はぁ……天才になりたい……。
悲しい心の声が漏れてしまいましたが、みなさんもそう思うことってありますよね⁉
自分にも何か才能があれば、あんなことやこんなことができるのに……
と考えて落ち込んだとき、元気づけてくれる作品を見つけたので紹介させてください!
その作品が――
“バスケの天才”を兄に持つ少年が、奇跡の逆転を信じてバスケ部に殴り込む『ウイニング パス』です!
●『ウイニング パス』はこんなお話!
本作の主人公は、驚異の身体能力でダンクシュートを決める少年……
ではなく、その後ろにいる少年・一ノ瀬陽斗(いちのせ はると)。
白波高校に通う1年生です。毎日バスケの練習をしていますが、部活には所属していません。
そして、ダンクシュートを決めた少年は、陽斗の1歳上の兄・一ノ瀬翔麗(いちのせ しょうり)。
白波高校の2年生で、バスケ部に所属しています。
翔麗はただのバスケ少年ではなく、誰もが認める天才!
そんな天才を兄に持つ陽斗は、幼い頃からずっと「ダメな方」扱いをされてきました。
しかし……
陽斗はバスケで翔麗に勝つことを諦めていません!
バスケ部にも入っておらす、ドリブルもまともにできないほどバスケを苦手とする陽斗ですが、それでも「兄はたかが天才」「同じ人間なら届かないわけがない」と信じ、努力を続けています。
そんなある日、陽斗と翔麗は、陽斗の担任教師・柴田晃宙(しばた あきひろ)先生の財布がひったくられる瞬間を目撃!
翔麗はバスケで鍛えた身体能力でひったくり犯を追いつめますが、ナイフを持っていた犯人に襲われそうになります……。
そのとき――
陽斗が駆けつけ、犯人に飛び蹴り!
その後も皆の心配をよそに、ひったくり犯の動きをかわし続け、誰もケガすることなく財布を取り戻すことに成功します!
この俊敏な動きには、ある理由がありました。
それは――
陽斗の“耳”!
雑踏の中で犯人の足音を聞き分けながら追いかけ、さらに犯人のポケットから聞こえた音でナイフを所持していることに気付いたのでした。
この出来事がきっかけとなり、陽斗は柴田先生から「地獄耳で翔麗に勝てるかもしれない」とアドバイスされます。
翔麗に負けない自分だけの武器があることに気付いた陽斗は、バスケ部へ殴り込んで翔麗に勝負を挑むのです!
今回は、ライバルである陽斗&翔麗と、個性豊かなバスケ部メンバーたちを紹介します!
●才能は「耳」と「くじけない心」! 打倒兄を目指す弟・一ノ瀬陽斗
生まれたときから兄と比べられてきた陽斗。
たしかに、陽斗には翔麗のようなバスケの才能がありません。
しかし、「生まれ持った才能」を理由に諦めたりせず、努力する才能を持っています!
そんな中で気付いた、自分の聴力。
この才能があれば、翔麗に勝てるかもしれません!
ということで、バスケ部へ乗り込んで翔麗を含めた5人対5人の勝負を持ち掛けますが、翔麗率いる相手チームに全く歯が立ちません。
しかし……
相手のミスから偶然ボールを奪ったとき、コート内の音を聞き分け、味方に的確なパスを出すことに成功!
陽斗は初めて、自分の耳を武器に戦うことができたのです!
結局試合には負けてしまいましたが、バスケ部のメンバーは陽斗の持つ才能に気付きます。
いつも兄の陰に隠れていた陽斗にとって、こんなに歓迎されるのは初めての出来事でした。
そして陽斗は、兄を倒すためにバスケ部へ入部することを決意します!
今はまだドン底ですが、だからこそ伸びしろがある!
陽斗がこれから先どのような成長を見せてくれるのか、楽しみです!
●高校生にして日本選抜メンバー! 天才の兄・一ノ瀬翔麗
陽斗の兄でありバスケの天才・翔麗。
バスケだけでなく、成績も学年トップ。さらにクラスメイトからの人望も厚い、超優等生です。
しかし、その一方で……
弟を異常なまでに溺愛する変態な一面も……!
陽斗の居場所を常に把握していたり、陽斗の汗の匂いで運動量を計算したり、陽斗のことを想うあまり暴走しがちなのです……!
そんなに溺愛しているなら、バスケの勝負もわざと負けてあげるのでは? と思うかもしれませんが……
バスケで陽斗と勝負するときには別人のようになり、愛する陽斗へ牙を剥きます……!
それは、陽斗の努力と胸の内を誰よりもよく知っているから。
正面からぶつかってくる陽斗に応えるため、決して手を抜くことなく真剣勝負を続けています。
陽斗へ歪んだ愛情を見せることもありますが、弟想いのお兄ちゃんなのです!
●実は良き理解者! 陽斗の担任教師・柴田晃宙
陽斗の担任教師・柴田先生。
我が道を行く陽斗に手を焼いていますが、陽斗の努力を知ったことで翔麗との勝負を応援するようになります。
陽斗の才能を見出し、それを活かせるよう勝負をセッティングしてくれたのも柴田先生でした。
柴田先生がここまでするのは、陽斗に昔の自分を重ねているから。
まだ過去は明かされていませんが、陽斗との絆に注目しながら、柴田先生の過去エピソードを期待して待ちましょう!
●バスケ部の成長を握るキーパーソン!? コーチ兼マネージャー・河白雪乃(かわしろ ゆの)
バスケ部のコーチ兼マネージャーを務める2年生・河白雪乃。
まだ2年生なのにコーチ……? と疑問に思う方もいるかもしれませんが――
雪乃はコーチとして超優秀!
陽斗のプレーを一度見ただけで弱点を次々と見抜き、大量の練習メニューを作ります。
口は悪いですが、めげずに努力する陽斗に期待している様子。
これから先、厳しい指導で陽斗たちを導いてくれるはずです!
●バスケ部イチの変人!? 陽斗の師匠・黒鐘雷羅(くろがね らいら)
バスケ部2年・黒鐘雷羅。
完璧主義者で「美しいバスケ」を追求する雷羅は、目隠しをしたままシュートを決めることができる天才プレーヤーです!
しかし、「美しさ」を追い求めるあまり、校長室の花ビンを「美しくないから」という理由で叩き割り、さらにその破片で龍のオブジェを作ったため、しばらくの間謹慎していました。
雷羅が復帰したことでバスケ部も安泰かと思いきや、なんだか険悪な雰囲気……?
どうやら、謹慎前に雷羅と翔麗の間に何かが起こり、バスケ部はバラバラになってしまったというのです……。
しかし、雷羅はバスケを嫌いになったわけではありません。
謹慎中は自身の特訓を続け、復帰後はこれまで指導を受けてこなかった陽斗に師匠としてバスケを教えています!
無茶をしすぎる陽斗を宥めながら、頑張りを認めてくれる雷羅。
ちょっと変わり者ですが、面倒見が良くて優しい先輩です!
個性豊かなバスケ部メンバーに囲まれて、陽斗は日々成長しているのですね!
陽斗がこのメンバーとともに活躍する姿が楽しみです!
奇跡の逆転劇が繰り広げられるアツいバスケ漫画『ウイニング パス』は、マガポケでぜひチェックしてみてください!
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ぜひ周りの人にも教えてあげてください!