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『あらばしり』1巻発売記念特別インタビュー! 企画原案の「EXILE」橘ケンチさんと「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の中務裕太さんに聞く制作エピソード

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マンガアプリ「マガジンポケット(マガポケ)」で連載中の“日本酒擬人化マンガ”『あらばしり』の待望の第1巻が、8月6日に発売! 企画原案を担当しているダンス・ボーカルグループ「EXILE」「EXILE THE SECOND」パフォーマーの橘ケンチさんと、単行本に付くミニ写真集「スペシャルフォトブック『KENCHI TACHIBANA × YUTA NAKATSUKA』」の企画で初の酒蔵訪問を果たした「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のパフォーマー中務裕太さんに、マンガの制作秘話や酒蔵訪問した際のエピソードなどを聞きました!

  

――いよいよ待望の単行本第1巻が発売されます。発売を前にした心境は?

 

橘:
やっぱりうれしいです、ドキドキしています! 電子版は気軽に読めるので、間口が広くて良いですよね。ただ、僕は紙の本も大好きなので、プロダクトとしての本ができあがることに感動します。書店に並んだときの絵が楽しみですね。

 

――マンガには、どのような形で関わられているのでしょうか?

 

橘:
作中に出てくる銘柄は、僕が中心になって選定しています。せっかく訪問させてもらった蔵の場所や雰囲気、蔵元の人間性をなるべくキャラクターに投影したいので。たとえばまじめな蔵元だったらキャラもまじめな好青年にしますし、すっきりした味わいのお酒ならピュアなキャラクターに。フルボディで力強いお酒だったら、肉体系の爽やかなスポーツ系イケメンにしています(笑)。

 

――企画会議のようなこともするのでしょうか?

 

橘:
(共同の企画原案の)平沼紀久さんや講談社の方、(中務)裕太に参加してもらって、「企画会議」という名の飲み会をします(笑)。そこで「このお酒はロン毛だよね」「このお酒はインテリだよね」という話をして、僕が蔵を訪れたときの情報も組み合わせて、みんなでキャラクターを決める形ですね。

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中務:
会議では、ケンチさんの話を聞いて、「なるほど、そういう味なんだ」と気づかされることが多いんです。「僕はこういう味に感じるけど、ケンチさんはそう感じるんだ」と勉強させてもらっています。

 

橘:
裕太の世代なりの感じ方や表現があるので、とても参考になっています。若い層には、20歳になった瞬間からおいしい日本酒を飲んでもらって、「日本酒っておいしいんだ」と知ってほしいと思っているので、裕太のような若い世代の感覚はすごく大事で、助かっていますね。

 

――連載がスタートして、周囲の反響はどうでしたか?

 

橘:
すごく良かったです。「日本酒を飲みたくなりました」という声も多かったですし、「日本酒を勉強する」という視点でも読んでくれているようですね。みんな、飲み屋に行ってもどの日本酒を飲むべきか迷うらしくて、「参考にします」という声はよくいただきます。

 

――中務さんはマンガを読んでどのような感想を持ちましたか?

 

中務:
お酒が好きなので、“日本酒の擬人化”というだけでワクワクしていました。「赤武(赤武酒造)出てきた~!」とテンションが上がりましたね(笑)。昔、マンガに興奮していた感覚がよみがえりました。それと、やっぱり飲みたくなりますね(笑)。マンガも飲みながら読んでいました。

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↑(【二杯目】爺ちゃんより)日本酒が擬人化したイケメンたちと主人公の邂逅シーン

 

――では、あえて『あらばしり』をおすすめするポイントを挙げるとすると、どこでしょう?

 

橘:
日本酒が好きな人じゃなくても、マンガとしてキャラクターやストーリーを楽しめると思います。「このイケメンたち、日本酒なんだ」「このキャラはインテリだから、そういう雰囲気のお酒なのかな」と想像を膨らませながら読むと、より日本酒に対して興味が沸くと思いますし、擬人化されたキャラを見た後にその日本酒を飲めば、絶対においしいはず。いろんな感覚を総動員しながら読んでもらえたらうれしいです。

 

――単行本にはスペシャルフォトブック『KENCHI TACHIBANA×YUTA NAKATSUKA』が付きます。そこでは橘さんと中務さんが奈良の酒蔵を訪ねた様子が収められていますが、酒蔵訪問はいかがでしたか?

