BOKU先生が描く『放課後の拷問少女』には、数々の拷問?が出てきます。
どれもこれもエロい! とにかくエロい!
でも、本当にエロいの??ってことで調べてみました。
ホントは痛かった! 拷問のセカイ!
作中に出てくるいろいろな拷問道具
早速、作品に出てくる拷問、拷問道具を探してみました。
おしおき1(第1話)、主人公の石丸大人(だいと)が友近麻美と笹原清香に拉致?されて、人文研究会の部室へ案内されたシーン。
いきなり目に飛び込んでくる、アイアンメイデン、車輪、電気椅子……
拷問というか処刑道具じゃないですか。
アイアンメイデン
さて、アイアンメイデン(鉄の処女)は中世ヨーロッパで作られた処刑道具のひとつで、皆さんにもお馴染み……ですよね?
作中では大人が隠れて、清香たちをのぞき見るという感じで使われていますが……
実際は扉を閉じると内部の針が身体に刺さるという凶悪な拷問道具。
針に刺されながら立ち続けるのも厳しいですが、身体を少しでも動かすと針がさらに深く刺さるという厳しさ。
実は木製のものが多かったそうですが、鉄製のものは「うめき声が外に漏れないように」するためだったとか。
ホントに拷問道具、と言うより処刑道具ですね……
電気椅子
電気椅子も、映画などでよく見かけるお馴染みの処刑道具ですよね。
作中では、麻美が尿意を我慢する拘束椅子として利用。
うっかり鍵をなくしてしまい、いまにも漏れそうな……
『お願い、脱がシて。』ならぬ、「お願い、見つケて(鍵を)」。
実際、こっちも拷問ではなく処刑道具。
1800年代後半に、歯科医が開発しました。
それまでは主に死刑は絞首刑や薬殺が主でしたが、より人道的に確実に執行できるようにという観点で急速に広まり、現在でも執行される罪人の希望があれば実施されるそうです。
感電死のあとは失禁するそうなので、おしっこを我慢するというのは使いかたとしては間違っていない?
余談ですが、保険金殺人で死刑となったルース・スナイダーは電気椅子で処刑されました。
カメラマンが隠し持ったカメラで執行の瞬間を撮影し、翌日の新聞に掲載。
「世界で初めて執行の瞬間を捉えた一枚」といまでも閲覧できますが、それ以降、執行の現場にカメラマンを入れないというルールができたそうです。
車輪
拷問のセカイでは、車輪はいろいろな場で見かけます。
日本では時代劇などで水責めに使われているシーンを見かけますね。
海外では、磔にしたり、背負わせたりと拘束道具として使われることが多かったようです。
代表的なダイエット器具「ランニングマシン」「ルームランナー」も、実は元々イギリスの拷問道具。
囚人を大きな回し車で走らせて、「動力源にしよう」と考えたようです。
水木しげる先生の『新編ゲゲゲの鬼太郎』では、針女(はりおなご)が人間の女の子を捕まえて新種の妖怪を作ろうと回し車をひたすら走らせるという拷問をしていました。
ファラリスの雄牛
おしおき28(第28話)に出てきた牛の置物。
作中では、大人がなんとなく中で居眠りしていたら部室に女子たちが集まり……“また”覗き見する道具として使われていますが、これも立派な拷問道具。
麻美も紹介している通り、本来は中に罪人を入れて火であぶる……
悲鳴が牛の声に聞こえるよう工夫を凝らしてあったそうです。
海老責め
各話で出てくる緊縛はいまでもエスとエムなエロい行為で有名ですが、日本では「海老責め」と呼ばれた拷問でした。
女性の身体を拘束して動けなくする。
これだけでもエロい感じですが、これは下準備。
“海老”責めと呼ばれるのは、後ろ手で手首と足首を縛る、顎と足首がくっつくように縛り上げた姿が「海老のようだった」からだそうです。
実は緊縛したあとにむち打ちなどは行わず、緊縛したまま放置するだけだったようです。
ここも現代と似てますね、エロいってトコ以外は。
段々とうっ血して身体の色が変化してくる様も”海老責め”と呼ばれる所以だったようです。
考案したのは、当時の警察に当たる火付け盗賊改。
大変に口の堅い火付け盗賊を責め落とすために考え出したそうです。
ちなみに、むち打ちは普通に海外でも日本でも行われてきた拷問、刑罰のひとつですので説明不要ですね。
石抱き
時代劇でよく見かける石抱き。
ぶっちゃけ、これそんなにキツいの?と筆者は思っていました。
理科の授業で接地面の面積で重さが分散されるって教えてもらえるし、針の上に座る修行も「たくさんの針の上なら体重が分散されるから実際はそこまで痛くない」なんて話を聞きますし……
でも、実際は相当痛いらしいです。
作中では清香が受けていますが、下の石が格子上なら重みが縦と横に分散されますが、脚に対して横だけに重みがかかるのでスネに石が食い込んでいくそうです。
しかも1枚約50キロの石が平均4枚載せられるそうなので、想像するだけでも痛い!
