マガポケベースマガポケの秘密基地! ここだけで読める面白記事あります!

凄惨ないじめは、壮絶な復讐へ――『十字架のろくにん』漆間俊が行った“復讐”を“総復習”

マガポケで大好評連載中の『十字架のろくにん』は、いじめによって家族を失った主人公・漆間俊による壮絶な復讐劇から目が離せない、復讐サスペンスです。

 

物語は100話目に突入し、俊の復讐もついに終盤へと差し掛かりました!

 

そこで今回は、新章である「5年後編」へと突入した『十字架のろくにん』の100話突破を記念し、漆間俊が行ってきた“復讐”を“総復習”していきます!

 

●『十字架のろくにん』はこんなお話!

主人公の俊は、5人の同級生から壮絶ないじめを受ける小学6年生。

 

 

いじめっ子たちは、リーダー・至極京の指揮のもと、俊を「実験体A」として徹底的にいたぶっています。

 

彼らのいじめは「俊が自殺すること」を目指してどんどんエスカレートしていき……
俊はようやく両親にいじめのことを打ち明けることに。

 

両親は転校することを決めますが――

 

そのことが気に入らない至極たちの手によって、俊の両親と弟の翔が乗る車が転落させられ、放火されてしまいます……。

 

その結果、両親は亡くなり、翔は「一生寝たきりかもしれない」と言われるほどの重症を負うことに。

 

自ら命を断つことも頭をよぎった俊ですが、山の中で暮らす「強くて怖い」祖父の元で暮らすことを決意します。

 

俊が祖父のもとで暮らすことを決めたのは、祖父の持つ猟銃で5人を殺すため。そんな俊の企みを知った祖父は、俊の復讐に協力することに。

 

実は、俊の祖父は戦時中に発足した秘密部隊の「最高傑作」と呼ばれた男。

 

こうして俊は人を殺めるプロである祖父のもとで修行し、身も心も強い「復讐者」へと成長していくのです。
そして4年の年月が経ち、俊が高校生になったとき――

 

大切な家族を奪った5人への復讐劇が、ついに幕を開けたのです!

 

●ピーラーで神経を剥き出し――いじめを楽しむ千光寺克美(せんこうじかつみ)への復讐

俊が最初の復讐相手として選んだのは、千光寺克美。

千光寺は道具を使って人や動物をいたぶることが好きな残忍な性格の持ち主で、小学生時代は俊のことをエアガンで撃っていじめていました。

 

そんな千光寺ですが、高校で再会した俊に対してやけに親しげに話しかけてきます……。

 

祖父と「改心した者は見逃す」と約束している俊は、過去のことを悔いている素振りを見せる千光寺に復讐をすべきか悩みますが……

 

それは罠!
千光寺は小学生の頃から俊に執心しており、また俊をいたぶるときを狙っていたのです!

 

俊を徹底的にいたぶるため、俊と仲の良いクラスメイト・東千鶴もともに監禁する千光寺。
釘が出てくるように改造したエアガンで俊と千鶴に苦痛を与えようとしますが――

 

俊には効いていない……!?
体に釘を刺されまくっても、この表情……! 俊の4年間の修行は、釘を撃ち込まれるくらいじゃ何も感じなくなるほど過酷なものだったのです。

 

そして、体の関節を自由に動かすことができるようになっていた俊は、拘束をほどき――

 

千光寺を捉え、反撃を開始します。

 

俊が選んだ復讐方法は――

 

ピーラーで体の表皮を削り、神経を剥き出しにする“剥き”と呼ばれる拷問。

 

指で触れただけでも激痛が走るその身体に、千光寺がいじめに用いたものと同じエアガンを使って弾を撃ち込んでいきます……!

 

一体何発の弾を使ったのでしょう……。あまりの痛みの中、ついに千光寺は死んでしまいます。
こうして、俊ははじめての復讐で成功を収めました。


見ているだけで痛さが伝わってくるこの復讐、俊の恨みの強さが伝わってきますね……。

 

●恋人からの性器破壊――異常な性癖を持つプレイボーイ・右代悠牙(うしろゆうが)への復讐

2人目のターゲットは、小学生にして「ヤリ〇ン」の異名を持っていた眉目秀麗なプレイボーイ・右代悠牙。

現在は進学校に通いながら、売春斡旋や麻薬売買などに手を染める大悪党になっていました。

 

右代の卑劣さはこれだけではなく……

なんと、恋人である桜葉花蓮を自宅で監禁し、自身の性欲のはけ口としています……。ひどすぎる……。

 

そんな右代への復讐は――

中世ヨーロッパで使われた「苦悩の梨(ペア・オブ・アンギッシュ)」という拷問器具による肛門破壊。

 

取っ手を回すと四叉に開く金属製の拷問器具が、肛門の中で広がり……

 

肛門が破壊されます……。
「ブチッ」の音がこわすぎる……!