 

橘:
裕太は初めての酒蔵見学だったので、すごく貴重な瞬間が撮れました。裕太の新鮮なリアクションが写真に収まっています(笑)。

 

中務:
(笑)。

 

橘:
あと、これは裕太も言っていましたが、酒蔵に行くと不思議と、よりお酒がおいしくなるんですよ。

 

中務:
確かにそうでした。

 

橘:
酒蔵に行ったときの労力や蔵元さんと話したことなどが体験として自分の中に入ったうえで飲むと、感覚も変わるし、蔵元さんの顔が浮かぶんです。お酒を楽しみたい人には、酒蔵に行って、現場を見ることはお勧めですね。

 

――ほかに今後、『あらばしり』でやってみたいことはありますか?

 

橘:
日本酒の銘柄はたくさんあり、いくらでもキャラクター化できる可能性があるので、キャラの数は増やしていきたいと考えています。『あらばしり』というコンテンツが世間に認知されて盛り上がってきたら、アニメ化したり、舞台化して本当に人間がキャラを演じたり……と、いくらでも転用の仕方はあると思うので、先のことはいろいろ想像しています。そのためにも核となるコンテンツを大事に育てたいですね。

 

――最後に、『あらばしり』読者に向けてメッセージをお願いします。

 

中務:
日本酒が苦手だけど「マンガは面白そう」と思っている若い方に、ぜひ手に取って読んでいただければと思います。気になったキャラの日本酒を一口飲んでみて、ハマってもらえるとうれしいですね。僕も、昔はビールとレモンサワーしか飲めなくて、ケンチさんからいただいた日本酒に衝撃を受けたんです。そんなふうに、衝撃的な出会いをすると、ずぶずぶにハマってしまうと思っています。

 

橘:
日本酒は一歩足を踏み入れてみると、ものすごく広がりがある世界。「おいしい」からでも『あらばしり』のキャラからでもいいので、まずは一度日本酒の世界に入ってもらって、楽しみ方を掴んで、日本酒が人生に彩りを添えてくれるものになればうれしいですね。僕も日本酒でたくさんの幸せを感じてきたので、それを多くの方にシェアしたい。まずは『あらばしり』を読んでもらって、キャラクターを堪能してもらえたらと思います。

 

 

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橘ケンチ PROFILE/
EXILE のパフォーマー及び EXILE THE SECOND のリーダー兼パフォーマー。ライフワークとして日本酒の魅力を発信、数多くの酒造とコラボを展開。
2020年12月企画原案に携わった日本酒マンガ連載『あらばしり』(平沼紀久共同原案/タクミユウ作画)が少年マガジン公式無料漫画アプリ『マガジンポケット』(https://pocket.shonenmagazine.com/)で始動、2021年2月には LDH JAPAN公式 YouTube 内番組『EXILE 橘ケンチの SAKE JAPAN』(https://youtube.com/playlist?list=PLw2BUQoaWZ4ylzYVNTMwmJYcJXfDul4Lr)を開設した。2018年13代酒サムライ、2021年3月福井市食のPR大使に就任。

 

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中務裕太 PROFILE/
GENERATIONS from EXILE TRIBEのパフォーマー。俳優としては2019年10月に映画「HiGH&LOW THE WORST」で初出演を果たし、2021年秋に公開予定の映画「昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-『怪談 満月蛤坂』」で主演。2020年2月にはBOOK ACT「芸人交換日記」で朗読劇にも初挑戦するなど活躍の幅を広げている。

 

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『あらばしり』
東京の街角にたたずむ威風堂々たる日本家屋。そこは必要としている人にしか見つけられない日本酒のお店。クール、ワイルド、癒やし系、ここへ来ればあなたにぴったりの日本酒に出会えます。今注目の日本酒たちがイケメンになって、読者をもてなす日本酒擬人化マンガ!

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『あらばしり』単行本第1巻、絶賛発売中!!

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