共闘が不可欠!

 

 

どんなに拒まれても、スピカはハナの持つ力と、自分自身の魔術を信じます!
スピカは、ハナがいくつもの毒魔法を自在に操れるほど、自分の魔法と向き合ってきたことに気づいていたのです。

 

そうして2人は手を取り合い、魔法を発動させます!
ハナの蠍座魔法とスピカの乙女座魔法(ヴァルゴ・マジック)で、球根に魔力を注いで新しい華を作り出し――

 

彼岸花のような美しい毒の華が咲きました!
しかし――

 

 
毒の華の生成には成功したのに、一本ではグリフォンを仕留めきれない!?
クロス・マジックでも倒せないなんて、一体どうすれば……(あわわ)

いや、一本でダメなら……

 

もう一本増やせばいいじゃない!!!!
植物を操るスピカの魔法で!!!!

 

クロス・マジック〝百華彼岸〟が決まったぁ~~~!!!
毒の華が真っ赤に咲き乱れる演出が……かぁ~~~っこぃぃいいいい!!!!!

 

こうして、最後までハナを信じたスピカの強い気持ちと咄嗟の機転で、獰猛なグリフォンを見事に打ち破ったのです!
し・か・も!!!!!

 

クールで人を寄せ付けなかったハナも、こんなに穏やかな笑顔を浮かべてくれるように……(尊い)
この中間試験でのクロス・マジックの成功を通して、2人の間には“友情の華”が芽生えたのでした!

 

●邪教徒の襲撃に先生不在で大ピンチ!? 絶体絶命で魅せたスピカ&キロンの勇気!

中間試験の補習として行われた冬期魔法合宿を終え、山を去ろうとするクロードカヴンの生徒たち。
そこへ――

2年前にスピカたちが通うディアナ校を襲撃したテロリスト集団、邪教徒「ブラック・サーペント」が現れます!

 

見習いである生徒たちの魔法では、まるで歯が立たない程の強敵!
しかし、クロード先生が射手座大魔法(サジタリアス・グランマジック)――

 

〝竜弓トルネード・アロー〟で、敵のひとりを追い払います!(もうこの時点でかっこいい!)
しかし、これは一時的に退けたのみ。またすぐ襲ってくるに違いありません!

 

いまだに予断を許さない状況なのですが、先ほどのグランマジック(大魔法)で魔力を使い果たしてしまったクロード先生は、生徒たちに「君達ならできる」と言い残して……。

 

猫の姿に戻ってしまいます! 大ピンチ!!
もちろん、スピカ以外は先生の秘密を知りません。突然の事態に生徒たちはますます混乱していまいます。ですが……。

 

手を震わせて……それでも先生の言葉を信じて立ち向かおうとするスピカ!
なんて勇敢な女の子なんだ……!(泣)

 

このスピカの勇気が、皆の気持ちをひとつにしました!

 

スピカは邪教徒から逃げつつ、クロードを元の姿に戻すために、魔力が回復する「セレネの泉」を目指すことに!
急いで! 敵に見つかったらなすすべがありません!!!

 

ところが――

「み~つけた」

 

こ、怖すぎる!!!!!
一瞬ホラー漫画になったかと錯覚しました……(ブルブル)。

この状況を打開するため、二手に分かれることにしたクロードカヴン。スピカとキロンはクロードを元に戻すために「セレネの泉」へ。残りの4人は目の前に表れた敵・リゲルの足止めに専念しますが、しかし……

足止めに残った4人は、リゲル1人を相手に絶体絶命の状況!!!
そんな……まさかやられてしまうの……?

 

一方、スピカとキロンは「セレネの泉」の目の前まで到着!
しかし、そこで邪教徒・アルクに追いつかれてしまい、こちらも大ピンチに!!
せっかく、あと一歩のところまできたのに……。どうにかならないの!?

 

と、ここで普段はへたれの王子様だったキロンが覚醒!
皆が誰かのために戦う姿を見て、覚悟を決めます!

 

キロンは魔力量こそ少ないのですが、風魔法による繊細な操作が大得意!
風を巧みに操って、アルクに囚われていたスピカを救出!

 

「オレは子犬じゃねぇ」「なめんなよゴスロリ女!」
へたれ王子様だってやるときはやるんだぞ!
ということを見せつけてくれました。かっこいいじゃないか、キロン!

