“令和”最初の仮面ライダーとして誕生した、『仮面ライダーゼロワン』がこの冬、映画で登場! 『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』では、“令和”のゼロワンと、“平成”のジオウが夢の共演を果たします!
今回は、「週刊少年マガジン」誌面では紹介しきれなかった、同作出演の女優、生駒里奈さんインタビューを掲載しちゃいます!
「今生きている 私たちの感情は常に新しい。」
——生駒さんは『仮面ライダー』シリーズが好きだと公言されていましたが、特に好きなシリーズは何ですか?
生駒さん:
一番好きなのは『仮面ライダー ダブル』です。
『仮面ライダー クウガ』も『仮面ライダー アギト』も好きだけど、私は見た目のスマートさや色使い重視なので『ダブル』が一番好みですね。フィリップ君がすごくかっこいい!
彼は実在しない人物なんですけど、その儚さを(演じた菅田将暉さんが)16歳にして表現されていて……あの衝撃が忘れられなくて何度も見ちゃいます。当時はまだ子どもだったのでただただ「うわあああ、すごい!」って感じで圧倒されていました。
大人になっていろいろ分かるようになると「演技が素晴らしい。」と気がつきました。
あとは『仮面ライダー ビルド』も好きです。「ミュージックステーション」(テレビ朝日)に出たとき、『仮面ライダー ビルド』の変身ポーズをしながら登場したことがあります(笑)。
——生駒さんから『仮面ライダー』愛がすごく伝わってきました。『仮面ライダー』シリーズに出演されるのは今回が初ということですが、出演が決まったときの心境は……?
生駒さん:
めっちゃくちゃ嬉しかったですよ!
そりゃ! ずっと夢でしたから。「ありがとうございますっ!」って感じです。『仮面ライダー オーズ』に出演されている渡部秀さんは地元(秋田県)の先輩なので、いつか私も後に続きたいと思っていました。好きなものに出演させていただけて素直に嬉しいです。
——もし、ヒューマギアが活躍するような未来が現実になったらどうしますか?
生駒さん:
ありえる話だと思います。映画『ターミネーター』シリーズの世界というか……。
すでに現実でAI同士の会話が成立したというニュースを見たことがありますし。この先、AIと人間の共存は避けて通れないことだと思うので、じゃあ(AIと)どう仲良く暮らしていくかということを考えたいですね。
例えばAI同士が人間の知らないところでコミュニケーションをとりだすということもあるんじゃないかなあと。「いつか怖い出来事が起こるんじゃないか!?」と不安にはなりますが、いい風に転がればいいなって思います。
例えば独り身のご年配の方にとってはAIが救世主になるかもしれないですし。そういう意味では、在人の考え方と近いです。
——撮影中の面白エピソードを教えてください。
生駒さん:
『仮面ライダー ジオウ』のスーツについているネジがどっかいっちゃったんですよ。
みんなで一生懸命探して見つかりました。スーツアクターの方々は体を張って戦闘シーンを演じてらっしゃるので、ネジぐらい飛んじゃってもおかしくないんです。でもよりによって芝生の上だったので……探すのが大変でした(笑)。
——仲がよさそうです(笑)。特に交流のあった共演者はどなたでしょう?
生駒さん:
撮影をする機会が多かった『仮面ライダー ジオウ』メンバーとは自然と仲良くなりました。
特に、ソウゴ役の奥野壮さんにはシンパシーを感じていました。彼は「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でデビューをして『仮面ライダー』になったわけなんですが、どこか「乃木坂46」を経て今に至る自分と重なるなあと。
私が持っている悩みと彼の悩みに共通するものがある気がしています。はたから見れば順風満帆に見えるんですけど、「あ、そういう悩みがあるんだ」って。私と一緒だなあと思うと親近感が湧きました。いろんな葛藤があって、それぞれの立場があって、そんな中でこうやって作品が生まれていくんだなあと……。
——乃木坂46 を卒業されて、ソロ活動には慣れましたか?
生駒さん:
慣れる慣れないって感じはないんですけど、「私が生き残らないと、全員ダメになる」って感じるようになりました。
卒業した後に生き残れる成功例を作らなきゃなって。私が失敗したら、この後に続く人が大変な思いをすると思うので。そういうプレッシャーが日に日に強くなっている感じはあります。でも私はプレッシャーを感じている方が動けるタイプなんです。いろんな可能性を後輩たちに示してあげたいです。
——今でもメンバーと連絡を取り合っていますか?
生駒さん:
そうですね、事務所が同じなので。会社に行ったら誰かがいる。こないだは、いくちゃん(生田絵梨花)に偶然会っておしゃべりしました。
なぜか私の家族がいくちゃんの舞台チケットを買っていて……、私はまだ観に行けてないのに何でだ!? って話をしたり(笑)。みんな家族みたいな感覚なので、常に連絡をとるわけじゃないんですけど、会った時は「元気?」って。かけがえのない存在ですね。
——では、最後に映画のおすすめシーンを!
生駒さん:
最近の『仮面ライダー』を観ていないという人でも、「懐かしい!」と感じて入り込みやすい作品です。令和の始まりという時代が変わるタイミングに、これからを牽引する人たちに観てもらいたいです。ぜひ劇場に観にきてください。
この他に「週刊少年マガジン」2020年4・5号では、生駒さんの次なる目標や憧れのヒーローについて語っていただきました。生駒さんの限定撮りおろし写真も掲載されています!
カメラマン:カノウリョウマ
スタイリスト:鬼束香奈子
ヘアメイク:スズキユウジ(MAXSTAR)
取材・文:金延紗衣
映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』
12月21日(土)公開!
『仮面ライダー ゼロワン』公式サイト
『仮面ライダー ジオウ』公式サイト