別冊少年マガジンで連載中の
別マガ ムービーガイドを特別に大公開!!
2017年7月号に掲載された長門知大先生編、後編をお届けします!
☆前編はコチラ
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名作・駄作・カルト作。アクション・SF・ラブコメディ。映画はいろいろあるけれど、まだ観てない映画をもう1本。
紹介された映画が気に入ったら、オマケで編集部のオススメのもう1本もご覧くださ〜い!!
長門先生オススメの2本目は、
ホラー・コメディ
『タッカーとデイル
史上最悪にツイてないヤツら』だ。
さて、この映画の主人公であるタッカーとデイルの何がツイてなかったのか?
……彼らの見た目である。
何となく田舎に潜む連続殺人鬼みたいなんである。などと言うと、なんじゃい、そりゃと言われそうだが、アメリカの田舎にはおっかない殺人鬼がいて、都会から来た人間を惨殺するというのは、ホラー映画あるあるなんである。
『サイコ』『悪魔のいけにえ』『13日の金曜日』シリーズといった作品を思い浮かべてみてほしい。タッカーとデイルはまさにそんなイメージで(どんなイメージだ)特にデイルは挙動不審な動きをするからなおさらである。
そんな2人が、たまたまキャンプにやってきた大学生のグループと遭遇。大学生たちは2人を不気味がるが、2人にしてみればやっと貯めた小金で買った別荘(すごいボロ屋)に来ただけである。
だがその別荘は20年前に連続殺人事件が起こった曰くつきの小屋だったのだ。
壁に、事件に関する当時の新聞の切り抜きが貼ってあったり、怪しさ満載なのだが、人のいい2人は自分たちの別荘を持てていい気分。
いっぽう大学生たちは、20年前の事件の話で盛り上がある。(キャンプとくれば怖い話だ)
その夜、タッカーとデイルは湖で夜釣りを楽しんでいたのだが、そこに大学生たちが泳ぎにやってくる。
その中の一人、かわいい女子大生アリソンが、デイルの声に驚いて岩場から湖に落ちてしまう。2人は彼女を助け、気を失った彼女を介抱するため別荘へ連れて帰る。
それを目撃した学生たちは、
アリソンが殺人鬼に
さらわれたと大パニック!
そこから
彼らの大勘違いが始まる!!
その勘違いが、なんとも馬鹿馬鹿しいのだが、その結果なぜか大学生が悲惨な死体となってしまうと言うブラックな展開。
チェインソーで作業しているタッカーがうっかり蜂の巣を突いて蜂に襲われ、チェインソーを振り回すものだから、それを見ていた学生は、タッカーが自分を襲ってきたと勘違い。
慌てて逃げるのだが、勝手に逃げ回った挙句、自分から鋭い木の枝に激突して串刺し人間に!?
殺される前に、反撃しなくてはと、ウッドチッパー(木材などの粉砕機)で作業中のタッカーに向かうも、彼が前かがみになったため、自分からウッドチッパーに飛び込む羽目になる男子学生。
アリソンの面倒を見ていたデイルの前でも同じように学生たちが勝手に死ぬものだから、これはもう集団自殺に違いない、自分たちも道連れだ!とこちらも勘違いの嵐。
ついには、ガチの戦争に突入していく!?
映画担当者として情けないことに、この映画の存在を知らなかった……。
この手の映画を見逃すなんて……
すみません。反省してます。
(※この記事は別冊少年マガジン2017年7月号に収録されたものです)
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(終わり)