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2021年12月07日
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アウゲンブリック少年合唱団。かつては孤児院、今では子供達に勉強と合唱を教えるギムナジウム。彼らの歌声は、人々へ捧げられる癒やしの調べ。しかしその歌にはもう一つの意味があった。それは――。あがり症のエーリヒ、少女のように美しいカルル、そして漠たる不安を打ち消すがごとく歌をうたうミヒャエル・・・。刹那に輝く硝子のように脆く儚い日々と命。なにが悲しみかもわからぬまま、少年たちは生きていく・・・。
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