いじめは酷いものです。いじめる奴はだいたいヤバイ。そんなこと小学生でも知っています。
この漫画のタイトルは『いじめるヤバイ奴』です。なに、当たり前のこと言ってるの? いじめる奴はヤバイに決まっているじゃないか。
そう思ったアナタにこそ、ぜひ読んでいただきたい。
なぜなら、この “ヤバイ奴” は、ガチでヤバイのです。ただの “ヤバイ奴” だと思った奴はすっとこどっこいだこのやろう!
おぞましすぎるだろう!でもこれは序の口。
「昨日の放課後からずっとこの状態だったの…?」
「うわー悲惨—」
ここまで読んだ心優しいアナタはきっと、「酷い! 見ていられない!」と思うことでしょう。
でもここで目を背けてしまうと、この漫画の本質には辿り着けません。ここで読むのを止めるのは、すなわち、「仁和寺にある法師」(徒然草)です。分からない人はググって下さい。
白咲さんをいじめる仲島くん。ヤバイ奴とは仲島くんのことなのでしょうか。たしかに仲島くんの目は死んだ魚のようです。ガラス玉のように生気がありません。かたや、白咲さんは……
なんだか生き生きしていませんか?
真のヤバイ奴は誰なのか?
2話以降では…
何かに怯えている仲島くん。「メス豚」なんて言葉、いじめっ子にでもならなきゃ言う機会がないですよね!
どんどんアナタを混乱の渦に引きずり込んでいきます!
『いじめるヤバイ奴』は新しい切り口の「いじめマンガ」です。