『冰剣の魔術師が世界を統べる』は、【冰剣の魔術師】の正体を隠してアーノルド魔術学院に入学したレイ=ホワイトの、友情と恋と陰謀うずまく波乱万丈な学園生活を描いた青春アクションファンタジー!
今回は、レイ=ホワイトがアーノルド魔術学院で出会った3人のヒロインを紹介したいと思います!
●封印された冰剣の力……レイ=ホワイトっていったい何者!?
本作の主人公・レイ=ホワイトは、世界最高峰と評されるアーノルド魔術学院に、一般人(オーディナリー)として初めて入学した魔術師の青年。
ところが、アーノルド魔術学院は、圧倒的貴族主義…! 貴族出身ではないレイは、入学早々、アリウム家のアルバートに決闘を申し込まれてしまいます。
貴族の家に生まれ、幼いころから血の滲むような研鑽を積んできたアルバート。一般人のレイに負けるはずがないと敵意を剥き出しにして挑みかかるのですが――
実力差は歴然! さらに、アーノルドがレイに灼熱の魔術を食らわせようとした瞬間…!
無数の氷柱で身体が串刺しに!?
しかしふと我に返ると、現実には何も起こっておらず、幻覚? 魔術? と混乱するアーノルド。
そう、レイ=ホワイト彼の正体は【冰剣の魔術師】。
最強と誉れ高い天才魔術師だったのです…!
彼が正体を隠してまでアーノルド学園に入学したのはなぜか?
その裏には、学園内の不穏な動きをめぐり彼に課せられた密命と――
幼くして魔術の才能を開花させたばかりに、阿鼻叫喚の地獄と化した戦場で負ったトラウマがありました。
こうして、【冰剣の魔術師】レイ=ホワイトの波乱万丈な学園生活が幕を開けたのです――!
●三代貴族のツンデレお嬢様! アメリア=ローズ
レイは入学してすぐ一般人であることを責められ、喧嘩を売られたわけですが、そんな彼を差別することなく迎え入れてくれたのが――
アメリア=ローズ。
三大貴族の一角であるローズ家の長女でした。
この学園、ギッチギチの階級社会なので、貴族の中でもトップクラスのアメリアは、レイを見下していてもおかしくないのですが――
貴族連中から冷遇されていたレイに、「友達」と言ってくれるアメリア。めっちゃ優しい子!
普通の学園生活を送ることに戸惑いを感じていたレイを励ますアメリア。
明るく頼れるお姉さんなところもとってもかわいい!
しかし、彼女には上位貴族ならではの葛藤もあります。
アメリアは、血統ばかりを気にする周りに対し私自身を見て欲しいと思っていました。
そんなときに出会ったレイは、一般人なのにやたら強くて、しかもひとりの友人としてアメリアに接してくれたので――
思わずドキッとしてしまいます!
そんなアメリア、貴族のプライドもありますから、ふだんは素直になれないツンツン少女。
でも、レイとのデートイベントでは、貴族の家庭で育って、好きな服も選べなかった彼女のためにイケメンムーブするレイに赤面…!
そして――
ニッコニコにデレちゃいます。
三大貴族の重圧を跳ね返して、いつでもまっすぐがんばり屋さんのツンデレ少女なアメリア。
その魅力にきっとあなたもメロメロになっちゃいますよ!
●魔術オタクの癒やし系ハーフエルフ! エリサ
実技演習でグループを組まなければいけないのに、貴族たちに敬遠されてひとり取り残されたレイ。でも、クラスのはみ出しものはレイだけじゃない!
ハーフエルフのエリサ。
彼女は母がエルフで父が人間のハーフエルフ。尖った耳のせいでいじめられていたことがあり、耳を隠すためにフードをかぶって、すっかり内気な性格に。レイが初めて彼女を見かけた時も、ひとり孤独に魔術書を読み耽っていました。
だけどレイとの出会いが彼女を大きく変えることになるんです。その出会いの場面がコレ。
これは惚れてしまうやつ…!
ずっとコンプレックスだったエルフの耳を気味悪がるどころか、「愛らしい」と褒めちぎってくれるレイくん。もちろん、本心。でも、これは惚れてしまうやつ…。
レイの言葉で自信をつけたエリサは、隠されていた魔術の才能を開花させていきます。魔物の森で行われた実技演習では、巨大な蜂に苦戦を強いられる仲間をサポート。
彼女の唱える「暴風」の魔術は――
すさまじい風を引き起こし、巨大蜂を吹き飛ばす。そこでレイがズバッと頭を切り落として魔物を撃破。
そしてご褒美はコレ。
これは…!
惚れてしまうやつ!!
赤面するエリサが萌えかわいいですね! アメリアと恋の三角関係になる日も近いかも…?
●昆虫大好き! お騒がせな台風娘――クラリス=クリーヴランド
少しずつ学園に馴染んでいったレイは、魔術剣士競技大会の運営委員を引き受けることに。そこで新たな波乱を巻き起こす超元気な女の子が――
クラリス=クリーヴランド。
そんな彼女との出会いは突然。学園内の曲がり角でぶつかり――
激おこです。
「察知して避けろ」で謝罪を求めるクラリスの理不尽っぷりが光ります。
でも彼女はつねにイライラしているわけではありません。レイに「ツインテール」を褒められると――
秒で回復。
そして――
かわいい! 守りたいこの笑顔。
そんなクラリスも、クラスに馴染めないはみ出しもののひとりだったんですね。というのも、彼女は人からあまり共感を得られないものが大好きだったんです。それが――
虫。
クラリスの昆虫愛は本物で、飼っていた昆虫のカブも彼女のことが好きすぎて――
巨大化しちゃいました。
クラリスがポツリと漏らした「学校なんてなくなっちゃえばいいのに」の一言を聞いて学校を襲撃。クラリスもそんなつもりじゃないのにと困ってしまいましたが、レイは身体を張って暴走を阻止。そして、学園長アビーの力でカブは元の姿に。
けっこうかわいいですね…。これならクラリスが昆虫好きになる気持ちもわかります。でも、かわいいのはカブだけではありませんよ!
しっかりお礼も言える、クラリスの素直な一面にキュンとしちゃいます!
エネルギッシュでついつい目が離せなくなってしまうのが、クラリスの不思議な魅力ですね!
【冰剣の魔術師】の暗い過去を背負うレイ――そんな彼の学園生活は彼女たちとの出会いによって、かけがえのないハッピーなものに変わっていきます。そこで結ばれる絆は、見るものの胸をジーンと熱くしてくれることでしょう! ぜひ本編でチェックしてみてください!
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