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こんな暮らしがした~い! 『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』異世界の王族・貴族の暮らしを徹底比較!

忙しい、忙しすぎる……

 

忙しすぎて、自分の好きなことをする時間がない……!

 

どうにかして、この地獄から解放される手段はないものか……。
う~ん、う~ん……

あっ、そうだ!
異世界にいけば、やりたいことだけやって生きる、悠々自適な生活ができちゃうかも!?(無理やり)

 

ということで、転生するときのために(?)今のうちから異世界でどんな暮らしができそうか調べておきましょう!!

 

予習のために使う教材は、マガポケで大好評連載中の――

『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』と、

 

『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~』!

 

『第七王子』の主人公・ロイドは、異世界のとある国・サルーム王国の王子様。つまり、生粋の王族!

 

『鑑定スキル』の主人公・アルスは、ランベルクという領地を治める弱小領主の息子。つまり、生粋の貴族!

 

異世界の王族や貴族に転生したら、悠々自適な生活が送れちゃうんじゃないの~!? という期待を込めて、2作品を徹底比較し、どちらに転生したらやりたい放題できそうか調べていきたいと思います!

 

転生するのはそれからでも遅くない……! 

 

●比較その1! 異世界の王族・貴族は、どんなところに住んでいるの?

最初に気になるのは、住環境! 悠々自適な生活をするには、ある程度の広さや快適さがほしいところです。

 

まずは、『第七王子』から見ていきましょう!

王族が暮らすのは、もちろん本物のお城! 一目でわかる通り、とてつもなく大きなお城ですね……!

 

そしてロイドのお部屋は、魔術実験用の器具がずらりと並んでいます!

 

ですが、全体像を見ると、意外と質素で「王族」っぽくはない気も……?

 

……と思ったあなた! すごいのは、お部屋の機能性と特殊性なのです!
ロイドは実験に特化した部屋を構えていましたが……

第四王子のディアンには、自分だけの鍛冶工房があったり……
 

第六王女のアリーゼには、「箱庭の塔」なる巨大な庭があったり、個人の好きなものを詰め込んだ超贅沢なお部屋を作れるというわけです! 王族、すごい……!

 

また、お城の中には、図書館並みに大きな書庫や……

 

戦士たちが訓練をする訓練場もあり、王宮内部だけで街一つに匹敵しそうな充実っぷり!

 

極めつけは――

家臣やメイドさんと一緒に入れる大浴場!!
決めました! 僕、ここの家の子になる!!!!

 

……おっと、すみません、つい興奮して比較する前に決めてしまうところでした。

 

気を取り直して、対する『鑑定スキル』を見ていきますよ!

ランベルク領主邸に暮らす貴族・アルスの暮らしぶりは、どのようなものなのでしょうか?

 

アルス本人が言う通り、ランベルクはそこまで大きくない領地。
とはいえ、領主ともなればお屋敷はお城のように大きいですね!

 

立派なお屋敷にあるアルスの自室はというと……
 
本がずらり!
勉強家なアルスは、書斎や寝室にもたくさんの書物を置いているみたいです! こういうところはロイドと似ているかもしれません!

 

そして、ローベント家の図書室もかなりのもので……

ランベルクが属する州・ミーシアンの本をすべて網羅!
僕なら一冊の途中で眠ってしまいますが、読書家も大満足間違いなしの蔵書数です!

 

また、ランベルクは少領ながらも活気にあふれています。領主の息子でも気軽に出かけられる治安の良さも、高ポイントです!

 

領主と領民の信頼も厚い……というより、親戚同士のような関係! まあ、アルスはいい子だからね、わかる!

 

王族と貴族で身分の差はありますが、どちらの暮らしもとても充実しているようです!

 

サルーム城の圧倒的な豪華絢爛さは羨ましいですが、これだけ大きいと落ち着かないこともあるかも? 自分、庶民なので……。
一方、ランベルク領主邸は大きさこそサルーム城に及ばないものの、アットホームな空気感があり、「自宅」として居心地が良さそうです。

 

●比較その2! 王族や貴族はどんなものを食べているの?

さて、次の比較対象は食事です!
食欲は人間の三大欲求のひとつ。ここがおろそかになっては、転生する意味がないというもの……!

 

というわけで、今度は貴族代表のアルスから先に見てみましょう。

どうやら、ローベント家には住み込みのシェフがいて、毎日美味しい料理を食べられるみたいです。これは高ポイント!

 

食事の際には、豪華なフルコースがずらり! 
さらに、ドラゴンのお肉(?)など、日本にはない食事も楽しむことができそうです!

 

 
また、ランベルクは村の屋台メシもとても美味しそうなのです。
肉の串焼きに、焼きそばのような麺類(?)、新鮮な果物など、市井の食事も充実していそう!
 

