「このマンガがすごい2018」オトコ編で3位に選ばれた『不滅のあなたへ』。
2018年に入ってからも「マンガ大賞2018」にノミネートされるなど、注目度は増すばかり。
そんな、現代漫画界の話題の中心にいる『不滅のあなたへ』の最新第6巻が発売されました。
それを記念し、マガポケベースでは、大今先生のファンだという花田陵先生(モーニング・ツーにて『デビルズライン』大好評連載中!)の 特別インタビュー&描き下ろしイラストを公開しちゃいます!
自身のツイッター上で自主的にファンアートを描いてくれるなど、大今良時作品に激ハマり中の花田陵先生にその魅力を語っていただきました!
花田陵先生 profile
2013年、月刊「モーニング・ツー」で『デビルズライン』で連載デビュー&連載中。同作は2018年4月にアニメ放映開始!
▼作者Twitter
ーまず花田先生は『不滅のあなたへ』で大今良時作品に初めて触れたと伺いましたが、どういう点に魅力を感じたのかを教えていただけますか。
花田:まず、最初の数ページが私にはセンセーショナルでした。
(『不滅のあなたへ』第1話より)
とても静かな始まり方なのですが、何が起こっていくのか予想がつかず、読み進めるうちに、緻密な絵と丁寧な描写に引き込まれていきました。
(『不滅のあなたへ』第1話より)
ある意味、一番最初から『不滅のあなたへ』には客観性というもの
途中から言葉だけでなく姿も見せる「黒いの」がその客観性そのものなのですが、読者である自分も「黒いの」と同様に、ほどよい客観的な立ち位置で主人公のフシがどう変化するかを見守ることができ、それが一貫していているため、非常に読みやすくもあります。
フシの変化を見守ることへの関心や楽しさは、例えば子供の成長を
そしてフシの変化を促す各エピソードもとても丁寧に描かれていて
客観的に読んでいるつもりが、ドラマを通じてフシが獲得するものを、読んでいるこちらも獲得するような気持ちにさせられ、それが結果としてフシに還元されるのを見る、という、とてもいいバランス・構造で主観性も織り込まれているのが『不滅のあなたへ』のすごいところだと思っています。
ーありがとうございます。「不滅」の後に『聲の形』も読んだと伺っていますが、『聲の形』の感想も教えて頂けますか?
花田:やはり丁寧で緻密な描写で、さすが大今先生だと思いましたが、内容がある種の「痛み」を伴って心を深く抉ってくるものだったので、純粋に驚きました。
花田:やはり丁寧で緻密な描写で、さすが大今先生だと思いましたが、内
(『聲の形』第1巻)
将也の小学校時代のエピソードは読みながら本当にいろいろ考えてしまいました。自分の小学校時代はどうだったか、誰かを傷つけたり傷つけられたりした記憶が掘り起こされるようでもあり、胸が痛かったです。
(『聲の形』第1巻より)
しかし冒頭でまず、成長した将也が硝子に会いに来ていたことがあ
二人が再会した後の物語も、つらかったり、嬉しかったり、怖かっ
この二人がああいった性格・人格で主人公であることの意味は恐らくすごく大きくて、うまく言葉では言い表せませんが、感情移入して一緒に立ち止まったり後退したり前進させてくれたりする、とても大事な存在だと思いました。
最終巻の完結するシーンでも、これでもう二人とお別れかと思うと寂しかったです。
(『聲の形』第7巻)
ー今回読んでいただいた映画『聲の形』劇場特典の描き下ろし漫画は
花田:大今先生は隅々のキャラクターまで意識を巡らせていらっしゃるのだなと改めて思いました。
また、丁寧に布を織るように描写しドラマを見せていく先生の手法による、なんとも言えない心地よい読後感が得られる描き下ろし漫画だと思います。
(劇場で配られた特別冊子。そこに収録された『聲の形』の特別描き下ろし読み切りを「マガポケ」で公開中!)
ー花田先生、ありがとうございました!
【花田陵先生描き下ろしイラスト】
フシ
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インタビューでも触れられた映画『聲の形』劇場特典読み切りが無料公開中です!
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