累計1100万部突破!! 『彼女、お借りします』単行本34巻11月16日発売!! 今回は、音楽界きっての『かのかり』大ファンであるアニソンシンガーのオーイシマサヨシさんインタビューを大公開!! さらに「週マガ」49号に収まりきらなかった貴重な“こぼれ話”を「マガポケベース」限定で大公開しちゃいます!
●音楽界きっての作品ファン!
オーイシマサヨシの『かのかり』“同棲編”トーク!!
アニメ界を中心に多方面でご活躍中のオーイシマサヨシさんは、実は大の『かのかり』ファン! 今回はただいま進行中の“同棲編”について、その魅力をたっぷりと語り尽くしていただきました!
Profile
1980年生まれ、愛媛県出身。 シンガーソングライター大石昌良が、エンターテイナーとしての側面を強めて主にアニメやゲームの楽曲を歌う時に使用する名義。2001年にスリーピースバンド「Sound Schedule」のボーカル&ギターとしてメジャーデビューし、2008年に大石昌良としてソロ活動を開始、2014年よりオーイシマサヨシ名義として自身3度目のデビュー。以降、数多くの人気アニメの主題歌を手掛け、Tom-H@ckとのユニット「OxT」、他アーティストへの楽曲提供なども行うなど多様な名義を使い分けて活動中。2024年3月2日に自身初となる日本武道館でのワンマンライブ“オーイシ武道館”を開催する。
■推しは圧倒的墨ちゃん!
――本日はよろしくお願いします!
『かのかり』の大ファンと伺ったのですが、いつ頃から読まれていたのでしょうか?
2017年の連載当初から読んでいました。1話のヒキから素晴らしかったです! もともと“ラブコメ大好き人間”なので、一瞬で引き込まれたのを覚えています。
――ラブコメがお好きなんですね。
大好きです! 遡ればマガジン作品ですと『BOYS BE…』(原作:イタバシマサヒロ、漫画:玉越博幸)が中学・高校時代の恋愛のバイブルでした。マガジン自体は小学生の頃から読んでいたのでド級のファンです(笑)。今は“週マガ史”の中でも一番と言えるほど、ラブコメ作品が多いですよね。「ついに俺の時代が来た!」って思うくらいに毎週楽しませてもらっています。
――『かのかり』で好きなキャラクターは誰ですか?
墨ちゃんが好きです! スピンオフの『彼女、人見知ります』も読んでるほどに敬愛しています。最近の“同棲編”では水原の誕生日会くらいしか出番がないので、ちょっとヤキモキしていますが(笑)。ちなみに墨ちゃんが好きと公言すると「お前はなんでも言う事聞いてくれそうな女の子が好きなんだろ!」って言われることが多いんですよ(笑)。でも実際、墨ちゃんにはちゃんと芯の強さがあります。それに加えて、自分の人見知りを克服しようと毎日努力しているひたむきさや、誰かを思う優しさも持っています。自分は男女問わずピュアな心を持った人が好きなので、あの“心の透明度”にやられてしまいますね。ガーリーなファッションも最高に可愛いです!
それと和也も好きです。和也の感情ってかなり生々しいんですが、自分が大学時代に抱いていた異性への気持ちとリンクすることが多いんです。まさに“俺たちの代表”のような存在なので応援したくなりますね。
▲ご自宅の本棚には単行本がびっしり!
■同棲編は“最高”の連続!
――最近の展開では水原と和也が同じ家に住む“同棲編”が進行中ですが、ご感想はいかがですか?
“同棲編”めちゃめちゃ好きです! 同棲自体がもっと無理やりな設定になるのかと思いましたが、八重森のおかげで男女二人きりじゃないので「まだ許せるな」というリアリティがしっかり担保されていますよね。1か月という期限付きなのもちょうどよくて、すんなり読み始めることができました。
――まさにそれは宮島先生もストーリーを作る際に気にかけていたことでした。「原作者目線」の読みの深さに驚きです…!
“同棲編”はあるあるをふんだんに入れ込みながら毎週ドキドキさせてくれるのがいいですし、水原の“調査”がどんどん前に進んでいる感じが表情一つ一つから読み取れるのも最高です!
――“同棲編”で特に印象に残っているシーンはありますか?
和也と水原が物置に閉じ込められた場面です。ハプニングから抱き合う同然の体勢になりますが、実は水原の方もドキドキしている事に和也が気づいて、結果的には鼻血を出してしまったシーンですね。あの場面での“ドキドキ”の描き方、特に描き文字の「ドクンッ」「ドクンッ」の表現がすごいと思いました。リアリティと躍動感があり、「きっといい匂いがしてるんだろうな」と水原の香りまで伝わってくるほどでした!(笑)
▲“同棲編”でのオーイシさんお気に入りのシーン。描き文字の躍動感に思わず脱帽!
――“推し”の墨ちゃんが登場した水原誕生日会はどうでしたか?
よかったです! 墨ちゃんが水原の実家前で待っているところから既に100点でした! 「このままずっと待ってるつもりだったの?」と心配したくなる感じも含めて(笑)。それと和也たちから「こういう経緯で同居をしています」と説明を受けた直後に、「ぽ――…」とキャパオーバーになっている顔がとにかく最高でした!
また、和也が無意識のうちに男としての株を上げた保育園のシーンも印象的でした。和也の姿が水原に響いているあの瞬間、自然と和也を応援したくなっている自分がいる事に気付かされたんです。保育園のシーンをはじめとして、和也をさらに好きになれるポイントがたくさんあるのも“同棲編”の魅力の一つだと思います。
▲墨ちゃんの“激推し”な表情!
■和也は水原を世界で一番愛せる男!
――では、水原に知ってほしい和也の“いいところ”はありますか?
