元号が「令和」に変わる一大イベントが目前に! 31年間お世話になった平成ともそろそろお別れ…
そこで、マガポケベースでは映像化された作品を中心に、平成の「週刊少年マガジン」の歴史を振り返ってみたいと思います!
超貴重な巻頭カラーの画像も載せちゃいました。必見ですよー!
『カメレオン』加瀬あつし先生
1990年の17号から2000年10号まで、実に約10年もの間、連載された『カメレオン』。単行本は全47巻。ヤザワにはたくさんの笑いと時に感動をもらいました!
強いヤンキーが憧れられていた時代に、「喧嘩が弱くても良いんだ」という勇気(?)をもらったような気がする! 90年代のヤンキー漫画としては外せないですよね。
1996年には実写化、1992年にはOVA化もされています。
▼『カメレオン』はWebでも読める!
『MMR マガジンミステリー調査班』石垣ゆうき先生
1990年34号から1999年42号まで、不定期連載されていた『MMR マガジンミステリー調査班』。実際のマガジン編集部、編集者のトークをモデルにした作品!
初回掲載時のタイトルは「UFOからのメッセージ」。当時の最新の学説が取り入れられており、オカルトにも関わらずリアリティを感じさせられました! この漫画読んでノストラダムスの大予言が超怖くなった記憶が蘇る。
「話は聞かせてもらった」「な…なんだってーー!!」といったネットスラングはこの漫画が元ネタです!
1996年に『MMR未確認飛行物体』というタイトルでテレビドラマ化されました。
『シュート!』大島司先生
1990年36号から2003年24号まで、約13年もの間連載されていたアツいサッカー漫画、『シュート!』。
第一部〜第四部まで様々な学校を舞台にヒューマンドラマが繰り広げられました。トシを通して見る青春のストーリーは、今読んでも心を揺さぶられます。眩しい!
1993年にはアニメ化、数種類のゲーム化もされています。SMAPをはじめ、ジャニーズ事務所の面々やラモス瑠偉さんといったサッカー選手が出演した1994年公開の映画も懐かしい…!
▼『シュート!』はWebでも読める!
『湘南純愛組!』藤沢とおる先生
1990年43号から1996年42号まで連載された『湘南純愛組!』、単行本は全31巻です。「男らしい」を貫く鬼爆コンビ(鬼の英吉&爆弾龍二)が最高にクール!
現実ではできない、自由な青春を謳歌する二人の姿に憧れました。藤沢とおる先生のギャグセンスも光ってましたね。鬼塚の過去として改めて読むと感慨深い!
1994年にOVA化されています。
『BOYS BE…』原作:イタバシマサヒロ先生 漫画:玉越博幸先生
1991年33号にて開始。1st Season, 2nd Seasonを含め2000年13号まで連載され、単行本は合計52巻です。週刊少年マガジン90年代を代表する恋愛漫画といえば『BOYS BE…』! 何にとは明言しませんが、この作品で目覚めた方も多いでしょう。
甘酸っぱくて、ハッピーエンド。大人になると、現実はこんなに上手くいかないと解ってしまいます。でも、漫画だからそこがいいんですよ!
ノベル、ドラマCD、ゲーム、アニメ、舞台と幅広いメディアミックスがされました。
『将太の寿司』寺沢大介先生
連載開始は1992年37号。『将太の寿司〜全国大会編〜』を含め2000年34号まで連載されました。合計44巻! イブニングにて、『将太の寿司2 World Stage』も連載されました。
悪役がとにかくゲスい。読んでて腹立つレベルで極悪!それを将太が寿司で戦って叩き潰す…! なんという爽快感でしょう。
小説やスペシャル番組としてのアニメ化のほか、1996年にドラマ化されました。
『金田一少年の事件簿』原案・原作 天樹征丸先生・金成陽三郎先生 漫画:さとうふみや先生
1992年45号から2017年46号まで実に約15年もの間、連載。「ジッチャンの名にかけて!」「謎はすべて解けた!」などの名台詞を真似した方も多いはず! 俺のジッチャンは何者でもないけど。
原作者自ら執筆した小説版のほか、1997年から3年間もの間アニメが放映。堂本剛さん、松本潤さん、亀梨和也さん、山田涼介さんを主演としたドラマ化、多数のゲーム化やイベントも行われました。
「金田一37歳の事件簿」という本編の20年後を描いた作品も連載中。マガポケで読めます!
▼『金田一少年の事件簿』はWebでも読める!
