いきなりですが!
「夏だしなんかワクワクするようなことないかな~」と考えているみなさんに朗報です!
読めば脳汁(アドレナリン)が止まらないッ!!
ページをめくる手も止まらないッッッッ!!
圧倒的なノンストップ頭脳バトル! 国家権力(潜入捜査官)vsヤクザの予測不能サスペンス漫画『バックランク』がマガポケで絶好調連載中です!
●『バックランク』はこんなお話!
本作の主人公は、警察官の槻尾憲高(つきお のりたか)巡査長。
まるでロボットのように冷静沈着で、「警察のために一生を捧げそう」と言われるほどの堅物です。
憲高が警官を志すようになったきっかけは、20年前のある日のこと――。
幼くして両親を亡くした憲高と姉は、父親が遺した借金のせいでヤクザに押し入られて大ピンチに直面していました。
反撃を試みるも、大人と子どもの力の差にあえなく屈します……。もうどうしようもない、と思ったその時――
間一髪で駆け付けた警察官に救われたのです!!
憲高は、不破(ふわ)というその警察官に、守りたい奴がいるなら、常に何手も先を考えて生きるよう教わります。それは幼かった彼にとって、忘れられない出来事となりました。
そして大人になった憲高は、優秀な警察官になっていました。
今の彼の目標は、警察の中で最も力のある「公安」に入ること!
警察学校に入校し、公安に入るための訓練を受けています。
そんなある日、憲高はかつて自分を助けてくれた不破と再会!
その後、不破から突然呼びだされた憲高は……
「警察辞めろ」と突然の退職勧告を受けます……! ど、どういうこと……!?
それに対して、憲高は驚くことも理由を聞くこともせず、あっさりと受け入れて辞表を提出しようとするのですが……
これは、不破が作った公安プロジェクトに入るための採用試験。
不破は、計画している「何か」のために、採用試験と称して無理難題を課します。その「何か」を教えてもらうことはできませんが、決して疑わず、完遂しなければ、この採用試験に合格できません。
しかも、このテストは、準備期間を含めて約3年にも及ぶ超ハードなもの……!
そんな厳しいテストを不屈の精神で耐え抜いた憲高は、無事合格!
そこではじめて、不破が計画した公安の壮大なプロジェクトが明かされることになります。
まず見せられたのは、裏社会を牛耳る暴力団(ヤクザ)「講談組」の相関模型。
憲高には、講談組随一の武闘派集団「黒縄会(こくじょうかい)」に潜入捜査するという任務が与えられます。
なぜそんなことをするのでしょうか……?
現在の日本では、何度ヤクザを潰したとしても、空席となった「暴力の王」の席に外国マフィアや半グレ集団が座るだけ。治安は一向に良くはなりません……。
しかし、ヤクザは「悪」とはいえ、他の新興勢力に譲るとさらに治安が悪化するため、「抑止力」としてこの世界に存在する必要があります。
なので、さらに日本を良くするためにはどうすればいいかというと――?
国家権力を使ってヤクザを乗っ取ればいいわけです!!
つまり、「講談組の組長の座に警察官を座らせる」というのが、約25年も前からスタートしていた公安の壮大な計画……すなわち「バックランク」なのです!!
「バックランク」とはチェスにおける「敵陣最深部」のこと。そこは駒が姿を変える場所――。この計画の名にピッタリというわけです。
この国を統べる「暴力の王」の玉座を狙うバックランク計画は、こうしてスタートしました。
ここまででも、すでに超濃厚な警察ドラマを観たような感覚を受けます……!
それではさっそく、このドラマを彩る主要キャラクターたちを紹介していきます!!
●この男、覚悟が違う! 不屈の精神で任務に挑む槻尾(乾)憲高!!
無事、不破の試験に合格した槻尾憲高。
彼は、公安に身分証を偽造してもらい、乾憲高(いぬい のりたか)という人物として黒縄会に潜入します。
潜入する前の下準備として、憲高が不破に課せられた試験とは、身分偽造後にわざと警察に捕まり、2年間刑務所に入ること。
普通であればこの無理難題に不安を抱くものですが、憲高は二つ返事で引き受け、外部(味方)からの連絡が一切ない状況でも警察への信頼を貫き、孤独な試練を耐え抜きます!
この不屈の精神力こそが、憲高の武器であり、魅力なのです!
彼の不屈の精神力は、子どもの頃、ヤクザに家に押し入られたときから発揮されていました。姉を守るために、ボロボロの状態でもナイフを手に立ち上がるほどのガッツがあったのです。
不破はこのときから、憲高の持つ不屈の意志を感じ取っていました。
そしてまた、憲高も、不破と出会い理不尽な世界の真理について教わったことで、公安に入って「最深部」を捕りに行くことを誓います。
だからこそ、不破から試験の話を聞いたとき、すでにヤクザへ潜入捜査することを読み、あらかじめ背中に和彫りを入れていました。
その覚悟、あまりにも“本物”です……!