「後にも先にも世界で一番水原の事を愛せるのは和也しかいない」って事ですね。既に悟りを開くほどに水原の事が好きじゃないですか。いかに水原に気持ちよく生活を送ってもらえるかや、どうしたら役に立てるかだけを考えていますよね。でも一方で思春期の性欲を抑えつけながらなので、自分の気持ちを檻の中に入れているような辛さが絶対にあるはずです。それなのにずっと想い続けていられるのは、まさに“本当の愛”だと思いますね。早く気づいてほしいなぁ~水原。ツンツンしてる場合じゃないって! 自分の気持ちに気づいていないフリをしてるんだとしたら、そんなのダメ! 麻美が動かないうちに早く!!
――オーイシさんのアツい想いはきっと水原にも届いたと思います!(笑) 本日は貴重なお話ありがとうございました!
■番外編
オーイシさんが選ぶ“同棲編”の名言は?
水原誕生日会での、ケーキの写真を撮らなかった八重森の「SNS映え」に関する発言です。自分たちがSNS時代に生きているからこそ改めて考えさせられるシーンでした。たとえば自分も最近はSNSに犬の写真をあまり投稿していません。映えを優先した結果、誰かに見せること自体が目的になってしまったら、自分の家族である犬を本当の意味で愛でることができなくなってしまうのではと感じていたんです。八重森のあの発言はちょうどその矢先だったので、とても心に響きました。
さらにここからは「週マガ」49号に収まりきらなかった貴重な“こぼれ話”を「マガポケベース」限定で大公開しちゃいます!
――一番好きなキャラは墨ちゃんとのことですが、実は“推し遍歴”もあったんですか?
そうなんです。最初は水原が好きでした! かっこよくて、可愛くて、完全無欠で。その後は麻美が好きになりましたね。麻美って“悪女感”がありますが、その一方で心の根幹には和也への嫉妬があるはずだと思います。結局全部引っ剥したら「和也の事好きなんじゃないの」っていう、素直になりきれない感じがたまらなかったです。その後、墨ちゃんが登場して、頑張ってボウリングをしているシーンで完全に心を奪われました。あ、瑠夏に触れてないですけど、もちろん好きですよ! 黒髪ショートでビジュアルは一番タイプです。でも和也にベタ惚れなので「自分が入る余地はないかな…」って思っちゃいますね(笑)。
▲実はオーイシさんのビジュアル推しは瑠夏!
――実際に水原をレンタルしたらどんなデートがしたいですか?
和也との制服デートのシーンがすごい羨ましかったので、僕も制服デートがしたいです。 水原の制服姿は需要しかないですよ! 制服を着て、カラオケや映画とかめちゃくちゃ楽しみたいです!
▲水原としてみたい制服デート!
――推しの墨ちゃんとはどんなデートがしたいですか?
墨ちゃんの場合はいつものガーリーな格好で大丈夫です。あの姿が大好きなので。僕も私服で行って、テーマパークデートをしたいですね。墨ちゃんが笑ってるところが一番好きなので、なんとか1日かけてでも笑顔を引き出したいです! あと墨ちゃんってどこかファンシーなキャラクターじゃないですか。だからテーマパークがめちゃくちゃ似合うと思いますし、どっちがキャラクターかわからなくなるほど世界観にマッチするはずです。手を繋いで一緒に連れて歩きたいですね! 最初は多分緊張していると思いますが、パレードとかが始まる夕方頃にはすっかり打ち解けてきていて、隣をパッと見たらすごくニコニコしながら楽しんでくれている墨ちゃんがいると思うんですよね。きっとその瞬間、「このまま死んでもいいかな」って最高な気分になっちゃいますね! すみません、つい墨ちゃんの方をアツく語り過ぎてしまいました(笑)。
▲「実際に見れたら死んでもいいかも」と語る、墨ちゃんの笑顔!
――今後の『かのかり』で見たいシーンはありますか?
“同棲編”では墨ちゃんが枯渇しているので、もっと墨ちゃんが見たいです! でも、そうなると物語のパワーバランスが崩れちゃいますかね(笑)。もちろん、和也と水原に焦点が絞られている今の“同棲編”は大好きです。今まで以上に2人のことをじっくり見れるようになったおかげで、和也をさらに応援できるようになりましたし。うーん、今の物語性を崩さずに墨ちゃんを登場させるには……スピンオフの『彼女、人見知ります』の方を30巻くらいまで出してもらうしかないですかね!(笑) 絶対ニーズありますよ!
ちなみになんですが『彼女、人見知ります』の構成って、自分ともすごく重なるところがあります。アニソンを作る時って最初からフルコーラスを書くわけではなく、基本的にはまず89秒サイズで提出します。それでOKが出たらそこからフルコーラスを膨らませて書いていくんです。でも89秒サイズがあるおかげで既に物語は完成されていますし、どういう世界観かもわかっているので、フルコーラス自体は1日くらいでできちゃいます。『彼女、人見知ります』もまさに同じ感じで、和也や水原が出てきた本編のシーンを主軸にしつつ、そこに至るまでの墨ちゃんの経緯や後日談とかが描かれていますよね。最近の展開でいえば、墨ちゃん目線での水原誕生日会だったり、色んなアナザーストーリーが自然と広がるんじゃないかなと思います。宮島先生、ぜひとも墨ちゃんのフルコーラスをお願いします!!
――本日は貴重なお話ありがとうございました! オーイシマサヨシさんの今後のご活躍も楽しみにしております!
●累計1100万部突破!
『彼女、お借りします』単行本34巻11月16日発売!!
ぜひ周りの人にも教えてあげてください!
▼『彼女、お借りします』はマガポケで読める!
▼スピンオフ作品『彼女、人見知ります』もマガポケで読める!
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