「週刊少年マガジン」は今年で60周年! 60年の間に、たくさんの作品が「漫画」の枠を超えて、アニメやドラマ、映画にもなりました。
昔の週刊少年マガジンがどんな雑誌だったのか、どんな作品が載っていたのかを紹介して、少年だった当時を思いだしてもらったり、「こんな雑誌だったんだ!」と改めて知ってもらいたい…!
というわけで、「過去の週刊少年マガジン」連載をスタートします。
初回は、やっぱり創刊号!
表紙グラビアにはいまも昔も人気者が登場!
創刊号の表紙は、当時大人気だった大相撲の朝潮太郎さん。
大相撲代46代横綱で、あの若貴兄弟のお父さん「若ノ花」とも戦った名横綱でした。ちなみにいま活躍している白鵬関は69代、鶴竜関は71代、1月に引退した稀勢の里寛さんは72代横綱です。
いまも昔も人気者が薄着で登場してくれるのは変わりませんね!
1959年の「週刊少年マガジン」に掲載されていたのは…?
早速ですが、目次を見てみましょう。
漫画の数は時代劇に冒険モノ、SF、ギャグ漫画など全部で5本!
遠藤政治先生の『冒険船長』の一コマ。
コマ割りや読む順番がわかるよう、コマに数字が割り振ってあるのが印象的でした。
連載小説やスポーツ情報なども掲載!
野球情報がぎっしり。
西鉄はいまの「埼玉西武ライオンズ」のことです。当時の「西鉄ライオンズ」は“鉄腕”稲尾和久選手がチームを牽引し、56〜58年まで三年連続優勝を果たしました。
国鉄は「ヤクルトスワローズ」、南海はいまの「福岡ソフトバンクホークス」です。
このほか、人気選手に捕球やバッティングのコツをインタビューした記事も載っていました。
連載小説では、当時大人気だったテレビドラマ「月光仮面」の原作脚本を手がけている川内康範先生による「月光仮面」を掲載!
挿し絵の入れかたがカッコいいですね!
科学や都市伝説を扱ったコラムも掲載していました。
実際に出た学説に対して、記者が歴史を調べて分析していく。読み応えがあります。
創刊号はまだ漫画雑誌ではなく、子どもの興味があること、好きなことを網羅した子ども総合情報誌でした。全部で85ページ。価格はなんと40円!
計算が難しいですが、いまの価格にするとだいたい400〜500円ぐらい?
ちなみに最新のマガジン(2019年19号)は459ページ、300円です!
次回は、30年前の「週刊少年マガジン」です!