 

そして、スピカを言葉巧みにだまそうとするアルクの言葉を聞いても――

そうだ! キロンの言う通り!
敵の言葉よりも、クロード先生がこれまで皆のためにしてきたことを信じるんだ!

 

もちろん、スピカ自身もそれは百も承知!
「何があっても先生を信じるって決めてる!!」と、アルクに言い放ちます!

 

しかし、1人ではどうしてもアルクに敵いません!
そこでスピカが繰り出した作戦とは……。

 

 

キロンの風魔法と、スピカの植物魔法を組み合わせたクロス・マジック!

 

〝ローズアロー〟が決まったぁ!
魔力で強化された薔薇の花弁が、相手に一斉に襲い掛かるという強力なクロス・マジックです!
これにはアルクもひとたまりない――

 

なん……だと……!?
スピカとキロンの渾身のクロス・マジックが効かない!?
アルクの圧倒的勝利宣言……。絶望がスピカたちを包み込み――
 

え、俺たちの勝ち????
そう! なんとクロス・マジックはアルクの目を欺くための陽動だったのです!!!

 

アルクがクロス・マジックで作られた木の人形に気を取られているうちに、スピカは「セレネの泉」へダイブ!
そして、回復した魔力を先生に注入し〝解呪(カース・ブレイク)〟!!!

 

クロード・シリウス、復活!!!!!
そして、生徒たちを傷つけられたクロードは……

 

ブチギレ!!!!!!
クロードの一転攻勢が始まります!!!!

 

「セレネの泉」の力によって魔力切れの心配がなくなったクロード先生は、まさに最強!

 

最強クラスのグランマジック〝ティア・ゼフィロス〟で、リゲルを滅多斬りに!!!
怒濤のグランマジックを連続で繰り出し、格の違いを見せつけます!
やはり一等級魔術師の中でも、クロード先生の実力は別格なんですね!

 

リゲルにやられてしまったと思われた生徒たちも、タルフの咄嗟の機転で生存を確認!
本当によかったぁ……(泣)。

 

こうして、生徒たちの勇気と、クロード先生の魔力が合わさった結果、邪教徒を退けることができたのです!!!

 

●“努力” VS “才能”!? スピカとアリア、幼なじみのガチンコ対決!

ひと時の穏やかな時間がありつつ、ついにやってきた期末試験(ファイナル・トライアウト)。
その内容というのが……島に隠された宝石をみつけるトレジャーハント!?

 

1年の総決算のテストですから、この試験で1位になった生徒が現在の「クロードカヴンのNo.1」というわけですね!

 

そんな重要な試験に対し、スピカは全員の前で堂々のナンバーワン宣言!!!
試験が始まる前から息巻くスピカに対して、幼なじみでライバルのアリア・アクエリアスはいつも通り超余裕の様子。

 

クロード先生も今回は見守りに徹し……って、すっかりバカンス気分ですか!?
この期末試験が始まる前、クロード先生はスピカに大事なことを伝えていました。

 

それは、試験に合格するだけではなく――

「アリアに勝て」と、クロード先生から直々のお達し!
それは数々の戦いを乗り越えてきたスピカの実力を見込んでの言葉でした。
(なお贔屓はよくないので、アリアにはスピカに負けるなと伝えた模様)

 

ここでスピカとアリアの関係性について、振り返っておきましょう!
彼女たちは、同じ村で生まれ育った同い年の幼なじみです。

 

スピカは、幼い頃から何をするにも人一倍時間が掛かってしまう落ちこぼれでした。

 

一方、アリアはとっても器用な才女!
大抵のことをそつなくこなす……どころか、高いレベルで仕上げられる天才肌です。

 

裁縫の授業で圧倒的な差を見せつけられたスピカは、アリアに宣戦布告!(さっきもしてましたね)
この負けん気は、幼い頃からずっと変わっていないみたい(笑)。

 

そんなスピカをからかいながらも、誰よりも注目してきたのはアリアでした。彼女はその日を境に、ことあるごとにスピカと張り合い、圧倒的な才能を持って彼女を凌駕していったのです。

 

そんなこともあり、一等級魔術師になるというスピカの夢も、天才少女のアリアからすれば、ただの笑い話にしか聞こえませんでした。

  