 

しかし、復讐はこれだけでは終わりません。

監禁されていたはずの花蓮も登場し、復讐は第2ラウンドへと突入。

 

 

右代によって絶望の日々を送っていた花蓮が選んだ復讐は――

先ほどよりも小さな「苦悩の梨」を使った性器への拷問。
信じていた恋人に深く傷つけられた花蓮は、右代の性器を破壊した後――

 

「苦悩の梨」を自らの首に刺して自殺を図ります……。

 

遠のく意識の中、右代は花蓮への本当の思いに気づきますが、感傷に浸ることも許さない俊によってトドメをさされるのでした。

 

愛する恋人に性器を破壊されるのは、プレイボーイの右代にとって最も残酷な復讐方法だったのかもしれません……。

 

●至極の幻覚が体を引きちぎる――至極の信奉者・円比呂(まどか ひろ)への復讐

次のターゲットは、幼い頃から至極を狂信する円比呂。

高校生になった今も至極を信奉する円は、至極に褒められたことで俊の打倒を一人で計画します。

 

しかし、その計画を俊と親しいクラスのマドンナ・白川要に聞かれたことで、要を強姦。円は小学生の頃から何も変わらないどころか、より外道になっていました。

 

円の暴挙を知った俊は、すぐさま復讐をスタート。今回の復讐は、家族だけでなく要の敵討ちでもあります。

 

まずは円を台に縛り付け……

 

ヨーロッパでかつて使われていた拷問器具「親指締め(サムキン)」で爪を剥がしていきます。

 

あまりの痛みに円は気づいていませんが、実は足の親指も切断済みです。
しかし、家族と要を傷つけた円への復讐は、これだけで終わるわけがありません――。

 

今度は円を「引き伸ばし台」に縛りつけ――

 

取っ手を回して縛られた手足を引き伸ばしていきます。皮膚と腱が裂ける痛みは想像を絶するものなのだとか……。

 

至極の名前を叫びながら痛みに耐えようとする円の前に現れたのは――

 

至極!? なぜ、仲間である円の拷問に協力しているのでしょうか……?

 

信奉する至極にトドメを刺された円は絶望の中で息絶えますが……

 

なんと、円が見ていた至極は俊の祖父の変装。幻覚剤を飲まされた円は、それに気づくことができませんでした。

 

円にとって何が一番の苦しみか、俊はよく理解していたのですね……。

 

●荒れ狂うシャコからの攻撃――暴力的な独裁者・久我大地(くがだいち)への復讐

小学校時代から柔道のあらゆる大会で賞を総ナメにしている久我大地。

久我の本質は、「暴力」。残忍な性格と恵まれた体躯、圧倒的なパワーを使い、1年生にして柔道部を掌握する悪人です。

 

どうみても悪人の久我ですが、至極のいとこである杉崎杏奈だけは「更生できる」と信じています。至極とは正反対のやさしさ……!

 

ですが、久我はやさしく接してくれる杏奈にも暴力をふるい、自分に屈服させているのです。久我、許せません……!

 

恐怖政治で周囲を思い通りに動かす久我は、柔道部員を使って俊の自宅を放火します。これによって、祖父は入院することに……。

 

俊の久我への殺意は最高潮に達し……
ついに、復讐のとき――

 

まず、俊は久我に柔道対決を挑みます。

 

柔道は久我の一番の得意分野。負けるわけにはいきませんが……

俊の圧勝!
久我の心を折り、立ち上がれないほど痛めつけたところで、いよいよ拷問スタートです。

 

吊るされた久我の足元に置かれたドラム缶には――

 

シャコがぎっしり……!
貝やカニの殻を割って食べることから「海のボクサー」と呼ばれるシャコは、人の爪や指なら簡単に割ってしまうというのです。

 

シャコからのパンチを受けながらも、「これなら死ぬことはない」と安心しきった久我の目の前で――

 

俊はドラム缶に着火……!
シャコは熱から逃れるため、久我の体内へ進入しようと暴れ始めます……!