領主だけでなく、民も美味しいものを食べているということは、その国が豊かな証拠ですからね! ランベルクに行きたくなってきました!

 

それでは、対する王族代表・ロイドのお食事を見てみましょう!
みんなに愛されて育った第七王子のロイド。さぞかし美味しいご飯を食べているのだろうと思いきや……ロイドがお城でご飯を食べているシーン、あんまりないかも!?

 

そもそもロイドは、魔術のこと以外は無頓着で、料理に対する興味もあまりない様子。

 

食べるときも無表情……!

 

……なんだか、料理を作っている方たちが不憫になってきたので、ここは代わりに、僕が『第七王子』に出てきた美味しそうな料理に「うま~い!」と言っていくことにしましょう。

トンカツ! うま~~い!

 

ロイドの使い魔であるグリモを模したグリモまん! うま~い! かわいい~!

 

 
ラ、ラーメンもあるの!? うま~~~~~い! 最高!!!!
極めつけは……

 

ドン!!!!!!

 

バン!!!!!!!!!
 

ハンバーガーとコーラだあああ!!
ジャンクフード最強!!!!
はっ、すいません! 現代人なのでジャンクフードに弱いのです……。

 

異世界らしさもある美味しそうな料理が並ぶ『鑑定スキル』と、現代人にもなじみの深い料理が並ぶ『第七王子』。これもまた甲乙つけがたい結果に……!

 

●比較その3! 王族や貴族が従えている家臣(仲間)たちはどんな人?

異世界で地位高めの人物に転生すると、自分専属の家臣が存在しますよね。
また、主人公ともなれば、その有り余る魅力で次々と優秀な仲間が集まってきます。

 

これも転生するうえではとても重要な要素なので、今の自分の人望などは一旦無視して、ここもしっかりと見ていきましょう!

 

ロイド側の仲間たちには、どのような人物がいるのでしょうか?
なんといってもひとり目はこの人でしょう!

メイドのシルファ!
ロイド専属のメイドであるシルファ。とある出来事からロイドに心を奪われ、自らメイドに志願しましたが、元は“銀姫”と呼ばれるA級冒険者でした。
 

綺麗で、強くて、頼りになる最強メイドさんなのです!

 

お次は使い魔のこの子!

禁書の魔人・グリモワールこと、グリモ!
こんなかわいい見た目ですが、“魔人”の名に恥じぬ強力な使い魔です。

 

シルファですら苦戦する敵を……

バチコーーーーン! と華麗に撃退! 
ロイドが強すぎるせいであまり目立ちませんが、その実力は作中でもかなりの上位でしょう!

 

お次は、もともと暗殺者ギルドに所属していたこの5人!

蜘蛛のガレリア、毒蛾のレン、巨鼠のバビロン、闇鴉のクロウ、百傷のタリアです!
自分では制御できないほどの魔力を持つ『ノロワレ』として忌み嫌われていた彼らは、同じ境遇の者同士で集まり、暗殺者として活動していました。

 

しかし、ロイドの手によって魔力を制御できるようになったことと、彼らのリーダーだったジェイドの無念をロイドが晴らしたことで、ロイドに忠誠を誓うようになったのです。
5人とも戦闘能力が高く、優秀な家臣としてロイドを支えています!

 

また、家臣というわけではないですが、他にも優秀な仲間たちがたくさんいて……。

百華拳のタオや、

 

天使のジリエル――

 

ベアウルフのシロ(ペット)など、個性豊かな面々に囲まれています。
退屈とは無縁の生活が送れそうですね!

 

それでは、アルス側の家臣も見てみましょう!

第一の家臣、リーツ・ミューセス!
リーツは、アルスが3歳の頃に見出した青年。村の中で行き倒れていた彼を、アルスがスキルで鑑定してみたところ……

 

織田信長並みの最強ステータス!?
家臣というか、もう将軍みたいな強さです! そして、幼い頃からずっとアルスに付き従っていたので、忠誠心も抜群!

 

現在はアルスが指揮を任されているカナレ軍の将軍として、“カナレの黒い死神”なんて呼ばれるまで成長しちゃってます。あまりにも頼りになる……!

 

お次は、第二の家臣、シャーロット・レイス!
奴隷商に売り払われそうになっている彼女を、アルスとリーツが助け出しました。

 

 
アルスが目を付けたのは、その類稀なる魔術の才!
なんの訓練もなくこの数値なので、訓練したらどうなってしまうのか……!?

 

現在は、カナレ軍最強の魔法兵として、戦略級の魔術を放つまでに成長しています!

 

そして彼も忘れてはなりません。
第三の家臣、ロセル・キーシャ!
ロセルの兄を兵士としてスカウトしにいったアルスは、そこで出会ったこの少年に、すさまじい可能性を見出します……!