潜入先の黒縄会では、理不尽な「新人いびり」が蔓延っていますが、憲高はどんな暴力を受けても表情ひとつ崩しません。
普通であれば音を上げる状況でも、憲高にとってはこれこそが求めていた環境そのもの。いつか手を汚す際に、組員がクズであればあるほど、ためらわずに済むと考えているのです。
彼の武器は、強靭な精神力と覚悟だけではありません。
ロボットかと疑われるほどの冷静さと、何手先までも考える頭の回転の速さも持ち合わせています!
巡査長時代から、管轄区内の地図が頭に入っているという勉強家でもありました。
その動じなさを逆に不自然に思われ、敵側の若頭に詰められても、このクールな対応! 冷静な男ってかっこいい……!
それでいて、冷静なだけではない大胆な決断力も持ち合わせています。
窮地に陥った時も、最後まであきらめずに活路を見出していくのです! 並の精神力ではできませんよ!!
寡黙で無感情かつ無表情なので、何を考えているのかなかなか読めませんが、憲高の力強い存在感は読者を惹きつけてやみません!
彼がこれからどのような活躍を見せてくれるのか、期待して見守りましょう!
●超キレ者で変わり者の若頭! 次期組長候補・凪乃(なぎの)イザナ!!
現時点で憲高の最大の敵となるのが、黒縄会・次期組長候補(若頭)の凪乃イザナです。
無表情な憲高を「陰」だとすると、イザナは「陽」の雰囲気を持つキャラクター。喜怒哀楽を表情に出しまくります!
しかし、だからといって分かりやすい人物というわけではありません。むしろ、そのコロコロと変わる表情はまったく裏が読めず、不気味さと底知れぬ恐ろしさを感じさせます。
そして、生粋の表情フェチであるイザナは、常に無表情な憲高を気に入ったらしく……?
出会い頭にいきなりハグするほどの一方的なラブアピール!
彼の見た目も相まって、無邪気で可愛く見えますが、そこはヤクザの若頭。ただの不思議ちゃんではありません……!
憲高がトイレから戻るのが遅いことに違和感を抱き、盗聴器が仕掛けられてないか隅々まで調べたり――
カメラに映りこんだ憲高の表情がほんの一瞬変わったことに気付いたり――
この世界に身を置いてきた人特有の疑り深さと、勘の良さを持っているのです。絶対に敵に回したくない……!
何手も先を読む憲高でさえ、「あの男を出し抜けた気がまるでしない」と警戒するほど。
そして憲高の思った通り、イザナは憲高が仕掛けた盗聴器の存在に気付いており、身内に潜入捜査官(公安)がいることまで見抜いていたのです!
イザナは憲高に負けない頭脳を持つうえに――
公安の襲撃に備えて、自分の家を燃やすほどの狂ったとてつもない行動力と決断力の持ち主!
この頭脳と行動力は憲高と互角かそれ以上か……⁉
憲高が「必ず排除しなければならない頂(いただき)」と戦慄するのも納得です。
イザナは次にどんな行動に出るのでしょうか? 読んでいるこちらも緊張の連続です!!
●「バックランク」を支える仲間たち! 個性際立つ公安職員たち
憲高が所属する国家権力・公安側の仲間たちも個性派揃いです!
リーダーであり、特殊組織犯罪対策室・室長の不破圭蔵(けいぞう)!!
彼は、20年前に幼い憲高をヤクザの手から守り、憲高に生き方の本質を教えた警察官です!
「優しい言葉より、人生の立ち回り方」を教えるという彼の信念により、憲高は厳しい人生を生き抜いて成長することができました。まさに人生の恩人です!
そんな不破さんは、まだまだ現役で活躍中! 彼が「バックランク」を計画するに至った経緯も気になるところですね!
次にご紹介するのは、憲高と同じ黒縄会に潜入し、舎弟頭にまで出世している公安職員・神代安吾(かみしろ あんご)!
イザナからは器用貧乏で、何でも浅く広く中途半端にこなせてしまうと評されており、あまり気が合わない様子。しかし、正体を隠してNo.3にまで上り詰めたのですから、かなり優秀な人物であると推測できます。
そもそも公安に合格している時点ですごい人なんですけどね!
しかし、安吾は登場人物の中では常識人寄りなので、極端な行動に出る憲高とは激しくぶつかることもあり、見ていてハラハラすることも……。
緊張感が走る黒縄会を、これから安吾がどのように生き抜いていくのかにも注目です。
公安職員や講談組のヤクザたちといった、個性派揃いのキャラクターたちによるスリルと興奮のノンストップ頭脳バトル! 『バックランク』はマガポケで絶好調連載中です! ぜひご覧ください!!
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