石は時間をかけてゆっくりと一枚ずつ載せていったそうです。
そして、一緒にむち打ちもされることもあり、一度受けると石を見ただけで泣き叫ぶほどの効果があったそうです。
八つ裂きの刑
拘束ベッドも現代ではエロい想像しかできませんが、身体の自由を奪って……
下準備みたいなものですよね……
麻美が話している刑は八つ裂きの刑と呼ばれるもの。
このようにベッドにはり付けて、手足に繋いだ鎖を引っ張るほか、引っ張った木にくくりつけて戻ろうとする力を利用したり、牛や馬に引っ張らせたりと方法はいろいろだったそうです。
実は「八つ裂き」というのは日本での名称。
世界では「車裂き」や「牛裂き」など利用する道具によって名前が変わり、フランスでは単に「バラバラにする刑」と呼ばれていたそうです。
そして、よくよく考えてみると手足と身体&頭だから、五つなのに「八つ裂き」って変ですよね。
ここにも諸説あり。
「”五つ裂き”では語呂が悪かったからではないか」
「手足のほか、身体も切り裂き、最後は頭を裂いた文字通り8つに裂いて、息絶えるまでその姿を見せる刑を受けたものがいる(フランスのロベール・ダミアンのことだと思います)」
ちなみに「四つ裂きの刑」はイギリスでの呼びかた。
こちらは手足を牛や馬に引かせるというシンプルなものでした。
「シンプル」と書いてしまったところで、ちょっと感覚が麻痺してきた感があるので、次で最後にします。
マメ知識。
ウルトラマンの必殺技「八つ裂き光輪」は怪獣たちを真っ二つ=二つ裂きにしてましたよね。
最近のウルトラマンはわからないんですが、筆者の記憶が確かならレッドキングは3つに裂かれてました。
三角木馬
まだまだたくさん紹介したいのですが、感覚がまずくなってきたので今回は最後に……
三角木馬も「なんかエロい」と思っちゃう道具ですが、これもだいぶ凶悪な拷問道具。
三角木馬は日本で考案された拷問道具で、使いかたは作中と同じ。
ただし水着なんて着せずに下半身を露出した状態で、主に女性と子どもに使われました。
女性は男性と比べて下半身が柔らかく、三角木馬の効果が高かった。
子どもの場合は、先に紹介した石抱きに耐えられないことが多かったため、石抱きの代替策として使われました。
なお、ヨーロッパにも近い“処刑”道具がありました。
そちらは四角錐のカタチをしていて、自重で少しずつ身体を貫かれていくといったもの……
考えた人はどうかしてる……
この足の裏ハリセン50発は筆者もわからなかったので調べてみましたが、中国の動画が出てきました。
しかも割と最近っぽいし、だいぶ痛いようで……
そういえば、松本光司先生の『彼岸島』でも「足の裏は一番痛みを感じる場所」という台詞が出てきたような……
拷問のセカイを調べると「これを考えた人はどうかしている……」と思うものばかり。
腹を空かせたネズミを入れた器をお腹に固定して、器を熱するとか。
壺から首だけ出させてひたすらご飯を食べさせるとか……
文字だけで見ると「え、それのどこが拷問に?」と思っちゃうかもしれませんが、調べてみると「うわぁ……」ってなりますよ。
絶対に「うわぁ」ってなります。
『放課後の拷問少女』では、ホントは凄惨な拷問、器具をエロ〜く描いているのでBOKU先生のセンスを感じます。
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