 

知略の最高値が109!

 

 
その軍師適性を存分に成長させ、現在では、カナレ軍の参謀として作戦立案に積極的に参加しています。
難しいことを考えられない僕は、そばに軍師がいてほしいです……!

 

アルスくんの家臣はとても人数が多いので、ここからは一気に紹介!

豪快だけど参謀として頼りになりすぎる、ミレーユ・グランジオン。

 

傭兵団シャドーを率いて“悪魔”と恐れられた男、ファム。

 

成長株の魔法兵、ムーシャ・トリック。

 

“最強になる男”ブラッハム・ジョーと、その副官、ザット・プロズド。
と、アルスは次々と優秀な人材を登用しながら、“最強領地”街道を爆走中なのです!

 

ロイドにも、アルスにも、素敵な仲間や頼れる家臣がたくさんいることが分かりました。僕が転生するときにも、彼らがいたら心強いだろうなぁ……。
まあ、これもロイドとアルスの人柄がなせる業なので、僕が転生したとて信頼してもらえるとは限りませんが……。

 

●比較その4! 王族や貴族って、どんな仕事をするの? どれだけ「自由」なの?

さて、最後は、王族や貴族はどれだけ自由なのかを比較したいと思います。
もともと、仕事や課題に忙殺されるのがイヤで転生したいわけですからね。転生した後に忙しかったら意味がありません!!

 

それでは、まずは貴族のアルスの自由度を見ていきましょう! 

自身が語る通り、大きなお屋敷にたくさんの使用人、住み込みのシェフもついた貴族として生まれたアルス。

 

「転生前はこんなありがたい暮らしは絶対に無理だったな…」
なるほど、これはポイントが高いですよ!
続けて見ていきましょう。

確かにアルスは貴族の一人息子。当然、いずれ領主となるのは自分自身です。
父・レイブンの言う通り、「人の才を見抜く力」や「それを運用できる知識や頭脳」も必要ですよね。
あれ、貴族って結構大変?

  

 

さらに、ミーシアン州が所属するサマフォース帝国の政権は腐敗しているらしく、各地で農民の反乱が勃発。そのせいで国は荒れ放題、各地で戦が起こり、領主であるアルスもいずれ兵を率いて戦に出なければならないといいます……。
え、辺境の貴族、ヤバいかも!?

 

そして、貴族なので社交パーティーにも参加しなくてはならず……

挨拶をしているだけで10歳以上老けて見えるほど疲弊しちゃう……。

 

貴族って大変なんですね……! アルスくんは本当に立派だ……!

 

気を取り直して、王族のロイドを見てみましょうか。

ロイドの地位は「第七王子」。王位継承権も低いため、政権争いとは無縁です。
これはなかなか高ポイントなのでは⁉

 

とはいえ、「王族たるもの剣術程度は嗜めて然るべき」というシルファの教えのもと、日々の訓練は欠かせません。ロイドだからこなせていますが、他の人が彼女の訓練を受けたら……。

 

こうなります!
まあ、シルファにしごかれるならむしろありがたいくらいですが、体力のない僕は不安ですね……。

 

ですが、末の息子ということで、王様はロイドに激甘。おねだりすればなんでもプレゼントしてくれちゃいます!

 

魔術の実験に大量の銀が必要なら……

お父さんに銀貨をおねだりすればOK!

 

実験の触媒として武器が必要になれば……

お兄ちゃんにおねだりして、兵士の剣120本ゲット!
これはわがまま言い放題では!? 王子様、いいですねぇ!

 

たまに軍議に参加したりしますが、これもロイドが勝手に参加しているだけ。基本はやりたい放題!
第七王子ならかなり自由度が高そうです!!!

 

と、思いましたが……。大変な業務も、ロイドがいともたやすくやってのけるから“やりたい放題”に見えているだけかも……?

 
たった5日で強力な兵士を1万以上も集めるとか……僕には絶対できないな……? あれ、王族も結構大変なのでは……?

 

簡単に王族や貴族に転生したら好き放題できそうと言っていた自分が恥ずかしくなってきました……!

 

さて、王族と貴族の暮らしぶりを比較していきましたが、「楽そうだから転生しよう」なんて絶対に言えないような大変さが、どちらの身分にもあることがわかりました。

 

僕にはとてもじゃないですが、ロイドやアルスのような働きができるとは思えません……。
なので、今日も僕は部屋の隅で漫画を読んで、一日を終えようかと思います……。

 

え、なんの漫画を読むのかって?

 

そりゃあもちろん、大好評連載中の『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』と、『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』ですよ!

 

みなさんもマガポケでチェックしてみてくださいね~!

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