危機管理ジャーナリスト渡辺実氏に監修いただいた、2016年4月に発生した熊本地震の特別読切漫画『僕の街が揺れた』を無料公開しました。
2016年4月、熊本県、大分県に震度7の強い揺れが発生。熊本城を400年以上も支えてきた、築城の名手、石垣作りの名人と呼ばれた加藤清正の石垣が3割崩れるなど、大きな被害を受けました。
『僕の街が揺れた』は、熊本日日新聞の協力の下、現地への取材も行い、枩岡佳範先生に描いてもらいました。
「その日僕の街が揺れた」
避難所に寝転がりながら、「つまらない」「早く帰りたい」とふてくされる主人公。
同じ高校の生徒会長と口論をしているときにも大きな余震が……がれきの山と化している見慣れた街を目の当たりにして「誰かなんとかしろよ」とつぶやく。
本作では被災者の不安や無力感、復興へ向けて一歩一歩前進する様を描きました。
2011年の東日本大震災、2018年の北海道胆振東部地震……地震の多い日本では、誰もが一生に一度は被災者を経験します。そのとき感じた気持ちを忘れない。復興に向けて一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。