「MGP(マガジングランプリ)」は新人漫画家に向け、毎月開催している新人賞。
今回は5月開催のMGPの結果を発表します!
MGP5月期の佳作は、つばさんたさん、雪葉奏さん、町田大旗さんの3名が受賞!
『ココロボット』つばさんた
絵:7
キャラクター:8
ストーリー:4
構図・コマ割り:5
独創性:6
合計:30
編集部コメント:
人間とロボットの友情物語。そう書くと陳腐に聞こえるかもしれませんが、この作品は「一見陳腐に見えがちなものを陳腐に見せない」工夫を感じます。
その工夫はロボットのキャラクター。つばさんたさんなりの独創的なロボ像が描かれていました。何を描いても良いキャラを生み出せるんだろうと思います。ヒロインも生き生きとしていて才能が輝いていました。
画面構成も上手です。終盤のイベントはやや唐突な印象を受けましたがそれは些末なこと。早く連載が読みたい!
『今日の負けは悔しくて、 たまらなく悔しくて。』町田大旗
絵:5
キャラクター:7
ストーリー:5
構図・コマ割り:4
独創性:5
合計:26
編集部コメント:
“なんとなく”剣道を続けているやる気のない主人公は、同じ部活の仲間が必死に努力を続けている姿を見て少しずつ変化していく。
諦めを抱いた主人公が徐々に熱くなっていく……という展開自体はよくあるものだけど、その心の揺らぎと変化の過程が、父親やライバルとの関わりの中でとても良く描けています。
思春期の微妙な空気感を画面に表現できているのも素晴らしかった。面や道場など、作画が大変な剣道を題材に挑んだ心意気も評価したいポイントです!
『ZOMBIE☆LIFE』雪葉奏
絵:4
キャラクター:7
ストーリー:6
構図・コマ割り:4
独創性:5
合計:26
編集部コメント:
「ゾンビにはゾンビの生き方がある。」
新しい角度から描かれたゾンビ漫画! ゾンビになったはずのヒロインが、人間としての感動を取り戻していくという矛盾をエンタメとして上手に描けていました。
登場するゾンビたちも個性が強く、最後まで楽しく読むことができました。非常に完成度の高い良作だと思いました。ただラストのバトル展開は、敵キャラにもう一工夫あっても良かったかもしれません。
ゾンビ側が魅力的な分、平凡に感じてしまったのがもったいなかった。
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