▼犯人が主人公!?『金田一少年の事件簿』外伝
『LET’S ぬぷぬぷっ』三ッ森あきら先生
1993年4月から1999年11月まで連載された4コマ漫画。単行本は全9巻! 今じゃもう連載できないのではないか…と思ってしまうくらいスゴいギャグ漫画でしたね。1998年にアニメ化されました。
ほぼぶっ飛んだキャラクターしか出てきませんが、中でも変態な保健室の設楽先生! 個人的には彼女に尽きます。
『中華一番!』小川悦司先生
週刊少年マガジンでの連載は1995年43号から1996年24号まで。その後、マガジンSPECIALに移籍しました。『中華一番!』が読みたくてマガスペ買ってた方、同志ですね。握手しましょう。
個人的に印象に残っているのは「鳳凰水晶」! もやしのひげ根と豆を綺麗に取り去り、美しい鳳凰の形にしたエピソードは、もやしに対する低い価値観を根底から覆したといっても過言ではないでしょう。
1997年にアニメ化。
現在、マガポケにて続編の『中華一番!極』連載中です!
▼『中華一番!』もWebでも読める!
『サイコメトラーEIJI』原作:安童夕馬先生 漫画:朝基まさし先生
『クニミツの政』でも有名な安童先生&朝基先生タッグの初作品。連載期間は1996年18号から2000年42号まで、単行本全25巻!
超能力やミステリー、人間の心理、不良モノなどなど、様々な要素が詰め込まれていて、何度読んでも飽きない作品! エイジをはじめ志摩さんやトオルなど、どの登場人物も魅力的ですが、中でも福島満ことみっちゃんが強烈でした。
TOKIOの松岡昌宏さん主演で1997年と1999年にドラマ化もされました。
ヤングマガジン掲載の『サイコメトラー』という続編もあります!
▼『サイコメトラーEIJI』はWebでも読める!
『GTO』藤沢とおる先生
鬼塚…! 帰ってきた…!! 鬼塚の男気や生徒を思いやる気持ち、意外に繊細な部分に圧倒的カリスマを感じました。連載期間は1997年2号から2002年9号まで、全25巻です!
内山田ギャグ…の話は置いておいて、1話の巻頭カラーを見てほしい!
初っ端からめちゃくちゃカッコイイ! ただ、このスーツで講談社の面接に挑むとおそらく落ちます。注意してください。
1999年にアニメ化、1998年に反町隆史さん主演でドラマ化、映画化もされましたね! 2014年にはEXILEのAKIRAさん主演でリメイクされたドラマも放映されています。
▼『GTO』はWebでも読める!
『哲也〜雀聖と呼ばれた男〜』原案:さいふうめい先生 漫画:星野泰視先生
『哲也〜雀聖と呼ばれた男〜』は1997年33号から、2005年2・3合併号まで連載、単行本は全41巻です。「勝負の世界でしか生きられない人々がいる 人は彼らをギャンブラーと呼ぶ」……衝撃的な始まり方!
テーマは「麻雀」ですが、ギャンブラーの生き様や心理描写、イカサマした相手を打ち負かす哲也! という爽快感など、麻雀を知らなくとも楽しめました。役満連発、気持ち良い! 出来ない!
書籍化のほか、2000年にはアニメ化。ゲームボーイやプレイステーションなどでゲーム化されました! もちろんパチンコ・パチスロも出ています。
▼『哲也~雀聖と呼ばれた男~』はWebでも読める!
番外編:伝説のエヴァンゲリオン特集
『哲也〜雀聖と呼ばれた男〜』が連載開始した1997年33号にはなんと、超貴重なエヴァンゲリオン特集が掲載されています。
『カメレオン』加瀬あつし先生、『GTO』藤沢とおる先生、『BOYS BE…』イタバシマサヒロ先生・玉越博幸先生、『MAYA 真夜中の少女』本島幸久先生が描いたエヴァンゲリオンのコメント&イラストです。この号は週刊少年マガジンの中でも貴重!
イラストの綾波率たるや!! 初恋の女性が綾波だったという人も多いはず。
さて、ここまでが週刊少年マガジン、平成におけるヤンキー活躍時代の代表的な漫画でしょう。次回は『ラブひな』や『RAVE』などなどを紹介していきますよ!
▼その2はコチラ
▼その3はコチラ
▼週刊少年マガジンの漫画がWebでも読める「マガポケ」
▼電子版「週刊少年マガジン」定期購読のHow To