 

1時間じっくりとシャコからの攻撃を受けさせようと、俊はこの場から離れますが……

 

そこに現れた杏奈によって、久我が救出されてしまいます。
しかし――

 

あろうことか、久我は杏奈を強姦し、撲殺。杏奈のやさしさを踏みにじるなんて、救いようがありません……。

 

そこに現れた俊は、不意を突かれ久我に襲われますが――

 

 

久我と至極への殺意に突き動かされ、久我を撲殺。もうここには、小学生の頃の俊はいません……。

 

こうして4人目の復讐が果たされたのですが――

なんと、4年前の事故といじめっ子の行方不明に関連があると疑っていた刑事が現れ、現場を目撃。俊はその刑事までも殺してしまいます。

 

俊は、罪のない人間を殺した「殺人者」となってしまったのです……。

 

心優しい少年だった俊が無関係の人をも殺してしまうなんて、俊の「復讐者」としての固い決意を感じます……。

 

●復讐は5年後へ――最大の敵にして諸悪の根源・至極京(しごくきょう)への復讐

最後に残ったのは、5人の司令塔にして彼らの王である至極京。

 

全国トップクラスの頭脳に、抜群の運動神経。周囲からの人望も厚く、「天才」の名をほしいままにしていた至極は、高校生にして「革命倶楽部」という団体のトップとして活動していました。

至極は俊が動き出す前に、俊の祖父と、長い眠りから目覚めた俊の弟・翔を「革命倶楽部」の会員を使って連れ去ります。決して自分の手を汚さないのが、至極のやり方です……。

 

俊はついに至極と邂逅しますが、翔が人質にとられた今、至極の方が圧倒的に有利。

 

そこへ現れたのは、要の兄・純。俊のせいで要が変わったと勘違いした純は至極の手に落ち、「革命俱楽部」のメンバーになっていたのです。

 

そんな中、至極は俊と純に「じゃんけん」をするよう提案。

 

そのルールとは……

俊が1回負けるごとに翔が死に近づいていき、3回負けると死ぬというもの。目覚めたばかりの翔をこんな目に遭わせるなんて、信じられません……。

 

発狂する俊が一度目のじゃんけんに参加しなかったことで、翔の脚が切断されてしまいます……。


至極の暴挙によって純も正気に戻り、自分がじゃんけんに参加しないことで俊を勝たせる作戦に出ますが……
至極がそんな甘いルールを作るはずがありません。

疑う俊の前に運び込まれたのは、手足を切断され、変わり果てた姿となった要。
至極ははじめから、俊と純の大切なものをすべて奪うつもりだったのです。

 

そして、助けに現れた祖父と翔も殺害されます……。俊はまたしても至極によって大切な家族を奪われたのです。

 

すべてを失った俊は至極への殺意に駆られますが、至極へ手を出せたのは一度のみ。

 

俊もここまでかと思ったところに……

警察が突入。至極たちは逃げ、俊が刑事殺害の容疑で連行されます……。

 

逮捕された俊は、裁判で懲役5年を言い渡されることに。

そして、舞台は5年後へ――。

 

自分の願い事をDMで送ると叶えてくれる謎の組織「ジュージカ」。俊はそこに「殺人の専門家」として所属していました。

 

至極への復讐を再開したのかと思いきや、どうやら記憶を失っている様子……。一体、俊の身に何があったのでしょうか?

 

両親が殺害されてから9年が経った今も、俊は至極への復讐を果たせていません。大切な人を奪われ続けた俊の苦しみを想像するだけで胸が痛くなります……。

 

家族だけでなく記憶まで失った俊は、至極への復讐を成し遂げられるのか――
5年後編でも壮絶な運命が待ち受ける『十字架のろくにん』は、マガポケでチェックしてみてください!

pocket.shonenmagazine.com

 

●『十字架のろくにん』最新単行本第8巻、大好評発売中!!

kc.kodansha.co.jp

 

感想をツイートする

 

▼『十字架のろくにん』はコチラの記事でも!

pocket.shonenmagazine.com

 

▼マガポケ漫画のオススメ記事はコチラでも!

pocket.shonenmagazine.com

pocket.shonenmagazine.com