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『ドメスティックな彼女』の流石景が語る漫画作りの極意!(後編)【漫画家への花道】

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前編はコチラ! 

 

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キャラはエピソードで作るべし!

 

ーー魅力的なキャラを描くコツを教えてください。

 

流石:「外見ではなくて、内面で惚れさせる」という意識はありました。

 

人間性や性格の魅力で好きになってもらいたいというか……。

 

キャラの魅力って、やっぱり「エピソードに付いてくるもの」だと思うんですよね。

 

 

ーーキャラの魅力をエピソードで作っていくのですか?

 

流石:例えば、独特な口調をしているとか、変な特徴や癖があるとか……そういう記号的なことよりも、「何をするやつか」「これから先、何をしていくやつか」がキャラにとって重要だと思っています。

 

新人作家さんの中には、編集者に「キャラが弱い」とか言われて、「キャラってなんだろう……」と悩む人もいるかと思うんですけど、そういう人は、そのキャラの逸話を考えてみるといいかもしれません。

 

そのキャラが「何をしてきたやつか」「どういうリアクションを取るやつか」で、キャラの魅力は決まります。

 

読者に「このキャラのいいところはココです」とプレゼンをするつもりで、逸話やエピソードをどんどん見せていくことをオススメします。

 

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⬆︎『FIND NEW WAY!』より主人公・早人がヒロイン・雪に「脱童貞」の協力を依頼するシーン。土下座をしてまで思いを遂げようとする、その真っ直ぐさが彼の魅力であり、強いキャラ性となっている!

 

 

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自分の〝感動ポイント〟を知ろう!

 

ーー今の流石先生が、当時の新人・流石景に何かひとつだけアドバイスをできるとしたら、何を言いますか?

 

流石:「コマのメリハリ、演出を意識しろ!」でしょうか。

 

『FIND NEW WAY!』を読み返すと、「この絵を見せたいんだ!このキャラのこの表情で読者を刺すんだ!」といった意識が、当時はまだまだ弱かったな、と思います。

 

いちばん読者がグッとくるシーンを、もっと大きく描けるよう演出すべきなのに、ただの説明シーンで見開きを使っちゃっていたり……。

 

 

ーーページ数が膨らみすぎないように、見開きや大ゴマを入れていくのは難しそうです。

 

流石:省略できるところをどんどん削っていく意識も大切です。

 

新人作家の頃って、無駄なコマや省略できるコマを、必要以上にちゃんと描いてしまうんですよね。

 

よく読み返してみると「なんとなく」で描いてしまっているコマも多いと思います。

 

お話の「核」……いちばん大切なポイントを見出して、それ以外をどんどん削っていけると、たっぷりとページを使った演出を入れられるようになると思います。

 

 

ーー他に新人作家さんにアドバイスがあれば、教えてください!

 

流石:漫画にしろ、映画やドラマにしろ、とにかく量に触れながら、「自分の感情」を観察してみてください。

 

「自分はこういうシーンでアツい気持ちになるのか!」とか「こんなセリフでグッとくるのか!」とか。

 

自分の心が動いた瞬間を見つけられると、それは自分の作品に還元できると思います。

 

何かに触れて、自分が感動したポイントを抽出する。そして、その感動をどうやったら自分の作品の中で再現できるのかを考える。

 

「何かを参考にする」って、きっとそういう意味なんだろうなと思います。

 

 

ーー最後に、審査委員の立場として新人漫画家さんに一言お願いします!

 

流石:アイデア自体は奇抜なものでなかったとしても、漫画は工夫次第でいくらでも面白くなります。

 

すごいアイデアがなかったとしても、読者の予想や期待の斜め上にいけるよう工夫を凝らした漫画を読みたいです!

 

工夫や演出次第で、どんなネタであっても、面白い漫画は描けます。頑張ってください!

 

 

流石先生流
漫画の練習方法
 

《デッサン力を身につけよう!》

人物の絵を描く時に、服でごまかさずに、骨格や筋肉もキチンと描く癖をつけよう!

描ける絵の種類が増えると、表現の幅が広がるぞ!

 

《1日1個ネタだしをしよう!》

アイデア出しは一朝一夕でできるようになるものではなく、訓練で身につけるものです!

アウトプットを習慣づけるため、自分で目標を決めて、定期的に企画を考える癖を身につけよう! 

 

次回は『彼女、お借りします』の

宮島礼吏先生インタビュー!

 

受賞作は「ビリヤードもの」!?

戦略家・宮島礼吏が新人時代を語る!!

 

お楽しみに!!  

 

 

(※この記事は週刊少年マガジン2019年13号に収録されたものです)

  

 

第102回新人漫画賞

締め切りは

2019年3月31日(日)

当日消印有効!

新人賞の詳しい応募要項は

週刊少年マガジン

公式サイトをチェック!

  

 

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流石景先生の前作『GE〜グッドエンディング〜』の第1話はコチラ!

 

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(終わり)