 

いくら幼なじみだといえ、自分の夢を笑うことは許さない! ……というスピカに対して、冷めた目で「夢あるのがそんなに偉いわけ?」と言い捨てるアリア。
普段は茶化すような態度のアリアですが、「夢」という言葉にここまで不快そうな顔をするのにもわけがあって……。

 

今よりももっと幼い頃。アリアにも夢がありました。
それは、フェンシングで一番強い剣士になるということ。
その類稀なる才能で、フェンシング界でも破竹の勢いでその名を上げていきます。

 

しかし――

かつて自らが口にした夢は、いつしか自分と家族を縛る呪いへと変わってしまったのです……。

 

夢を語ったことで、その夢に取り憑かれ、押し潰されてしまったアリア。
このときから彼女は夢を口にするのをやめ、好きなことを適当にやって楽しく過ごす、今の彼女が誕生したのでした。
 

そんな彼女の前に立ちはだかったのがスピカだったのです。
何度倒れても決して諦めずに立ち上がる。どこまでもまっすぐに夢を見続けるスピカに、幼い頃の自分を重ねて苛立っていたのです……。

 

今のスピカに負けるということは、過去の自分に負けるということ……!
そんなわけで、アリアにとってもこの勝負、絶対に負けられません。

 

そんな、長年の因縁が絡んだ2人の対決というわけなんです!!!! アツすぎませんか!?!?

 

そして、試験終了まで残り2時間。アリアが大幅にリードしている状況で、大逆転のポイントをゲットするチャンスがスピカに回ってきました。
島に隠された宝石の中で最も得点の高いダイヤをかけて、スピカ対アリアの一騎打ちが始まります!
さぁ、クロードカヴンのNo.1の栄光を手にするのはどっちだ!? 

 

努力の甲斐もあり急成長しているスピカですが……やはりアリアの才能は本物!
クロード先生曰く、この規模の氷結を繰り出せた学生は、いまだかつていないとのこと……。

 

圧倒的な才能を見せつけたアリアに手も足も出ないスピカ。
アリアとの差は歴然……やはり無謀な挑戦だったのでしょうか……?

 

なんて、ここで「はい、そうですか」と引き下がるスピカじゃないですよね!
アリアに何度も負け続けた……アリアの背中を必死に追い続けた結果、この諦めの悪いスピカができあがったんです!

 

そこでスピカが取り出したるは――

 

十二宮専科で学んだ新魔法〝リミット・ブレイク〟!!!
植物に魔力を注ぎ、その特性を何十倍にも成長させる魔法で、アリアの氷結攻撃「フォール・フロスト」を完全防御!

 

もちろん、防御だけでなく攻撃にも使えます!
食虫植物の〝ネペンテス・マクロフィラ〟を巨大化させ、アリアに放つスピカ!
これにはアリアも無傷では済みません。このスピカの攻撃を受けた彼女の――

 

余裕綽々だった目つきが一変!
感情をムキ出しにした「負けたくない!!」は、からかうだけの存在だったスピカを、対等なライバルとして認識した証拠でしょうか?

 

 

お互いに残された魔力はごくわずか。
最後の力を振り絞った魔法が激突します!
植物の竜〝アニマ〟と、水の竜〝アクア・ドラコ〟が衝突した結果は――

 

……相打ち!?
いや、アリアの魔力が完全に切れたようで、スピカの持久勝ちのようです!!!
やった~~!!!! ……と喜んでいる暇はありません!

 

試験のルール上、1位になるためには水底に沈んでしまったダイヤを手に入れなくてはならない。
回収の手段がなく困ったスピカですが、試験中に彼女が助けたイルカのジョニーが登場してナイスアシスト!
イルカの恩返し……ってコト!?

 

 

こうしてダイヤを手に入れたスピカは、大量得点の逆転勝利!
どんな困難にでくわしても、決して諦めず努力を続けてきたスピカが総合順位1位という結果で期末試験を終えたのでした……!

 

魔術師たちが駆使する百花繚乱の魔法シーンを紹介してきましたが、みなさんのお気に入りの魔法やシーンはありましたか?

 

漫画本編には今回紹介した以外にも、かっこいい魔法シーンがたくさんありますよ!
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